まこの時間

毎日の生活の中の小さな癒しと、笑いを求めて。

魚屋さん

2017-05-31 | 暮らし

朝、ゴミを捨てに行った帰り、近所のパン屋の前に魚売りの車が止まっていた.。久しぶりに会うことができた。いつも仕事に出かけるので、滅多にお目にかかれない。

とろ箱にはいくつもの種類の魚が並び、調理の仕方も教えてくれる。ハタハタ、赤ガレイ、甘エビ、ハチメ、トビウオ、イカ、バイ貝・・・。値段はどれも千円。おばちゃんは、千円札だけで商売する。

わたしはスズキの切り身と、バイ貝を買った。唐揚げ用の甘エビのおまけがついてきた。

夜の食卓に、ムニエルと、唐揚げと、バイ貝の煮つけ。バイ貝は出汁ごと保存すると日持ちするそうだ。玉ねぎとエンドウ豆のスープを添えて出来上がり。

食べ終わってから気付いた。盛り付けは皮を下にするんだったっけ。まあ、美味しかったのでそれでよしとしよう。


暑い登山

2017-05-31 | 山歩き

遠い山へは行けないので、トレーニングがてらに鞍掛山へ。暑い時に低山に登るのは過酷だが、鞍掛山なら何とか頑張れるだろう。この日は、舟見平のベンチを担いで登ったという小松山岳協会の方と駐車場でばったり会って、初めての中ノ谷コースにチャレンジした。

いきなりの足場の悪さと急坂だが楽しい。しかし、途中で心拍数の上がる感じがする。

途中でササユリを見つけて、ほっと一息。

美しい。大きい声では言えないが、小百合とササユリは似ている。たぶん誰も同意しないだろうが。

まむしを1日に4~5匹確保したことがあるという話を聞いて、急に怖くなった。

途中、「白山眺望ベンチ」に、到着。風が通って涼しいが、ベンチは日当たりが良すぎるので休憩せずに登る。

10時16分に登り始めて、頂上へ11時16分に到着。おやつと紅茶で休憩すること20分。おにぎりも食べた。山ガールそのものといういでたちの単独の女性が、後で登って来て休憩せずに風のように下りて行った。かっこいい・・・

帰りは中ノ谷は危ないので「西ノ谷」コースから下山して、駐車場の車に到着したのは12時18分。

今日も知り合いの方のお陰で楽しく、安全に下りることができた。感謝。

到着後に気付いたのだが、「登山届」を入れる箱が設置されていた。「協力金」を入れる箱も並んでいた。登山届のファイルにはまだ誰の名前も書かれていてなかった。


団らん

2017-05-28 | 暮らし

先日、娘が仕事で遅くなるというので、孫たちが我が家で夕食をとることになった。鯵の南蛮と、甘エビも唐揚げにして豪快に大皿盛りにした。

少し遅れて娘も一緒に食事に加わった。食事は大勢だと楽しい。久々に家族団らんという感じ。会話がテーブルの上に飛び交う。「骨や殻が刺ささらんように・・」「いてっ!もう刺さったわ。」「縦に噛んだらだめやよ。」「んめっ!」「イタリアンパセリ、プランターからこぼれて生えとったんや。」「少し欲しい・・」「ほうれん草も持っていきね。」「野菜も食べて・・」「おにいちゃん、エビいくつ食べた?」「よっつ・・」「ひかきんばっか見て、youtuberになりたいって?」「ゲームクリエイターじゃなかったんか?」どれが、誰のせりふか・・。

揚げたては美味しい。料理がうまくなくても、出来たてのほやほやは点数が高くなる。

ちょうど重松清の「ファミレス」を、読んでいて、ファミリーレストランの話かと思ったら「ファミリー」をなくしたレスのほうで、何組かの家族がそれぞれ家族の問題を抱えている。共感できるところがある。家族でごはんを食べるって基本だよね。これを積み上げていって育つのだし、絆もできてくる。姑とふたりの食事も、日々の弁当もいつのまにか当たり前になって、多くを語らなくても家族だなあと思う。しばらく、実家の母とごはんを食べていないなあ。

職場で弁当を食べながら話をしている人たちも、積みあがると仲間になるのだろうな。遠征で同じ釜の飯っていうのを食べた仲間はいつまでも友達だ。

食べることって大事だ。何を食べるかではなくて、誰とどこで食べるかってことも。


中てっこ

2017-05-27 | 弓道

弓道場は、月の2週目と4週目の土曜は個人使用での稽古だ。土曜の夜は家族団らんの日なのか、若い人はデイトの日なのか、いつも来る人は少ない。

今夜もわたしを含めて4人だった。4人ともそれぞれ黙々と引いていたが、ここでちょっと遊びたくなった。「中てっこしよっか。」「競射ですか?」普通の競射じゃ面白くないのでルールは2人組になって、5つの的を順番にふたりで1本ずつ中てて次に進んで、5つの的を先に終えたチームが勝ちっていうのでどうか。ふたりで力を合わせて、ひとりが抜いたらもうひとりがカバーする。要するに、ふたりで一つの的に2中すればよい。早ければ、ひとり5射で5つの的を終えるが、抜いたら交替で的に2中するまで続ける。

