まこの時間

毎日の生活の中の小さな癒しと、笑いを求めて。

メンタルトレーニング

2007-09-30 | 弓道
9/15に、金沢大学の○村先生を招いての研修会に参加した。
先生は、トランポリンの古選手のメンタル面をずっと支えてこられた
実績のあるスポーツ心理学の先生だ。
オリンピックなどで、トップレベルで戦う選手達の、技術的実力は
殆んど変わらないとして、メンタルな部分が大きく勝敗を左右する。
このことは、今年の世界陸上でも目の当たりにした。

さて、わたしは最近、試合で全く良いことなしの成績で、
ひどいときには、弓が引けなくなるという恐ろしいスランプに陥っている。
心理構造、リラクゼーション、集中の仕方、呼吸法。
これらは、日頃弓道では、馴染みの話ではあるのに、改めて
検証していくと、自身の壁が見えてくる。
石川国体や、全日本まで出場した経験があるのに、ここへきて
なんで、こんな下手糞な弓を引かなくてはならないか。
そのプライドで、またまた自分を追い込んでしまう。
まず、練習不足は、言語道断。次に、それによる自信喪失。
試合での、まずい経験の恐怖。それが、練習にも現れてくる。

天気の悪い日以外は、殆んど毎日の練習を欠かさずやってきたここ1年。
芽が出ないのはなぜか。
先生の講義のなかで、「再焦点化」不測の事態への対応というのがあった。
「もし、それが起きたら、その時私はこれをする」
「それが、うまくいかなかったら、その時わたしはあれをする」
これを、持ちなさいと。失敗したらどうしよう・・では駄目なのだ。
そこが、欠けていたような気がした。
かくして、毎日の練習に、またまた励んで、臨むこと半月。
まだ、出るとこへは出ていないが、とにかく練習で中たりがでてきた。
ついに、8連中。弓道用語では、8射皆中という。
しかし、これが残念な事に、ひとり練習だ。まだまだだが、練習に出ないものは
本番にも出ないのだから、とにかくここから、再びチャレンジだ。

kitchen その2

2007-09-22 | 旅行
「今月のパンはブルーベリーマフィンです。
今年も、庭で採れた無農薬のブルーベリーで作ります。

クッキーの種類が増えました。
ココナツとラングドシャです。
マカロンも試作中です。」

と、読んでいると、フレーバーコーヒーと合いそうだ。
紅茶もいいかなあ。
こういうおかあさんの店は憧れですね。
子供も嬉しいと思います。いつも、家にいてくれて、パンやケーキを
作っていて、少し多めに作って、よその人に売って喜んでもらう。
いいなあ。毎日の仕事をリセットしたい状況のわたしには、
癒し系の仕事にあこがれます。

しかし、夜の九時になっても、主人も娘も帰ってこない。
なんてこと、この抹茶プリンをひとりでたいらげてしまうぞー。

あこがれのkitchen

2007-09-22 | 料理
今朝は、忙しかった。日ごろ仕事で帰るのが遅いので、土曜の朝は
掃除、洗濯、おまけに資源ごみの日だ。
不用意に、寝起きの顔で資源ごみを出しに行くと、後悔する。
山姥のような頭に、化粧っけのない顔は、自分でも怖い。

爺さんを病院へ連れて行くのに、婆さんも買い物をするからとついてくる。
おまけに、耳の遠いもの同士のバトルが始まる。
爺さんの準備が早いの、その服はいかんの、と、言う婆さんに
爺さんが静かにしていれば良いのに、反論した。
やばい、3倍返しだ。怖いですよ。世の中の男性諸君。
年をとると妻は力を増します。そして、正論ではなく、口数攻撃で、
相手がひるむまで、機関銃を撃ち続けるのですよ。
わたしたちも、気をつけなけれぱ、魅力ある婆さんにならなければ。
反面教師を見て思います。

そんなこんなで、午後はゆったりとしたくて、あこがれの「kitchen」
へ、寄りました。大聖寺高校前のかわいいパン屋さんです。
土曜は、洋菓子の日なので久々に、わくわくして行きました。
奥さんの、趣味が高じて店になったというような、可愛い店です。
品数は多くありませんが、それだけに、その日に運よく好みのパンや
ケーキがあると嬉しいものです。
奥さんが、物静かな方で、またよいのです。
あがりっ放しのテンションが、穏やかになります。
店に入ると、パウンドケーキだけ並んでいて、大皿は空っぽだった。
「冷蔵庫に冷やしてあります。今だしますね。」と言う間、
棚の中の絵本を手に取っていました。興味がありますかと言われ
孫に絵本を買いたいけれど、どれを選んでよいのか分からないというと、
「こども本専門店」名古屋のメルヘンハウスを教えてくれた。
ケーキと絵本の取り合わせ。なんと、穏やかな良い時間。

