Ma Vie Quotidienne

一歳に二度も来ぬ春なればいとなく今日は花をこそ見れ

送別会 

2014-04-18 23:59:55 | Restaurant/Bar/Cafe
同じ部署の人が4月いっぱいで退職するので、
そのひとの最後の出勤の日に、送別会ってことで、
小樽バインという小樽ワイン直営のカフェレストランにみんなで行きました。






コースでお願いしたんですが、そのお品書きが書かれたテーブルマットで。



前菜から、だーっと出てきました



飲み物は小樽ワイン5種のほか
ビール(サッポロクラシック)やカクテル、ソフトドリンクの飲み放題。

あれこれ話しして1次会終了。

2次会も誘ったんですが、
みなさん行かないっていうんで仕方なく電車に乗りました


なんかいろいろ考えちゃいましたね・・・・



今回退職した人は50代で、十数年前に思い立って海外へ。
最初はむこうで医療従事者として働くことを目標にしていたんだけど、
ライセンス取れなくて、
他の仕事で正社員で働くことももなかなか難しくて、
それでも新聞配達とかそういうバイト的なことしながら
むこうで出会ったパートナーと一緒に生活してたんだって。

今回パートナーが働くことがままならなくなったということで
生活に必要な収入を得るには自分が正社員で働らかなきゃ!ってことで、
むこうではそれは困難なので
日本に住んだことがないパートナーとペットを連れて昨年帰国したんだって。

本州は暑すぎるってことで、
パートナーの国の気候に近い北海道に、
縁もゆかりもないのにポーンとやってきたんです。
しかも北海道のどこに住むかっていうのは、
何の下調べもしないで
地図をみて「ダーツの旅」みたいにテキトーに指をさして決めたんだって

慣れない異国で過ごすパートナーと、
浦島的ブランクの仕事の間での板ばさみ・・・・。

結局、いろんな意味で難しかったんじゃないかな・・・・

「仕事中はマナーモードにしてください」とか
なんか常識レベルのことを注意しなきゃならない感じだったし

仕事自体のほうも、
この10年で介護保険がはじまったり、
医療の保険点数もだいぶシステムが変わったしってことで、
全然システムについてこれなくて、かなり混乱してた・・・・

ベッドと車椅子のあいだの患者さんの移乗なんかも
全て人力でやってることにショックを受けてたし。
確かにアメリカなんかでも
リフトとか使って職員の身体への負担が無いようになってたんで
分からないでもないが・・・・

んで、
頸椎とか腰とかいろんなところに一気にガタがきて、
更年期的なものもあって、
しょっちゅう休んで、
気持ちも体も全然追いつかなくなっちゃって退職することにしたみたいです


わたしも一度は海外移住を考えた身なので、
「わたしもこうなってたかもしれない・・・・」
と思うとなんだかいろいろ考えてしまって・・・・

思うんだけど、
会社の命令とかパ-トナーにくっついてとかじゃなく、
自分の意志で海外に出ていく人って、
まあ人それぞれの事情もあるでしょうけど、
日本では生き辛い面があったり、
現状では自分が活かされないとか、
なんかもっと自分にもできることがあるんじゃないかとか、
満たされない感じがあって出ていくっていうのがあるのかなーと思ったりして、
それで、行った先で、
何か達成したり、何か自分的に結論出たりってことだったら
どこに行ってもまた地に足付けて生きて行けると思うけど、
そうでなければ何年か経って年をとってから戻ってきても、
また満たされないことが多いまんまなんじゃないかなーって・・・・。


わたしもこんなところにはいられない!って思って、海外で仕事しようと、
語学とか向うの博士号とか取る準備とかむっちゃがんばったけど、
いろいろ考えすぎて、
石橋たたきすぎて移住できずじまいになって、
そのことを一時はすごく後悔しましたが、
なーんにも考えないでポーンと行ってしまって
何年後かに戻ってくることになって
社会に適応できなかったかもしれない自分を想像すると、
まあこれでよかったのかもなーなんて思ったり

人それぞれ価値観違うわけですから、
何とも言えませんけどね






そんなこんな考えてたら
やっぱりこのまま真っ直ぐ帰るのはすっきりしないなーって思って、
いつもウイスキーの勉強させていただいてるバーに寄っちゃいました


今日は、ワインも飲んで来たし、いろいろあって、
お勉強って感じじゃないんですよね・・・・っていったら、
「それもいいと思います!」って。

そこでメニューをじーっと見て考えて、
これにしました。

マッカラン・カスク・ストレングス

文字通り、樽からそのまま瓶詰めしているのでアルコール度数が高い。
これは59%。
舌がやられそうだったんで少しずつ加水していただきました。
おいしーです♪


もう一つカスクストレングスをいただくことにしました。

グレン・ドロナック。
カスクストレングスはオロロソとペドロヒメネスの樽で熟成、alc.54.9%。
比較でいただいた15年はオロロソシェリー樽熟成、alc.46%。

カスクストレングスは、
アルコール高くても、オロロソ+ペドロヒメネスでほんのり甘くておいしかったー。



最後になんとなくブドウの飲み物が欲しくなって、
こちらを。

サッシカイアのグラッパ。

あたりまえだけど、ずっと麦飲料しか飲んでなかったから、
グラッパがあまりにブドウっぽくて感激


あー飲んだ飲んだ。

なんだかスッキリしたので最終地下鉄で帰りました