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Ma Vie Quotidienne

一歳に二度も来ぬ春なればいとなく今日は花をこそ見れ

日本酒   東一 特別純米酒

2010-08-19 23:09:34 | Sake


東一 特別純米酒
五町田酒造株式会社 佐賀県


使用米 佐賀の華100%
精米歩合 60%
日本酒度 +3
酸度 1.5
alc.15~16度


<テイスティング>
外観  清澄度・透明感ともに高く健全
    無色透明 粘性中等度
香り  香りは控えめ。
    炊いた米、厚みのある穀物香、米ぬか
味わい アタックはシャープ、ピリッとした刺激。
    テクスチャーはトロリとしている。
    ぴりぴりと刺激が続く中、とろりと厚みのある甘みを感じる。
    酸味は控えめ、ハーブや野菜のような苦味を感じる。
    米のようなふくよかな旨みを持っている。
    フレーバーは米の風味の中に
    ハーブやスパイスのような爽やかさを併せ持つ。
    余韻は中等度の長さで、
    米の旨みや甘み、ハーブのような苦味とアルコール感が残る。
サンプルの特徴
    米の甘み・旨みや米ぬかの香ばしさなど、 
    お米の風味を楽しめるお酒。
    醇酒として楽しみたい。
適した飲用シーン
    甘みは軽やかで舌先にピリッと刺激があるような辛口なので
    どちらかというと男性的なお酒の印象。
    お酒好きの仕事仲間との食事の席や
    接待の席での飲用にふさわしい。
    セミフォーマルな和食店で。
    秋から冬の飲用が好ましい。
飲用温度 18~25℃、40~45℃
     香りは控えめなのでやや高めの温度で香りを引き出したい。
     旨みのふくらみが映えるという意味でも高めの温度で。 
適した器 米の風味を高め目の温度で楽しむということから、
     温かみのある陶器を選びたい。
     備前や伊賀、信楽のような焼締陶器の中ぶりサイズで
     じっくり楽しみたい。
相性の良いお料理のイメージ
     米の旨みとキリッとした辛口が特徴のお酒なので、
     肉や魚の旨みと青菜や根菜の滋味を楽しめるものと合わせたい。
     微かに香ばしさもあるので
     香ばしいものやクリーミーなものでも。
     キリッとした上品な酒質なので
     ミドルクラスのお料理、もしくは、
     家庭料理というよりは
     ちょっとしたおもてなし料理といった感じのもので。
     和食:すき焼き、鴨の治部煮、ブリ大根、鰈の煮付け
        筑前煮。キノコ鍋
     洋食:鴨のコンフィ 牡蠣とほうれん草のグラタン
     中華:東坡肉、回鍋肉 八宝菜 牡蠣のXO醤炒め


つぶやき
この手のお酒のコメントはなぜか苦手です
異常に時間がかかります。

芳醇な感じのお酒を醇酒といいますが、
醇酒にも2種類あると思います。
今回の東一や前回の醴泉のようなさらっと系と
広島の龍勢や沖縄の黎明のようなこってり系。
いわゆる醇酒に合うといわれているお料理が
どっちの醇酒にも合うのかどうか、
確認しておきたいと思います。

東一はバイト先で出しているお酒で、
ちょっと通好みかなと思っていたので
今回じっくり味わえて、それを確認できたのでよかったです。

日本酒度+3、alc.15~16%ってワリには辛口の印象です。
ブラインドでは+7、alc.16~17%って思ってました

冷やしてみたんですが、
塩味というか雑味というかが出てしまい、マズイです。
ぬる燗でも試しましたが、
常温とさほど変わらない印象。
ややクリーミーになるかな。

話変わりますが、
佐賀県って原産地呼称制度やってるんですね。
はなわのせいでなんだかむっちゃ田舎のイメージ植えつけられましたが、
実は有田焼とかあるし、
地元の産業を大事にしてるって感じがしていいですね。

佐賀県には他に、
天吹
七田
天山
などの銘柄があります。

日本酒の講義 5回目

2010-08-18 23:49:29 | Sake
本日は月一度の日本酒の講義の第5回目、
テーマはテイスティングでした。

テイスティングの仕方を教科書を見ながら説明受け、
いつものように4つのお酒をブラインドテイスティング。

前回けちょんけちょんだったテイスティング、
このひと月、コメントの充実に力を入れてきました。
お陰でまあまあ答えることができました。
書く時間がなくて白紙だったところでも
付け焼刃で適当に答えても的外れではないという感じで
努力は確実に実を結びつつあると思われます

本日のブラインド・テイスティング・アイテムはこちら。


北秋田 大吟醸
山田錦100% 精米歩合50% 日本酒度?



