クルマのサスペンションと長いお付き合い

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ロータスエリーゼのサスペンションセッティング その3

2016-01-09 20:55:01 | ガレージレポート(オリジナルボックス)
バネレート

車重の前後バランス、バネ下荷重、バネ上荷重までわかったら、次はバネレートです。

まずは車両から取り外してバネ単品のレートを測定します。
フロント4.2kg/mmリヤ5.8kg/mm

車両に取り付けられている状態のバネ固さ……つまり体感レートにするにはバネレートにレバー比をかけます。

そのレバー比とは、ホイールストロークを1としたときに、バネストロークはいくつなのかの比を表したものです。

(ホイールストロークはタイヤの上下ストロークの事、バネストロークとはバネのたわみ量の事)

今回は1G車高のポジションから、ホイールを上下20mm動かした時のショックストロークを測定しました。

フロントが0.65、リヤが0.7のストローク比でした。

(ホイールが40mmストロークした時のフロントショックストロークは26mm,リヤは28mm)

レバー比の表し方は、今回のようにホイールストロークを1とする時と、ショックストロークを1として、その時のホイールストロークを表す時もあります。
(どちらにしても簡単に換算できます)

単品のバネレートにレバー比を二乗した数値をかけるとホイールレートになります。

実車で体感するバネレート(体感レート又はホイールレート)はフロントが1.8kg/mmリヤが2.8kg/mm……………約ですが。
になります。