まこの時間

毎日の生活の中の小さな癒しと、笑いを求めて。

大人のカルピス

2020-08-29 | 料理
今年の夏。孫たちがことのほかカルピスを喜んだ。
カルピスの糖質60%オフもあるので驚いた。
さて、お盆の残りのカルピスを飲んだら懐かしい味。

炭酸で割って、レモン果汁を入れたら大人の味になった!!!
これに、焼酎を入れたらおやじの味になりそうだ。
でも、おやじはカルピスで割らないね。

うまか~~~。氷をカラカラ言わせて、くぅ~~~。
また買うてこっと。





ゴッドファーザーのトマト料理

2020-08-28 | 料理
土井善晴氏のNHKの料理番組で司会の後藤さんとの掛け合いが面白い。
この日は、トマトソースとニョッキ。
「トマトソースのえぐみや渋みを抑えるために少し砂糖を加えるんですよ」
と、土井さんは言い
「これね、ゴッドファーザーの映画で、ミートボールを煮込んでいるところで、アルパチーノが砂糖を加えるんですよ。これは男のたしなみだ覚えておけ・・と、いうんですよ」と、大阪弁で語る。
すかさず、後藤さんが、いつものダジャレを遠慮がちに言う。
「ちなみに、わたくしの父もごとうファーザー・・」
「そ、それは・・えらいですね・・」と、土井さん‥言葉が詰まる。

さて、じゃがいも2個に対し、片栗粉50g。
まさにイモ餅です。イモ団子と同じ作り方。
団子にして茹でる。


本日、我が家はトマトソースではなくトマトとアボガドとドレッシング。
いも餅もイタリアンにするとニョッキとなる。






浜茶屋と、ひまわり迷路

2020-08-27 | 暮らし
母はひとりで家にいる。殆ど訪ねてくる人もいない。
父の病院へ行かなくてはならなかった時は、自分でタクシーで出かけて買い物もしたりしていたが、カモ丸君(移動販売の車)が来てくれるので食べ物は何とかなっている。
気分転換にと、橋立へ出かけ浜茶屋で昼ご飯を食べることにした。
浜には数人の家族連れがいたが、浜茶屋で休む人はいない。
席料は300円で、昼はパスタはやっていないという。
仕方なくラーメンを食べた。
それでも母はたいそう喜び、海を見たのも何年振りという。


ずっと昔話をしている母の話を半分聞きながら
「十分お子様連れにはご注意ください」の文章に目がいき、なんとなく笑えた。
お子様連れに注意をしなくてはならないらしい。
ひとりで突っ込んでいた。


尼御前とカモメ。


帰りにイチジクを買うためにぶどう屋さんへ寄ったのだが、売り切れていた。
ここのイチジクは美味しいが、いつも売り切れてしまう。
そのぶどう屋の前にあるひまわりの迷路も、もうひまわりも終わりで枯れそう。

母もすっかり腰が曲がり、迷路を歩くのは大変だが、入り口のところを覗いて、ひまわりで元気が出そうという。



真っ盛りだったらどんなにきれいだったろう。
しかし、見事なひまわりだ。







コロナ禍も早く収束しますよう。

自立するバック

2020-08-26 | 暮らし

モッコウバラさんより頂いた和紙のバックが嬉しくて、早速使わせていただきました。

自立するのがいい。
爺さんの木彫り展が決まったので、芳名簿と筆ペンとサインペンを入れた。
着々と用意するときに忘れてはいけない小物を入れていく。
少しずつ用意をするときに、何となく楽しい気持ちになる。
色も爽やかでいい。
殿が具合の悪い時に、茶の間のカーテンをベージュから若葉色に替えたことを思い出した。
ありがとう!!



