まこの時間

毎日の生活の中の小さな癒しと、笑いを求めて。

大晦日

2018-12-31 | 暮らし

父の弟である叔父が作った竹の花器をいただいた。ひとつは職場へ持っていって飾った。きれいな仕上がりにみんな感心してくれた。

叔父は、ペースメーカーを入れているので、竹を切り出して山から下ろすのが大変なのだそうだ。しかし、作ることは生き甲斐のようだ。85歳になる。

字を彫り上げたのも根気のいること。

弟が帰省してきて、新しいチェンソーで、山へあがって作業していた。まるで林業の人のようだ。

 私が門松作りをした時、5分くらいかけて切っていたが、チェンソーでは5秒もかからず切れてしまう。

切れた竹を笑っているように切るには節を切らなくてはならない。

できた!笑っているようだ。しかし、もう少し長いほうがいいね。切り口が美しくない。挫折した。大晦日で挫折を味わったので、新年は普通に始まればプラスが積み上がるな。

 花屋さんにあった笑った門松。中に電気が入っていた。こんな風にしたかった。

 

 

 

 

 


平床山倶楽部

2018-12-30 | 身体

娘の嫁ぎ先のおかあさんのご実家に不幸があって、通夜に行ったら、その町にすんでいる従兄弟もお参りに来ていた。いつも不幸の時ばかり会うね。元気に楽しいお酒を呑みたいね。と、話していたら、そういう話はすぐに実現する。従兄妹会をしようということになって、山ちゃん(登山大好き)と妹のI子ちゃん。わたしと弟。浜ちゃん(浜のひとりっ子)の5人だ。主に、山ちゃんとI子ちゃんが、よく遊びに来ていて、浜ちゃんはそのころ川崎に住んでいたので、夏休みに遊びにきた。弟は少し年が離れているので、母方の従兄弟と遊んでいたが、なんといっても平床山のオーナーである。唯一、〇家の姓を継いでいるのは弟だけだ。わたしたちの父のすぐ下の妹の子が山ちゃん兄妹。その下の妹の子が浜ちゃん。

他の従兄弟にも声を掛けたそうだが、結局、この山遊び仲間が寄ったので、わたしの心の中で密かにネーミングした。「平床山倶楽部」である。倶楽部は、少し高尚な感じがする。I子ちゃんが由緒ある家へ嫁いだので、品位のある名前にしなくては申し訳ない。

わたしたちは、いつも山遊びをしていた。竹を切ったり、崖になった壁の土を削って足場を作り、今でいうところのボルダリングをやったり、ぎりぎりの危ないこともしていた。洞穴も人がひとり入れるくらいの穴を掘った。山の上で土を売ったところが、丁度赤土が出て、格好の遊び場だった。たぶん、今ならひんしゅくをかうであろう遊びをした。けれど、これ以上は登れない、危ないという臆病さも持ち合わせていたので、たぶん安全な危ない遊びっぽいことをしていたのだろう。

小さい時、しっかり外遊びをした子供は、大人になっていろんな荒波にもまれても生きていけるという。みんな立派な大人になった。わたしはその時のまま小さいが。

さて、何十年ぶりに一緒に遊ぶということになった訳だ。

今更説明するまでもないが、従兄妹というのは、同じ祖父母を持つ仲間である。8人兄弟の子供にあたるわたしたちの空白の時間は半世紀近くにも及び、平均かろうじて50代というこの月日は、走馬灯のようにと言えば、高速で年月が流れて目まいがしそうなスピードである。この後どうなるのか。とりあえず、この日は過去にタイムスリップである。


楽しい冬休み

2018-12-28 | 小さきもの

冬休みの金曜、孫たちをみることになった。午前中は宿題をして、昼ご飯を食べて夕飯は娘が忘年会ということで、夕飯を食べさせる。彼らの遊びはスマホとスイッチだ。やり過ぎないように注意をするのが仕事だ。

子供たちの宿題は多い。その分厚いプリントの表紙には「楽しい冬休み」と書いてある。

「こんなにたくさんの宿題で楽しい??」と、言うと、kenは「ばぁば、これ見て」と、吹き出しを指さす。先生もやるね。「これが終われば・・」と、ある。


お金の話

2018-12-25 | 暮らし

日経平均株価が下がって、この後、株の行方はどうなるのだろう。

さて、お金の話をがつがつするのは品がない。また、「金がない。金がない。」と、言う男の人はどうかなと思う。殿は、飲みに行くと必ず後輩にお金をポンと出した。お金がないというのは男の沽券にかかわると思っていたようだ。寄付だって、ある程度のお金を出し渋るという事はなかった。わたしたち夫婦は、互いに父が次男坊で、若い頃大病をしていて、決して裕福ではない暮らしの中で育った。同じような環境に育って、贅沢もせず、コツコツと働いてきたのである。

