まこの時間

毎日の生活の中の小さな癒しと、笑いを求めて。

MEX金沢

2008-05-27 | 仕事
MEX金沢2008(第46回機械工業見本市金沢)で、
わが社の出品の小間要員として駆り出された。
そこで説明する営業や受付を小間要員というらしい。
土曜だったので、親子連れも多く、22日から24日までの3日間で
約6万人の訪れとのこと。
県内の大学の出展のロボットが可愛く踊っていた。



うちの展示の毎年の目玉は、訳ありで出せずに
今回、バイクをメインに飾ってあった。



しかし、やはり動いているものは人気で、回る寿司の出展のところは
子供がたくさん群がる。



とはいえ、ライダーのロッシのバイクは、若者達が足を止め
携帯をかざして、映像を納めていく姿が多かった。
学生達も群がっている。バイク好きにはたまらないであろう、
ロッシの試作品のこのバイクは、億単位という。
YAMAHAからの借り物で、展示が終わった後の片付けの緊張感たるや
大変なもので、フォークリフトにずらして乗せる時に、どきどきした。
みんなが片付けているとき、わたしは邪魔にならないよう、ひたすら身を隠していた。



実は、内緒だがバイクのレースを観るのが好きだ。
血沸き肉踊る。しかし、なかなかそれを観るチャンスがない。
バイクの飾ってあるところに、モニターでレースが映るたびに
鈴鹿の八耐へ7年前に観に行ったことを思い出す。



この見本市とは全く関係ないが、交代で休憩してコーヒーを飲んでいて何気なく着信履歴を見たらKさんからの電話があってかける。
弓道部の同級生MK君が亡くなって、通夜に行くという知らせを聞いた。
肺癌だったらしい。ショックだった。卒業後、みんなで何回も集ったが
彼は一度も来ることがなかった。
見本市のざわつきの中で、フェアレディZを買ったと言って見せに来た
MK君を思い出していた。
あれから、瞬く間に年月が過ぎた。
とうとう再会できなかった。

社内駅伝大会

2008-05-22 | 仕事
恐ろしい行事だ。
私たちが入社した頃からあったが、年々出場者が激減していき中断していた。
ひとり1キロで、4人がつなぐのだが、この距離は皆が疾走してしまうので怖い。
ついつい、みんなが見ているので、全速力で飛び出すと後が地獄の苦しみとなる。
今年、なぜか10何年ぶりに復活した。
おまけに、重役達がチームを結成した。
「参加することに意義を」というチーム名だ。
60過ぎた重役が、もし心筋梗塞やころんで骨折したらどうするつもりだ。
誰も、重役達の参加することに異議を唱えるどころか、人事部長たちも出場せざるを得なくなった。
会社の帰りに、メタボな体で、練習している3名の人事の人に思わず
「レスリングの稽古か・・」と、言ってしまった。
全くそういう体格の面々だ。
我らが職場も、前に紹介したように「おばパワー」で、満ち溢れているので
半強制的に出場チームを作った。
もちろん、わたしは応援だ。あのパワーはない。
当初、33チームの中で、たぶんビリだろうと言っていたが、
重役チームの登場で、もしかしたらビリは避けられるかもしれないとの目論見もあったが甘かった。
彼らはころびもしないし、心筋梗塞にもならなかった。

何年かぶりに、会社の周りは盛り上がった。
各チームとも、職場の応援とやじが飛び交う中、真剣に走っている。
われらが職場のアンカーが今日の駅伝大会の緞帳を下ろすべく、
ゆうゆうと1周遅れでゴールして終了した。
満場の拍手である。ヒーローである。
しかし、うらやましいとは思わなかった。
ご苦労様である。しかし、楽しかった。
駅伝は見るに限る。

のっぴきならない理由

2008-05-16 | 暮らし
失敗をした。連休ボケかもしれない。
連休でなくても呆けてはいるが。
体育協会の会合をすっかり忘れていた。
今週だったと思って、コルクボードに貼り付けたものを確認しようとしたらだんなが、そのはがきの上に町内の役員表(A4)を貼り付けてあったためつい見過ごしてしまった。
見たときは、今晩7時半からなのに、すでに10分経過していた。
行こうと思えば行けないことはない時間だが、ビールを一口飲んでしまった。
やばー。急いで電話した。
「すみません。のっぴきならない事情で行けなくなりました。」

