まこの時間

毎日の生活の中の小さな癒しと、笑いを求めて。

何でブログやるの?

2012-10-28 | 暮らし

この頃は、ツイッターとか、フェイスブックとか、いろいろな形でつながる中、なんでひたすらブログを続けるか。

日記なら自分ひとりで、書いていればよいのではないか。とか、思うが、やはり親しい何人かの人が、のぞきに来てくれて、近況報告を兼ねて、ひとりしゃべりするのもよいなあと思ったりする。

高校時代、交換日記なんていうのが流行って、友達数人と回していたことがある。4,5人でやっていて、仲の良い友達の友達とか増えて、同窓会でそのうちのひとりの男子に、交換日記をしていたよねと言うと、匿名でしていたので、一体だれが誰なのか分からなかったとか。それでも、書きたい、自分の意見を言いたいというのがあったので、これって、ブログやフェイスブックのはしりでは・・と、思った。

で、相変わらず、ひとりでぶつぶつ、つぶやき続ける。

話は、ころっと変わって、水コンロ買った。底に水を入れて、その上に炭を入れて焼く。

食卓テーブルの上で出来るので、ちょっと雰囲気がでる。八目を用意したら、「のどぐろか?」と、言われたので、雰囲気は、食材の価値までアップするようだ。

載っている白いものは、かき餅。アルミホイルに包んであるのはにんにく。

我が家へ遊びにきてください。雰囲気により、吉永小百合がいると間違えるかもしれません。と、いうことをしゃあしゃあと、ブログなら言える怖さ。


正岡子規を思う

2012-10-27 | 暮らし

術後、個室にいると、窓からの空しか見えず、動きが取れない管だらけの体と、ホテルのようなきれいな部屋とはいえ、監禁されたような閉塞感。いつもとは違う心境になる。

いろいろな本を読むが、闘病日記のようなものは殆ど読まないくせに、自分では書いている。そして、日頃、俳句や短歌などには興味がなく、当然つくるのも下手くそだが、こういうときは、何か書いていないと、気持ちがもたないのだ。長い夜。長い一日。

    秋空に 弓引く雲を みつけたり

ふと、正岡子規の「病床六尺」 が読みたくなる。病室では、携帯でメールも出来るので、全く人との会話ができないわけではないが、動けない時は、頭だけが何かを欲するようだ。金沢にいる義姉が何かほしいものは?と、言ってくれたので、俳句集をもらう。

    あの頃の 子規にあげたい 電動ベッド ひとりの夜も やさしく起こし

良い悪いは別として、作れるじゃん。

    リンパ節 浸潤の状態 ふたりして これがほんとの 夫婦浸潤 

これは、ちょい違うか。

父が仙人のように映っている。86歳の父が軽自動車で金沢まで見舞いに来てくれたのには参った。道を何回も尋ねながら来たという。小一時間ほど話して、暗くならないうちに帰るといった。何が辛いかとというと、正面玄関から病棟まで遠いので、杖をついている父は何回も休んで、たどりついたらしい。母は、栗がとれたので、初物は体に良いというからと、栗ご飯のおにぎりをひとつ、置いていった。

当初、両親には病気のことをなかなか言えなくて、それでも黙っているわけにはいかず、大したことはないからと言いながら、こちらが両親を励ましながら話した。

わたしは、当初から病名を聞いてもあまり重く受け止めていなくて、よしっ!治すことに専念しよう。会社もすぐに後任を探してもらおう。復帰のことは考えない。肩の荷を下し自分のためだけに過ごす日もあってもいいのではないかと思った。

 老いた母 遠い道のり 見舞い来て 栗ご飯の にぎりめし置く

この年になって、両親に心配をかけるのもつらいものだが、幸い命に別条はなく、いたって元気だ。日々、注意事項は多いが、それは治療に専念するというわたしの今の仕事として、のんびり気長に対処していくことにした。

 


季節はずれ?