かき氷屋さん

2020-08-23 | 小さきもの
短い夏休みに、momoとnanaがお泊り。
momoは、いつもの夏休みらしく絵具を使って絵を描き、nanaは
「お姉ちゃんと一緒にばぁばんちへいく」ということで保育園を休んだ。
絵具を出したついでに綿を使ってかき氷屋さん。


進化したレゴ。
ビーチの裏側にトイレ。




2階建てバス。6歳のnanaがはまっているレゴ。





作っている途中が楽しいようで、かき氷も出来上がるまで楽しくてしょうがないようだった。
お店屋さんを開くまでが遊びのピーク。
大人もそうかも。何かが始まるまでが楽しいピーク。





暴走老人

2020-08-21 | 読書

『暴走老人』藤原智美  2007年8月 文芸春秋
図書館で借りてきて一挙に読んだ。
65歳以上の検挙数が10年前の4倍になった(2006年現在)のはなぜか?
自販機の前で老人同士がけんかして殺し合いになった事例。
コンビニへチェーンソー乱入の老人。

「新老人」と、呼ばれる人たち。いよいよ団塊の世代が突入。
帯グラフで育った年代で、時間の無駄を許さない。待つことができない。
老化と生理が待たされる時の感情爆発を起こす。
リタイアしても居残る「時間割」という心理。
リタイヤして時間割から解放されるのではなく、喪失と感じる。

日常的に支え合う人間的な基盤を失うと老人に限らず人はもろいものである。

高齢はあすの自分の行く道。いよいよ「ガラケイの修理は終了しました」とのお知らせが入り、ちまたにはキャッシュレス時代突入とばかりに流される。
マイナンバーカードは高齢者をどこへ連れて行くのだろうか。
何をさせたいのだろうか。

買い物のレジも、自分が作業者の一部になってせっせとバーコードを読みとらせ買い物袋に商品を詰め込み、作業ラインの一部になっている。
母などは、お金を払うところが別になっているとパニックになる。
それがスムーズに出来ないと自己嫌悪に陥って「もう買い物もできん・・」と、しょげるのである。
お客を待たせないのは、客に働いてもらうことが一番。
マックなどでも、自分でトレイを運び、トレイの片づけからごみを捨てるところまで、受けるサービスを肩代わりしている。その代わり安価であることに満足している。
さて、そこでそのラインを止める事態になると、出来の悪い部品になった気がする。

暴走老人にならないように。コロナでストレスを感じるがなんとか乗り切ろう。






平和

2020-08-18 | 暮らし
お盆に娘達みんなが集まり、食後に花火をした。




そのまま、アスファルトに座って、ペルセウス座流星群のなごりの流星をみようとみんなで外で宴会。
子供達はカルピスに喜び、大人はビールに喜ぶ。
わたしは今回薬を服用のためカルピス。
momoが「見つけた!すっーと流れた」
kenが「オレも見つけたい。願い、願い、願い・・」
3回唱える練習をしていた。その願いの中身が必要なのでは・・。
kouも思春期らしい願い事があるようだった。

コロナはひたひたとやってくるが、今日は平和だった。

先日、『平和』と、題して、中日新聞に谷川俊太郎の詩が載っていた。

平和
それは空気のように
あたりまえなものだ
それを願う必要はない
ただそれを呼吸していればいい

平和
それは今日のように
退屈なものだ
それを歌う必要はない
ただそれに耐えればいい

平和
それは散文のように
素気ないものだ
それを祈ることはできない
祈るべき神がいないから

平和
それは花でなく
花を育てる土
平和
それは歌ではなく
生きた唇

平和
それは旗ではなく
汚れた下着
平和
それは絵ではなく
古い額縁

平和を踏んづけ
平和を使いこなし
手に入れねばならぬ希望がある
平和と戦い
平和にうち勝って
手に入れねばならぬ喜びがある



不要不弓

2020-08-17 | 暮らし
お盆前にかかった突発性難聴の再診日は盆明けで、受付は長蛇の列である。
ネット予約もできるが、直接順番を取り、一度帰ってネットで現在の待ち番号を確認して出向くのがよい。待合室の混雑を避けるために、近くの喫茶店でコーヒーを飲むのも良いかも。

