クルマのサスペンションと長いお付き合い

サスペンションの話、試乗記、旅の話、諸々・・・。

エボリューション

2020-09-08 13:12:14 | バランススロットル
ランサーが正常進化を続けてどんどんたくましくなっていった時代に、インプレッサも速さを身につけていきました。

インプレッサは今もですが。

そのバチバチ火花を散らしていた頃にインプレッサの広報車を試乗しました。

外気温も低めですこぶるターボレスポンスも良く、トルクのモリモリ感もこれまでにない市販車、と感激したのと同時に、
コーナとコーナの間の速度変化がけたたましく、ブレーキングのタイミングを逃すまいと緊張しながら運転したことを今でも思い出します。

ブレーキング技術が未熟なドライバーが不用意にアクセルを開ければ、
ガシャンとやった後に何が起きた⁈そんな独り言が聞こえてきそうなほどの速さです。

クルマは「運転手が」止めるものです。

物心ついたばかりの子供だってブレーキのない三輪車を足で止めます!

笑うところではありません、本能に従った行動がとれているのです。

この本能こそがクルマを止める指示系統の元になるのですが、
残念なことにブレーキレス三輪車に乗ったことがないだろう運転をする大人がいます。

ガシャンとやった後に何が起きた⁈⋯

運転技量のうっかり度合いを何倍にも何十倍にも拡張する能力を持つのがスーパーカーです。

スピードを出す時は一人で、人のいないところで。