久しぶりの「ぐっとパー!」前からと後ろからはじめて交差する予定。

中て気になって行射するのもいいかなと思う。そして、4人がばらばらに稽古していたのだが、チームになってから、お互いの射をみて、アドバイスしだした。20分ほどで勝敗が決まった。N君とO君チームが先に到達。わたしとTさんチームは3個目の的で終わった。

人数が少ない日に、妙に盛り上がって楽しかった。先輩もいないし、たまに中てっこ遊びもいいもんだ。遊んだつもりが、4人が4人の射を見合うという良い結果になった。


緑がまぶしい

2017-05-25 | 暮らし

父のところへ見舞いに行く。まぶしい緑を見せたいと思う。しかし、父はタブレットを座って見ることにも「疲れた・・」と、言う。

実家にふわふわと咲くアグロステンマ。ふわふわと笑うように咲いている。

桂枝雀がいつも言っていた。「笑ろとらなしゃーない。」

母の介護認定のお知らせがきた。「要支援2」である。どのような支援を受けられるのだろう。この頃は、ゴミを捨てるのが大変なので、金曜に持ち帰ることにした。ゴミ収集場所までが遠いのである。

 

 


加賀温泉駅

2017-05-24 | 暮らし

過日、京都駅でタクシーに乗るとき、初乗り運賃が表示してあった。タクシー会社によって違うのである。「690円」「700円」「710円」と、タクシーの横に書いてあって、そのタクシーが順番に止まる。長蛇の列なので、安いものを選ぶという訳にはいかない。目の前に来たタクシーに乗るしかなかった。

加賀温泉駅に用があって出かけたとき、駅前にタクシー料金が書いてあって、加賀はやさしいなあと嬉しく思った。どのタクシー会社を選んでも、運賃は統一表示がされていた。

5月23日から、駅の改札場所が変わった。新幹線工事に伴い駅の構内も変わるのである。

日々、着々と工事は進んでいる。いつの間にこうなったのだろうと驚く。観光客にも地元の者にも優しい駅であってほしい。

 


遭難

2017-05-22 | 山歩き

山歩きのことばかり書いているので、友達が心配してメールをくれた。「危ないことはしないように。」と。持つべきものは友である。ここで無謀にやけくそに登っているのではないことを述べなくてはならない。

まず、前の会社からずっと付き合っている仲間達が山好きで、その一人が山関係の仕事をしていて事務員を探していたので、二つ返事でそちらへ行くことになった。

山へ行くには、ばりばりの山岳会の人からの情報が得られ、持ち物や道迷いについての話を聞くことが出来る。単独で行くときは、低山里山で、常に駐車場に車があるようなところへ行く。そのうち顔見知りが出来る。山の先生の知り合いに会って、また知り合いが増える。

ただ、山岳会の人たちは高齢化してきて、後期高齢者(75)になってきているので、口だけで登っている人もいる。どんなに天気が良くてもレインウエァは必要で、ヘッドランプと地図とコンパスと、非常食と基本を守り、もちろん登山靴は必須。登山靴を買うまでに一度長靴で行ったが、山の先生は「まず形から。低山でも登山靴、必須の持ち物は欠かさず・・」

先日、笈ヶ岳での遭難があった。積雪期にしか登れない山で、今は藪で前へ進めるような山ではない。遭難の報道が流れると、山はまず「安全登山」と、「行動計画」が、大切だと思う。

今、「共謀罪」や、北朝鮮のミサイルのことなど、普通に暮らしていても、遭難しそうな世の中になっている。大丈夫か?指標が定かではなくて、みんなが道迷いになりそうだ。 

 


がん検診の案内

2017-05-21 | 暮らし

人間の細胞は日々生まれ変わっている。細胞は必ず死んでいるという。だとすると、生まれたときから数えきれないほど、細胞の交換が行われているわけで、知らないうちに脱皮しているようなかんじ。

植物は花が咲き、子孫を残したら枯れるが、人間はひ孫が出来ても枯れない。いや、少し枯れているが死なない。それは、日々細胞が生まれ変わっているので、本体がそっくり交換という事はなく、部分部分で変わっていく。それがうまく行われると、健康で長生きが出来るのだろう。