病院は以前よりも更に緊張感に包まれている感じがした。
このお盆の間に加賀市にカラオケクラスターの感染者が毎日出ているのだから、当然と言えば当然である。
受付は当然、マスク、フェースシールドを両用していたが、風邪気味の患者には車に戻ってもらってケータイで問診するとの案内をしていた。

前と違うのは受付で、「海外、県外へは…?」の質問に加えて、
「ここ1、2週間カラオケへは行っていませんか?亅と、カラオケの項目が増えた。カラオケ大会の後2次会もあったというのだから、元気な年寄が元気にウィルスを撒き散らしたということになる。
消滅可能性都市と言われている人口の少ない街で、70代の人達が毎日感染者として人数が増えていく。
今日で28人となった。カラオケが悪いわけではない。
何をするにも細心の注意が必要だということだ。

今月末に弓道大会を、各道場で開催して、成績を持ち寄るという行事に関して、そこまでしなくてもという気がしてきた。
それは自由参加なので力のある若者は力を試すのもよいが、クラスターが出ている中で、糖尿病の婆さんを抱えている身の上では欠席するのが当然。
弓道も他の人からみたら不要不急である。
「不要不弓」と、書く。


アベノマスクの役立ち

2020-08-15 | 暮らし
お盆の墓参りに婆さんと出かけた。
家の墓をお参りした後、本家の墓を周るのが恒例で、花を入れた大きなビニル袋と水を持って先に階段を上がっていくと、後ろで「あーー!!」という声。
振り向くと、婆さんが階段を数段転げ落ちていく。一瞬、救急車のピーポーが頭の中で鳴った。
急いでそばへ寄ると頭を少し切ったようで、傷口は小さいが血が出ていて肩は真っ赤になった。
脚も階段で切れたので墓参りは中止し、急いで家へ帰って傷口を洗う。
頭の方はタオルを当てて冷やし、横になって休んでもらった。
幸い、頭の傷は小さく血も止まった。
脚の方は、向う脛にずーっと擦り傷が出来て、アルコール消毒も考えたが変に塗るより水できれいにしてガーゼを当てることにした。しかし、救急箱には薄っぺらいガーゼしかなくて、アベノマスクのひもを切って、テープで止めた
役に立ったな。アベノマスク。

そのうち、脚が紫色になってきたので、糖尿病であることで化膿の心配があり、結局、救急外来へ電話して医療センターへ向かう。
90歳で、墓参りで石段から数段転げ落ちたら、骨も折れるかもしれないが、婆さんは、看護師の問いかけに兵隊さんのように両手両足を振って、元気に歩き大声でパフォーマンスをするので、汗が出た。
何はともあれ、一緒にいて怪我をさせたとあっては申し訳ない。
病院でもぬるま湯で洗っただけで、CTとレントゲンをして、化膿止めの塗り薬をもらっただけで終わった。
朝8時から午後3時までかかった。大惨事にならずに済んでよかった。
妹家族が墓参りの帰りに寄ってくれて、すべてが終わったのは4時だった。

年寄りの後ろを歩かなくてはならないのに、先に上がったのは不覚だった。

本日も、わたしの命が縮んだのであった。
この調子でいくと、わたしの命の方が短くなりそうだ。
南無阿弥陀仏・・・・





やばいがヤバい

2020-08-13 | 暮らし
子供達は、ツバメが大量に飛び立つのを見て「やばい!!」と、言った。
美味しいカレーを食べて「やばい、んま」
遅刻しそうになって「やべー」という。