だんなは、おまえがいなくても会議は進むんやろという。
もちろんすすむけど、わたしの切れ味のよい意見を楽しみにしている人もいるかもしれない。
だいたい、人の予定の上に年間のお知らせを貼らんといて。
「わしのせいか」「もちろん」と、いうわたしの意見に反論しなかった。
たぶん、邪魔くさかったせいか。野球に釘付けだったせいか。
きっと、夜に妻が家にいてくれることが嬉しかったせいかもしれない。

しかし、この「退っ引きならない」という言葉は便利だ。
野暮用で・・という断り方もあるが、野暮用なら予定が入っている場合やりくりできる。
「のっぴきならない」は、切羽詰っている。で、一体どんな理由なのかと言われれば、「忘れてビールを飲んだ」のである。
「飲っぴきならない」理由だ。


朝礼

2008-05-13 | 仕事
わたしの職場の朝礼では、某○務の仕事法という冊子を読まされる。
これが、3年間続いている。
1冊終わったと思ったら、2冊めがあり、それが終わって元に戻ったら悲しくなった。初めてのときは、一度素直に受け入れて、なるほどと思うのだが、二度目になると、心がひねくれてきているせいか、物事をまっすぐに捉えられなくなっている。ましてや、この年になると(どの歳かは追求しないこと)へそ曲がりなことを思ってしまう。
毎朝、順番に読むのだが、たまたま「石橋をたたいて渡らないのは、渡るつもりがなく、渡らない口実をつくっていただけに過ぎない。」というところが、わたしの番になった。読んだ後、そのことについてコメントをするのだが、
このコメントも一言簡潔に終わりたいと思い
「渡るのが石橋ならいいと思います。が、わたしたちは毎日不安定な吊橋を、たたくひまもなく渡っている気がしてなりません。以上」で、終わらせた。
その日は、事あるごとに上司が「ああ吊橋や・・」と、つぶやいていた。

しかし、文章を読むと、その中身の良し悪しにかかわらず、それに対して考えることは良いことかもしれない。

本当は、問題をすり替えたり、茶々を入れるのは良くないが、
まあ、書いた本人は知らないのだから、良いか・・。

猫散歩ふたたび

2008-05-10 | 暮らし


ゴールデンウィークに、1才10ヶ月の孫が来て、すっかり猫がお気に入り。
散歩も「チョム、チョム」と、名前も覚えて、一緒に出かけると、猫が前に出たり後になったりを楽しんでいる。
ところが、猫が草むらに入ると「チョムゥ、チョムゥ」と、語気強く呼ぶ。
どうも、道からそれて草むらに入ることを注意している様子。
もちろん、猫は正す様子はない。
何度か呼んで、自分の意のままにならないと「しらないっ」と、言うのでびっくり。




まだ十分言葉もしゃべれないのに、後で娘に言うと、
散歩などで言うことをきかないときに、同じように名前を呼んで
「知らないっ」と、言ってしまうことを真似したのだとのこと。

子供は親の真似をする。
そういえば、わたしも娘に「人をたたくと手が腐るよっ」と、
言っていたのを、まだ娘達が2、3才の頃けんかして、互いをたたいて
「ひとをたたくと、手がくちゃる」と、言い合っていて笑えたことを思い出す。



全日本弓道大会

2008-05-06 | 弓道

毎日の地道な努力は、いつか実を結ぶかもしれない。
この、「かもしれない」淡い思いを持っているからこそ、続けられるのかも。
それ以上うまくはならないよ。と、断定されたらきっと続けられないかも。

そんな中、全本弓道大会に何年かぶりに行くことにした。
ゴールデンウィークは、毎年京都で昇段、昇格審査が行われる。



今年は、会場が「みやこめっせ」で、特設会場で5射場一挙に進行できる。
審査を受けるついでに、試合にも出ましょうかということで、夫婦で出かけた。
5/3のこの日は、宿泊先の聞法会館では、桂一門の落語があるのでネット予約した。



大会の予選は、3時頃に終わるので、4時からの落語に間に合うだろう。
但し、予選通過したらキャンセルをしなくてはならない。
たった2本を射るのであるが、残るのは一握りだ。
有段者、教士・・と、各部門があり、わたし達は錬士の部門で、727名の参加者である。
主人は1本目を中てたが、2本目を落としたので、わたしもさっさとはずして落語へ行かなくてはならないなあ。と、力が抜けた。
わたしの出番は3時頃で、落語開演ぎりぎりだ。
終わったらすぐに着替えないで、タクシーに乗る段取りだ。

