まこの時間

毎日の生活の中の小さな癒しと、笑いを求めて。

虎に翼

2024-04-18 | TV
「フテホド」が終わって、寂しいところへ「虎に翼」が始まった。
女性の立場を考えさせられる話だ。明治では女性の参政権もなかった。
フテホドでも女性の立場を取り上げていたが、昭和と令和でそんなに女性の立場が変わったようには思えない。
今は多様性を叫ばれるようになったが、政治などでも、女性が男性と肩を並べるところまで来たとは思えない。
まだまだ、育児や家事は女性主体ではあるが、結構男性が手伝ってくれる世の中にはなってきたみたいだ。
孫たちも「父ちゃん結構料理とかしてる~」と、言っていたのだが、いよいよ単身赴任となるようで、また母ちゃんは頑張らなくてはならない。
わたしたちの年代は、「虎に翼」でも言っていたように、嫁が「女中みたいなもん・・」というのがわかる。
夫は残業で遅くなったわたしを手伝ったり、食べ終わった食器は必ず運んでくれた。それくらいしかしなくても、わたし達の年代ではありがたかった。
それに、必ず「ご苦労さん、ありがとう」を、言ってくれる人だったので、すっかり、その言葉に騙されて頑張ってしまうのだ。
今では、運転手という役割も担っている。
義母は自分が100歳になっても、わたしがまだ70代だから運転は大丈夫やねと確認していた。義父母の介護は完全放棄して旅立った夫の代わりにわたしひとりの肩にかかってくる。

さて、今日の「虎に翼」の冒頭のシーン。
「女子部存続のためにがんばりましょうね」という彼女らの科白に身体が反応した。明治だよね、ドラマのその言葉。
令和だよね、今。
同じ言葉が必要な場面があるということに気づく。

女性の社会参加って、確かに進んできているようだけど、まだまだの感はある。
実は、先週の土曜の夜、町内の総会があって出席した。
その名も「初常会」はつじょうかいと読む。発情会ではない。
会計の事を「算者」と呼ぶ。今風に呼び方を変えるという感じはない。
田舎のこの町の時間は昭和初期から止まったままかも。
町内は188戸ある。公民館に参加したのは50名足らずだ。
鳥居を建てるかどうかの話に興味があって、たまに出てみよう、どのくらいの女性が出るのだろうとそのことにも興味があった。
義母は、「昔から、女なんかひとりも出んわ!」と、見てきたように言っていたが、まさしくそうだった。一人もいないのである。
後ろに座って、決算書をながめながら、土木、衛生、防災など今更ながらお金の動きを知る。結局、地震で壊れた鳥居を新しく建てないことになった。
大鳥居があるので、それを補修するということだった。
女性の世帯主は町内にいるはずだが、誰も出席しない。
他の町は、女性も出ていますよと聞いたし、区長も女性のところもある。
それぞれだが、わが町は進歩していなかった。
おまけに、明治と同じ言葉を聞いて立ち眩みしそうになった。






舟を編む

2024-02-26 | TV
BSNHK日曜夜10時から、三浦しをん原作の、辞書つくりの番組である。
第1回で、心臓を鷲掴みにされた気がした。
言葉は、人を救い殺しもする。殺し文句はいいが、心折れる言葉を自分が知らない間に発しているかもしれない怖さ。
さて、辞書には、それぞれ人間味あふれる違いがあるとか。
ドラマの中で、「右」という言葉の定義をいうところがあった。

高2の孫はさらっと「北に向いたときに東になる方」と、言った。
中3の弟は、にこっと笑って人差し指を自分の右に向けた。
娘もわたしも「左の反対側!」と、言った。
そして、付け加えた。
「左の反対側、箸を持つ方・・いや、ぎっちょの人もおるしダメやね」と、言うと、娘から「不適切やよ、ぎっちょって」あ、ドラマ「ふてほど」でやっていたね。
孫は「ぎっちょって何?」と、言った。
「びっことか、めくらとか・・そういうの不適切」
右が主流という考えが差別とか、多様性からはみ出るわけだ。
私の彼は左利き♪がいいね。
医療関係の仕事の婿殿は「心臓がある反対の方」と、なるほど。

ドラマの中で、「なんて」を、連発する主人公の彼女に先生は言う。
「すべての言葉には、その言葉が生まれてきた理由があります。想いを誰かに届けるために。」
「その言葉「なんて」を、辞書で引いてみてください。辞書はあなたを誉めもしませんが、けして責めたりもしません。・・」という。
このドラマもはまりますよ。

