季節を感じるものを学童の子ども達と作ろうと思ったが、11月は七五三以外に楽しいものがなく、一足早いがクリスマスのリースを作ることにした。
山へ行って2日間で子供たちの人数分のリースを作った。わたしの行動に疑問を持った母が山へついてきた。腰が曲がった母にまで手伝わせるのは気が引けた。竹に絡んでいる葛は意外と太い。蔓を輪にしてぐるぐる巻いていく。面白くて寒いのも構わず外で仕事をしていたら、虚弱な小百合は鼻水が出てきた。やばい。
3つほど持って行ったら、子供がリボンを巻いて飾ってくれて、次々にわたしもわたしもと言うので、つい張り切ってしまった。売るほど作り「沢山できたし売ろうか。」と、冗談で母に言うと「買うときは高いけど、売るときは安いよ。」と、言われた。さすが人生経験が長いだけある。確かにそうだ。
父の病院通いと、仕事の隙間をぬって結構忙しいのだが、娘たちからはのほほんとリースを作って遊んでいると思われている。まあ、親の苦労は親の歳にならなくては分からないのだと思う。子どもに頼られ使われているうちは喜ばなくてはならないのだろう。