Ma Vie Quotidienne

一歳に二度も来ぬ春なればいとなく今日は花をこそ見れ

映画 潜水服は蝶の夢を見る

2008-07-17 23:19:37 | Movie


原題 Le Scaphandre et Le Papillon
英題 The diving Bell and the Butterfly
製作 フランス、アメリカ 2007年

これ、5,6年前に原作を原語(仏語)で読みました。
映画化されてうれしいです。
監督がアメリカ人で、はじめは英語で作られる予定で
主役候補にはジョニー・デップが挙がってたらしいですが、
最終的にフランス語でフランス人の俳優さんが主役になって
ほんとによかった。
フランスのお話が英語で作られると全く興醒めですから。

有名ファッション誌「ELLE」の編集長だったジャン=ドミニクが
42歳にして脳幹梗塞という重度の脳血管障害を患い、
呈した症状は、全身の筋肉で動くのは左の目だけという
ロックイン・シンドローム。
精神的には正常なんだからかなりキツイ状況・・・
そこの病院の言語療法士が
左目の瞬きでコミュニケーションをとることを指導して、
それで自分の人生を本にすることができたという実話です。
主人公自身はこの本が出版されて10日後に
肺炎を合併してなくなりました。

いろんなドラマや映画でリハビリのシーンが出てくると
「そんな動きあるわけないべ」とか
「製作スタッフ、勉強が足りないな」とか
粗が見えてしょうがないんですが、
この映画はそういうことがあまり気にならなかったし、
主人公の顔つきとか、特殊メイクなんだろうけど
ほんとの患者みたいだったから
よくできてるな~って思いました。

お話はどっちかって言うと悲しいお話なんですけど、
涙ボロボロにならないところがまたイイ。
どこまでも人間らしさ、フランス人らしさが出ていて
見た後に「ようし!一生懸命生きよう!」って思わせてくれる、
そんな映画です。

本読んだときには
フランス語で読んだことでいっぱいいっぱいだったので
あんまりストーリー自体に感動した印象が残ってないのですが
映画でみてほんとによかったです。

また夜遊びしちゃいました・・・

2008-07-17 11:32:07 | Life
最近イタリアン・バイトは水曜日大忙し。
水曜日ってわりとヒマなことが多かったらしいんですけど
私が働き始めてからは毎週水曜日はお客が途切れない。
キッチンスタッフが
「何で最近水曜日ばっか忙しいんだ?」
って言ってたので
「私が出勤前にビラまいて来てるからですよ。
 来週もまきますよ~(笑)」
などと冗談言って仕事場をあとにしました。

帰りの地下鉄でヌボーッとしたおっさん発見。
大学時代にかわいがってくれた先輩(PT・♂)です。
なんか私のほう見てた気がしたので
「こんばんは~」と挨拶したら、
実は酔っ払って焦点が合ってなかったらしく、
私のことを見てたわけじゃなかった・・・

ここで会ったが運のつき。
「おお~久しぶりに飲みに行くべ」と誘われ
昔、よく仲間とのみに行った、北大近くのきったない居酒屋へ。
多分15年ぶりくらいに行きました。
先輩はいまだにしょっちゅう行ってるらしいですが。

その居酒屋の親父は昔から私のことを「姫」と呼びます。
私が店に入った瞬間、全くわからなかったようですが、
先輩のヒントにピンと来て「おお~姫も年取ったな~」って。
すいませんね~、年取って。
でもね~、すごい昔のこと覚えててくれて、
「あんとき姫と○と■と△が飲んでて、それで・・・」
みたいな私がもうすっかり忘れてたエピソードを
あれこれ話し始めるんです。
まるで親が子供の成長過程の些細なことを覚えているかのように。
何十年も北大の学生相手に安いぼろ居酒屋やってるのに、
その時々で印象に残っている学生のことを
そうやって覚えてるってすごい。



先輩と語りましたね~。
「今だから聞くけど、お前とあいつ実はこっそり付き合ってただろ」
みたいな今だから話せる昔話・ぶっちゃけトークや
私の解雇話、今の理学療法の問題点など
多岐にわたる話で盛り上がりましたが
店の親父が「もう3時だからオレ帰ってもいい?」っていうから
店を出ました。

おなかがすいたのでラーメン食べて帰ろうと言う事になり、
しかしススキノと違って北区には
3時に開いてるラーメン屋はなく、
仕方なく「なか卯」でカレー食べました。

先輩がメアド交換したいって言うから
「赤外線受送信しましょ」っていったら、
「なにそれ」って・・・。
それから「携帯の使い方講義」になっちゃいました。
携帯歴短い私が人に教えるなんて超ウケるシチュエーション・・・

そんなこんなで4時半ころ解散しました。
生活のリズムが・・・