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Ma Vie Quotidienne

一歳に二度も来ぬ春なればいとなく今日は花をこそ見れ

新しい職場1日目

2010-04-01 19:59:47 | Career
新しい職場って言っても
まあ慣れた施設なんでフツウにオハヨーと出勤しました。

今までは自前のジャージ&ポロシャツだったんですが
この日から施設のジャージ&ポロシャツとなり、
廊下をウロウロ歩くたびに全部所の職員から指差され、
「誰かと思った~!ウケる~!」などといじられ

この日から採用のほかの職員は、
看護師長に案内されて挨拶回りしてましたが、
私には声がかからなかったのでまあフツウにいつもどおり
利用者のじいちゃんばあちゃんと一緒に体操したりしてたわけですが、
新入社員のご一行様がリハに来たときに看護師長が
「あ~!!sympaさんも新入社員か!
 なんかもうずっといる人のような気がしてすっかり忘れてた!」と。
まあ、いまさら新入社員扱いもこっぱずかしいので別にいいんですがね。

前日にこの施設のOTからメール来てて、
「ウチ施設のY事務長が母体の病院のほうに急に異動になっちゃいました。」

え~!!
いわば私を引き抜いてくれたY事務長が異動!?
なんかこりゃまた裏があるぞ?
役職レベルの異動なんて
決めるのはあのタヌキしかいませんから。
タヌキはアホ病院の事務長と法人本部事務局長を兼務しているのです。

夕方、Y事務長が移動先の病院から引継ぎのために来て、
私のところにも来ました。
「この施設はまあある程度出来上がっているから、
 sympa先生ならここの若い人を教育して
 よりよいシステムにしていくのに1年ぐらいあれば十分でしょ?
 母体の病院のほうはホントに中がぐちゃぐちゃで大変なんだけど、
 向こうがある程度いい形になってきたら
 あっちのリハの組織作りにも手を貸して欲しいんだ」って。

やっぱり・・・・
Y事務長が母体病院に異動と聞いたときに
私も行かされるなこりゃ・・・と嫌な予感したんです。
ま、そんなに長くいるつもりないんで、
関係ないですが。

いままではただ利用者の診療をしたり、
セラピストの教育なんかをしていたんですが、
これからは書類やシステムなんかのムダやナンセンスを全部見直したり、
他部署からのリハへの不満を解消したりもしていきます。

それにしても
火曜日に労働相談センターに行ったあとからどっと疲れが出たのか、
頭痛、肩こり、めまいがひどくて
1日に100回ぐらい「あ~疲れた」とか言ってます。
ヨガ行っても鍼行ってもすっきりしない。
早く回復したい




 
 

行ってきました、労働相談センター

2010-04-01 19:57:29 | Career
はい、火曜日のお話です。

これから知らない人と話すのに赤星でラーメン食べて、
サバにんにくをドサドサと入れたのを後悔しながら向かいましたのは
労働相談センターです。

退職まで2日しかないので
何を騒いでもそう簡単には何かが覆ったりはしないとは思いつつも
このまま諦めるのもイヤだってことで。

私の話は元事務長とか現事務長とか院長とか登場人物が多いので、
いままでの経緯ということで表にまとめたものを用意しました。
あとは就業規則とか今まで言い渡されたへんな方針とか
いろんな資料持って行きました。


すごく親身になって聞いてくれる人でよかったです。

まず言われたのは
グループ企業とはいえ法人名が別であれば異動ってことはないって。
だからそれに関しては、
はじめに移動を匂わせるような発言をした元事務長が
事態を理解していなかったか、話し方が悪かったか、
もしくは私が勝手に勘違いしたか。
これに関して争うとすれば
「言った」「言わない」の民事の争いとなる可能性が高い。
でも、会社側はよほど後ろめたいことがあるのか、
給料upに応じた上に特別休暇と言う形で残った有休を付けてくれた。
民事まで持っていってこれ以上を求めるとしたら
何を欲しいと思って闘うのでしょう?と。
しかもグループ企業で今後働くつもりなら
そこまで突き詰めていいことはないのではないか。

なるほど。
そうねぇ。
冷静に示されると頭がすっきりしますな。

あと、会社都合なのに自己都合の退職のように扱われて、
問い詰めたら「どっちでもいい」とか
「そんなに言うなら会社都合にしてもいい」とか言われて
納得できないと相談員さんに話すと、
「気持ちはすんごくわかるけど、
 会社都合か自己都合かはっきりさせることで何を求めるの?」と。
要するに、
次の職場ももう決まっているんだから雇用保険が出るわけでもなく、
そこで会社都合にする意味がなくなるし、
退職金をもらえるだけの勤続年数じゃないのだから、
退職理由をはっきりさせても退職金の額が変わるわけでもない。
争うからには何か形として求めるものがないと・・・って。
そして争った上でグループ企業で気持ちよく働けるか・・・?
はっきりさせて何か求めるなら
今決まっている就職先に行かないという決断が前提になるかも、と。

なるほど、そうね・・・。


もう一つ、現事務長が会社都合だって口頭では認めたんだけど
解雇理由が言う人によって違って、
しかもどれもこれも就業規則に書いてあるものに
当てはまらない気がするので、
きちんと解雇理由証明書を出してもらって
就業規則に合うとか合わないとかはっきりさせたほうがいいかと聞くと、
まあそれも結局「言った」「言わない」の争いになる可能性が高いから
それなりの覚悟をしてなら争点はあるだろうと。


まあ要するに、
確かにひどい病院のようだから
私がチトセに行かないで全面的に損害賠償とかぶん取る気持ちで望むなら
争点はいっぱいありそうで、
その気なら労働基準監督署に事例紹介してあげる、と。


う~ん・・・・・
まずはチトセに行くか行かないかをはっきりさせないと。
まあ通勤が大変ってだけでほかは条件悪いわけじゃないし、
職員さんみんな楽しみにしてくれてるし、
いまさら行かないって言うのも悪い気がする・・・・。

ってことで、
この度の退職ドタバタ劇は「勉強になりました」という結末。

最初に元事務長に異動っぽいこと言われたときに
ここに相談しに来ればよかったですね、
と相談員さんに言ったら、
そうしたらまあ今と違う選択肢を選びやすかったかもね、と。