2012-10-25 | 暮らし

何故か庭にまだ咲いている。朝顔の季節はとっくに終わっているのに、時々暑い日があるので、間違えているのかもしれない。限りある季節に咲くのではなく、季節感がなくなって、咲かされているような感じだ。人も、今では医療がすすんで、生かされていく気がする。iPSはもとより、 心臓ホルモンは、癌の転移を抑制するという。もう数年したら抗がん剤治療などないかもしれない。

手術も、抗がん剤治療も、少し前よりずっと楽に受けられるようになったとのこと。

それでも、副作用は個人差はあるものの通常ではない。抗がん剤治療は、元気な細胞をどんどん壊していく。そして、常に白血球のなかの好中球の値を調べて、一喜一憂しなくてはならない。好中球が減ると、免疫力が極端に低下するので、生ものはダメ、外出禁止、他の人の触れた食べ物はだめ、火を通したものだけ、菌もだめ(ヤクルト、ヨーグルト)・・・・・いろいろな制限がでる。

すでに、体内には疑うべきものはないらしい。手術後に病理検査をしているので。しかし、万が一のために、とどめをさすという。

わたし自身が、今までの人生をとどめを刺されたような気がする。まあ、方向転換ですね。

朝顔に、無理をして咲かなくてもよいよいと声をかけたい。

 


猫散歩

2012-10-21 | 暮らし

二度目の退院後、久しぶりに家の周りを散歩した。

相変わらず、愛猫チョムがついてくる。

金木犀のにおいがする。

病院の中では、行動が制限されるので、収容所にいるような気がする。庭もないし、外の空気を吸うことはなによりもの静養と思う。

チョムは、前になったり、足にまとわりついたり、ずっとついてくるのでおかしい。たぶん、何かを悟っているに違いない。

 

 

 


再入院

2012-10-21 | 暮らし

始めは、ホテルのようにきれいな個室と、5階からの眺めが良いので、快適な入院生活ができる。本を山ほど読める。好きなだけ眠れる。会社へ行かなくていい。と、良いことを数えていたが、うかつだった。

もう、条件はばんばんなのに、日々病人にされていく感がして、行動範囲の狭さにも、辟易して、三日もすると辛くなる。

2階の売店まで行ったり、3階のパーラーで、野菜ジュースを飲んだり、ぶらぶらするが、やはり働かないというのは、体に悪いのかもしれない。せめて食事の支度くらいはしたい。病院食は、メニューが選べるが、やはり病院食だ。社員食堂のように、食堂で自分の分をもらうが、やはり会社ではない。

先日、メニューの中に「たらばがに」と、書いてあるので、仲間の人たち(入院仲間)と、「足が1本ついてるのかねぇ」とか、言いながら頼んだら、出てきたのは、キュウリの酢の物に、たらばがにらしき白い糸くずのようなものが、ほんの少し散らばっていただけだった。騙された。期待した自分がばかだった。ああっ!高級寿司が食べたい。いや、柿の葉寿司でもいいわ。

 


柿の葉寿司

2012-10-09 | 暮らし

郷土料理のひとつといえば、柿の葉寿司で、今年も柿の葉を100枚以上とってきて、町内の秋祭りに作った。

娘たちが孫を連れてやってくるので、鯖と鮭入りの寿司は欠かせないものとなるが、なんといっても具材に左右される。

マーケットで、柿の葉寿司用と銘打っているものを使うと、一晩酢につけても塩味が濃い。次回は、魚屋に頼んでみるか。

とはいえ、9月の祭りにアップしなくてはならないのに、ちょいと入院にしていたので遅くなってしまった。

入院前には、職場の人や、営業所の方々には心配をかけてしまい、心温まるプレゼントやお言葉をもらって、いざ入院したら、10日ほどで退院できてほっとしている。

仕事はしばらく休まなくてはならないが、とにかく、しばらくは完治まで静養。