クルマのサスペンションと長いお付き合い

サスペンションの話、試乗記、旅の話、諸々・・・。

GT-3

2018-10-30 11:04:55 | なんでもレポート
ブランパンシリーズ?ベントレーでレース?

ベンツもいればアストンマーチンもいる。

一見、サンデーレースような⋯

TV放映されてはいるけどルールがよくわからなかったカテゴリーがこれ。

雑誌の取材でにわか勉強、と言っても編集の人に説明してもらってレーシングガレージへ。
AUDIのR-8とBMW M-6の二台を間近で見せてもらいました。

以前、R-8はV8エンジンのナンバー付き車両を試乗したことがあって、
ハンドリングのまとめがミッドシップ車両にしては好印象だった記憶があります。

取材対象のR-8はV-10エンジン、サスペンションの車体側の取り付け点はそのまままで、アーム類、ハブナックル、
ブレーキ、ダンパーなどがレース用に改造されているように見えました。
生まれがスーパーカーだからこれくらいの改造で済むのは当たり前といえば当たり前。

Drコメントはどこでもオーバーステアーだそうです。

前後タイヤサイズが自由に選べるわけではなくて、承認タイヤの中から選択。

(Bopと言われる性能調整の大元がタイヤサイズと言えるかもしれません)

ミッドシップ車に必要なリヤ荷重相当のものがなく、前後バランスで見るとリヤが不足気味なのでオーバーステアやむなしといったところ。

M-6の方は大改造車。サスペンションは純正とは全くの別物。

エンジンの搭載位置からして後ろにも下にも目一杯移動してあります。
といってもV-8ターボなのでエンジンがでかいし重そう。

整備なり脱着が大変なのでは?
エンジンライフが長く年一のメンテナンスで十分とのこと。

それにしても驚いたのはロールゲージのこれでもか状態。
かろうじてドライバーの出入りができる程度で、あとはジャングルジム。
ガチガチのボディー剛性に寄与していることは言うまでもありません。

こちらも操縦性をたずねてみました。
ターンインではよく曲がるそぶりを見せるものの、旋回し始めるとアンダーステアーが強いとのこと。

しかしGT-3車両のラップタイムを聞いてびっくり。まぎれもないレースカーだわ。

二台の改造範囲が大きく違っているのに、ラップタイム差はごくわずか。

性能調整とやらがうまく機能しているようでこちらも感心しきり。

12月発売のSuperGT特集号で。



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