今度は早めに相談しに来よう・・・って
そうそうこういう目には会わないほうがいいんですけどね。
でもほら、私ってそういう星の下に生まれている気がするから

今回の相談員さん、話しやすかったな。
私が言いたいことをちゃんと捉えて
それに対するまっすぐな答えが返ってくる。
いままではぐらかされたり、
「いや、そうじゃなくて」っていうことが続いていたので、
まっすぐ話ができて、私もすっきりして、
まあ腑に落ちないことはあるけど、
とりあえず前を向いていこうと言う気持ちにさせてくれました。

そしたらドドッと身体のチカラが抜けて
しゃきしゃき歩けなくなっちゃいました

疲れた

2010-04-01 07:55:03 | Career
昨日でアホ病院終わりで、今日から長距離通勤です。

昨日はこの二ヶ月の疲れがどっと出たのか、
めまいと頭痛と肩凝りで、
電気ストーブの前でコロリと横になって眠ったら、
低温火傷で背中ヒリヒリ(汗)。
危ないなあ。

ブログ書いてたんですけど、長々書いたあとにパソコン急にダウン。
また書く元気なくて寝てしまいました。

また週末に一気にブログアップのパターンか!?

有休の行方と後任への申し送り

2010-03-29 22:04:27 | Career
あはは~
なんと
後任のPT決まり、今日は突然の申し送りでした。

ま、それはさておき、有休の行方。

朝、タヌキ事務長が来て、
「あのね、残った有休だけ持って行っていいよ」と。

お?
あれこれ騒がれるよりも
有休認めて済むならお安い御用と気がついたか?

「その有休は、半年後に新しく有休もらうまで有効なんですか?
 それとも、もし残ったら繰り越していけるんですか?」

「え?う~ん・・・・いや、ダメ。繰り越せない。」

お?今テキトウに考えて答えたな?

「うん、特別休暇ってことで、半年間有効。いいねっ!」

「はい、いいですよ。」

去ろうとするタヌキを呼びとめ、
「と言うことは、勤続扱いではないってことですよね。
 じゃあ私の退職はどうして退職っていうことになるのでしょう?」

タヌキたじろぎ、
「え?退職は退職でしょ。」

「いや、これって私の自己都合じゃないですよね。
 しかも私のチトセ行きは異動じゃないんだから、
 会社都合の退職ってことですよね?」

「え~・・・・?
 だって、OTさんと2人で辞めるってそっちから言ってきたんでしょ?」

「いえ、そもそもは、その前に、私だけ元事務長に呼ばれて
 ここには合わないからチトセに行けって言われたから始まったことです。」

「う~ん・・・・」

「そのときは条件は現状のまま移ってもらうってことだったし、
 私が悪くてここにいられないって言うなら
 解雇にしてもらってもいいと言ったら、いやそれは・・・って。
 そういわれたら誰だって異動だと思いますよ。」

「それは元事務長が勝手に言ったことで、僕らは全然知らないから。」

「え?でも元事務長は、
 これは理事会で出た話で、僕は一線から離れている立場なのに
 みんな言いにくいからって僕にお鉢が回ってきたとか
 言ってましたよ。」

「なに!?あいつ、一線から離れたなんて無責任なこといったのか?
 それは確かか?だとしたら大変なことだ!大問題だ!
 ここに呼びつけて問いただしてやる!!
 事務長辞めたからといっても、理事で経営者なのに!
 そんな無責任ならほんとにここから退いてもらう!!」
なんか知らないけど一人でキレまくっているタヌキ・・・・
タヌキ芝居か?

「いや録音してた訳じゃないから
 一字一句確かかなんてわからないですけど、
 とにかく理事会での決定事項を
 僕が代表で話しているって意味のことは言ってました。」

「なんだよもう!!アイツが勝手なことばかしやってるから!!」

「そんなの大声で私に怒られても知ったこっちゃありません。
 とにかく元理事長が勝手にっ・・・ていうのは違いますよね?」

「・・・・・・僕は理事じゃないから知らない。
 理事は院長と理事長と元事務長だから。」

「でも事務長、あなたもその場にいたんですよね?」

「・・・・・・うん、書記でね。」

「書記とかそんなの知りませんよ。
 とにかくその理事会の内容をあなたは知っていたんだし、
 元事務長が私と話したあと
 その内容をあなたに報告していたのは明らかなんですから、
 あいつが勝手に言ったとか、そんなのナンセンスですよ。」

「・・・・・ったく、元事務長とか看護部長とかいろんな人が絡んで
 話が複雑になってホント困るなあ・・・」

「は?あなたがいろんな人を絡めてるんじゃないですか。
 そもそも全部あなたご自身で私に話したりすれば
 良かったんじゃないですか?
 自分がまいたタネじゃないですか。」

「・・・・・・」
 
もうここまでで、
このタヌキ事務長がどんだけの古ダヌキか
バケの皮剥げたって感じですね・・・。

「とにかく、始めから異動させるつもりはなかったと言うなら、
 私がここから居なくなるのは会社都合の退職ですよね?」

「そんなのどっちでもいいじゃない。
 いなくなることにはかわりないんだから。」

「いや、どっちでも良くないですね。
 そういうのウヤムヤなのイヤなんです。」

「・・・・じゃあ、会社都合でいいよ。
 そうしたいんでしょ。
 そうしたいならそうしてあげてもいいけど、
 そしたらあなたの経歴に傷がつくでしょ。
 だから会社都合じゃなくしてあげようって言ってるのに。」

また話し変わった・・・・

「いや別に・・・いまどき会社都合とか世の中でよくあるんで
 経歴とか名誉とかあんまり関係ないですけど。」

「・・・・そんなに会社都合にしたいならそれでいいよ、だから!
 でも、1ヶ月前には解雇通告してるから、
 こっちには問題ないから。」

「まあ、ちゃんと解雇って聞いたのは今日が初めてですけどね。
 解雇事由も解雇に値するものかわかりませんし。」

「トラブル起こされたら困るから解雇。」

「は?トラブル?私トラブル起こしました?」

「・・・・・」

「しかもさっきからなんだかんだ言ってますけど、
 やっぱり解雇なんじゃないですか。」

「・・・・・
 いやそれにしてもさ~、
 なんでチトセとここでは先生に対する評価が違うんだろうね~。
 僕も理事長もチトセでの先生の評判聞いてるし、
 ここでの仕事振りもすばらしいと思っているのにねー、
 ここの病院の人は先生のこと悪く言うんだよねー。
 何でだと思う?」