越乃寒中梅 特別本醸造
五百万石 精米歩合58% 日本酒度+6.0




酔鯨 特別純米酒
愛媛松山三井 精米55% 日本酒度+7.0



山田錦の里 実楽 特別純米酒生酛作り (沢の鶴)
実楽地区産山田錦100%、精米歩合70% 日本酒度+2.5


六花仙 純米酒 蔵囲い 五年
山形県産雪化粧他 精米歩合70% 日本酒度-12


酔鯨は純米酒ですが結構さらさらで爽やかだったので、
純米酒だなあとは思ったのですが、爽酒と想定していたら、
「そう間違えるのも分かるけどこれは醇酒です」
といわれ、う~ん・・・・
そこ間違えちゃうと合う料理とか全部ずれていってしまうので
気をつけなければなりません。

特定名称は全部当たりました。
一番目はアルコールが高かったのでアル添の吟醸酒だと思っていたら
当たっていたのでちょっとうれしかった。


授業終わった後、
みんなさっさと帰ってしまいましたが、
私はもう一度酔鯨を飲みなおしながら
片付けしている先生と20分くらい話しました。

そのあと、
バイト先から呼ばれていたので行きました。
9月にワインのインポーター主催の業者向け試飲会が目白押しなので
その情報頂いて、参加申し込みをして、
おいしいスイカ頂いて、しばし歓談。

その後日本酒のクラスメイトがアフター会をやっている
「をとわ」に合流。

前回同様、器や盛り付け・飾りつけに興味津々。
あまり食欲なかったのでちょっとつまんで終了としました。


今日は何だが疲れていたので授業前にリポD飲みました。
「sympaさん元気ないですね」とアフター会でも言われ、
元気が出るサプリみたいなのを
クラスメイトの女医さんから頂きました。

こんなに食べてるのに体重減ってるし
でも来週実家帰るから回復すると思います

日本酒  醴泉 特別純米酒

2010-08-17 22:29:42 | Sake


天降甘露地出 醴泉 特別純米酒
玉泉堂酒造株式会社 岐阜県



醴泉とは中国の故事による、大地より湧き出た泉の名前です。


使用米:兵庫県特A地区東条産「山田錦」100%
精米歩合:60%
日本酒度:+2
酸度:1.6
アミノ酸度:1.4
使用酵母:熊本9号
alc.:16度未満


<テイスティング>
外観  清澄度、透明感高く健全。
    ほぼ無色透明だがうっすらと緑がかっている。粘性中~高め。
香り  香りは控えめ。
    ほんのりと洋梨のような木生り果実の香りもするが、
    栗やサツマイモのような甘さを感じる。
味わい アタックはややシャープ。ピリッとした刺激が広がる。
    テクスチャーはさらりとしている。
    ほっこりしたほんのり柔らかい甘み、
    さらりとしていて爽やかな酸味とキメの細かい苦味を感じる。
    引き続き軽やかな旨みが訪れる。
    炊きたての米のようなフレーバー。
    余韻は米やサツマイモのような穀類の甘みが残るが
    アルコールの刺激と苦味に変わり中等度の長さ残る。
サンプルの特徴
    控えめではあるが華やかさを感じる香り、
    軽やかなテクスチャーと五味のバランスが取れた酒質。
    薫酒といえるであろう。
適したシーン
    春から初夏にかけて飲用したい。
    シーン設定は広いといえるが、
    ややカジュアルからセミフォーマルが好ましい。
    軽いテクスチャーや甘く爽やかな香りは
    若い人や女性に好まれる酒質と思われる。
    食事の前半に軽い前菜と、
    または野菜や魚介をメインにするなら食事を通して
    飲用できると思われる。    
飲用温度 15~18℃ または 人肌燗(35℃)
     控えめに香る吟醸香を逃さない温度を選びたい。
     冷やしすぎると香りが立ちにくく、
     温めると香りが逃げてしまうので
     15~18℃が適温と思われる。
適した酒器 華やかな香りを捉えられるように
      ラッパ型やチューリップ型が好ましい。
      軽やかな酒質を楽しめるように
      ガラス素材や有田焼などの気軽に楽しめる磁器がよい。
相性の良い料理のイメージ
     軽やかな酒質なので
     野菜や白身の魚やホタテなどの
     あっさりした食材との相性が良いと思われる。
     和食:鯛のお刺身、冬瓜の桜海老あんかけ、
        海老真丈の蓮根はさみ揚げ
     洋食:白身魚のカルパッチョ、帆立貝のカルパッチョ、
        カプレーゼ、アクアパッツア、魚介のサラダ
     中華:バンバンジー、エビシュウマイ、白身魚の酒蒸し
        エビチリ


