まこの時間

毎日の生活の中の小さな癒しと、笑いを求めて。

今年を振り返り

2015-12-31 | 暮らし

怒涛のような1年を過ごした。友達は、出会いは人を豊かにするが、別れは人生を深くする。と、言った。沈むと深いところから光が見えてくる。今まで浅瀬でぱちゃぱちゃしていたようだ。

娘に、深くなりすぎて沈んだわというと、沈んだらそのうち浮くよ。と、言った。今度は浮いて流されないようにしなくては。娘たちは今年成長したといった。わたしは、自立を強いられた。

昨日と今日、お悔やみが続いた。今日は先輩のお母さん93歳だった。いくつならいいということはない。いくつであっても別れは悲しい。

今日の新聞に「悲しいときは、黙って悲しむ。言葉にならないものが、いつも胸にある。言葉にできない感情は、じっと抱いてゆく、魂を温めるように。その姿勢のままに、言葉をたもつ。」と、あった。


大掃除すんだ?

2015-12-30 | 暮らし

友達に会って「大掃除すんだ?」と、聞かれ「まだ・・。急に寒くなったし。」ということから、どうして夏に大掃除をしないか。いや、なぜ正月が冬なのか。と、真剣に考えた。

まず、夏に正月があったら、餅がかびるし、おせち料理も作り置きできないだろう。料理の関係で正月が冬なのではないことは確かだ。なぜなら、世界中新年を迎える日は同じだし、暑い国も暦のうえで1月1日というのは決まっている。そこで、餅を食べるか食べないかは問題ではなく、新年を迎えるにあたり、神様仏さまキリストさまにご挨拶をしなくてはならないのだ。そのためには、1年のススを払い清めなくてはならない。

1年のススを払うということは、ススは1年分ためておかなくてはならいのだ。

今年は、正月が出来ないので、正月飾りもしないし、おせち料理もしないので、のんびりしている。だからといって、大掃除をしないわけにはいかないのだ。神様をお迎えしなくては。

しかし、喪中の家には神様は来ないのかなあ。仏さまがはばをきかすから来にくいのか。そんなことを考える暇があったら雑巾を持てばよいのだ。

よしっ!雑巾を持つぞっと思ったら、手には本がくっついている。困るなあ。

 


藥丸岳 やくまるがく

2015-12-29 | 読書

長い推理間連れ添って、結構お互いを知っているつもりでいたが、へぇーーと思うことがある。殿の蔵書でミステリーは少ない。その中で見つけた「天使のナイフ」藥丸岳を、見つけて読み始めたら面白くて、もう1冊探したら「虚夢」というのもあった。一挙に読んでしまった。

少年犯罪や、精神障碍者の犯罪を扱っている。被害者の心中と加害者とその家族の悩みを描いていて釘付けになる。処罰されなかった犯人に遺族はどう向き合うのか

それがきっかけで、図書館へ行くと「刑事のまなざし」が、あった。そういえば、これはTVドラマでやっていたのを思い出した。椎名桔平が主人公だった。

さて、「刑事のまなざし」を、返しに行き、またまた図書館で「Aではない君と」を、借りてきた。年末は道場もお休みなので、夜長を愉しむとするか。しかし、どれも重いミステリーだ。軽いミステリーはないが。


タルトタタン

2015-12-27 | 料理

日曜だ。タルトタタンを作ろう。

グラニュー糖がなかったので、三温糖を溶かしてカラメルゼを作り、リンゴを絡めるぜ?

その後、バターと粉砂糖を白くなるまでしっかり混ぜる。ここへ、卵を1個ずつ混ぜ、最後に小麦粉とベーキングパウダーをさっくり混ぜる。

リンゴを並べてカラメルを流しいれる。そこへ混ぜた小麦粉を絞り出しのチューブに入れて均等に回しいれる。

美味しく焼けますように。その間、本を読むこと40分。

出来た。コーヒーのお供に。婆さんと自分の分を取り分けて食べてしまってから、写真を撮ることを忘れていたことに気付いた。カラメルが結構甘いので要注意。

美味しい。パテシィエになれるかも。残りは娘宅へ持っていく。感想はまだ聞いていない。甘いので辛口な批評を期待する。


長嶋茂雄 野球人生のすべてを語る

2015-12-26 | 暮らし

NHKで12/23の「スーパースター長嶋茂雄 野球人生のすべてを語る」を、録画した。

たぶん、殿は永久保存したいだろう番組だ。今現在の長嶋さんは、本当にスーパースターである。殿たち団塊世代の人生に長嶋さんは大きく影響していると思う。

野球好きではない私でも、長嶋さんが引退したとき感動した。「グランド一周のとき、なんとなく涙がぽろぽろ出ました。」と、振り返って言っていたが、殿はやたら泣いたんだと思う。天覧試合、松井選手とのこと、活躍は何回も観たはずだが、何回観てもすごい。観るたびに発見がある。また、優勝の瞬間のシーンなどを観ると欠かさず野球を観ていた殿を思い出す。若いころシーズン中に、タオルを鉢巻きにして応援していたことや、シーズン中はTVを独占されたことを思い出す。