「知りませんよ。
 私はあっちとこっちで態度変えてはいませんからね。
 見てる人の問題じゃないですか?」

「あはは~そうなのかね~?
 それじゃ、そういうことだから。
 どうも~。」

って、ドロンと煙にまかれちゃいました

この会話の内容、
冗談みたいだけどほんとにこんな感じなんですよ。
ほんとに何の段取りも裏工作もなく
ただ行き当たりばったりで その場を取り繕う会話。
すごい集中して聞いてないと切り返せないですね、なんて。
自分でつじつま合わなくなっていってるの気が付かないんだろうか?
今まで彼の下には私みたいに切り返す人いなかったのかもね?
こうやって切り返されることが
彼らにとってはめんどくさくてトラブルなんですよね、きっと




そんなこんなで午前が過ぎ、
お昼から
今日の結果を踏まえて労働局相談センター的なところに行こうかと
思っていたらば看護部長から電話。

「あ~あのね~次のリハビリの人決まったらしいんだけどね、
 4月16日から勤務なんだよね。
 だから会えないことになるんだけど申し送りとかしたい?
 したいなら呼ぶし。」

「ん~・・・私がしたいかどうかってことより、
 その新しい人がしたいかどうかじゃないですかね?
 私はその人次第でどちらでも。
 でも、事務長とかって
 私とその人が会うの嫌がるんじゃないですか?」

「いや、いいんだわ。
 事務とか関係ない。
 患者さんとか困るんだから。
 じゃ、この3日間で来れるかどうか聞いてみるから。」

で、あとから
「今日のね~4時ごろだったら来れるって。大丈夫?」

「はあ、いいですけど。」

これで今日の午後休なくなりました

時間より早く来た後任PTさん、
私が3月のはじめに見学に行った病院で
一緒に見学に周った人でした
そんな予感はしたんですけどね。
同じ時期に就活してるってことは
ここに来てもおかしくないと思ってました。

8年目の男性PT。
男性のほうが医者とうまくやっていけるかもね。
医者って、相手が男なのと女なのでは態度が全然違ったりするから。

当たり障りなくあっさり申し送りにしようかなと思ったんですが、
そこはバカ正直な私、
遠まわしにオブラートに包みつつも
察しのいい人なら雰囲気伝わる感じで
べらべらと小一時間話しちゃいました
だってどうがんばってもいいことは話しようがありませんから。
ここでツラッとあることないこと話せるようなら
辞めることにはなってなかったと思います、わたくし

ま、でもこれで一安心。
半月後には患者さんたちがまたリハビリ受けられるんだから。

有休消化

2010-03-26 15:37:25 | Career
今日から31日まで午前中だけ勤務して午後は有休を消化します。
8日残っているんですが、
患者さんもかわいそうなので、
リハビリの先生が来てくれると覚えていてくれる患者さんを中心に
午前中だけ診療して、午後は有休消化のパターン。
全部使い切らないんですけどまあしょうがない。

後任を募集しているようですが、
面接一人来てその人に決まらずその後は応募がない状態らしいです。
後任決まっていればその人に申し送って
あとは休んじゃうんですけどね。

この有休なんですが、
それで今ひと悶着起こってるんです

そもそも最初に病院辞める話出たときに
降格させられた元事務長が
「あなたはこの病院に合わない。
 ここにはもういてもらうわけに行かない。
 一方でチトセではあなたを欲しがっている。
 だから今と同じ条件でチトセに異動してもらう」
と言うことだったんです。

要するに解雇したいけどそうも行かないから異動ってことで、
イヤなら自己都合退職ってことだとフツウ思いますよね。

で紆余曲折の後一応向こうに行くことにしたんです。
で、先日チトセの事務長と雇用契約書の話をして、
「勤続扱いで有休とか退職金をもらえる話とかも
 契約書に書いてください」
っていったら、
「え?そういう風になってるの?知らなかった。
 ちょっと事務局長に確認します。」って。
で、確認の結果、
向こうには新規採用ということで行くから有休は半年間取れないって。
は?
はなし違うでしょ。
で、先日その件でタヌキ事務局長と対決。

向こうの言い分は、
「有休なんて前貸ししてあげるから、いいでしょ、それで。
 多少の早退とかはなかったことにするから
 欠勤扱いとかにしないし。
 じゃんじゃん休んじゃっていいから」って

なんじゃそりゃ?
どんだけテキトウ?

私は有休が欲しくて言ってるんじゃありません。
私がアホ病院を辞めることが
まるで自己都合みたいになってることがイヤなんです。
異動でないのであれば会社都合の退職だってことを認めて欲しいんですが、
それは認めようとしない。
ま、認めたら向こうが不利になるから認めないでしょうけど
でもその辺をはっきりさせて欲しいのです。
これは私の自己都合退社じゃないって。

この件に関しては
「ちょっと待って・・・ちゃんと結論出して後日説明するから」
って言われました。
来週話あるかと思います。

全く最後の最後まで油断も隙もあったもんじゃない

しっかし、いままでもわんさか人を辞めさせてきたくせに
こんなこともちゃんと処理できないなんて・・・。



あと、こんなことも言われました。
「退職すること、患者とか家族に一切言わないでください。
 黙ってただいなくなってください」って。

なんじゃそりゃ?
よっぽど後ろめたいんでしょうね。
患者と家族を人として扱ってないとも言える。
黙っていなくなって患者がショック受けても
あいつらの知ったこっちゃないってことなんでしょうね。

でも私は自分の仕事を
他のたいていの商売と一緒で信用第一だと思っているので
そんな知らん振りして辞めるなんてできません。
だからOTちゃんと相談して
ふつうに患者さんに退職のご挨拶することにしました。

みなさんとても残念がってくださいますが、
「でも先生はこの病院にはもったいないわ。
 いいところ見つけていい仕事ができるように祈ってます」
とも言ってくださいます。

あ~どう考えてもほんとにいやな病院です。

昨日今日は診療報酬を稼ぐというよりは
ゆっくりと患者さんの顔見て周ってます。

はじめ私が入職したときは
みんな寝たきりでおしゃべりもしなかったのに、
少しずつ起こして車椅子に乗せてリハビリ室に連れて行って、
何にも興味を示さなかったのに
ボール転がしとか風船バレーとかできるようになって、
笑ったりするようになって
短い言葉でも発するようになって、
全ての動作が介助レベルだったのに一人で立てるようになったり。

