クルマのサスペンションと長いお付き合い

サスペンションの話、試乗記、旅の話、諸々・・・。

スポーツカー論

2010-01-21 18:08:14 | なんでもレポート
スポーツカーの要素って何だろう?と皆で話す時、ヒントは軽トラと乗用車バンにあると、私の答えはいつも決まっている。
軽トラは、何せ取り回し感が良いし、操作系もダイレクトに感じる。
乗用車バンは、貨物車だけあってボディーも丈夫、足回りもカタメ、ローギヤードでシンプルなエンジンはトルクフル、アクセルレスポンスも素直で良い。
どちらも素の機械感が感じられて、走らせて楽しいからだ。
その楽しいと感じられる要素を、つきつめていくとどうなるのか?“トルク感”“剛性感”そして“軽さ”になる。
500PSあっても、1000PSあっても、トルク感の感じられないエンジンは楽しくない。
剛性感は、信頼感と同義語、なよったシャシーでは不安しか感じられない。
軽さは、動きの軽快さで、重い車では絶対に感じようがない。
これらの要素を持たない車からは、楽しさは感じられない。
3つの要素を持ち合わせていれば、絶対速度に関係なく、走りの楽しさ、操る実感が直感的に感じられるといえる。
けれど、3つの要素を持ち合わせた車ってなかなか無いよなー、などと通勤のFDの中で考えた。