友達から、最近亡くなった伯父さんの作品を是非見てほしいと言われて、土曜の午後に見に行った。
驚いた。家から5分ほどの中代町にあるのだ。こんなに近くに、こんな秘境のようなところがあったとは。
小酒さんという方が、個人の趣味で始めた石の彫刻だ。石は、鉄平石といって、霧ケ峰火山でとれた石を、板のように薄く切り、それを削って絵を描く。まるで石のキャンバスに、生き生きと描かれている。
残念なことに、カメラが稚拙なので、なかなかうまく撮れない。
惜しくも、小酒さんは亡くなって、まだ49日を迎えていない。お宅の玄関には「忌中」の札があった。生きているうちにお会いしたかった。きっといろいろなお話が聞けたのではないかと思う。
それにしても、駐車スペースになっている前庭にも石の絵が描かれていて、水をはると鮮やかになるという仕掛けがしてあるのもすごい。
フランスで賞をいただいたという「妙成寺」。石を削り白い部分を出したり、石そのものの色合いを引き出してあったり、作品は見れば見るほど、緻密なタッチだ。この作品を次々と作るために、50才で仕事を辞められたとか。
拝観料200円。皆様、近くへお越しの際は是非お立ち寄りください。
中代町の中です。分かりにくいかもしれませんが、8号線から入ってすぐです。