でもバカ医者のせいでリハビリ中止になって・・・・
みんな見る見る間に弱っていってしまって・・・。

今はリハビリ再開できてる人もいるけど
中止のままの人もいるし。
そういう人も含めてみんなの顔見て挨拶して歩いてます。
とんでもない格好で寝かされている人の
枕とかを直しながら。

はあ・・・。
患者さんが犠牲になってますよね、
医者の変なプライドとか怠慢とか病院の金儲け主義の犠牲に。

悲しい世の中です。

決めました。

2010-03-12 19:44:14 | Career
今日は出向日でした。
で、もう面倒臭くなって決めちゃいました。
4月からまたJR通勤です。
だいたい私は、あーだこーだ言う割には、
最後にはめんどくさくなって決めちゃうタイプです。

実は今週月曜日、出向先の事務長から電話があり、
条件を提示されました。
なんじゃそりゃってびっくりするくらい
上乗せしてありました。
(とはいっても、今の病院が相当低かったんで
 上がってもたいした額ではないのですが)
「この前まで交通費もケチっていたのに、
 なんでそんなに高値がつくんです?
 またなんか企んでるんでしょ?」
と電話口で思わず言ってしまいました。
で、詳しいことは今日じっくり話すことになっていたのです。

その電話をもらったあと、
いろんな人に相談しましたが、
みんな口を揃えて
「そんなにお金くれるんなら行きなよ」と。
「ちゃんと何に対してその値段がついたのか、
 なにを求められているのか確認してさ。」とか、
「なんかあって辞めたくなったらすぐに消えられるように
 年収月割りでもらえば?」とか、
「そんな金積んでまで引き止めた人を、
 また騙すとしたらどんな手か知りたくね?」とか、
いろんなこと言われましたが。

まあ自分なりに考えたのは、
この先この土地に残ってPTやるなら、
もうこの医者に嫌われる体質では病院勤務は避けたほうがよかろうと。
となると、介護保険関係になるわけで、
だったら知らない事業所に入るよりは、
慣れたところで介護保険サービスについて体得してから
他に移ってもいいかと。

あと、
この先PTやるとして、もうこの土地では厳しいかなって思っていて、
そうしたら内地に引越しも視野に入れなければならず、
それでネックになるのはワイン在庫とカードローン。
たくさんお金くれるなら
早めにカードローン払い終わっちゃって
貯金もして、
引越しに向け準備をするのにいいかも・・・と。

あ、向こうの事務長とは
マンパワーとして期待しないで欲しい。
私がいなくてもうまく機能する組織を作るためになら来ます。
ということで合意しました。

まあそんな感じで。
とりあえず一段落。
週明けに「ね~え~決めたんだってぇ~?」と
カンゴブチョウに言われるのはウザイですが、
まあしばしのガマン・・・・

向こうのスタッフがみんなうれしそうだったのが
せめてもの救いです。

さて、週末は東京です。
胸部レントゲン写真のみかたを学びに行きます。
内科で働かないことになった今となっては
もうどうでもいい研修ですけどね。
ま、いつか役に立つこともあるでしょう。

今回はいつものおでんやには行かずに新規開拓。
ミシュラン星付きデビューしちゃいま~す
って、カードローン返して貯金の話はいずこへ

キレた

2010-03-11 23:18:19 | Career
あと少しで辞めるというのに
どうしてまあ穏やかな日々を送れないのでしょう?

今日はいつものように1時間ヒマをつぶしてから
午前10時近くに病棟に行きました。
察するについさっきからバイタルチェックに周り始めたといった状況。
まあ、想定範囲です。
最近はなんだか朝の申し送りに異常に時間がかかり、
バイタルチェック開始が遅いのでね。
しっかし、なれた状況でもため息は出ますよ。

バイタル終わった患者からはじめようと、
ベッド上に寝ている患者さんに挨拶をして
布団をめくり、脚を動かし始めたとたん、
「あ~その人これからお風呂なんだよね~」
と、連れて行かれちゃいました。

しかたないので別の患者さんのところへ。
この人は昨日、
床ずれや関節拘縮の予防のためのクッションの置き方を
ナースに指導したので
教えたとおりになっているか確認・・・
案の定ぐっちゃぐちゃ。
発話のない患者さんですが辛そうに寝ているのがわかります。
黙々と昨日指導したとおりにクッションを直しました。

次の患者さんは痰がいっぱいたまっている人。
痰を排出しやすくなるような治療をして、
ゴロゴロゲホゲホといい始めたので
その辺にいたナースにサクションをお願いしたところ、
「あー私今することあるし部屋担当じゃないんだよね」
「じゃあ部屋担当は誰ですかね」
「入り口に書いてあるでしょ」
「書いてないから聞いてるんですが」
「だったら私もわかんないわ」
「・・・・・じゃあ他の人に聞いてみます」
で、他のお手空きのナースにお願いしたら、
「あ~・・・・・ちょっと待ってくださいね~」
患者の部屋で待っている間に何気に手を見てみると、
日々の苦しさからかぎゅっと握っている手・・・・
その爪は散々伸びていて、
さらに、
爪が握った手のひらに食い込んで傷ができ、
その傷はすでに化膿して悪臭を放っていました。
その指をゆっくりのばして、
来てくれたナースに手当てをお願いしました。

もうここまでで結構イライラしてたんです。

他の患者のところに行こうと廊下を歩いていると
甲高い大きな声で名前を呼ばれました。
看護部長です。
「ちょっとお~!どうなった?チトセ!決まったの?ん?」
私に近づいてきて腕を絡めてきました。
「行くんでしょ?いいじゃない、ね、ね?」

この時点で私の堪忍袋の緒が切れました。

「も~!私がどこに行こうと関係ないじゃないですか!
 それよりもここの患者さん達を見てくださいよ!!
 辞めるスタッフの行き先を気にするんだったら、
 自分の病院の患者さんがどんな苦痛を味わっているか、
 見て周ってくださいっ!」

看護部長、2,3歩後ろに引いて、
「あ・・・・すいません・・・・」

何なんでしょうかこの人は?
私がチトセに行けばこの人に金一封か何か当たるシステムなのかしら?
毎日毎回、人の顔見れば「いくの?いくの?」って。
ゴシップ好きのオバハンみたいに。
こんなんだったら
いじめられてても前の看護部長みたいに無視しててくれたほうが
ラクだった・・・と思うくらい。

