Ma Vie Quotidienne

一歳に二度も来ぬ春なればいとなく今日は花をこそ見れ

シャンボール・ミュジニーの飲み比べ

2014-04-02 23:51:11 | Wine
いつものワイン仲間とのワイン会。


今回のテーマは、
シャンボール・ミュジニーの畑違いの飲み比べ。
当然同じ作り手で、ユドロ・バイエという人のワインです。



ここまでは前情報で知ってたのですが、
会場の「な・ちゅら」さんに着いてみると・・・




あ!ブラインド!?

わー、にわかにドキドキしてきた!



しかも畑違いってだけでなく、3畑×2ヴィンテージ、
要するに、
垂直並行比較のブラインドテイスティング

相変わらず、かなりマニヤックな感じのワイン会です



アイテムは、
1級レ・クラ
1級レ・シャルム
村名ヴィエイユヴィーニュ
の08と09だそうで・・・・。




まずは作り手のユドロ・バイエについて、あるワインショップのサイトから;

『1981年の創業以降ずっとネゴシアンへの販売がほとんどだったこのドメーヌが、
 本格的に自社ビン詰めを開始したのは1998年。
 フランス空軍のメカニックだったドミニク・ル・グエンが
 娘婿としてドメーヌに参画してからです。

 醸造学校を修了した後、
 義父ベルナール・ユドロからワイン造りの実際を徹底的に仕込まれながら
 毎年試行錯誤を繰り返し2004年に完全に独り立ちしました。

 彼は毎年ヴィンテージの特徴の差を明らかに上回るペースで
 ワインの品質を向上させてきました。
 義父の代から10年以上
 リュット・レゾネ栽培を実践し続けている実質ビオの古樹だらけの畑、
 ル・グエン自身のセンスと強い意志、上達したワイン造りの腕がすべて一体となり、
 2004年ヴィンテージ以降、 彼のワインはひとつ突き抜けたように思われます。』






そして、各畑の一般的な特徴;

レ・クラ:
シャンボールでもっとも標高が高いプルミエ・クリュ。
土壌は粘土質が強くボンヌ・マールに味わいは似ている。

レ・シャルム:
シャンボールで最大のプルミエ・クリュ。
繊細・エレガントでレザムルーズとタイプが似ているがストラクチャーはこちらが強め。



そしてユドロ・バイエの村名V.V(ヴィエイユ・ヴィーニュ)は、
樹齢60~65年の古木から収穫されたブドウを使っているそうです。






さて、この情報を元にテイスティング。




さて-はじめましょーって、
みんなで黙々と色見て、香り嗅いでグラスまわしてまた香り嗅いで、
口に含んでコメント書いて・・・・

たぶんはたから見たら異様な光景です




むむー なんとなくわかってきたかな・・・・。



08と09の違いは明らかで、
08はどの畑も、オレンジがかった色が入っていて熟成香がある。
09はルビー色で赤果実の風味が強い。



畑当ては、
08シャルムだけは当たった。
花のニュアンスがあって繊細な感じでした。

あとはブラインドでは判断つけられなかったー




答え合わせをしてから自分のコメント見なおしてまとめてみると・・・、

村名ヴィエイユヴィーニュは、
どちらの年も酸が強めで口当たりがさらっとしてる印象。

レ・クラは、
果実味、タンニンともにしっかりしていてアルコールも高く感じ、
女性的と言われるシャンボールミュジニーにしてはストラクチャーがしっかりしている印象。

レ・シャルムは、
08は分かりやすかったけど
09はまだタンニンが強くて特徴つかみきれなかったなーって感じです











さてー苦行も終わったところで、
お料理いただきながら、
シャンボールミュジニー祭りです










わいわいとワインとお料理を楽しんいると、
近くにいた他のお客さんが
ご自分で飲んでるシャンボールミュジニーをおすそ分けしてくださいました



ドメーヌ・オドゥール・コカール
シャンボール・ミュジニー2008

クロード・デュガにブドウを売っていた作り手らしいです。

すごいガッツン強くて一般的なシャンボール・ミュジニーのイメージとは違いました。
いろんな作り手さんがいますねー。



ということで、
ミュジニー祭り終了しました


こういう比較試飲とか、
たまにやらないとセンサー感度悪くなっちゃいますねー

良い刺激になりました





おまけ

この日、一人ゼロ次会をいつものイタリアンバールにて。
1杯だけ、おいしいのくださーい!ってことで、
これをいただきました。

マジ、おいしかったー