病気後の長嶋さんのリハビリのことを感心し、国民栄誉賞を松井秀樹さんと共に取ることができたことも、殿は喜んでいた。

そしてこの番組の最後に、「野球選手であったこと自体が幸せであった。」というその後に、有働アナが、夢は何ですかと聞くと79歳の長嶋さんは言った。「走りたい気持ちがあるねえ。走ってみたい その一言。」

スーパーヒーローの現在の夢に泣けた。殿が一緒にいたら、きっと泣いていただろう。


虚数の情緒  再び

2015-12-21 | 読書

わたしの蔵書である「虚数の情緒」は、読むには難しいので、あちこちつまみ食いのような読み方をしている。もともと理数系が苦手なので、興味のある所だけ読んでいる。

そして、興味深いところをまた見つけた。「子供とは如何なる存在か」というところだ。どうして、数学の本にそのようなことが書いてあるのか。まず、第0章 方法序説:学問の散歩道 というとこらから、数学教育の問題点という項目があり、その後に、「選択の自由と個性」という項目があり、次に「子供は如何なる存在か」というところにつながっていく。

そして、「子供は無邪気か」というところで、思わず息もつかずに読んでしまった。なぜなら、日ごろ辛辣なことを言われ、子供に「先生、しわ何本あるんや。」とか、「白髪ある?」とか、「ばあちゃんや。」とか、遠慮せずに、ありのままに言うので、たまらんなあと思うが、子供のいうことだからしゃあないわとも思うし、まったくもって本当のことではあるしと思う毎日なので、この本の作者は何と言うだろうかと興味深く読んだ。

「子供は無邪気ではなく有邪気である」と、そうだそうだ。その前に、この文章は誰に向かって書いているかと言えば、この本の対象者である中学生に対して書いている。なので、「無邪気な子供という表現を多用する子供天使論である。諸君は本当にそんなに美しかったのであろうか。」と、問いかけている。わたしは中学生の学力しかないが、(今はもっとやばいかも)中学生ではない。大人が読んでも面白いのである。子供に媚びない作者の力強さ。また、子供を一人前の大人として語っているところ。

ナイーブなわたしは、子供たちからの本当の言葉を受け入れながら、心が折れそうな日々を、この作者は豪快に切りつけているのだ。子供が大好きで保育士をしたいという若い女の子が不思議だった。わたしは、子供を育ててきたが、親として自分の子は可愛いが、よその子は同じように可愛いかと言えば、そうではない。

その理由を、この作者はうまく語っている。わたしがどうしても好きになれない部分を指摘している。

子供たちと日々駆け引きをしているようなところがある。彼ら(あるいは、彼女ら)は、毎日一緒にいると、日々わがままで、自分本位で、行儀が悪く、ずるいところを見てしまう。でも、それが子供なのだ。それを、子供は無邪気で可愛いとひとくくりにすると、子供から反撃を食らう。

真剣に、緊張関係を作り、信頼を得るためには、子供には媚びらず本音を言う。なんでもかんでもほめない。彼らは見破るのだ。


弓納め

2015-12-20 | 弓道

一年は早い。昨日は弓道の忘年会。

2次会に7人でカラオケへ行った。若い人たちが声をかけてくれたのだ。

「おとうさんが歌ってくれた長淵の『しあわせになろうよ』を歌うわ。」と、言って歌ってくれたM君。涙が出たが「これは泣き歌やねえ。」と、言いつつ懐かしく聞いた。殿は歌がうまかった。演歌はもちろん、マッチや長淵や吉田拓郎も歌った。

若いSちゃんが、可愛い声で松田聖子や昔の曲を歌うので「びっくりぽんや。」と、みんなで驚く。

同級生のS君が、「茂さんのこと、みんなが話題にしてるの辛くない?」と、聞くので「泣けても、嬉しいよ。思い出してくれると、生きている気がする。誰も思い出してくれなくなったら可哀想やね。」と、いうと「じゃあ、言ってもいい?」と、まだ山中の道場で練習していた頃のおもしろ話をしてくれた。嬉しかった。