ちなみに、「右」は我が家の8センチの「言泉」には「正面を南に向けたときの西側にあたる側。人体で通常、心臓のある方と反対の側。右翼・・・・・。
少し小ぶりの和洋併用「広辞典」では、「左の反対」となっていた。
辞典の大きさにより、内容が長短あるのだ。
明解国語辞典では、「アナログ時計の文字盤に向かった時に、一時から五時までの表示のある側。多くの人が、箸、ペン、金づちを持つ方。」
箸とペンは分かるが、次に金づちとは?それならば、包丁も入れて欲しいものだ。片手落ちではないか。
しかし、私たち家族が言うすべてが載っていた!
辞書はおしゃべりだ。家族のだんらんと同様、いろいろ言うね。
他に「明と書いた月の方。一の字の書き終わり」というのもあった。
どの辞書にするかい?

ちなみに我が家の辞書はどれも古くて、「携帯電話」は、載っていない。
最新の辞書を購入するとしたら、右で迷って買えなくなる。

最新の辞書を作るとして、右に加えたいのは「パソコンのテンキーのある方」と、言いたい。それが載った辞書を探そう。
きっと、わたしと馬が合うだろう。辞書が馬?



待ってました!クドカン

2024-01-30 | TV
木更津キャッツアイで、親子ですっかり宮藤官九郎に魅せられた。
なので、「不適切にもほどがある!」宮藤官九郎書下ろしが、めちゃ面白いと娘からのLINE。
見逃してもTVerで、無料で観ることができるという忙しい世の中だ。
昔なら、見逃しておしまいなのだが、NHKプラスはあるし、録画はできるし、楽しみを増やせば眠れなくなる。

さて、1986年の昭和のおじさん(阿部サダヲ)は、体育教師。
野球部の部活など、懐かしいしごきの場面がでてくる。
男手一つで育てている娘が不良で、そのやりとりの不適切さ。
その昭和のおじさんが令和にタイムスリップするという。
「不適切なセリフや、喫煙シーンがありますが・・・」の注釈入り。

そして、セクハラだとか、パワハラだとかで、上司がそのハラスメントのハラスメントに遭うという「ハラハラ」があるということを最近知って、令和の生き辛さについて疑問が多いわたしなど、このドラマで昭和を懐かしんでしまう。
すごく変だし、途中でミュージカルか?ってとこもあって、しっちゃかめっちゃかなとこが、クドカンらしくておかしい。

「こんな未来のためにオレたち頑張って働いてきたのか!!」と、
「だからロボットに仕事を取られるんだ!!」と。

この先、どう展開するんだろう。
いかん。はまる。


加賀市が秘境と呼ばれ

2022-08-23 | TV
ついに我らが加賀市が秘境と呼ばれることになった。
昨日のTV番組「帰れマンデー見つけ隊」で、タカ&トシと、那須川天心などが加賀市に!焼き肉屋を探すのであるが、吉崎のバス停からミツ経由、その辺りで「加賀市の秘境に焼き肉屋はあるのか!!」確かに水田ばかりで家がないね。
ついに、錦城山のふもとの「錦城山」という焼き肉屋に到着。
そこは、長流亭があり、もう一足でわたしの職場があるのだが。

そこから、松が丘町にバスは行く。
そこは、住宅街とはいえシャッター街のようになっている。
そこに「カグラ」という希少ブランド肉、能登牛を出す店があると。
実は、近くの焼き肉屋しか知らないので驚き。
このコロナ下で外食をあまりしないことと、焼肉は大勢でワイワイ行きそうな感じで、ここ何年も行ったことがないことに改めて気づいた。
「カグラ」??へーーと驚きながら、この一行は最終的に山中へ。

途中漆器の店おしゃれな「我戸幹男商店」山中漆器の専門店。
店内の紹介もした!!(≧∇≦) キャー弓道の先輩が専務さんの店だ。
そこで、山中の「三千里」という焼き肉屋を聞き込みするという設定だ。

焼き肉屋は、あやとり橋のそばにあるということで、まず川床でお茶とお菓子。
ずっと前、Yちゃん夫婦と温泉の帰りに寄ったあやとり橋。
いつも行ける場所なのに、改めてTVを通して懐かしく観てしまった。
あやとり橋の川床。
今度はお茶をしに行こう。





大河ドラマ 鎌倉・・・弓が?!

