Ma Vie Quotidienne

一歳に二度も来ぬ春なればいとなく今日は花をこそ見れ

映画 バベル

2007-08-19 22:56:54 | Movie
本日2本目の映画。
800円シアターでコレやってたので観ちゃいました。



原題 BABEL
製作 2006年 メキシコ

この監督の作品は前にも見たことがあります。
この人は複数のお話を同時進行させて撮るのが好きなんですね。
ま、世の中なんて
何かと何かがリンクしあってるもんだと思うんで、
いいんですけど。

難しいですね・・・。
主題は深いと思いますが、
各ストーリーが次々と淡々と進むので
ともすると眠くなっちゃうかも・・・って感じの映画です。
2時間20分って長いし。

むかし、神様が怒って人間の言語をバラバラにした。
そのために今は相互理解が難しい民族間の紛争が耐えない。
そればかりか家族や夫婦の間でも相互理解できずに
摩擦が起きることが多い。
さらに神様の本意かどうかはわからないけど
世の中には言語・文化の違いばかりか
貧富の差や心身障害の有無などあらゆる違いが存在し、
それが原因で相互理解が困難であることも多い。

そういう様々な人間模様をいくつか同時に描いているのだ。

菊池凛子さんがオスカー候補になって話題になった本作品。
彼女の聾唖者としてそして
ある意味イカれた女子高生としての演技は迫真そのもの。
が!
こんなこといっちゃ失礼かもしれないけど、
彼女の裸体はあまりにも・・・なんというか・・・・
女子高生の体には見えなかった(苦)。

どの人たちも最後には身近な人と分かり合う糸口をつかんだり
落ち着くとこに落ち着いて
東京の夜景でおわり・・・の映画でした。


映画  ヒロシマナガサキ

2007-08-19 21:37:53 | Movie


いや~、映画みちゃいました。久しぶりに。

原題 White Light/Black Rain
製作 2007年 アメリカ

日系アメリカ人の監督によるドキュメンタリー映画。
被爆者や原爆投下した元米軍兵へのインタビューとか、
当時の映像で構成されてます。

話の内容や映像はほとんど
すでに知っているものでしたが、
印象的だったのは
よく見る被爆者の火傷のひどさを写した写真のご本人が
現在もご健在で、
インタビューに答えていたことでした。
あんなにひどい火傷で、
当時の不十分な治療でも生き延びて
こうして後世に自分の経験を伝えていらっしゃる・・・。

そして!
こうした活動とは裏腹に、
もうひとつ別の意味で印象に残ったのは、
冒頭の若者たち。
「1945年8月6日は何が起こった日?」との質問に、
「え~?わかんない。」だって・・・・。
悲しすぎる。
日本の教育は何か間違ってるよ、ほんとに。