失敗しても、感動しても、美味しくても、まずくてもヤバいのである。
ヤバいという言葉がヤバい。

あ、やばい、ついつい美味しそうで買ってしまったサンドイッチ・・
炭水化物が重なった。やば・・・



言葉は時代と共に変遷していく。
年寄りは正義を振りかざし、変わっていく言葉を憂うかもしれないが
「夏は夜。月のころはさらなり、やみもなほ、蛍の多く飛びちがひたる。
~ 行くもをかし。~いとをかし。」いろんな場面で「いとおかし」
枕草子まで遡って、「いとおかし」が、よみがえってきた。
趣があることも、気持ちの良いことも、面白いことも、すべて「いとおかし」

時は流れている。同じ時を過せば、その言葉のニュアンスが分かるようになる。
しかし、そうはいっても長く使っている言葉は譲れないので、心の中では居心地の悪さがある。
「こちらの方でよかったですか?」
「まだ選んでいないのに、過去形ではないので、こっちでいいんです!!」と、いちいち引っかかることがストレスだ。流せ、流せと言い聞かす。
そうやって、少しずつ自分を削って、今の世の中に合わせていかなければ生きにくい。
最近覚えた言葉。「ムズキュン」。
ラブストーリーの中で、じれったい気持ち。すれ違う恋心。
ムズムズするところで胸がキュンなのだそうだ。
TVドラマはおひとり様には夜のお楽しみ。
楽しいドラマも観たいし、お盆は戦争のドラマを観るべきとも思っている。
やばい、やばい・・話が終わらなくなってきた。

眠れない

2020-08-12 | 身体
わたしはおやすみ3秒のタイプだ。
旅行で枕が変わると時として眠れないこともあるが、家で眠れないことは殆どない。
心配事も忘れてしまう年頃になったせいか。

さて、プレドニゾロン錠という、いわゆるステロイドで、合成副腎皮質ホルモン剤は、やはり強烈で、医師の指示に従って正しく服用しなくてはならない。
最初の3日は朝8粒、昼4粒。1日目から眠れない。
身体を横たえているものの、12時・・1時…エアコンは快適温度だ。2時・・・2時40分・・・ようやく明け方に眠りだしたが、今度は目覚ましに起こされる。
眠れないとはいえ、どこかのタイミングで眠くなる。翌日の仕事が辛かった。
過日の会の原稿の校正を頼まれたが、何行か読んでいくと気が遠くなる。
コーヒーを飲んで、またやり直し。

先生が「入院の選択肢」を、言われたのは、こういうことも含まれるかもしれない。仕事や生活への影響。
あるいは、量と時間を間違って飲みそうなタイプにみえたのかもしれない。
どちらにしても、そうこうしているちに、初めの大量服用3日間は終わった。
今日も終わったので、後5日間。
9日間が過ぎて、市内の感染者クラスターが収まっていれば道場へ行かなくては。
今度は筋力低下だ。



入院という選択肢もありますよ

2020-08-10 | 身体
8月6日は暑かった。ちなみに、この日石川県の気温は37.5度あった。
前の日から婆さんと約束していたので墓掃除に行った。
婆さんは、朝早いと熊が出るからと9時に行くという。熊より熱中症の方が確率は高いのだが。
わたしは、帽子と日焼け止め、山用のタオルを濡らして巻ていったが、直ぐに乾いてしまった。
途中、車にあるスポードリンクを飲んだ。
婆さんはとなりの墓の草もむしりだしたので途中にするわけにもいかず、1時間半経って、ようやく腰をあげたので、片付け始めた。
家へ帰って、ぐったりしたが、とにかく昼食をぼおっとしながら作る。
婆さんは昼ごはんを食べてすぐ、暑いのに公民館まで歩いて、敬老会の体操へ行った。恐るべし90歳。