ところが、死ぬのを忘れた細胞が出来ると乗っ取りが始まるのだ。

がんである。がんは死ぬのを忘れた細胞なのだ。

さて、今年もがん検診の時期が来た。乗っ取りに遭わないために、身体のチェックをしよう。乗っ取りに遭っても、がんは乗車券も家賃も払ってくれないのだ。追い出すしかない。

 


トルネード会議

2017-05-20 | 弓道

1日に6時間も会議ってどうよ。しかも、しょっぱなから竜巻みたいにごうごうとやり取りがあって、それに巻き込まれないようにと思っていたら、わたしに関わることで、竜巻に巻き込まれてしまった。

皆様のおかげで決着がついたものの、その後機関誌製本でトラブル判明。皆様の連係プレーで、一件落着。仕事は大勢、うまいもんは小勢って言うけど、ほんとに助かって感謝。感謝。

常任理事会、理事会、評議員会と会議をこなし、先輩と山の話で盛り上がって帰った。山に登る弓道人は、他にもいるのである。

夜、勇んで弓道場に着いたら、N氏だけだった。皆は、会議疲れで来れないのかもしれない。わたしは自分の出番以外は、ぼぉーとしていたので元気だ。ふたりで的を3個だけつけて稽古していたら、後輩のkotoが見学にみえた。20年ぶりくらいだと思った。彼女が高校生で、わたしが成年女子で石川国体に出たのである。「あの頃、36才のわたしを、おかあさん、おかあさんって言うとったよね。」その年を越えて、彼女もいいおかあさんになっていた。でも、若い頃と変わっていなかった。

殿が亡くなったのをブログで知って泣けたと、言ってくれた。また、少しずつ弓を引き始めたのだという。嬉しい限りだ。今度は土曜に弓を持って遊びにくるわと言って別れた。わたしは、こういう日の為に弓道を続けているのかもしれないと思った。長い間遠ざかっていた人が、ふと遊びに来た時、知らない人ばかりが道場にいたら入りにくい。待っているからねと、お嫁に行った娘たちが、「子どもが少し大きくなりました。」と、再開できる日に、ここにいる。

その帰りに、吉報が入った。今日は鈴鹿で審査だったのだ。錬士合格に石川県の女性が2名合格。最近、女子の活躍、合格が相次いでいる。嬉しい。

いいことも多い一日で、竜巻は去って行った。


鈴ケ岳 頂上

2017-05-18 | 山歩き

さて、疲れて報告が途中になった。断念して下山したのではなく、睡魔に襲われてブログアップを断念し、再度ご報告。

谷には少し雪が残っている。

山は登るばかりではなく、一旦ブナ林の中を下り兜山が見え、小大日山が見えてくる。

ようやく鈴ケ岳頂上。ここから見える白山はまだ雪である。

深田久弥の日本百名山の「白山」には、「純白の冬の白山が春の更けるにつれ斑になり、その残雪があらかた消えるのは6月中旬になってからであった。」と、ある。

もう少しお待ちを。

頂上の仲間たちはこの日8人。

頂上から少し下って大日山の見えるところまで行く。大日山がおうおうしく見える。

20分ほど歩くと「カタクリ小屋」がある。2階建ての小屋をみんなで中を覗いたら泊まれるくらいきれいだった。

もう一度白山を見て、頂上へ戻る。

尾根を登ったり下ったりすると、一体登っているのか、下って帰路についているのか分からなくなる。山は常に登っていくという訳ではないのだと初めて分かった。疲れてくると、せっかく登ったのに、また下っていると気力がでなくなる。

さて、鈴ケ岳で何年か前に熊に遭遇した方の手記を読んだら怖くなった。仲間と話しながら登れば滅多なことはないとはいえ、若い人から食べられそうだと言われて、小百合は狙われやすいだろうと密かに思った。

何はともあれ無事で良かった。今度はベルを買おうかと思ったりする。

 

 


鈴ケ岳

2017-05-16 | 山歩き

鈴ヶ岳1175m。大杉谷川源流の登山口までが山奥という感じがする。駐車場は標高550mなので、富士写ケ岳に登れたら大丈夫だろうと思ったが、「小松で熊が町に出没」のニュースを観て少し怖い気がしてきた。案の定、熊の出る確率が高いとのこと。いきなり登山口に「危険!!」と。拍子木があるので鳴らす。9時40分登り始め。頂上までは2時間の予定。