久しぶりに、みんなと歌ったら元気が出た。「このパワーを、明日の納射会に発揮しよう!!」

かくして、本日の成績は8射7中で女子優勝となった。肩を広げることだけを気にかけて引いた。まだまだ離れのゆるみがあることや、相変わらず弓が回らないことなど課題は多いが、的中は元気が出る。次の課題にチャレンジする気力が出る。

天気も良く午後の大掃除や的張りも苦にならない。

どうしてうちの掃除は腰があがらないのか。「そんなん知らん」と言うように、彼は餌をまき散らして食べている。


夫婦別性の問題

2015-12-17 | 暮らし

この夫婦別性の裁判結果について、問題になっていることを考えた。会社の社長が結婚し名前を変えることは莫大な費用がいることや、自分の名前を大切に思っていることなど、それぞれに考えはあると思うので、どの考えも否定は出来ない。

わたしの場合は、名前については何も考えずに結婚した。それどころか、相手の姓の下に自分の名前をつらねてあこがれた。少女漫画みたいに、自分の姓が変わることにあこがれた。そして、嫁ぎ先の名前が気に入っているし、父は娘は天から預かった子だから大切に育てて婚家へ嫁がせることが使命だというタイプの人だったので、洗脳されたのかもしれない。

それで幸せだったし、子供もできた。そして、その名前がもうわたしの代で無くなってしまう。何の執着もなく生きて死ぬというだけのことだ。ついでに言うなら、実家も弟の子はみんな女の子なので、名前は続くかどうか。

最愛の人の死に直面すると、人生のいろいろな場面がぼんやりとかすんで見える。大した問題ではないのではないかと思えてしまう。それは良くない事なのか、そういう判別も出来なくなっているのか分からない。

人の生死に関わる問題はどんなことがあっても戦わなくてはならない。大切な命を守るためには全身全霊をかけて守らなくてはならないと思うが、病に侵された人をわたしが助けることは出来ないという無常を知ることで、自分の非力を思うだけとなる。

分からない。ということが分かった。

 


美しい三角

2015-12-17 | 暮らし

学童保育の壁に松ぼっくりを使ってツリーを作った。いわゆる、ウォールツリーだ。

しかし、どうしても形がおかしくてやり直しをした。はじめ正三角形で作ったので、ひどくダサい感じだったのだ。

黄金比率というのがあったので、調べてみると、フィボナッチと「パスカルの三角形」とが、数学の醍醐味という。しかし、パスカルの三角形とはなんだっ!二項展開という計算の話だった。さっぱり分からない。というか三角形の美しさとは関係ないのである。

こうなったら、自分の審美眼を信じて作るしかない。

結局、限りなく細長い三角にしたら、どうにか見ることができる形になった。

数学のことは分からないが、パスカルの三角形の図を見ていたらこの数列の置き方が、松ぼっくりの置き方と同じになっていることに気付いた。一番上が1個で、次が2個、次の列が3個・・別に何の関わりもないけれど、単純にひとつずつ増やしたらきれいにできた。

ところで、時折開く「虚数の情緒」は、殿のような人に見える。さっぱり分からないが、時折興味深い一言に出会う。算数の本かと思っていると、最後の索引の後ろに「歴代天皇生没年」「誕生年順名簿」や、「誕生月別名簿」がある。ちなみに12月7日は「クロネッカー」って、誰や?

分からない事が多いので、何回も開いて分かることを探したり、悶々としたりする。ただツリーを作りたかっただけなのに。

 

 

 


二度寝

2015-12-14 | 暮らし

年をとると早起きになるというので、わたしはまだ若いらしい。早く起きられない。目覚ましは2回止める。5分経つとまた律儀に目覚ましが鳴る。2度寝が幸せ一杯なのである。6時はまだ暗い。暗いうちに起きるのは体に不自然である。夏は朝日が体に当たるので目覚めても理屈に合う。6時半には少し朝日がさしてくる。天気が悪いと危ない。

毎日、予定もしっかりあるが、早起きの必要もないということが気が緩むところである。それでも、天気の良い日は早起きして、わざわざ20分歩いてパンを買いに行く。パンを買う時間も含めて50分かかる。ちょうど登校中の子供たちと同じ方向なので、子供たちと歩いたりする。

しかし、天気がいまいちの暗い日は、もう一度寝ると良いことがある。殿の夢を見ることがあるのだ。いつも、病気の殿が出てくるので辛いのだが、「わー、もう一回手を貸してあげることができる。」と、喜んで手を伸ばすと幕は下りる。でも、その時目覚めるとシャキッと起きることができる。