午後、休んでいたら耳が塞がった感じがして、聞こえにくい。平成30年に突発性難聴になっているので、この症状には覚えがある。
土曜に耳鼻科へ行き検査を受けたら、やはり突発性難聴との診断。
ステロイド薬を処方された。
先生は「入院という選択肢もありますよ・・・」と、言われた。
「そんなに悪いですか?」と、言うと「いや・・ステロイドを服用したら安静に」とのこと。
「熱中症とは関係ありますか?」と、訊くと「直接関係はないけれど、無理をしてはいけません。」「墓掃除をしただけで、大したことはしていませんが・・・。」
「その、大したことをしていないということが無理をしているのかもしれませんよ。」
うーーむ。このくらいで、影響するとは情けない。

大量の薬を3日続けて、徐々に減らして、9日間続ける。
同時にビタミン剤、血管を拡張する薬、胃の薬を飲む。

とにかく、発症してすぐに治療すると治るのだが、手遅れになると難聴になってしまうらしい。発症後1週間が勝負とのこと。危機一髪だった。お盆休みで病院は1週間休みに入る。

この暑さにビールを飲みたいと思うが、薬もアルコールも肝臓での代謝が競合されるのでダメに決まっている。
しかし、ビールを飲むと安静気分になれる気がする。
危ない。そのためにも入院の選択肢が!





長雨と桐タンス

2020-08-06 | 暮らし
長い間、納戸にある桐タンスの中を久しく見ていないことに気づいた。
この長雨で、一体着物はどうなっているだろう。
夫が亡くなってから、着物を着る機会も気力もなく、ここへきて弓道の講習会もないので、和ダンスを開けていなかった。
さすがに今年の長雨で不安が募り、この猛暑の中、3日かけて中を全部点検し、防虫、防カビ剤を入れ替えた。
改めて、桐のタンスの素晴らしさを認識したが、嫁いで40年以上経って、今さら気づいたことに、がーーーんときた。なんと、和ダンスの引き出しのビニルを外してなかったのだ。
21歳で嫁いで、着物をそのまま引き出しにしまって、気づかなかった。
せっかくの桐の木の良さが台無しだ。
しかし、畳紙に入れてあることも保存の知恵なのだろう。
どの着物もきれいなままだった。畳紙は汚れたらすぐに取り換えたことも良かったと思う。



娘がいるので、つい娘の分と思って買った物もある。
娘達は「おかあさんとこに、置いといて・・」と、孫のお宮参りや、お稚児さんなどの必要な時に我が家で着て、また我が家で脱いでいくのだ。親バカちゃんりんである。
しかし、娘にかこつけて何枚か買った。いずれ娘が着ればよいと・・呉服屋の口車に乗せられたのもある。
「着物は女の甲斐性ですよ・・」確かに、会社に行っていたころ、ボーナスももらったし、着物を眺めるのは楽しいし、着ていくところもあったのである。
ただ・・・ひとつ・・悔いが残るのは、教士に合格したら着たいと思って買った矢の模様が控えめに入った(よく見ないとわからない)着物と、呉服屋さんがわたしにうってつけだと取り寄せておいた矢の模様の帯。
披露しないままタンスに眠っている。
今年は合格しそうだったのになあと、コロナのせいにしているが、それでも稽古で果たして合格に値する矢がどれだけ出るかと言えば疑問である。



それと、必ず喪服は必要と持ってきたが、親が亡くなった時に着るはずが、夫の時に仕付け糸を外した。そして、父の時はコロナで家族葬だったので着物を着ないで送った。なので、娘に作った喪服も無駄になりそうな気がする。

一体この色紙は何だったっけ?