つぶやき
温めると香りは薄くなっちゃいますが、
酸味が抑えられて甘みや旨みが引き立ちます。
ただ燗冷ましになってくるとめっちゃ薄いお酒になってる。
冷やしても甘みが引き立つ。
苦味も押さえられますね。
でも香りが立たない、やはり。


9号酵母使っているせいか、純米吟醸って感じです。
精米歩合60%とは思えないクリーンさ。


岐阜県には他に、
三千盛
御代桜
小左衛門
始禄
などの銘柄があります。

日本酒  黎明 本醸造

2010-08-15 23:42:42 | Sake


黎明 本醸造
泰石酒造株式会社 沖縄県

沖縄唯一の日本酒です。

岩手大学で農芸化学を学んだ杜氏・安田繁史さんが
30余年前に沖縄で日本酒作りのチャレンジを始めました。

沖縄での日本酒作りは気温との戦い。
仕込み樽、貯蔵タンクの周囲に冷水を回し、
年平均気温が20℃前後の沖縄で、
酒温度を15度以下に保つ工夫を施しました。

使用米/ヒノヒカリ
精米歩合/ 70%
日本酒度/+7.1
アミノ酸度/1.8
酸度/1.6
alc./15.5度

<テイスティング>
外観  清澄度、透明感高く健全
    薄いレモンイエロー 粘性中等度
香り  炊いたあと保温しておいたご飯 たくあん アルコール
味わい アタックはシャープで舌にぴりぴりとした刺激を感じる。
    刺激の中にもほんのりとした米の甘みを感じる。
    シャープな酸味とふくらみのある苦味が広がった後に
    ほんのりまろやかな旨みが口内にのこる。
    このときも舌にぴりぴりとしたアルコールの刺激が残っている。
    炊いた米の風味のフレーバーがあるが、
    酸味や苦味ぴりぴりとしたアルコールの刺激が
    長めの余韻といて残る。
サンプルの特徴
    かなり強い酒質。
    十数年前の日本酒の典型といった印象。
    コクもあるし醸造アルコールの強さもある。
    本醸造ではあるが醇酒としたい。
飲用シーン
    季節は秋から冬が好ましいだろう。
    温かい料理をみんなで囲むようなシーンで。
    日本酒を飲みなれている男女、
    中年位の年齢層にに好まれるタイプ。
    どちらかというとカジュアルに鍋や炉端を囲むのに適した印象。
飲用温度 18~25℃、40℃前後
     苦味や酸味が強いので冷やすと
     それらが立ちすぎてキツイ印象となるであろう。
     ぬる燗から熱燗にすることで米の旨みが引き立つと思われる。
     やや苦味が立つが常温でも辛口として楽しめると思われる。
適した酒器
    いかにも日本酒といった酒質なので
    和のイメージの酒器がよい。
    温めていただくのが良いと思われるので、
    萩や信楽のように厚みがあって
    わびさびの風情がある器が良いかもしれない。    
合う料理のイメージ
    強い酒質なので濃い目の味付けの酒肴やお料理で。
    食事の前半というよりは中盤から後半で。
    酒肴とともにお酒自体を楽しむのもよい。
    和食:焼き魚、ブリ大根、キノコ鍋、焼き鳥、炉端焼き
       酒盗、珍味系
    洋食:鶏レバーのパテ、牛のロースト、鴨のコンフィ
    中華:チンジャオロースー トンポウロウ