禅九谷展

2007-09-18 | 暮らし
実性院で、「禅九谷展」が開かれていましたので
見に行きました。今九谷窯  中村太一氏プロディース
中村元風氏の作品を見てきました。
九谷焼きですが、ほんとに伝統の上に斬新さがある。
手に入れたいと思える焼き物です。
特に、これでビールを飲んだら良いだろうという感じの
カップで、冷たい水を飲ませてもらいました。
白磁が口に当たると、冷たさと緊張感で水が旨い。
一客、1万3000円ほど。
これを、手ごろと思うか、贅沢と思うか。
判断がつかないまま、庭を見ながら抹茶をいただく。
縁側に緋毛氈が敷かれてあり、すっかりくつろいでしまう。
抹茶と干菓子を頂いたら、満足して萩の庭を堪能して
帰りました。茶碗を手に入れそびれた。
あれは、誰かにプレゼントされたら嬉しいものだ。

十万石まつり弓道大会

2007-09-10 | 弓道
お片づけ編

大会が無事終了し、高校生に手伝ってもらって、後片付けをした。
巻きわらという、いわゆるウォーミングアップ用の台の後ろに
ベニヤ板を何枚も重ねて、矢が万が一外れたときの防御用に当ててある。
これを、控え場に使用していた2階の剣道場から、3階の弓道場の
道具置き場まで持っていく。
高校生の女の子と一緒に、一枚ずつ持っていく。
前に抱えていくので誰が持っているのかわからない。
ちょうどベニヤ板が歩いているような感じだ。
主人が、道具置き場で、高校生からベニヤを受け取って、
所定の場所へ入れている。
「ありがと。ごくろうさん」と、言いながら片付けている。
最後になったわたしは、声を作って
「わぁん。重いー」と、か細い声を出すと
「そこでいいよ。ありがと、ありがと」と、聞いたこともないような
優しい労いの言葉。
ベニヤ板を渡して顔を出すと
「ばかやろー」と、一喝。
「仕事して馬鹿やろーと言われるなんて、なんてこと」
と、言いつつ爆笑してしまった。
妻の猫なで声に気づかなかったか。くっくっく・・

弟のピザ

2007-09-10 | 料理
名古屋まで来たので、せっかくだから弟の住む岡崎へ
回ることにした。行こうと決めたら、朝からそわそわと落ち着かず
予定よりずっと早くに、岡崎の駅に着いた。
早い到着に、弟は文句も言わず、昼の食事の買出しに一緒に行く。
小麦粉、ベーキングパウダー、溶けるチーズ、トマト、アスパラ・・
ピザを作ってくれるらしい。
弟のマンションには、奥さんと子供達が待っている。
ピザのタネをこねながら、
「昔、かあちゃんと姉ちゃんと福井で買い物したとき
迷子になってね。同じとこぐるぐる回ってね」
覚えてない。つらいねぇ。迷子もつらいけど、忘れられてる
こともつらいねぇ。
高校を卒業してすぐ岡崎へ行ってしまったので、
めったに会えない。弟が中学生になったとき
わたしは結婚したので、物心がついて一緒に過ごしたのは
しばらくの間だったように思う。
結婚式の前の日も、大きなドーナツを作ってくれた。
「姉ちゃんの作ったのより、ずっと僕のほうが膨らむわ」
いつも、弟に食事を作るときに手伝わせていたので
料理好きになったのか、食いしん坊なせいか、
料理を作るのが、好きなようだ。
かくして、次々と仕上がるピザのとろけるチーズを
ふうふう言わせ、ちりちりになった口内を、ビールで
冷やしながら、みんなで食べるのは格別です。
良いシェフでありました。

ちなみに、弟が種を寝かせている間、わたしは某○子さんの
ブログをチェックしていました。

ダーツの悪夢

2007-09-10 | 仕事
ホテルの会場での発表は滞りなく終わり、
得意先の方達と軽く立食パーティと名のつく懇親会。
その後が、私達のお楽しみとなるはずだった。