お金がなくても、金の使いっぷりがいいというのはかっこいいと思うのだ。ない時は、なるべく出かけないで静かにしているしかない。

しかし、そんなことより、公私の金の区別がつかない人が一番悪い。毎月、会社の金を何千円かを懐に入れていた人がいたそうだ。それに比べて、ゴーンは桁違いだが、低額でも高額でも、わからないだろうとわたくしするのは、人間としての品位がないと思う。ケリー被告は「一切やっていません」と、言っているが、本当はどうなんだろう。

ゴーン容疑者も公私の区別がつかなくなったのだろう。

それなら、「お金がない」と、素直に言う人はとても正直で可愛いのではないか。お金があるのにないという人は、ケチなのだろうか。また、お金がないのにあるというのは、プライドが高いのか。その辺はどうでもいいことなのだ。公私の区別は当然だが、自分のお金も品性のあるきれいな使い方をしたい。


三日月

2018-12-24 | 暮らし

先日、弓道の忘年会があって、二次会にカラオケへ行った。若者たちはビンビンパワフルな歌を歌うが、わたしたち中年はいい曲というものを聴きたい。

そこで、問題になったのが綾香の「三日月」を、わたしが歌い終わって「これって不倫の歌だよね」と、いうと50過ぎのoさんとTさんも「そうやね」と、相槌を打ったが、新婚のNさんは「遠距離恋愛の歌かと思う」と、言う。

そうかなあ。遠距離恋愛ならもっと希望に満ち溢れた「会いたい」に、なるのではないか。

まず全体がせつなく重い。ふたりが別々に歩いて行くというのは遠距離恋愛ではない。「つながっているからねって、愛しているからねって」と、いうのは男性の勝手な口説き文句である。

「どれだけ電話で好きと言われたって、君に寄り掛かることは出来ない♪」と、いうところが、やはり不倫である。電話で好きと言っても責任は問われない。女性はそのことばに寄り掛かれないことを知っている。遠距離恋愛なら電話で愛を確かめ合って寄り掛かることだってできるのだ。

新婚さんには不倫の歌は必要ないよね。中年には分かる、人生の切なさ。悲しさ。経験せずとも何となく分かるものだ。そして、たいがい男の身勝手が多い気がする。反論する男の人もいるかもしれないが、少なくとも「三日月」には、そんな匂いがするね。大人だ。いや、老婆心だ。ろうば・・・

 


ひとりカレー

2018-12-23 | 料理

美味しいカレーを食べたいと思った。レトルトカレーの多さに目を見張る。88円から690円まである。この価格の差はなんだろう。富山の白エビカレー、氷見牛カレー・・富山が近隣の県だからか。小松のトマトカレー・ボンカレー・レストラン仕様カレー・結局、目を引いたのは「男の極旨黒カレー」。「男の」と、つくとがぜん魅力的だ。男の料理っていうのは美味しそうに聞こえるのはなぜか。これが「女の極旨カレー」だったらどうか。なんだか甘そうだ。それを偏見というのだろうか。

 しかし、あれこれとあっても、一緒に食べ比べをするなら分かるが、単品で食べても次に別のを食べたら分からなくなる。あつあつに温泉卵を入れた。

パッケージは肉が目立つが、肉はどこ?卵の下かなあ。

 


別所温泉

2018-12-22 | 山歩き

山の帰りに別所温泉へ入る。この温泉は、なぜか「グリーンスタンプ」の券でも入れるのである。昔の券が残っていて使い道がないので、いつもここで使う。

さて、12時に山から下りて、昼に温泉に入ると案の定、貸切風呂に近い。風呂上がりに牛乳を飲むと満足。山に登って、牛乳代130円で満足とは安い。

自販機の前の棚に、「・・・・2007年に採取したものです。いつまでも もらもらが出ません」と、書いてあった。この「もらもら」は、方言か。気になる。 


鞍掛山

2018-12-22 | 山歩き

前から約束をしていた便利軒のHさんを、鞍掛山へ案内した。今年の最後のハイキングかもしれない。明け方雨が降ったが6時半にはあがっていた。天気予報は曇りになっているので決行。Hさんは初めての登山靴で、今日が初歩き。気温があがってきて、20分で服脱ぎ休憩。上衣を脱いで10月の登山の格好だ。とても冬とは思えない。

今日のコースは、行者岩コースで登って、西ノ谷コースで下山とした。行者岩コースは少し長いが、変化があって楽しい。林道を歩いてから、沢を渡り、千手観音と行者岩を通るのである。途中狭い木の橋を渡る時、雨の後なのでぬるぬるしていて怖かった。

