まこの時間

毎日の生活の中の小さな癒しと、笑いを求めて。

鉄平庭

2012-04-22 | 暮らし

友達から、最近亡くなった伯父さんの作品を是非見てほしいと言われて、土曜の午後に見に行った。

驚いた。家から5分ほどの中代町にあるのだ。こんなに近くに、こんな秘境のようなところがあったとは。

小酒さんという方が、個人の趣味で始めた石の彫刻だ。石は、鉄平石といって、霧ケ峰火山でとれた石を、板のように薄く切り、それを削って絵を描く。まるで石のキャンバスに、生き生きと描かれている。

残念なことに、カメラが稚拙なので、なかなかうまく撮れない。

惜しくも、小酒さんは亡くなって、まだ49日を迎えていない。お宅の玄関には「忌中」の札があった。生きているうちにお会いしたかった。きっといろいろなお話が聞けたのではないかと思う。

 

それにしても、駐車スペースになっている前庭にも石の絵が描かれていて、水をはると鮮やかになるという仕掛けがしてあるのもすごい。

 フランスで賞をいただいたという「妙成寺」。石を削り白い部分を出したり、石そのものの色合いを引き出してあったり、作品は見れば見るほど、緻密なタッチだ。この作品を次々と作るために、50才で仕事を辞められたとか。

拝観料200円。皆様、近くへお越しの際は是非お立ち寄りください。

中代町の中です。分かりにくいかもしれませんが、8号線から入ってすぐです。


誕生会

2012-04-15 | 暮らし

娘たちは、お父さんが気がかりと言いつつ、何かにつけて我が家でごはんを食べようとする。

今年も、お父さんの誕生会をしようという。今更だが、主人はまんざらでもない。

まるで、保育園の誕生会のように、色紙でのチェーンまで鴨居にぶら下げられた。

5歳になるkouが、字を書きたがるので教えると、どんどん書いている。誰も教えないのに自分から聞いては覚えている様子。

 

総勢11名で、我が家はいっぱいになる。

料理はしてくれたが、洗いはわたしに回ってくるので、3回に分けてやっと終わった。

みんなが寄ると嬉しく、帰ると寂しいがほっとする。よく言われることだが、実感する。


遥かなるスカイツリー

2012-04-09 | 弓道

「スカイツリーを見に行こう」を合言葉に4月7日に行われた勤労者全国大会石川県予選。昨年のラッキーな予選通過の後に、岐阜の全国大会へ行った折、中村留さんの選手たちと、来年は東京ですね。来年も目指しましょうと誓い合ったが、誓いは幻のかなたに。

今年も会社の「最強」のポロシャツを背負ってこうと思っていたのに、惨憺たる結果だった。

幸いにもというか、不幸にもというか、誰かが足を引っ張ったのではなく、全員が低調だったので残念だったが、わたしの射は目を覆いたくなるひどさだった。亜ちゃんがぽんと1本目に中たり、引き続きわたしの矢が音をたてたが、的をけってたたきで×。N君が〇で、また亜ちゃんが〇となれば、真ん中のわたしは中てなくてはならない。その2本目のプレッシャーで、肩も肘も入らず暴発の矢が出た。があーーーん。こうなると、再起不能だ。かろうじて1本だけ中たって戻ったが、あとは押して知るべし。

そのあと、全員不調のどん底に陥り、「稽古不足を幕は待たない・・遥か彼方のスカイツリー」ちゃちゃんちゃん・・夢芝居でありました。


乗り越える壁

2012-04-06 | 仕事

仕事の話はしたくないが、とにかく容赦ない命令が下り、担当が替わって眠れない夜が続いた。よく、会社は何を考えているのだという人がいるが、会社は建っているだけで何も考えない。考えるのは、上司とその上と・・と、続くが歩兵は捨て駒なのだ。敵地に入って成金になってやる・・・という気力もない。

だんなは、つらいのなら辞めればいいというので、かえって眠れなくなった。辞めると言う選択肢を選ぶより、今の仕事を続けたほうがよいような気がした。この時点で辞めるなど一生の恥になる。辞めるなら順風満帆のなんでもないときでなくては、敵前逃亡ではないか。しかし、考えを巡らすと眠れない。せっかくよい本を読んでも、実際はそううまく心をコントロールできない。

だんなが野球観戦していて「乗り越えた壁は、いつか自分の盾になる」と、横になったまま言う。横断幕か何かに書いてあったらしい。なかなかいい言葉やね。と、思った。

早速、翌日友人に言うと、口の悪い友人は「そもそも壁をつくるのも自分やけどね」であった。