クルマのサスペンションと長いお付き合い

サスペンションの話、試乗記、旅の話、諸々・・・。

踏力一定ブレーキ

2019-01-21 10:02:51 | NEWTON BRAKE
真っ青に晴れ渡った冬の好天。

只今より離陸を開始します。

ゴーッとエンジン音が大きくなってそろりと機体が動き始め、少し間をおいてさらにスロットルが開いて景色が流れ始める。

地面から車輪が離れる瞬間がいつもなら何となく分かるのが、この日はアレッ?
外を見ると既に浮いている⋯その後の上昇のさせ方も段階的にタテGが抜けたりせずに一定Gで高度を上げていく。
天気がいいし風も安定しているからだろうと思っていたのだが。

今度は着陸時のホップステップが無く、ふわりと降りてすぐにブレーキング開始、次は逆噴射かと思ったら
エンジン音は加わらずブレーキングだけの静かな減速が続き、ある程度速度が落ちたところから、
タクシースピードにしては超速で滑走路を移動。
到着ゲートに近づくとモニター画面に誘導員の姿が映し出され、このまま舵を切ったら横Gが強く出そう、と思っていたら
スッと減速開始、頭を入れるタイミングでは横Gの発生は無し。
操作のつながりも完璧、Gの立ち上がりも角が無い。完全停止後のブレーキリリースもショック無し。見事‼︎

振り返ってみると、水平飛行から下降を開始し始める時の操作も穏やかだったし、
旋回も、操作開始の一瞬に気配りが感じられ気がついたら最後の着陸態勢に入っていた印象だ。

機内で拍手が起きてもおかしくないランディング。
ひさびさにバリの取れた操縦に出会えました。いるんですね飛び抜けてセンスのいい人が。

大昔は無事に着陸しただけで拍手があったらしい⋯