ひとつ積んでは誰のため?誰が何のために石を積んだのだろう。

千手観音さま。行者岩の真下になる。いつも安全登山をありがとうございます。今日も安全に登れますように。

避難小屋の後ろが整地されていた。小屋が手狭なので広げるようだ。

登るときは曇っていて全然見えなかったのに、少しずつ雲が晴れて日本海側が見えた。他の登山者たちも5,6人いた。山の方はあいにく雲がかかっていたので残念だったが、登れて良かった。

頂上で、あんドーナツと熱い紅茶がおいしかった。頂上喫茶は最高である。 

帰りは西ノ谷コースで、ぬるぬるの斜面をころばないように下りた。舟見平で、頂上を振り返る。「あそこに登ったんですね」シャツ1枚になったHさんは言った。体重がわたしの倍はあるという。体力はあるが体重もあるということ。わたしは体力はないが軽い分登りやすいのかも。

下りるにつれ空が青くなってきた。 良い日寄りだった。

 


みんなでごはん

2018-12-20 | 料理

友達と忘年会をした。カーサフォルトゥーナを予約して久々の友達会だ。

イタリアンレストランで料理は二人分ずつ皿に載って来て、取り分けて食べる。食べるかしゃべるか忙しい。互いの近況から、あれやこれやと盛り上がる話。

玄関には「本日は予約の方のみの営業となっています」と、あったので、予約の方が何組かいるのかと思ったら、わたしたち4人だけだった。グラスワインを飲み、パスタやさつま芋のスープ、料理が終わってデザートになったら食べきれない状態になった。

加賀棒茶の三層ケーキで仕上げ。何十年もの付き合いの友達は、今も変わりない。いつもわたしの予定に合わせてくれる。感謝感謝。みんなで食べる料理は、ついつい食べ過ぎる。

この後、体重計に乗るのが怖い。

 

 

 


消える白山

2018-12-18 | 白山

白山に登れない季節は、白山の写真を撮ることが楽しい。冠雪の白山は美しい。

晴れた日に外に出ると、つい写したくなる。家の近所の撮影スポットである。

しかし、新幹線の工事で、見通しの良かった場所が消えていく。小学校の時、悪いことをしたら「おーりゃりゃこりゃりゃ、先生に言うちゃろ」と、言ってはやす言葉があった。それを、ふと思い出した。あーりゃりゃこりゃりゃである。誰に言いつければいいのだ。もう少しで、この場所から白山が消える。

 


手の内

2018-12-16 | 弓道

今年最後の講習会が松任の弓道場で行われた。

前々から、手の内が悪くて、その為に弓返りが悪く、弓の止まりも悪いので、どうにかならないか日々苦心していた。手の内は、本当に大切で、手の内を明かさないとか言うくらいなのに、弓道の範士の先生や、先輩たちは、必死になって教えてくれる。しかし、何と言っても手の内なので、その微妙な締まり方や、その形などがうまくいかない。理屈で分かっても出来ない。「何十年弓を引いているのだ」と、口の悪い先輩は言うが、その先輩もさほど良い手の内ではない。

先日、山中での今年最後の月例会で皆中をして納射をしたとき、先輩が「いい感じに弓も回っているね」と、褒めてもらえて、会長のあいさつで、「小さいのに大きく見えました」と、言ってくださって気を良くしていたのだが、今日の講習会で、課題がわんさか出てきて、またまた意気消沈だった。

そして、分かったのは、弓道の場合(どのスポーツもそうかもしれない)気を良くしている暇はないのだという事だ。常に、常に課題が降りかかってくる。

ずっと前に孫に買ってあげた「地獄」の本を思い出した。そうだ!無間地獄だ!それも自ら喜んではまって行く。この集団は何だ。

若い人たちの、気合の入った射を見ていると、一体今まで何とぼんやり稽古を積んできたことかと思うが、最近の稽古の方向が大きく間違っていないことも確認できてよかった。

講習会の良いところは、日頃の仲間が気付かずに過ごしているわたしの悪い癖を見抜いて注意してくださる先生がいることがありがたい。「ちょっと、足運びおかしかったよ」とか、襷のかけ方の速さについても確認できて、レベルの高い人たちと一緒に稽古できることはしあわせである。

2日間の講習会と、間に懇親会でのパワフルな先生を拝見し、何とエネルギッシュなのかと思う!!この熱い気持ちが、正月に消えてしまわないよう・・・。


おひとりさま

2018-12-14 | 暮らし

とある会合で紹興酒の味を知ってしまった。弓道談議はもとより、中華料理にはつきものの紹興酒である。ざらめを入れたコップに、ちりちりの熱い紹興酒を入れると独特の香りがするが、これがまた癖になる。