殿は早起きだった。わたしがもぞもぞ寝ていると「まさこ」と、起こしてくれる。その声が今も時折聞こえる。今もどっかで生きているのだ。しかし、暗い日は起こさなくてよいですよ。ふかふか布団にもぐっていると、このままミノムシになってもよいとさえ思う。しかし、ミノムシもいずれはミノから出なくてはならないのだった。

そんなことを言っていられない。父の病院へ行き、市役所へ行き、証券会社へ行き、仕事上インフルエンザを受けに行ったら、12時を回ってしまった。ハードだった。午後は午前中の住民票が有効期限切れで、再び市役所へ行ってから仕事に行って、目が回りそうだった。早くミノに入りたい。

 


相続

2015-12-12 | 暮らし

がーーーん。今頃気付いたわたしがあほだった。

殿の株があった。前から配当金のお知らせが来ていたので知っていたが、そのままにしていたのだ。ふと、名義を書き換えなくてはならないのではと気付いた。気付いた時は遅かった。娘たちの印鑑登録証明が残っていたのでそれを使えばよいと思ったが、書類の説明には、証明は発行後6か月以内と書いてあった。もう2か月前であれば有効だったのに。そのうちにと思ったのがいけなかった。

また、娘たちにとって来てもらわなくてはならない。

ついでに、証券会社の人と話していて、NISAの手続きもしておこうかと思った。何事も後回しはいけない。


よいニュース

2015-12-11 | 暮らし

羽生結弦の素晴らしいスケート。そして高得点の優勝。

ノーベル賞の授賞式。良いニュースが続いていいなあと思う。

油井亀美也さん着陸に成功。またまた良いニュース。

それにつけてもと、過去を思い出してはならないのだけれど、1月に殿が体力をなくし毎日テレビに向かっていた頃を思い出してしまった。オレンジ色のシャツを着せられて、これでもかこれでもかと状況の進展もないのに、どのチャンネルもISのニュースが流れ、最後は悲惨なことになってしまった。関係者は張り裂けそうな辛い出来事だったと思う。そして、体力のない殿にも相当なストレスがあったと思う。元気なわたしでも辛かった。どうか、ニュースをしませんようにと思ったことだった。

良いニュースがいっぱい流れますように。


誕生日

2015-12-10 | 暮らし

生まれて初めて誕生日の夜をひとりで迎えた。とはいえ、晩御飯は姑と猫のふたりと1匹で食べたのでありがたいことだ。

7年前の誕生日に殿からもらったシクラメンが今年も花をつけた。姑は7年もシクラメンが花をつけるのは珍しいと言っていた。その前でワインを。最近シャトレーゼで甲州ワインを売っている。瓶に詰め替えてもらえるのだ。

仕事もできるし、弓も引けるしありがたい。感謝すると寂しさも辛さも薄れることに気付く。一生懸命働き、美味しいものが美味しいといえるありがたさ。一生懸命遊ぶことのできるありがたさ。殿の愛した愛猫は尋ねる「父ちゃんは?」「かあちゃんでがまんしなさいーー」

 


排水の件

2015-12-10 | 暮らし

アドバイスをくださった皆様ありがとうございました。お陰様で母もゆっくり眠れそうです。(心配で眠れないと言って寝ていました。)

母の電話のあと、2か月余りほったらかされていた実家の家の前の排水は、市役所に相談し、業者からの電話を受けて穏やかに解決いたしました。

今日ユンボが入って、作業の人と話が出来ました。しかし、沼のようになっていてユンボが沈むのだそうです。

話していると社長が見えて、みんなでああだこうだと話しているうちに、たまたま叔父とわたしの娘もやってきて、味方が多人数になりました。

ありがたいことに、某社の社長さんは徹底的に水が履けるようにしますということで解散。

日々、あれやこれやと忙しい毎日のおかげで、何とか過ごしていけるような気がします。少し頭がマヒしているようなところもあります。

 


木の三輪車

2015-12-09 | 暮らし

北海道の瑠辺蘂でねんりんピックがあった時、視察に行ったついでに2番目の孫の誕生日に木で作った三輪車を買った。

ぬくもりがあって気に入ったのだが、その孫も1年生になり、もったいないので植木の台に使っている。

この三輪車、実は危険なのである。少しでも後ろに体重がかかると、ウィリーしたように前の車輪が浮いて、後ろ頭を打つのである。何回もころんでいたが大丈夫そうである。

大人の尺度で買い与えてもいけないのだなあと思うが、置物としては気に入っている。