2022-02-01 | TV
大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の中で、新垣結衣の演ずる八重が弓を引くシーンがあった。
ガッキーかっこいい!!と、言う視聴者もいただろう。
わたしは、弓を見ていた。
真っ黒の弓はどう見てもグラスか、カーボンに見える。
あの時代に、グラスの弓を使ったとは思えない。
竹弓を漆塗りにしたものという想定ならば竹の節があっただろう。
録画で観ていないので、弓に節があったかどうかを確認はできなかった。
どこかで簡単に調達したように思えるのだ。

ドラマの話の流れでは弓の材質など、どうでもいいことである。
違和感が・・もやっと。



575でカガク

2020-09-25 | TV
日曜の23時30分。Eテレでやっていた「575でカガク」という気になる番組を見つけてしまった。
プレバトでもお馴染みの夏井いつき先生。

「最先端科学を17音で表現」
俳句と科学がどう絡むのだろう。とても興味深い。
どちらも全く歯が立たないので、殆ど憧れと尊敬で観た。

いつもの厳しい夏井先生ではなく、科学を前に次々と新発見して驚いているところが、とても可愛らしい女性にみえた。

さて、「反物質」と、いうことに対しての俳句。

愛すればこそ憎しみもソーダ―水

好きな子の靴を隠すやさくらんぼ

視聴者から集まってくる俳句を、科学者の後田教授と夏井先生で読み解くのである。この2句について、二人の間で物議を醸す。
そして、とうとう作者に電話してしまうという展開。
作者は、なんと反物質について語りだす。

そこで、「反物質」とは何ぞや。と、いうことになる。
物質の生き別れの双子の片割れで、消えてなくなったのが反物質なのだそうだ。それって聞いたことある。

先日、素粒子の番組があった。又吉の「ヘウレーカ」だ。
「僕らはみんな”あぶれ者”だった!?」
ニュートリノの説明があった。あぶれ者から生まれた我々・・
スーパーカミオカンデは地球そのものを実験室にしてしまったような施設。
さて、その研究は素粒子なのだが、その素粒子すら理解できない。
その素粒子と反物質が関係があるらしい。

カミオカンデで研究しているあの素粒子を語っていたときに、ぶつかった後、あぶれた素粒子が物質を作り出すという。
なので、我々はあぶれ者から生み出された物質であるとの説明。
反物質を説明せよと言われたら分からないのだが、何となくつながっていることが分かってきた。
書きながら、何を言っているのか自分でも分からない。

しかし、その俳句を詠んだ方々がすごい。
名前を見ると男性が多い。ロマンチストなのは男性の方が多いのかもしれないと思った。

次回は「ミトコンドリア」
Eテレ 27日夜11時30分
なんだかワクワクする。
ちなみに俳句も科学も苦手だ。

おじキュン

2020-09-04 | TV
あ、大森南朋だ・・と、TVをつけたらエプロン姿の大森南朋を見て、何でや?どーしたん?ついつい見入ってしまった。

大森南朋を初めて観たのは、2007年のテレビドラマ「ハゲタカ」で、大森南朋は非情なハゲタカと言われる投資ファンドのマネージャーとして、次々と企業を買収する役どころ。すごい俳優だ!非情だ!!渋い!
松田龍平、栗山千明、柴田恭兵、大杉蓮も登場。
殿とわたしは、毎週欠かさず観ていた。

その後、2010年「龍馬伝」で、武市半平太の役をした大森南朋。
大河ドラマを欠かさず観たのはこれが初めてかもしれない。
はじめは福山雅治の龍馬を観たかったのだが、いつの間にか、またまた大森南朋扮する武市半平太に惹かれた。もちろん、あの視聴率ピークを迎えた武市先生の切腹の場面。介錯寸前のセリフ!!ボロボロもんだった。
殿は眼鏡をはずして拭いていた。

余談だが、岡田以蔵(佐藤健)はずっと「武市先生!!」と、武市を尊敬し武市を助けたいがために牢屋の中で拷問に耐えていた。何週間か拷問されている間、NHKに「以蔵をあんな顔にしてもうやめて!!」と、電話があったとか。そして、以蔵は切腹すらできなかった。

さて、その武市先生がエプロンをして料理を作っている。家政婦だという。
そのギャップに驚いた「私の家政婦ナギサさん」おまけに、多部未華子も可愛いし。大森南朋のはにかんだような笑顔がいい。
また、バックに流れている、あいみょんの曲「裸の心」が、沁みる。
はまってしまって最終回にほろっときた。これが「おじキュン」?
殿が生きていたら、武市半平太で惚れ込んでいた大森南朋の「おじキュン」ドラマもありと思うかどうか?
9/8火曜に新婚おじキュン!