
東一 特別純米酒
五町田酒造株式会社 佐賀県
使用米 佐賀の華100%
精米歩合 60%
日本酒度 +3
酸度 1.5
alc.15~16度
<テイスティング>
外観 清澄度・透明感ともに高く健全
無色透明 粘性中等度
香り 香りは控えめ。
炊いた米、厚みのある穀物香、米ぬか
味わい アタックはシャープ、ピリッとした刺激。
テクスチャーはトロリとしている。
ぴりぴりと刺激が続く中、とろりと厚みのある甘みを感じる。
酸味は控えめ、ハーブや野菜のような苦味を感じる。
米のようなふくよかな旨みを持っている。
フレーバーは米の風味の中に
ハーブやスパイスのような爽やかさを併せ持つ。
余韻は中等度の長さで、
米の旨みや甘み、ハーブのような苦味とアルコール感が残る。
サンプルの特徴
米の甘み・旨みや米ぬかの香ばしさなど、
お米の風味を楽しめるお酒。
醇酒として楽しみたい。
適した飲用シーン
甘みは軽やかで舌先にピリッと刺激があるような辛口なので
どちらかというと男性的なお酒の印象。
お酒好きの仕事仲間との食事の席や
接待の席での飲用にふさわしい。
セミフォーマルな和食店で。
秋から冬の飲用が好ましい。
飲用温度 18~25℃、40~45℃
香りは控えめなのでやや高めの温度で香りを引き出したい。
旨みのふくらみが映えるという意味でも高めの温度で。
適した器 米の風味を高め目の温度で楽しむということから、
温かみのある陶器を選びたい。
備前や伊賀、信楽のような焼締陶器の中ぶりサイズで
じっくり楽しみたい。
相性の良いお料理のイメージ
米の旨みとキリッとした辛口が特徴のお酒なので、
肉や魚の旨みと青菜や根菜の滋味を楽しめるものと合わせたい。
微かに香ばしさもあるので
香ばしいものやクリーミーなものでも。
キリッとした上品な酒質なので
ミドルクラスのお料理、もしくは、
家庭料理というよりは
ちょっとしたおもてなし料理といった感じのもので。
和食:すき焼き、鴨の治部煮、ブリ大根、鰈の煮付け
筑前煮。キノコ鍋
洋食:鴨のコンフィ 牡蠣とほうれん草のグラタン
中華:東坡肉、回鍋肉 八宝菜 牡蠣のXO醤炒め


この手のお酒のコメントはなぜか苦手です

異常に時間がかかります。
芳醇な感じのお酒を醇酒といいますが、
醇酒にも2種類あると思います。
今回の東一や前回の醴泉のようなさらっと系と
広島の龍勢や沖縄の黎明のようなこってり系。
いわゆる醇酒に合うといわれているお料理が
どっちの醇酒にも合うのかどうか、
確認しておきたいと思います。
東一はバイト先で出しているお酒で、
ちょっと通好みかなと思っていたので
今回じっくり味わえて、それを確認できたのでよかったです。
日本酒度+3、alc.15~16%ってワリには辛口の印象です。
ブラインドでは+7、alc.16~17%って思ってました

冷やしてみたんですが、
塩味というか雑味というかが出てしまい、マズイです。
ぬる燗でも試しましたが、
常温とさほど変わらない印象。
ややクリーミーになるかな。
話変わりますが、
佐賀県って原産地呼称制度やってるんですね。
はなわのせいでなんだかむっちゃ田舎のイメージ植えつけられましたが、
実は有田焼とかあるし、
地元の産業を大事にしてるって感じがしていいですね。
佐賀県には他に、
天吹
七田
天山
などの銘柄があります。