あの病院に勤めて1年半、
キレたらアカン、キレたらアカン・・・と
我慢に我慢を重ねてきました。
自分がガマンすれば、
この病院に間違ってきてしまった気の毒な患者さん達に
少なくともリハビリをしてあげられる・・・
そう思って我慢してきましたが、
やめると決まって、一気に爆発しましたね、はは。

プリプリ怒ってOTちゃんにこの話をすると、
「sympaさん、それでいいんですよ。
 こんなヒドイ目に合わされてるのに、じっと我慢しているから、
 sympaさんっていい人過ぎると思っていたんですよ。
 それぐらいキレてもまだ足りないぐらいですよ。」と。

2人で残りの2週間はキレまくろうと誓いました。



午後、
無気力な顔で病棟を歩いていると、
「sympa先生じゃないですか?」
と背後から声。
振り返ると、顔見てもピンと来ない女性。
「あ、私、以前に学生実習でお世話になったPTのサトウです・・・」
「あ~・・・C病院のとき?
 ごめんね~もう年取ったから人の顔と名前わかんなくて~。」
「いえいえ、いいんです。
 今こちらにいらっしゃるんですか?
 C病院にいらっしゃるんだと思ってました・・・」
「あ~もうここ辞めるんですけどね。」
「え?・・・次はどこか決まってるんですか?」
「いえまだ・・・
 あれ?どなたかご家族がここに入院されてるとか?」
「いえ、私今訪問看護してるんですけど、
 担当の方がここに入院されたんで・・・」
「あ、そうなんですね・・・じゃ、失礼します。」
すっごい早歩きでその場を立ち去りました。
あ~恥ずかしい恥ずかしい!
私、今ここに勤めてますって、あの病院の名前、
ホントに一部の人にしか言ってないんです。
たぶん家族を入れても片手で数えられるくらいの人だけ。
もうね、自分の病院が恥ずかしくて、きかれても答えられなかった。
なのに、
認識できなかったとはいえ私が教えた学生に
私がこんな病院にいるってことを知られた~。
彼女が帰ったあと、その担当だったという患者さんの部屋に行って
拘束されてないか確認しました。
よかった・・・かろうじて縛られてない・・・
そんな患者を縛る病院に私が居るって
教え子に知られるの、死にたい気分ですよ、
わかりますか?
あ~家族が入院してるとかじゃなくてほんとによかった。

病院辞めることになって良かった。
もうこんな生きた心地しない体験はしたくない。

この4ヶ月・・・・

2010-03-08 21:52:55 | Career
いろいろあって今の病院を辞めることになったのですが、
11月に出向を終えて病院に戻ってきてから2月までのできごとを
かいつまんで書き留めておこうと思います。

11月はまあ比較的順調でした。
タヌキ事務長は、
「いつでものこのリハビリ室に
 10名くらいの患者がいるような感じにしたいんだ。」
とかなんとか、
こっちが「そりゃセラピスト2名じゃムリだ」と
引いてしまうくらいのハイテンションでした。
さらには、
「副院長が来るまでは、
 sympa先生一人ですごい収益上げていたでしょ。
 またああいう風にたくさん収益出して欲しいんだ」とも。
この事務長は経営コンサルタントかなんかの資格もあって、
どうやらお金大好きみたいです。

院長も基本姿勢はリハビリ推進派じゃなかったんですが、
事務長につられて、
「どんどんやってください。」
とか言ってたんです。

新しい看護部長は言うことが二転三転する人なので
イマイチ信用できないなって思ってました。
ベースは前のイジワル看護部長と同じです。
「っつーか、前といってること違うし」と思うこと多々。
ただ明るいおばさんって感じで陰湿ないじめはしません。

イジワル副院長はウソのように
私たちリハスタッフにちょっかい出さなくなりました。

"カンファレンスもどき"も開始しました。
私たち(私とOTちゃん)と院長と事務長のメンツで、
私たちが用意した患者様ごとのリハビリ計画を院長に見てもらう・・・
みたいな会でしたが。
そのうちナースや医療相談員とかも入ってくれればと淡い期待。
しかし、
私たちがどう考えて何をやりたいかを説明しても
院長は激しく否定はしなくても賛成するでもなく・・・みたいな
宙ぶらりんな態度で、
カンファレンスとは程遠い雰囲気。

例えば、あるケースについての話し合い。
前の病院では食事を介助で経口摂取していたおじいちゃん。
でも嚥下機能が低下してきて誤嚥による肺炎の経過がありました。
ウチの病院に来てからは肺炎後ということもあり、
ご飯を口から食べるのが時間がかかったり、
十分な量を取れなかったりしていましたので
点滴で栄養を取りながら経口摂取も少しずつ続けていました。
でも嫌なことをされると暴れたりするので
精神薬みたいなのを投与されて
だんだんに意欲もなくなってきていました。
病院の方針は、
積極的な経口摂取はしないで点滴(CV)での栄養に切り替えるけど、
もし家族が家族の手によってゼリーとかを差し入れて食べさせたいんなら
それはとがめない・・・みたいな感じ。
私たちは、
肺炎によって低下した呼吸機能をできるだけ向上、最低でも維持すること、
嚥下の能力の低下を防ぐこと、
そのためには積極的に座位をとらせることなどを
リハ・アプローチをして提案しました。
そしたら院長は開口一番
「このひとはもう終わりなんですよ。
 黙って寝かせておけば良いじゃないですか。
 点滴しているのに座らせたりしたら針が抜けちゃうかもしれないし。」
私たちポカーン・・・・
「もう終わりって・・・・
 もうあとは死ぬだけだからほっとけってことですか?
 だって私たちがベッドサイドに行ったらニコニコして手を振ってくれるし
 手を握ってほおずりしてくれたり、
 家族が来たらほんとにうれしそうにして手をたたいたりしてるんですよ。
 家族がゼリーを食べさせるのはいいっていう方針なら、
 その状態をできるだけ長く維持させてあげたい、
 そのためには何ができるかって言うことをお話しているんです。
 そうすることが、
 この患者さんが最後まで人間らしく生きることだと思うのですが、
 それをサポートしようとするのは間違っていますか?」
といった内容を、できるだけ丁重に低姿勢で問いかけると、
「まるで僕が患者を人間扱いしてないみたいですね。」と
ぼそぼそつぶやく院長。
「いや、そういうことじゃなくて、
 この患者さんと家族ができるだけ長く良いときを過ごすには・・・
 というお話をしているのです。」
とできるだけ静かに語る私たち・・・・。
「・・・・じゃあ、いいです。」
と、
まあ大体こんな風に
院長が言葉を失って終了のパターンが多いです。