つぶやき
ほんとに、
一昔前だったら苦手で飲めなかったね、このタイプ。
今はあわせる料理次第でなんとでもって感じです。
温めたら苦味なくなって甘みが前面に出ます。

こういう本醸造なのに醇酒って感じのは料理どうするんでしょうね。
本醸造として考えるなら夏っぽい料理だし、
醇酒としたら秋冬っぽい料理だし。
ほんと困る
こんなの試験には出ないか



日本酒   駿  吟醸酒 跳馬 

2010-08-12 23:54:01 | Sake


駿 吟醸酒・跳馬
株式会社いそのさわ 福岡県


原料米 山田錦
精米歩合55%
日本酒度+4
酸度1.2
アルコール度15~16

<テイスティング>
外観  清澄度、透明感高く健全。
    ごく薄いPGY かがやきあり 粘性中等度
香り  控えめな吟醸香 洋梨 オレンジ色の柑橘 アルコール
味わい アタックはまったりした洋梨のような甘さ
    すぐにアルコールのピリッとした刺激
    甘さと刺激の中に穏やかな酸味を感じる。
    ハーブのような爽やかな苦味と厚みのある旨みが口内に広がる。
    アフターは洋梨や米の甘みとアルコール
    余韻は中~長めで米の旨み、アルコール、苦味そして軽い酸味と
    変化して消えていく。
サンプルの特性
    控えめではあるが吟醸香があり、
    醸造アルコールで引き締まった酒質ながら
    比較的厚い旨みがあり余韻に複雑さも感じられる。
    シーンや料理など余り選ばずに広く飲用できる。
適した飲用シーン
    どちらかというとカジュアルな場面で。
    食事の前半から後半まで1つで通せるタイプ。
    若い人が気軽に楽しめる日本酒。
    華やかで爽やかな酒質を春から初夏に楽しみたい。
適した飲用温度
    15~20℃
    爽やかに飲用するためにやや冷やしたほうが良いが、
    繊細な香りを保つため余り冷やしすぎてはいけない。
    常温での飲用でも香りを楽しめる。
適した酒器
    香りを逃さないようにチューリップ型やラッパ型の
    グラスもしくは薄く作った磁器。
    冷やして飲む場合はやや小ぶりの器で飲みきりできるように。
相性のよい料理のイメージ
    お酒の香りを邪魔しないシンプルな料理、
    爽やかな風味の料理が望ましい。
    和食:白身魚の刺身 冬瓜の鶏そぼろあんかけ 鮎の塩焼き
    洋食:白身魚のカルパッチョ、カプレーゼ、白身魚のポワレ
    中華:バンバンジー、白身魚の甘酢あんかけ、エビチリ




つぶやき

このお酒はバイト先で味見させてもらったときにうまいと思っていて、
今回じっくり味わうことができてよかったです。

温めても飲んでみましたが
案の定、香りがなくなっちゃいましたね。
冷やすとやや苦味が強くなるかも。
常温が一番おいしい。

福岡には他に、
三井の寿
庭のうぐいす
繁桝
独楽蔵
杜氏の詩
などの銘柄があります。

日本酒  六十餘洲 大吟醸

2010-08-12 22:32:48 | Sake

六十餘洲 大吟醸
今里酒造株式会社 長崎県

江戸時代、日本は60余りの地域に分かれており、
日本全国を指して「六十餘洲」と呼んでいたそう。
「六十餘洲」の名は、
”日本全国津々浦々の人々に飲んで頂けるように”という
蔵元の願いを込めてつけられました。

