クルマのサスペンションと長いお付き合い

サスペンションの話、試乗記、旅の話、諸々・・・。

NBロードスター 3

2011-12-04 14:38:21 | ガレージレポート(オリジナルボックス)

N感・・・ステアリングのN感と言われてもよくわからない。
・・・当然です。
・・・ほとんどの人がそうです。
アルテッツアのオーナーさんに、
「コーナーを曲がったあと直進に戻る時に
“明らかにハンドルに力を入れて戻してやらないと真直ぐにならない”
と思うのだけれど気になりませんか?」
と、聞いた(と言うより、問い詰め口調で)。
「いや、そんなことはない。気にしたこともない」という返事だった。
そこで既にステアフィールチューニングキットを装着したアルテッツアに試乗してもらった。
(しかも横に乗って解説付きで)
すると、ああっ~、となった。
一台の車と長く付き合っていると、いつどんな力が必要なのかを学習済みだから
ほとんどの操作が無意識動作。
だから気が付かなくて当然なところもある。
当初は何か変だぞと感じていたことも“乗り越えて”疑問を持たなくなってしまった時の
症状(病気じゃあないけど結構怖い話)だ。
ある範囲の中に収まっている操作性なら何も問題はないが、
度を越したもの、的外れなもの(不安にさせるもの)はイケマセン。
ロードスターは特に走りを味わいたい、走らせている間、動いている間を
食べつくしたい車だ。
手で操るもの、足で操作するもの全てに正しいわかり易さが備わっていてほしい。
ロワーアームのNO.1ゴムブッシュをスフェリカルボールジョイントに交換する。
これで微舵の精度が格段に向上する。
それと、N付近のフリクションを適度に下げる。
この2点セットで走りの張り感がステアリングで感じられるようになる。

そんなロードスター走らせたことありますか?