クルマのサスペンションと長いお付き合い

サスペンションの話、試乗記、旅の話、諸々・・・。

ニュートンブレーキ

2016-09-30 22:21:58 | NEWTON BRAKE
隣の人が「ブレーキをうまくかけられない人」・・・だったら。
落ち着いて助手席に乗っていられません。

ブレーキのかけ方を見て(感じて)不安になったことはありませんか?

先週出張先で乗ったタクシーは、今時珍しいMT車、個人タクシーじゃありません法人のそれです。

初心者のごとくエンジン回転を高めて長い半クラのあとロケットスタート、
そんなに空いているわけでもない街中を、深めにアクセル踏み込んでスピードを上げ、周りの流れに先行して走ります。

クルマに弱い人だったら、すみませんゆっくり走ってもらえますか、と言ってしまいそうなドライビング、早く言えばGの管理が雑でした。

予期せぬことへの「余裕しろ」⋯⋯安全マージンと言われれる配慮はほとんどなし。

ヒヤリハットがこの運転手の周りで1日に何回かあったとしても、事故を起こしてないんだからそれが何か?と平然としているタイプに見えました。

ヒヤリハットの場面を自分のドライビングでかわしている⋯⋯むしろ悦に入っている「オレってウンテンウマイ」のかもしれません。

毎日走り回っているから運転操作に慣れて、危ないことにも麻痺してきます、プロドライバーにありがちな話。

ここでいつものブレーキの話になるのですが、ブレーキを掛けて停止するまでの距離は物理法則のままなので、
運転がウマイからとかプロだから短く止まれる訳ではありません。

なのに余裕のない走らせ方をするのは、単なる自信過剰か、それとも物理法則を知らないのか、
とにかくブレーキを使って車を止めることをきちんと理解していない証拠です。

なにはともあれ、ヒヤリハットをかき集めるようなドライビングは⋯⋯勘弁。