肩の力が抜けたお陰か、2本とも中ってしまった。
結局、キャンセルの電話を主人が入れた。
この時点で、720名が80名にしぼられた。
かつて、遠い昔も一度予選を通過したことがあるが、びびって次の1本ですぐにお帰り組みとなったことがある。
そう簡単には残っていけないことは知っているので、次の1本が抜けたら、まだ落語に間に合うかもと思った。
顔見知りの福井県のN氏が残っていて「待ってるよ」と、笑っていた。
冗談で「待っててね」と返した。N氏は過去に優勝したことがあるという。

次の1本も、気持ちよく引くことが出来た。中てなくてはという気がないからだ。
そう簡単に残れないので、精一杯気持ちよく引くことを心がける。
ここで、80名が40名になった。

次の行射をしたら、硬くなってきて、びくがきた。いまいちの射になった。
自分が中っているように思えなかった。
特設会場は、的に中った音も外れの音も聞き分けにくいし、自分の矢が視力が悪いせいか、緊張のせいかどこへ刺さっているのかよくわからない。
退場すると、外れた人のゼッケンは係員に回収される。
今のは中りだろうかと振り向くと、係員が中りですよという。
ゼッケンをもぎとられずにすんだ。
ここで、20名ほどになった。
人数を把握できなかったが福井のN氏は消えていた。



待っている間に、静かに呼吸を整えて緊張感が高まるのを抑えようとしていた。
次の出番には、的が小さくなっていた。いわゆる八寸的だ。
げっ小さい・・と、思ってしまった。
ここで一挙に振り落としだ。結果、外れ。中りの人は3人。
5位入賞のラストチャンス。遠近(的芯に近いほうが勝ち)での戦い。
ここで、気持ちが中てたいに変わった。
今まではひたすら一生懸命引いていたのに。
そのいやらしい気持ちのお陰で、技術の未熟さに終止符が。
練習会場で皆中していて、ここへきて4中したので、今日は8射8中だ。
練習でもめったに出ないので、実力はここまでかもという気もする。

しかし、よくやりました。約20名に残るとは。
ここで入賞できる人は、本当に力のある人が残る。
偶然やたまたまでは残れない。
後で石川県の人々に、「6位も予選落ちもただの人」と、笑われた。
落語で笑うはずだったのに、落伍して笑われるとは。

新発田市弓道大会60周年

2008-05-01 | 弓道
新発田市とは姉妹都市だ。(何故か、兄弟都市ではない)
平成5年から弓道協会の交流が続いている。
3月に加賀の大会へ9名の方がいらしたので、今回は60周年ということで、
我らが先輩先生方と6名で申し込んだ。
夜中の2時半に出発。1時間交代に運転だが、真夜中だけにみんな無口だ。
DVDで、誰の好みか知らないがエイリアンっぽいものがかかっている。
後方座席だと字幕は見えないねというと、年配先生がボリュームをあげた。
あの・・ボリュームをあげても字幕は大きくなりませんが・・と、思ったが、それより何より睡魔が襲ってきて、何も気にならなくなってしまった。
あちこちで、交代を兼ねてトイレ休憩し、白々と夜が明けてから、新発田の町のコンビニで朝食調達。
コンビニの前でみんながアスファルトに座って朝食。
なんか気味の悪い光景だ。この仲間に入りたくない。
わたしは、意に反して、よくこういう状態に遭遇する。
気が弱いので、育ちの良いのを隠して付き合わなくてはならないことが苦痛だ。
早朝に、コンビニの前で弁当を食べ始めるおじさんとおばさん。
何かの宗教団体みたいでもある。弓道信仰だ。
そういえば会話も変だ。
夜中あんなに無口だったのに、さすがに食べ物を補給したら会話が活発になってきた。
そのうち、県下の名だたる先生方の会話とは思えない話題で盛り上がっている。
うんち自慢だ。長さと太さの話。やっぱり、混じりたくない。
仕方なく、大口を開けて上を向いて笑うしかこの場を切り抜ける策はない。

そうこうしているうちに、体育館が開いて、新発田の方々の大変な歓迎を受ける。
開会式では教育長代理の方が「本日は遠く加賀市の友好都市からもみえられて・」と、紹介される。
「姉妹都市」がなぜ「兄弟都市」ではないか、考えていただけに「友好都市」と、言われて、さすが教育長代理と、全く関係ないところで感心していた。
昼食は豪華弁当。帰りには、ひとりひとりにお土産の箱。
中りは運転の疲れか、皆大変悪く、運転をしないわたしが一番良かった。
5月の京都審査に向けて、誰もが希望を失うような結果だった。
中りでは満足できなかった分、新潟のうまい酒を調達して、別の希望にすりかえて帰路に着いた。