今週号は、車高と重心とロールセンター。(http://as-web.jp/autosport/issue_info.php?no=563)
サーキットを走る車は総じて車高が低い。
レースカーとして始めから作られた車は、サスペンションレイアウトも正常なロールセンターを
意識して作られているから大きな問題はないが、公道走行用の車の車高を下げると、
当初想定されたロールセンター高さも変わる。
一見してレーシングカーの外観にはなるが、サスペンションのしつけも大きく変化し
限界走行だけに、走りにも影響がでる。
そのナゼかのヒントを紹介。
(車高を下げれば速くなる、と短絡的に信じている人には、下げる方法は書かれていないので、
まったく参考にならないと思います)
誌面の説明どおり、
車高を下げればロール軸が長くなる、つまりロールしやすくなる(ロール剛性が下がる)。
これは同じSP、同じ減衰値なら、ロールスピードが速くなるのと、
沈み込み量が増える事を意味する。
このトキ、アーム角も一気に角度を増すので、ロール軸を更に伸ばし、
腰のないクタンと倒れ込むだらしないロールになる。
但し、車高が下がって縮み込みのストロークが減っているから、すぐにロールし切って止まる。
多くの車はアンダーオーバーの傾向になり、旋回姿勢が落ち着かなくなるのと、
そのコントロール性もシビアさを増す。
リヤが重いミッドシップカーは、サスペンションが受け持つべきロール剛性が下がって
オーバーステアーな車になり易い(リヤスタビライザーを外したような動き)。
近年のF1カーのフロントサスペンションは、ロールセンター高さと重心高さが同じか、
逆転しているかも知れないほど、高いところにあるように見える。
ターンインでほんの少しの舵で、内輪から白煙が上がることからも、
フロントのロール剛性が極端に高いことがうかがえる。
リヤはロワーアームの取り付け点近辺だろう。
市販車をレースカーに仕立てた場合、ネガ消しがセッティングの全てだったりする。
そのドライビングも決してやさしくない。
といったことが、ロールセンターの話からひも解ける。
サーキットを走る車は総じて車高が低い。
レースカーとして始めから作られた車は、サスペンションレイアウトも正常なロールセンターを
意識して作られているから大きな問題はないが、公道走行用の車の車高を下げると、
当初想定されたロールセンター高さも変わる。
一見してレーシングカーの外観にはなるが、サスペンションのしつけも大きく変化し
限界走行だけに、走りにも影響がでる。
そのナゼかのヒントを紹介。
(車高を下げれば速くなる、と短絡的に信じている人には、下げる方法は書かれていないので、
まったく参考にならないと思います)
誌面の説明どおり、
車高を下げればロール軸が長くなる、つまりロールしやすくなる(ロール剛性が下がる)。
これは同じSP、同じ減衰値なら、ロールスピードが速くなるのと、
沈み込み量が増える事を意味する。
このトキ、アーム角も一気に角度を増すので、ロール軸を更に伸ばし、
腰のないクタンと倒れ込むだらしないロールになる。
但し、車高が下がって縮み込みのストロークが減っているから、すぐにロールし切って止まる。
多くの車はアンダーオーバーの傾向になり、旋回姿勢が落ち着かなくなるのと、
そのコントロール性もシビアさを増す。
リヤが重いミッドシップカーは、サスペンションが受け持つべきロール剛性が下がって
オーバーステアーな車になり易い(リヤスタビライザーを外したような動き)。
近年のF1カーのフロントサスペンションは、ロールセンター高さと重心高さが同じか、
逆転しているかも知れないほど、高いところにあるように見える。
ターンインでほんの少しの舵で、内輪から白煙が上がることからも、
フロントのロール剛性が極端に高いことがうかがえる。
リヤはロワーアームの取り付け点近辺だろう。
市販車をレースカーに仕立てた場合、ネガ消しがセッティングの全てだったりする。
そのドライビングも決してやさしくない。
といったことが、ロールセンターの話からひも解ける。