使用米 山田錦100%
精米歩合 38%
alc. 17%


<テイスティング>
外観  清澄度、透明感高く健全である
    ほぼ無色透明 艶がある 粘性中~高め
香り  洋ナシ、メロン、強いアルコールの香り
味わい アタックはマイルドで舌触りトロミがある。
    まろやかな甘みを感じたあと
    口内にアルコールの刺激がピリピリと広がる。
    引き締まった酸味はすぐに薄れ、
    スパイスのようにキリリとした渋みと苦味となり、
    軽やかで伸びのある米の旨みが現われる。
    軽い果実の風味米の風味、アルコールの香りがアフターを支配。
    余韻は中~長めで、苦味とアルコールの物理的刺激が残る。
    alc.17~18%程度ある印象
サンプルの特性
    吟醸香と醸造アルコールの強さが特徴的。
適した飲用シーン
    華やかな香りがあり
    高めの温度でおいしくいただけることから、
    秋の飲用がいいかもしれない。
    繊細さや複雑さというよりは、
    シンプルな酒質なので
    カジュアルなレストランで。
    アルコールが強いので食事のはじめというよりは中盤以降で。
    飲み手を選ぶタイプではないと思われる。
飲用温度 18~25℃ もしくは40~45℃
     苦味・渋みが立っているので冷やすことは適さない。
     常温か熱燗にすることで、旨みが際立つと思われる。
適した酒器 アルコールの香りが強いので
      口が広めの酒器で揮発を促しながら飲むことで
      日本酒本来の香りや旨みが楽しみやすいかも。
      高めの温度が適するということで、
      暖かい印象を与える陶器でじっくりと頂きたい。
相性の良い料理のイメージ
      アルコールが強いので      
      繊細な味付けのものよりややしっかりした味付けの料理に。
      香りの華やかさもあるのでそれが生かされるように
      爽やかさの中にアクセントも持ち合わせる料理を。
      和食:筑前煮、鮎の塩焼き、焼きナス、わけぎのぬた
      洋食:アクアパッツア、白身魚のポワレ
      中華:イカとセロリの炒め、豚肉のザーサイ炒め
         


つぶやき
これ、冷やすとホントに苦味と渋みが増します。
燗つけると甘くてまろやか。

長崎には他に
福鶴
ふるさと讃歌
などの銘柄があります。

日本酒  龍勢 「備前雄町」中汲み 協会7号仕込

2010-08-10 22:16:09 | Sake
やっと終わった・・・テイスティング・コメント
時間かかりすぎ


龍勢「備前雄町」 中汲み 協会7号仕込 19BY
藤井酒造株式会社 広島県


創業は江戸末期文久三年。
「龍勢」の銘柄で初代 藤井善七が現在の蔵を建て、
酒造りを創めました。
以来酒造り一筋で歩んできた蔵元です。
明治40年「第1回全国清酒品評会」が東京で開催され、
「龍勢」は見事日本一の栄冠を得、
一躍広島酒を全国に知らしめる事となりました。

ってこと以外あんまり情報ないので、
バックラベルから引用。

龍勢は今年で147年目を迎えた全量純米の商品群です。
数に限りがありますので限定した酒販店様のみでの販売です。
このお酒は伝統の酒造好適米「備前雄町」を100%使用し、
丹念に手作りで醸した純米酒を瓶詰め火入れ後冷蔵貯蔵したお酒です。
炭素濾過はしていませんので日本酒本来の香味や色が楽しめます。


ちょっとお勉強・・・

協会7号:明治以前の酒造りでは酵母は蔵付きのものだったが、
   明治44年以降は日本醸造協会が
     全国新酒品評会で優秀な酒蔵の酵母を採取・培養し、
     協会○号などという名前で全国の酒蔵に配布するようになった。
     協会7号は長野県の「真澄」から分離したもので
     現在最も多く使用されている酵母。

中汲み:酒粕と液体の酒に分離するための搾りの際、
    はじめに出る液体をあらばしり、
    そのあとを中取りとか中汲みという。

BY19:Brewery Yearの略。日本語では酒造年度。
   日本酒独自の期間区分で、7月1日から翌年の6月30日まで。
   BY19は平成19年の7/1~翌年6/30に醸造されたお酒。