世の中が変わっていく。着物を保存するのも大変だ。
婆さんが孫娘のためにと作ってくれたのもあるから大変。
桐タンス2棹になってしまった。
本当は娘が持って行ってくれるとよいのだけど。

わたしたちの年齢は、親が持たせてくれて、殆ど着なくてタンスの肥やしなどと言う。独身の時は、会社の茶道部に入ってお茶会なども行ったけど。
着物は代々譲ることが出来るものというが、着て初めて生きるのだ。
しかし、着物を着て出かける世の中ではない今日この頃。
晴れてこの着物に手を通せるようになりますよう。











人のふり見て

2020-08-05 | 暮らし
「人のふり見てわが振り直せ」と、いうのがある。
殿は「人のふり見て、どないするねん・・・」と、言っていたが。

女性の多くはおしゃべりが多い。御多分に漏れず、わたしも娘によく言われる・・・。
「よくしゃべるねえ」と、言われるので、なるべく一呼吸おくようにしているが、一呼吸おくと、ついにこちらがしゃべる機会がなくなることがある。
要するに、みんなおしゃべりが好きなのだということがわかるのである。

先日、こちらの用で電話したのに、「おとーさん亡くなって、あーたらーこーたら」と、一呼吸どころかこちらの呼吸が止まった。
でも、無沙汰を詫び、一生懸命おもんばかってくれていたのだろう。
わたしも気をつけなくてはと思った。
「あ~ら電話しようと思っていたんや」とか、「あの件ですね・・」と、話す前にさえぎって話す人はいるものだ。
忙しくて仕事の出来る人ほど、先回りして話すことがある。
一呼吸一呼吸。

同じ言葉を2回繰り返すのも良くない。
「はい、はい」と、言われると軽くあしらわれているようだ。
返事は短く1回で。

新聞で、『鏡を見て自分の老けてきた顔を見るのが辛いというと、だんなさんが「お前は鏡を見たときだけやろ」と、返した』のを読んでつい笑ってしまった。
殿が生きていたら同じように言うだろう。
幸い殿は、今のわたしを知らず逝ってしまった。

同じ言葉を2回言うのでも、「可愛い、可愛い」と、言うのはどうだろう。
「可愛い」は、2度続けて言われて嬉しいものだが、残念ながらもう言う人はいない。そんな時があったのかとさえ思われ、自分でも鏡を見るたびに、いつ老けたのだろうと思うことがある。

せめて、一日一回笑顔を!!
そして、深呼吸を。







浜茶屋

2020-08-04 | 暮らし
先週の火曜日、海の家へ橋立の先輩に誘われて出かけた。
6時に着くと、一組だけ客がいた。
海水浴場はロープで区切られているが、まるで50Mプールくらいに見えるほど狭かった。浜茶屋は何年ぶりだろう。


予約席はバーベキューも出来るテーブル席だった。
昔の浜茶屋と違って、きちんとしたサッシの窓がついている。
もちろん、開け放してあって、尼御前が見えて気持ちがいい。




コスタパスタは海の幸がたっぷりで、ボリューム満点。美味しかった。
飲み物は炭酸ジュース。うみ~という感じ。



なぜかもりもりの刺身。
居酒屋風に、みんなで大皿をつつくのはやめて、一皿ずつ食べた。ジュースに刺身というわけにもいかないので、ノンアルコールで頂く。



先輩は地元なので、生ビールをぐいぐい。
竹馬の友であるという友達も、ぐいぐい。
話しは盛り上がり、外は陽が落ちて、イカ釣りの船がずらっと並んだ。

ところが、客が増えてきたので、ちょうど引き時と腰を上げた。
開放的とはいえ、やはり気が気でない。

ほんのひと時だが、楽しい時間だった。
しかし、友達と会って会食できない生活は寂しい。
婆さんと毎日食事をしていると、わたしは誰と結婚したのだろうと思う時がある。
殿と40年暮らしたのは遠い遠い出来事のように思える。
なるべく笑える会話と、ニュースの話をして終わる一日。

たまに同世代の仲間と一緒にごはんを食べるって楽しいのだけれど。
コロナってねぇ。いつまで続くのか。
みんな我慢しているんだよね。
病院などは面会できないし、施設にいて家族とも会えないし。
贅沢言っちゃいかん。
医療関係の方たちを思ったら、みんなで我慢し合って、この辛い夜が明けることを祈ろう。