たいていの場合、院長が言うことは
「点滴してるから座らせるのは危ない」とか
「一人で歩けるようになったら転ぶから危ない」とか
「この人は家族にも見捨てられているから積極的にはしなくていいです」
とか、患者が寝たきりが一番ハッピーと思われる発言ばかり。
私たちも、
例えば、この患者は心電図でこういう所見が出ているからとか、
心拍数が100を超えるとどうだとか、
何か納得できる理由を言われればなるほどと思うのですが、
なんか素人みたいな理由しか言わないので
もう呆れてしまって。
でも、
あんまり院長の発言を全否定するとへそ曲げられちゃうと思い、
不本意ながらも最低限のことだけをやらせていただく日々でした。

11月末には満床になって事務長もウハウハだったんですが
なにせ、
前の病院で歩いていた患者さんでさえも、認知症が重度であれば、
危ないからといってベッドに拘束(手足を紐で縛りつけるなど)したり、
精神薬で腑抜けにするなどで動けないようにしたりするもんだから、
皆さん、ものすごい勢いで機能低下して、
肺炎とか起こしてお亡くなりなるパターンなので、
入院患者入れても入れても満床を維持できない状況が
年明けもずっと続きました。

12月のはじめ、
ある患者さんがリハビリで杖歩行中に怪我をしました。
私がちょっと目を離した瞬間にバランスを崩してしまい、
わき腹をベッドにぶつけて肋骨が折れてしまいました。
骨粗鬆症あったんでちょっと勢い余って寄りかかったときにポキンと。
痛みはあるものの本人はいたって元気で、
またすぐ歩く練習したいとか言ってました。
ご家族も
「いままでも何回もバランス崩して背骨とか股関節とか折ってるし。」
と、またリハビリお願いしますって感じでした。
タヌキ事務長も看護部長も、
「いっちゃあなんだけど、こんなのリハしてたら付き物だよね。
 たいした怪我じゃなくて不幸中の幸い。
 本人も家族もそう言ってらしたし。
 全然気にしないでリハビリどんどん続けてね。」
などといっていたんです。
そうは言っても気にはするんですけどね。

そんななか、院長は臨床経験が少ないせいか、
こういう場合にどう対応していいか分からずにオロオロしてました。
肋骨骨折は
一般的にも手術もできないのでバンド固定するしかないのに
念のため整形外科に転院させ、
そちらの病院ではリハビリも継続してくださって、
どんどん歩行訓練もしていたそうですが、
ウチの病院に戻ってきたらとたん寝たきりにさせられちゃいました。
リハビリは脚のマッサージだけにしてください。
座らせたりもしなくていいです、と。
それならそれで患者さんと家族にちゃんと話してくれれば良いのに
暫くはこのままで・・とか、そのうち・・・
などとごまかし続け、
さらに回診なんかもないものだから、
「いつになったら歩く練習できるのだ?」
と私たちが患者さんに攻められる始末です。
この方は未だに寝たきり。
認知症が進んできて、妄想や幻覚が強くなってきました(悲)。

1月、
"カンファレンスもどき"は続いていましたが、
院長はもはや私たちと理論的に話そうとはせず、
私たちの説明に、
「ああ、はい、進めてください。」
と機械的に答えて書類にサインするのみとなっていました。
そんな院長を見かねてか、
タヌキ事務長が私たちが示す患者ごとのリハ計画に
あれこれ口を出すようになってきました。
院長の代弁をしようとするので
基本的に私たちの提案に否定的なことを言ってきますが、
私たちは冷静にかつ理論的に話すことができるので
結局タヌキも尻尾を巻いて逃げていきます。

例えば、ある患者さんについての話し合い・・・・
その方は入院前はアパートで一人暮らししていた70代男性、
ヘルパーなどのサービスを利用しながら生活していて、
心臓や肺の病気を患い救急病院搬送され、
一次治療を終えて、
リハビリがあるという理由でウチの病院を選んで入院されました。
彼は最初からまた在宅に戻るつもりでいました。
杖歩行見守りまで回復していたのですが、
例の副院長がリハ全面中止にしたために
またまた機能低下しちゃいました。
でも最近またがんばって歩けるようになり、
雪解けのころには退院したいと言ってきました。
その話を"カンファレンスもどき"のときに話すと、
タヌキが噛み付きました。
「ウチは基本的にここで一生を終えてもらう病院だから、
 退院させるとか積極的なリハビリはいらない。」と。
「え?しかし患者さんが退院したいって言っていて、
 身体能力的にはもうちょっとがんばれば
 可能なレベルまできています。
 彼は入院したときから、
 自宅に戻るためにリハビリをしたいからこの病院に来たって
 言ってました。
 ウチからは自宅復帰させないなら
 なんでこの人を入院させちゃったのでしょう?
 どうしても退院はダメというなら本人が納得する理由を
 先生から説明してもらえませんか。
 もし患者さんにウチは患者を退院させる病院じゃないとか言ったら
 じゃあ他のリハビリのある病院に転院させてくれって
 いわれると思うので、
 患者がいなくなるのは同じだと思いますが。
 だったらウチで退院させれば加算も取れるし・・・。」
と、ここまで言ったらタヌキも黙ってしまいました。

私たちはほんとに静かに静かに言葉を選んで話しましたよ。
ただ筋を通して話したのです。
私たちは患者の話をよく聞いて
彼等の立場で考えて方針を立てて提案しているのですが、
最終的に方針を決定するのは医師なので
私たちの提案がダメだというのであれば
先生からちゃんと患者が納得できるように説明してください・・・
というのが基本的スタンスです。

このころからこの"カンファレンスもどき"にもう一人参加者が増えました。
看護部長のお友達ナースで看護師長という肩書きで入職した方です。
彼女はいつもカンファレンスもどきが終わったあとも残ってくださって、
「この病院はホントにおかしいよね。
 あなた達もっと強気でもいいんじゃないのかしら?
 なにも間違ったこといってないんだから。
 何であそこまで下手(したで)にものを話さなくちゃいけないの?
 専門職なんだからもっと堂々としていなさい。
 私が前にいた病院ではリハスタッフは医者と対等に話をしていて、
 ナースもこうなりたいものだっていつも感心していたのよ。」
と。すかさず「滅相もない」と私たち。
「そんなことしたらすぐいじめられちゃいますから。」