使用米 備前雄町100%
精米歩合 60%
alc. 16%


<テイスティング>
外観  清澄度、透明度高く健全。
    明るいレモンイエロー、粘性高い
香り  ナッツ、アルコール、ウィスキーのような
    オーク、穀類、アンズ、ユーカリ、醤油
味わい アタックはマイルドだがすぐに舌にピリッと刺激を感じる。
    アルコールの刺激に続き、
    まろやかでトロミのある甘みと穏やかな酸味が口内に広がる。
    アルコールが口内で消えていくと
    オーク樽のような渋みが微かに現れ、
    繊細な旨みが口内に残る。
    アフターは木材の風味、
    余韻は中等度でほんのりカラメル、アルコールの刺激、紅茶。
    alc.16%
特性  熟成のニュアンスが感じられる複雑な香りと味わいがある。
    比較的ボディがある酒質だがキレがよく
    余韻はアルコールや紅茶のような軽い渋みで
    比較的すっきりしている。
適用温度 15~18℃、もしくは35℃
     複雑な香りを楽しむためにやや高めの温度設定が好ましい。
適した器 香りを楽しむために
     やや口のすぼまったような形状が望ましい。    
     脚付きの磁器やグラス。
飲用シーン ややフォーマルな和食店など。
      1杯目ではなくメインの料理と合わせるとよい。
      日本酒が好きな人向け。中年。
相性の良い料理のイメージ
     ナッツやオーク、カラメルや紅茶など、
     香ばしさのニュアンスがある料理。
     前菜的なものよりはメインとしての料理を。
     和食:牛の朴葉みそ焼き、鶏の炭火焼、鴨肉の燻製
        秋刀魚の塩焼き
     洋食:ステーキ 
     中華:鶏肉とカシューナッツの炒め


つぶやき
醇酒と熟酒の間って感じです。
燗つけてみたけど香りが壊れた気がします。
冷やすと酸味と苦味が強烈

広島には他に、
酔心
本州一

富久長
などの銘柄があります。
    
    

日本酒  臥龍梅 純米吟醸 袋吊り雫酒 山田錦

2010-08-06 22:00:49 | Sake
やっと静岡のお酒のテイスティングです


臥龍梅 純米吟醸 袋吊り雫酒 山田錦 生酒
三和酒造株式会社 静岡県

有名な三国志のなかに「臥龍・鳳雛」という言葉が出てきます。

「臥龍」は寝ている龍、
まだ雲雨を得ないため天にのぼれず、
地にひそみ隠れている龍のことで、
転じてまだ志をのばす機会を得ないで
民間にひそみ隠れている英雄の例えとされます。
因みに「鳳雛」とは鳳凰のひなで、
将来大人物になる素質を備えた少年の例えです。

「臥龍」の故事に習い、
やがては天下の美酒と謳われることを願って
このお酒を「臥龍梅」と命名したのだそうです。

その願いかなって臥龍梅は静岡を代表するお酒となっています。



使用米 兵庫県産山田錦
精米歩合 55%
日本酒度 +3 
酸度 1.4
アルコール分 16.5 


<テイスティング>
外観  清澄度、透明感高く健全。粘性は中等度。
    薄いPGY。
香り  やや控えめに香るのは白ワインを思わせる洋なしの香りと
    その奥に微かに香る米のふくよかさ。
    強いアルコールの香りも感じる。  
味わい アタックはマイルドな口当たり。米を思わせる穏やかな甘み。
    すぐにピリッとしたアルコールの刺激と温かみが
    口内にじわじわと広がり、長く口内に残る。
    その刺激の中に柔らかな酸味と
    やや強めのスパイスのような苦味を感じる。
    まろやかなで軽い米の旨みを戻り香とともに感じる。
    余韻はアルコールの物理的刺激(ピリピリ&温度)と苦味が
    やや長めに続く。
    alc.16~17%
特性  香りはフルーティだが味わいはやや刺激的。
    新酒のような苦味が立つ。
    燗酒で刺激を和らげたほうが飲みやすいかも。
適用温度 35~40℃ もしくは15~18℃
     吟醸香を楽しみたいところだが苦味が強めなので
     人肌~ぬる燗で香りをできるだけ保ちつつ
     刺激を和らげて米の甘みの味わいを引き立てたい。
     ゆっくりと空気に触れさせながら味わうのなら
     高めの常温でもいいかもしれない。
適した器 少し温めていただくのが良いと思うので陶磁器。
     華やかさや軽やかさもあるので
     焼き締め陶器というよりは
     唐津や瀬戸のような施釉陶器か磁器のほうがよいかもしれない。
     口が広めで中ぶりの陶磁器で
     酸化を促しながら飲用するのも有効。
飲用シーン カジュアルというよりはやや落ち着いた雰囲気で。
      秋から冬にかけて。
      中年くらいの男女、日本酒をある程度理解している人に。
相性の良い料理のイメージ
     やや華やかな香りや米を思わせるふくよかさもあるが
     やはり苦味やアルコールの刺激が強い印象。
     それに負けない強い風味の食材や味付けのものと合わせたい。
     脂の乗った魚や血合いの部分も一緒に楽しむ魚、
     肉なら内臓系や少しスパイシーに味付けたもの、
     野菜なら根菜やキノコなどと合わせたい。    
     和食:きんぴらゴボウ、筑前煮、ブリ大根、ワカサギの天ぷら
        秋刀魚の塩焼き、さんまの有馬煮、いわしの煮物、
        豚のしょうが焼き、もつ鍋、キノコ鍋
     洋食:いわしのベッカフィーコ スズキの香味ロースト
        エスカベッシュ、キノコのソテー
     中華:豚肉とザーサイの炒め、白身魚のザーサイ蒸し、