○○さんは弓道をするので、的のあるところへ行こうと、
支社の人たちが気を使ってくれたのはいいが、
ひたすら、飲んで馬鹿な事をだらだらしゃべっているのは
得意だが、飲んで的を狙うなんてとんでもない。
案の定、ひとり三投を8回繰り返すのだが、当たらない。
あまりにも、ひどい。力を入れれば、上へ行くし、
ちょいと力を抜くと届かない。3回投げても1本も当たらない。
見るに見かねて、みんながアドバイスをする。
足の向きはこう。持ち方は、指3本添えと4本添えがある。
あーだこーだと言いながら、
「ひどいですね。」「こんな下手なのはみたことがない」
と、言われつつ、ここで放り出してはいかん。
カクテルを頼んだし、エスカルゴも頼んだので、
一旦、席に戻りみんなでつついて、またスタンバイする。
しかし、みんなは難なく当てて戻り、私の番になると
時間がかかる。
カクテルはぬるくなり、エスカルゴは一口しか食べられず。
その他の料理も、食べずに、チャレンジしていた。
まぐれで、ど真ん中に当たったら、点が跳ね上がって
みんなのブーイング。本来なら、3投して当たらなかったら
失格だろうけれど、当たるまで投げればよいという
優しくも、残酷な応援の中、ようやくゲームアウト。
「これからは、ダーツ○○と、呼ぼう」
「今晩は、悪い夢見そうやわ。みんなの顔が走馬灯のように・・」
「それは、当たるやろ」「○部長は当たらんやろ。滑るし」
とか、言いながらお開きになったが、なんとも悔しい。
どうして、こんなひどいのだ。
ホテルの部屋で、風呂の湯がたまる間、部屋の隅から
ドアの方向に向かって、ボールペンを何回も投げてみた。
しかし、ボールペンは力なく短距離で落ちる。
誰だ、こんなせこい的の当てっこを考えたのは。

家へ帰っても、主人のゴルフのちびペンを見つけ廊下で投げてみた。
ひたすら、空しい。考えたら、ボーリングもすごく下手なことを
思い出した。
昔、会社の関係のボーリング大会で、ブービーメーカーで、
すごい賞品をゲットしたっけ。嬉しくなかった。
そういえば、ボール投げも下手だった。
ダーツのせいで、とどまらない昔のつらい思い出。
そして、苦手を一種増やした。
名古屋の素敵なカフェだったかもしれないのに。

名古屋出張

2007-09-09 | 仕事
中部のお得意様を集めて、製品紹介や技術指導をする研修会を
行うため、名古屋へ集合。わたしは、中部担当なので、ほんの少し、
業務説明をするため呼ばれた。ほんのちょこっとの説明です。
まあ、ちょいと色というか花を添える程度です。
しかし、誰も花とは言ってくれませんが。

まず、朝9時17分に着いて名古屋支社まで先輩がタクシーで行けば
いいよと、言ってくれたので、迷わずタクシーに乗った。

外へ出たとたん汗が出る。
前にきたときよりビルが増えたし、高さの競争をしているみたいだ。
「出雲殿メモリアルホールまでおねがいします」と、
いうと返事もしない。
短い距離のせいか運転手は無愛想で、おまけに小銭が足りず、
1万円出したら、おつりがないという。
しかたなく、620円のところ、千円払ってしまった。
つりはいらんよ・・と、言ったものの、あとでじわじわ損した
ことに気づいて、腹が立ってきた。
支社は、「出雲殿メモリアルホール」の裏にあるので、
そこで降りたが裏道に入ると、それらしいものはない。
公園の向かいにあるというのに、公園すらない。
もう少し歩けばあるかと思いながら不安になって、GSのお兄さんに
聞くと、反対方向ですと・・。
再び、出雲殿まで戻って、そこで階段に赤い絨毯を敷いている人に
地図を見せて尋ねた。「出雲殿・・ですね」と、
「違いますね。うちは結婚式場で、これは葬儀場です。
高速の向こうに白いビルが見えますね。あれですね。」
 があん。違うじゃん。
再び目指していくが、結局、駅から歩く距離ほど歩いた。
そして、そのメモリアルホールの裏に回ったが、それら
しい建物が無い。
またまた、違うのかと思ったら、その建物の裏のへこみに、
犬小屋のようにちょこんと建っているのが、我が社の名古屋
支社だった。

スタートから汗だくでした。
スーツの上着を脱ごうとしたら、くっついて裏地がびりっと
音を立てました。
不親切なタクシー運転手。
歩いてきたことも、びりっとなったことも、
誰にも、言わなかったのに、支社の女の子に、
「駅から歩いてこられたんですかぁ」
もごもご・・・。かくして、スタートは汗びっしょり。
果たして、この後は大丈夫か。