2月、
新しい看護部長や看護師長のもと、
看護部の再編成が行われていましたが、
遅々としてはかどらず。
とにかくナースがすごい勢いで辞めて行きますから。
いつもドタバタしているので
朝のバイタルチェックも10時過ぎないと終わらない状況が続き、
そうなると私たちの仕事も遅れてくるわけで、
リハの収入は低空飛行を続けていました。
いつまでもまとまらない看護部では
心無い陰口なんかもまた増えてきていました。
みんなイライラしていて八つ当たりされたり、
こちらのちょっとしたミスを重箱の隅をつつくように
いつまでもネチネチいわれて嫌な思いすることも増えてきました。

そんな時、
退陣させられた元事務長から呼び出し。
「僕はもう一線から離れているのに、
 こういう嫌な役回りは僕に回ってくるんだよね」と。
このとき言われたのは
「4月からチトセに異動して欲しい。
 sympaさんはウチの病院の方針から著しく逸脱している。
 そのように院長が言っている。」
といった内容。
「病院の方針ってなんですか?いままで聞いたことがないんですけど。
 方針教えてもらってないのに
 方針から逸脱っていったいどういうことでしょう?」
「・・・・・僕もよくわからないからまた日をあらためて。」
と元事務長、そそくさと退散。
2日後、ベッドサイドでのリハを終えてスタッフルームに戻ると
なにやら紙が置いてある。
見ると、
「当院のリハビリテーション方針」との表題で
いくつか、いかにも素人が考えた項目が箇条書きしてる。
OTちゃんと一緒にポカーンとそれを眺める。

翌日は"カンファレンスもどき"。
その日はタヌキ事務長は不参加でしたので、院長に、
「この"方針"って言うのを頂いたんですが、
 ちょっとわからないんでお聞きしてもいいですか?」
と、当院のリハビリテーションの方針の各項目について
その解釈と、私のどういう点がその項目から逸脱しているのかを
聞いていきました。
結果、全ての項目について
私が逸脱している事実は存在しませんでした。
「この方針から逸脱しているから
 私はこの病院を去らなければいけないといわれたんですが、
 これではなぜそういうことになったのか全然理解できません・・・」
というと、院長はしばしのあいだオドオドしながら沈黙・・・
そして言いました。
「強いて言うなら・・・・、
 あの・・・・、
 患者さんが肋骨骨折した件ですかね。」
「え?
 あ、じゃあその件の責任をとれってことですか?」
院長固まっている・・・・。
看護師長はなんじゃそりゃ!?っていう顔になってる。
院長もそれ以上何か言う雰囲気じゃなかったので
「はあ~そうですか。」
と話題を変えてその日のカンファレンスもどきは終了。

看護師長は
「あの件で責任を取れって、ちょっとありえないな・・・
 だって患者が死んだわけでもないし
 医療ミスだって訴えられたわけでもないし。
 わたしも、はあ?と思ったけど、
 もう定年近くになってこの病院に移ってきて、
 ここが最後の職場だろうと思うし、
 強気なこといって辞めさせられることになっても困るし、
 まだ来て1ヶ月くらいで院長に意見するのもできなくて、
 おかしいと思うけど何もしてあげられない。
 ごめん。」
といって去っていきました。
しばしポカーンのOTちゃんと私。

翌日、タヌキが近寄ってきて、
「あ~先生、チトセに行ってくれるよね?
 もう向こうのスタッフは
 先生の技術とか管理能力にほれ込んじゃっててさ~。
 どうしても来てほしいっていうから、ね?
 先生もこんなところでくすぶってるよりいいでしょ?」
とかまたハイテンションでまくし立てるから、
もうカチンと来て、
「なんですかそれ?
 私が勝手な行動してるとか患者が怪我した責任だとかが
 理由なんでしょう?
 なのになんでそんな見え透いたヨイショするんです?
 バカにされてるとしか思えないんですけど?」
と言っちゃいました。
そしたらタヌキ、
「え?なにそれ?そんなこと誰が言ったの?
 ええ?そんなことないよお~。
 責任なんてそんなのないに決まってるでしょ。
 だからね?お願いします。ね、ね。」
と。
もう気持ち悪いったらありゃしない。

そのあと、また大きな事件がありました。

OTちゃんが、とある患者さんのリハビリをしている最中に
その患者さんが急変し、そのまま死亡退院されました。
急に呼吸状態が悪くなり、ナースを呼んで医師も来ましたけど、
手の施しようがなく亡くなってしましました。
といったら聞こえはいいですが、
実際ナースや医師は、
あれ持って来い、それはどこにあるんだっけ?
ああこの病棟にはないから下の病棟に取りに行けだのと、
右往左往している間に患者さんは亡くなってしまったのですが。

その患者さんは以前は歩行訓練などしていたのですが
例の副院長のリハビリ中止令以来、
ベッドに腰掛けるまでしかやらせてもらえていませんでした。
でも、亡くなる1週間前の"カンファレンスもどき"で
院長に車椅子に乗車させることを恐る恐る提案したところ、
「ああ、はいはい、進めてください」との返事だったので、
何度か車椅子に乗って病棟内散歩などしていたのですが、
亡くなった日は調子が悪かったのか
ご本人が車椅子に乗りたくないおっしゃったので
ベッド上臥位のまま脚を動かしたりしていたそうです。
そして急変・・・・
OTちゃん真っ青。
リハ開始前にヴァイタルチェックしてナースにも体調確認して
本人の意向に沿って寝たまま他動的に脚を動かしていただけだから、
OTちゃんのせいじゃないよ・・・・
なにか心臓とか脳に急な疾患が発生したんだよ・・・
と慰めたりしていましたが、
一方で、
またこのことでリハに責任を押し付けられるのではないかと思って
そのときの状況を詳しく書きとめておいたりもしました。

しかし1週間経っても誰も何も聞いてきません。
???と思っていたら、
数ヶ月前に入職してもはや2月いっぱいで退職というナースが
もう辞めるから洗いざらい話したい・・と
詳細を伝えに来てくれました。