つぶやき
テイスティングコメントは
すこーしだけ早く書けるようになって来ましたが
飲用シーンと料理がねえ・・・。
薫酒なのに味わいがそれらしくないとか
そういうのってホントに難しい。
今回は洋食メニューが思いつかなくて苦労した
しかもほんとに合わせてみないと自信ない。
いろいろ考えてると
酒の味の印象も変わってくるような気がするし
実際このお酒は燗つけるとホントに苦味がなくなって
まろやかでおいしい。
同じお酒とは思えないくらい。
そうすると、
常温のときと燗のときどっちも料理考えるのか? とか・・・・
いつもの「考えすぎ病」が出てきてます

静岡って結構有名なお酒あります。
磯自慢
開運
初亀
などなど。








日本酒    蓬莱泉 熟成生酒 和 

2010-08-05 22:17:21 | Sake

蓬莱泉 純米吟醸 熟成生酒
関谷醸造株式会社 愛知県


この蓬莱泉「和(わ)」、
その名の由来は「和醸良酒」にある。
「人の和は良酒を醸す、良酒は人の和を醸す」の意。
調和を尊ぶ酒造りを是とする関谷醸造の姿勢の象徴。

火入れタイプの蓬莱泉「和」と同じ原酒を生のまま
サーマルタンクという特別なタンクで1年間熟成させています。
2月、6月、10月の年3回の季節限定発売。

今回手に入れたのは2月出荷分です。


掛 米 チヨニシキ100%使用 (精米歩合50%)
麹 米  山田錦100%使用 (精米歩合50%)
アルコール度数   15度以上 16度未満
日本酒度±0

<テイスティング>
外観  清澄度、透明感高く健全。粘性は中等度。
    ほぼ無色透明に近い。
香り  フルーティな香りがグラスに注いだ瞬間から広がる。
    甘みの強いスイカ、完熟の桃、洋ナシ
    米や穀類由来の香りは軽く大福の香りを感じる程度。
味わい アタックはとろりとした洋ナシのような甘さ。
    強めの甘みはアルコールの収斂性とともに口内に広がる。
    酸味はしなやかで爽やか、さほど強くない。
    柑橘の皮のような爽やかな苦味が低め~中等度感じられ、
    さらりとしているが厚みもある米の旨みが中程度感じられる。
    アフターは桃や洋ナシのようなフルーティな甘さ。
    余韻は中程度の長さ続く。
    木生りフルーツの甘みの奥に米の甘みと旨みも。
    それらがフェイドアウトしながら軽い苦味を感じ、
    そして緩やかにドライフィニッシュを迎える。
特性  香りは華やかで強い。
    果実のような爽やかな甘みとやや厚みのある米の甘みと旨み。
    甘みは強めだが爽やかでフィニッシュはドライ。
適用温度 8~15℃
     華やかな香りを楽しむために余り冷やし過ぎないように。
     爽やかさを失わないように15℃まで。
適した器 華やかな香りを逃さず楽しめるように
     チューリップ型もしくはラッパ型の
     低い温度で楽しむため小ぶりなガラス器か磁器
飲用シーン 若い人、ビギナーでも。
      カジュアルレストラン 
      春先から初夏。
相性の良い料理のイメージ
     果実の甘みもあるが米の旨みもあり、
     フィニッシュはドライ、冷たく飲用することから、
     前菜的なお料理一般、さっぱりとしたもの、
     出汁で炊いて冷やして食べる料理なども。
     和食:鶏ササミのたたき、根菜の冷製炊き合わせ、
     洋食:カポナータ、カプレーゼ、お米のサラダ、
        ローストビーフの冷製
     中華:棒々鶏、 