最近分かったことは、登山口はデパートのように「ようこそ」と、いう感じではないという事。細くて急で暗くて、「大丈夫ですか?」と、いう感じ。

大きな杉の木の生えている源流沿いの登山道を登る。道幅は狭く、カメラを構えたら足元注意。

ところどころに、熊よけの板がぶら下がっている。熊に挨拶をしてくださいとのこと。

幸四郎屋敷跡を過ぎると2本目の沢に出る。昔ここに人が住んでいたのだ。ロープを頼りに足元の狭い橋を渡る。

百閒滝への分岐を通り、10時30分出作り小屋でおやつと紅茶で休憩。中はとてもきれいだ。

勾配の強い杉林で2人の健脚そうな登山者が後ろから追いついてきたので、道を譲り少しその速さに引きずられて歩いたら息が上がった。マイペースで登らなくては足が出なくなる。ロープを頼りに登ったり、尾根を歩いたりと変化有。ブナの木が茂る。森林浴という感じで緑のシャワーを浴びる。

 イワウチワ(トクワカソウ)が、びっしり咲いていた。

 こういうところで疲れがとれる。楽しい。嬉しい。しばし撮影会。

さて、頂上へは時間通りに行けるのか。本日はここまで。


母の日

2017-05-14 | 暮らし

娘がくれたカーネーション。わたしが姑と母に贈った「カーネーションのかたちのイチゴ饅頭」

花より団子。

この日は、カーネーションが町中に溢れる。

 

腰の曲がった母を買い物に連れていく。カートを押すと楽なのだそうだ。入院中の父の為に買い物をする。

タブレットの写真や、将棋を楽しむことが出来て、父は大喜びだった。母はタブレットの写真に大変感動し、「本物よりきれいや。」と、何回も繰り返していた。この写真を見せると、父は家に帰ったみたいやと喜んでいた。何気ない、家の前のいつもの景色だ。良い夢を見ることができますように。

この花はなんだろう。母の喜ぶことは何だろう。ひとり暮らしは寂しいだろう。

買い物の後、いつになく母は「昼ご飯を一緒に食べよう。」と、言う。姑が家にいるのでいつもは休みの日でも昼は家に帰る。ゆっくり話もできない。今日は、たまたま姑が妹たちと食事をするというので、天ぷらそばを食べた。


天むす

2017-05-13 | 小さきもの

娘が仕事の土曜、孫をスイミング教室へ送っていくことになった。12時から始まるスイミングに行く前に、いつも軽い食事をする。

kenが何を思ったのか「天むすが食べたい。」と、いう。冷蔵庫にはエビなど都合よくあるはずもない。そうだ!冷凍室にエビフライがあった。天むすではない。フラむす?

フライを揚げて、炊きたてのご飯でむすんで、いりごまをまぶす。

「天じゃなくて、フラむす出来たよーー。」おにいちゃんとふたりで「んめぇーーー。」と、あつあつをほおばっていた。エビフライが大きかったので、半分はマヨネーズで食べた。あつあつはなんでも美味しいものだ。


父と話す

2017-05-13 | 暮らし

病院へ行くと、「カメラがこっちを向いとった。何の撮影やったんやろ。」と、言う。自意識過剰の妄想か?

「この前、富士写ケ岳へ登ったんや。シャクナゲが綺麗やったよ。」と、言うと「富士写ケ岳か、いいんなあ。シャクナゲか・・・」と、話す。いつ登ったのかと訊くと「小学校6年や。また登りたいんなぁ。はは・・」と、笑った。寝たきりの父が「また登りたい。」と、言うのを聞いて何とも言えない気持ちになった。デジカメのシャクナゲを見せると「きれいやなあ。」と、言う。TVも観る気力がなくなったのだが、話は好きなので、しゃべると楽しそうだ。次回はタブレットを持って行って、もっと大きな写真をみせてあげよう。

頂上の深田久弥の方位盤を見て、「Aの親父と同じ顔しとるんな。」と、言うので「ほんとや。どっかで見たことがあると思ったわ。」と、ふたりで笑う。「深田久弥は、山梨の茅ケ岳で亡くなったんや。」と、言う。知ってはいたが「へーー、そうなんや。」と、言うと嬉しそうに、深田久弥の話をし始めた。今まで聞いたことのない久弥ネタだった。

その後、母を実家に送って行って実家の周りを撮った。今度父に持って行こう。 

座敷から見える裏の山。

この道をもう見せられないのだろうか。

 

 


山笑う

2017-05-09 | 山歩き

石楠花に誘われて登ることが出来た富士写ケ岳。4月初めの雪が残っている景色とは打って変わって、山笑うという言葉がふさわしい。緑が萌える。

緑にたくさんの種類があることに改めて気付く。

だいたい予定通り2時間で登頂し、1時間20分で下山。

細い登山道を下るとき、本当にここを登って来たのかと不思議な気がする。

この日一番の難所は、夜の稽古に行って、弓道場の3階までの階段を登るときだった。足が上がらない。山笑う。膝笑う。弓笑う。