実はその患者さん、
数週間前から脳内に動脈瘤があり、
どんどん大きくなっていることがわかっていたと言うのです。
そして、院長と副院長が、
「いや~どうする~?」
「そろそろ家族呼んで説明しないとね~」
「転院させたほうが良いですよね~」
「もう週末だし、来週のいつか家族呼ぼうか~」
などとのんびり話していたところ、
翌日死亡退院されたと。

どうりでこっちに事情聞いてこないわけだ。
自分達にやましいところがあったわけね。

動脈瘤があるなら血圧の変動には気を使わなきゃいけないのに。
開始前にバイタルチェックを自分たちでしていたとはいえ、
やはり重要な情報や最近の体調状況は
ナースから教えてもらえると思っていたし、
なにより、そんな重大な事実も告げずに
安易に車椅子に乗せることを許可した院長に寒気・・・・。

OTちゃんは昨年秋ぐらいから
他の病院に面接に行ったりと積極的転職活動していましたが、
私が病院から追いやられることを知ってから、
「なら私もやめる」vs「患者さんがかわいそうだから私は残るべき」
で葛藤していました。
しかしこの事件を機に、
「やっぱりこれ以上ここでは働けません!」
と、さっさと次の行き先を決めて退職届を提出しました。

はい、長くなりましたが、
これが2月までのことの流れのごく一部です。
もっともっといろいろありますがキリがないので割愛です。

そして私がチトセに行く件については
ただいまあれこれビジネスライクな交渉中です。
すなわち私が提示した条件を向こうが飲むかどうか・・・ってことです。
そしてハロワにも足繁く通う日々です。


就活ですが・・・

2010-03-05 23:59:54 | Career
今日は午後から休みを取って
求人してる病院へ見学に行きました。
一応履歴書も持って行ったのですが、
行ってビックリ!
PTの求人ポスト1に対して本日の見学者4名。
PT4人で一緒に説明を聞きリハ室見学しました。
「今日の見学で当院に勤めても良いと思った人は
 履歴書をご郵送ください」
ということでした。
こういうパターン初めてだな~

そこは今勤めているところと同じで療養型の病院。
行く先もなくそこで死を迎える患者さんばかり。
でも今のところと違って
患者さんをやたら拘束したりはしてないようです。
っていうかそれが当たり前なんだけど。

ん~応募するか否か・・・。
悪くはないけど、心惹かれるわけでもないな。
いろいろ探してどこもなかったら行ってもいいかもね・・・
ぐらいの感じ。

どこが心惹かれないかというと、
18時まで勤務で、なおかつ地下鉄から遠く、
真っ直ぐ帰ったとしても19時近くになっちゃう。
アフターファイブ重視型の私としては
ちょっと「引いちゃう」ポイントです。

試用期間6か月で夏季休暇もないから
お盆の帰省は週末のみになっちゃうし。

あと、規模がデカ過ぎるのも「引き」ポイント。
できれば小さい組織でこじんまりとやりたいので。

なんか久々の能動的就活を終え、気が緩んだのか、
そのまままっすぐススキノに向かいました。
それについては次のお話しで



本日の就活

2010-03-05 02:40:40 | Career
今日は出向日。

向こうの職員はみんな私に良くしてくれて、
特に相談員さんとか看護師長さんとかケアスタッフとか
リハ以外のスタッフが
「病院のほうはうまくいってる?」などと
いつも声をかけてくれるのですが、
先週出向いた時に
「病院辞めさせられることになった」
と一部の人に話したんです。
そしたら
「ここにおいで。」
といってくれたんですが
法人事務局長(たぬきオヤジ)とかが信頼できないし、遠いし、
よっぽど金積まれないと来る気になれない・・・
などと冗談交じりで話してたんです。

で、今日出勤したらまずは施設の事務長がわたし詣で。
「考えてくれました?お願いしますよ~。」
彼は月曜日にも電話で「ホントにお願いします。」と電話くれたんで、
ま、マメな人です。
が、タヌキ事務局長には頭が上がらないただのサラリーマンです。

でもあのタヌキとはもうまともに話したくないので
このサラリーマンと交渉。
前年の源泉を基に、
それにハナクソ程度増えた額で給与条件提示してもらってたんですが、
前年の源泉が、支給日変更のために12ヶ月分に満たないから
それでは交渉したくない。
支給日が変更にならなかったらもらえるはずの額と交通費全額支給が
最低条件で、
あとは明日以降ほかに面接に行くのでそこで提示された額と比較して
ここが一番と判断すれば来ます・・・と伝えました。
「なるほど・・・まあそうだよね。
 じゃあ法人事務局長にそこまで出せるか聞いてみます。」ですと。

「そこまで出せるか」っていってもたいした額じゃないんですけどね。
あんまり高額吹っかけてもし「じゃあ出しましょう」なんて言われたら
逃げられなくなっちゃうので、
あくまで最低限の交渉です。


それから次々といろんな職員に
「どうなった?どうなった?」
と聞かれましたが
「交渉中」ってことにしました。

多くの職員さんは
「先生に来て欲しいと思うけど、
 私自身もいつ辞めようと思ってるんだから、
 わざわざ遠くから通ってまで来ることないよ・・・とも思う。」
と言ってくれました。
やっぱり同じ法人なので
同じような不満はあるでしょうね・・・。
っていうか、何の不満もない職場なんて無いんでしょうから。

JRで戻ってきた後、ハロワに滑り込みセーフ。
新着情報見るだけなんですぐ終わったんですが。
やはり収穫なし。
やはりあせらないほうがいいか。

とにかく明日、他の病院を見学&面接です。
なんか怪しそうなのであんまり期待してませんが、
どう転んでも今の病院以下は無いでしょうからね

この就活だって贅沢なもんですよね。
給与の交渉とかできるんですから。
有無を言わさず安月給でガマンせざるを得ない人たくさんいるのに。
でももう40歳越えてるって事でなかなか狭き門っていうのも事実です。
あからさまに30歳以下って書いてるところもたくさんあるし、
年齢不問とかいてあっても、
リハスタッフの年齢層調べて30歳以下のみで構成されてたら
こっちが引いちゃうし、
そういう病院のほうが多いし。
結局この年だと今回の病院みたいに開設とか一人職場とかになって、
そうなるとまた今回みたいに迫害を受けるのではないかと不安で
二の足踏んじゃうし。
車さえ運転できたら訪問リハ系で選択肢3倍なんですけどね。
本気で運転練習しようかな