つぶやき
これ、ウナギとも合わせてみたんですが、
結構いけました。
蒲焼のタレみたいな甘辛い感じと合うと思います。
でも試験的にはダメだろうなあ。
こういう爽やかなお酒には前菜的かつ冷たいお料理を書くのが
基本らしいですから。

中華って冷たい料理少ないなあ・・・。
あっても香味野菜とかピリ辛味とか付き物で、
このお酒には合わない。
バカの一つ覚えみたいにバンバンジーって書くしかないか


愛知県のお酒は他に、
醸し人九平次
義侠
などがあります。

日本酒  酒一筋 手作り純米大吟醸 赤磐雄町

2010-08-02 23:58:25 | Sake

酒一筋
手作り純米大吟醸
幻の米 赤磐雄町
利守酒造株式会社 岡山県

利守酒造の代表銘柄の一つ。
幻の米と呼ばれる”赤磐雄町米”(あかいわおまちまい)を使用し、
精魂込めて醸した純米大吟酒・・・・
だそうです。


使用米 赤磐雄町
精米歩合 38%
日本酒度 +4
酸度   1.3
アルコール度 15.0~16.0 


<テイスティング>
外観  清澄度、透明感高く健全。粘性はやや高め。
    ほぼ無色透明に近いが微かにベージュがかっている。
香り  かなり強いアルコールの刺激、
    生クリームやカラメル、炊いた米のもわっとした香り
    果実や花などの華やかな香りはほとんど感じられない。
味わい アタックはネットリとした粘りのある米の甘みから始まり、
    アルコールの収斂性がじわっと広がる。
    中等度の甘みを残しながらも
    口内に柔らかいがしっかりとした中等度の酸味が広がる。
    苦味も中等度あり、旨みの程度は高め。
    アフターは米の甘み、
    余韻はアルコール感、米の甘みと酸味が長めに残る。
    複雑性が高くコクがある辛口。
特性  華やかさよりも米の旨みや粘りを感じるコクがあるタイプ。
適用温度 15~18℃ または 40℃
     コクと旨み成分が膨らむやや高めの温度設定で。
適した器 焼き締め陶器のような、
     じっくりと旨みを味わえるタイプで。
飲用シーン 若い人というよりは中年、日本酒好きの通の人向き。
      秋から冬にかけて。
      余りカジュアルなシーンには適さない。
      しっかりとした和食とともに楽しむ食中酒、
      または酒肴とともにじっくりと飲むようなシーンに。       
相性の良い料理のイメージ
     冷たいものよりは温かい料理とともに。 
     余り淡白な料理とは合わない。
     五味全てがしっかりしているお酒なので、
     余り脂っこくない、しっかり目の味付けの料理や酒肴とともに。
     香りの中にクリーミーな要素もあるので
     生クリームを使った料理にも。      
     和食:きんぴらごぼう、筑前煮、奈良漬、糠漬け
        鰆の西京みそ焼き サバの味噌煮 秋刀魚の塩焼き 
        ママカリの酢漬け、牛の時雨煮、豚の角煮  
     洋食:鴨のコンフィ 牡蠣とほうれん草のグラタン クネル
        鮭のムニエルきのこソース 
     中華:豚の角煮 チンジャオロース 魚の中華風酒蒸し
        白身魚と野菜の甘酢炒め 白菜のクリーム煮
        八宝菜 



つぶやき

ぶっちゃけ、
これは純米大吟醸って絶対当てられない。
吟醸香のかけらも感じられない。
もう純米酒って答えますね。
下手したら生酛っていうかも。
これで間違ってももうしょうがないって感じ。
試験ではもっと分かりやすいのが出るんでしょうけどね。

しっかし、
このコメント書く練習は時間かかりすぎ。
途中まで書いたらPCフリーズするし


ちなみに・・・・
岡山県には他に
御前酒
嘉美心
などのお酒があります。