というわけで、コッソリ買ってきた。誰にこっそりなのだろうか。食事が終わって冬の夜長に熱い飲み物は良い。ほんの一口のワインはしばし休んで、熱々の紹興酒。やばいよこれは、糖分摂り過ぎになるので、お正月にみんなに一口ずつ飲んでもらおう。

最近は、おひとり様が増えてきて、「おひとり様旅の本」や、レトルトカレーがよく売れているという。カレールーで一人分のカレーを作るより、レトルトの方が美味しいし楽だ。

誕生日と称して、おひとりで上品なケーキ。婆さんは糖尿病なので、これもこっそり。こっそり美味しいものを食べたり飲んだりしていたら、こっそり死ぬかもしれない。


嘘八百

2018-12-11 | 暮らし

非通知の電話を取ってしまった。おまけに、「〇子さんですか?」と、名前まで言われた。「ご主人はお元気ですか?」と、言われたので「お陰様で、元気です。」と、答えた。多分あの世で元気にしているだろう。弓がけを持たせたので、先輩と立を組んでいるに違いない。

「ご主人と替わっていただけますか?」「今、別のところにいますので出られません。代わりに伺いますが?」と、言うと「介護施設のなんたらかんたら」と、言い始めたので断って電話を切った。

確かに別のところにいる。あの世はどこにあるのか分からないが。

さて、嘘八百の八百は数の多いのを言うらしい。では、今回は八分くらいなので、消費税ほどの嘘と言いたい。しかし、もうすぐ消費税も1割となるのだ。大きい割合だ。でたらめな世の中だ。

こういうのを、でたらめ八百という。


自然

2018-12-09 | 山歩き

自然の中で出来た形や色は、人間が作り出すのは難しい。難しいけれど、この頃は3Dのコピーが出来たり、遺伝子組み換えができたりする。

ITだのAIだの、世の中は日々進化し、わたしたちが年を取って、運転が出来なくなっても、車でどこへでも行けるようになるかもしれない。今でも切符を買わずに、スマホやカードでどこへでも行けるし、高速道路はスイスイ通り抜けできるし便利だ。時々、年寄は訳がわからんから、年寄にとっては不便だと言ったりするが、わたしたちの年代が年を取る頃には、難しいと思う事すらなくなってくるのではないか。今でも、話しかければ、スマホが答えてくれる。音声でも、活字によってでも何でも答える。

だからといって、その答えがすべて正しいとは限らない。やたら、不安をあおったり、良いことを言ってはめようとしたり、新種の詐欺も横行する。

自然の中で出来たものは、嘘偽りがなく、ありのままそこにある。安心がそこにある。

食べられるだけの為に生まれてきたんかい。可愛くてみとれてしまう。

神様が立ち寄って、活けていったのだろうかと思わず足を止める。

素晴らしい自然の中を通り抜ける。

人の手によって作られた進化の証。

さて、人間は自然の産物なのか、不自然の権化なのか。


弦音

2018-12-09 | 弓道

ツルネー風舞高校弓道部ーのアニメが日曜の真夜中に放映されている。

なかなか細かいところまで描写されていて感心する。目に髪の毛がかかっているのと、道着の下に黒のシャツが見えているのが気になるが、アニメではかっこいいということでなくては絵にならないのかも。

かけの紐結びから袴の着付けまでよく描いている。体配や弓返りのことまで、よく勉強していると思う。取材協力が、長野高等学校、奈良県弓道連盟、奈良県立西の京高等学校となっているが、作者も弓を引かなければ分からないと思うくらい細かい描写に感心する。

さて、話は変わって、本屋には面白い本が並んでいて、本離れをなんとか引き留める努力をしているように思う。「本と晩酌のセットはじめました。」と、カバーがかかった本。

思わず買ってしまいそうになる。

 

 気になると言えば、恐ろしそうなカバー。何だろう・・

 

面白そうなパッケージに興味をそそられたが、結局「凛の弦音」という本を買ってしまった。

こちらも弓道部の高校生が主人公で、凛という女の子。

高校生向きと思うが、やはり弓道に関しては、しっかり事実に忠実に、射法訓も書かれていた。こういう本を高校生が読んで、弓道に興味を持ってくれたらいいなと思う。この「凛の弦音」は、事件が起きるところから始まる。さて、どういう展開になるのか。

本屋を歩き回り、いろいろな本を手に取って、愉しんで、結局弓道の本を買うとは。

しかし、ん十年前、高校生だったわたしは、弓道部で寝ても覚めても弓の事ばかりしゃべっていたように思う。??今もか・・・成長していないのか・・。