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この冬に雪道での連鎖した追突事故の話を書いたばかりだが、ここのところTVのニュースで
高速道路で何台かがからむ事故の様子が流れた、しかもタテ続けに・・・。
森ケイタ氏のメルマガに“エアバッグ”の話を書いてもらったところなので、
余計に気になるニュースだ。
最近の乗用車は衝突安全を謳っている。
これはある速度域(一般道のスピードレベル)での、正面からのゴツンに対して
生存空間が残るかも、という最低限の強さを満たしているに過ぎない。
これは考えようだが、ケガの程度が少しだけ軽症の方向になるだけのことで、
安全を勘違いしてはいけない。
ましてや高速道路上のスピードでは、どうぶつかっても危ない(命の保障などまるでない)事に
変わりはない。
薄い剛板を膨らませて、人が乗り込めるだけの空間を持つ乗用車のカタチは、トラックとトラックの間に
挟まれた追突事故などでは一瞬にして紙クズのようにクシャクシャになる。
乗用車に乗っていて、事故にあっても安全などとは夢々考えないことだ。
トラックにハジキ飛ばされて助手席の人がガードレールを越えて彼方まで行ってしまった話しとか
“部品集め”をする事故処理後の人の話を聞くと、速度というそのエネルギーの大きさを
否応なく考えさせられます。
“エアバッグ”の話とはハンドル中央に付いている、ドカン・パッのエアバッグと同じ目的、意味です。
“ハンドルのエアバッグはドライバーの為”。
“車間距離(車間時間)をキチンと取りましょうと言うのは自動車(自車)の為”。
だから、前走車と自車との空間に、見えないけれどエアバッグがあるとイメージする。
大きければ、ゆとりがあって、もしブツかってもケガは浅いだろうと考えることができます。
小さなエアバッグ(空間)では余裕もなく、事故の確率はグンと高くなって、ケガも大きいことは
容易にわかります。
そしてそのエアバッグの大きさは“自分で意図もカンタンに変えられる”(安全運転のキモのところです)。
前方のエアバッグがもっとも重要だが、側方にも後方にもエアバッグが欲しい、しかも安全なサイズの・・。
これを確保するのがドライバーの役目。
安全なエアバッグのサイズを自分で選びなさい、と言われて、どうしようもない程小さなモノを
手にする人はいない・・・ハズなんだけどね~。
車間時間=エアバッグの大きさ。
イメージできるでしょうか?
映画のスタントマンがビルから飛び降りるシーンで、下に置かれているエアーマットも似たようなもの。
あれが煎餅布団だったら・・・。
今日から自動車のエアバッグ、少しふくらませましょう!
車を運転していて、大きなエネルギーが移動してることにあまり、意識がありませんでした。確かに、とても危険な状態を維持してるんですものね、自分だけでなく、他の命も預かって移動してると思うと、自分のレーダーをいつもONにして、危険予知とセーフティーマージンを心かけねばと思います。 ただ、オープンでぼーーとしながら、景色や香りをかんじながら、運転する時は自分のレーターはONじゃなきゃいけないんでしょうが、ちょっとセンサーの感度をひくくして、ほーーーと運転したいなと思ったりします。
しかし一般道ではそうもいきません。エアーバッグの大きさに注意しましょう。
燃料の燃焼エネルギーを運動エネルギーに変換して移動しているからこそ、止まることにも曲がることにもエネルギーを変換しなければならないことを意識してうんてんしなければいけませんね。
メンテナンスも含めて
何気に車を走らせていると、エネルギーの大きさなどと意識することは無いかもしれませんね。
危機管理というともっと大きな災いごとの準備のように取られるかもしれませんが、人の命を元に考えれば、自動車運転は常に危機管理意識が必要です、そこから車のメンテナンスしかり、運転技術の向上しかり。
心の準備を怠らないことが、安全を保持するコツのようなものです。