まこの時間

毎日の生活の中の小さな癒しと、笑いを求めて。

石川県遠的大会

2009-03-31 | 弓道
久しぶりに遠的大会へ出た。
遠的は日頃練習できないので、長い間出ていなかった。
わたしのように12,3キロの弓力では飛ばないので、狙いがつけにくい。
相当練習して勘を掴まなくては的中は難しい。
まさに、放物線の妙技となる。
何を言い訳しているのかと言われそうだが、○田先生によると
「言い訳もしなくなったらおしまいだよ」である。
とにかく、競技部と言う仕事があるので、しぶしぶ筋トレがてらにでかけた。

主人は金沢に着いたとたんに試合放棄かというような出来事に遭遇した。
先輩の車に相乗りしてきたため、自分の車に道着と袴、かけまでも忘れてきた。
先輩方々の前でののしるわけにもいかず、ただ「ショックやわ」とつぶやいた。
しかし、偶然貸してくださる先輩がいて、試合に出ることが出来た。
よかった。よかった。本当に結果は見事な×が並んだが、筋トレは有効だ。
そして、ご公務もできたし。

わたしは、初めにうまく狙いが着いたため1回目に4射3中できた。
まぐれである。
2回目に弦が切れてしまい、替え弦がいまいちしっくりこない。
かくして、筋トレに毛が生えたような結果。
わたしもご公務に専念した。

しかし、60m先の的を狙うのは気持ちがよい。
弦が切れた時に、的にも的中したが、あの瞬間がおかしい。
切れたと思った後にどんと中たる音がした。
変な時間差を体験した。
放物線を描くので滞空時間が相当長いのだ。
上手な選手は若干押し手を上げるだけなので、見事に中たる。


残す写真

2009-03-24 | 暮らし
子供の成長に夢中になっていた頃、子供を中心に写して、抱いている親の顔が半切れになっているものがよくあった。
特に、だんながわたしを写したときなど、首がないわたしがたくさんいる。
愛するあまり手振れを起こすのか、娘しか眼中にないかのどちらかだ。

アルバムに何を残すか。
今ではCD-ROMに全部落とせるが、やはり時折見るのはアルバムが良い。
そのときに、どんな形でも子供と家族が一緒に写るように意識している。
そして、家族との関わりの多いものをアルバムに残そうと思う。

実家の爺さんに作ってもらったゴルフパットで孫が遊んでいる。
なんか弟の小さい頃と似ている。
棒をふりまわしたり、箒を持ったりしていたなあ。



「ばあちゃんも、やってみね」
と、わたしの母に強制している。
この王様には爺婆がたくさんいるが、すべて認識しているところがすごい。
誰がいちばんお金を持っているかも分かってしまったら怖い。



「たのしいねぇー」と、邪気がない。
一体いつ頃から人はずるくなるのだろう。
後ろのほうに虚弱体質だと言って、ややこしいことから逃げる人物がいる。



実家の庭は広い。
畑もあるし車は通らないので、王様にとっては十分楽しい空間だ。
ここで伸び伸びと育てたら、きっと賢い子になるだろう。わたしのように。

実家の玄関

2009-03-16 | 暮らし
実家へ行くと、玄関先で母が自作の合羽ズボンと、畑用の長靴をずぼっと脱いで、そのまま家に入ったようす。
それで、わたしの上着と車の中にあったひざ掛けで上半身を作っておいた。
畑から杖をついて帰って来た父が、玄関先で
「がははは・・なんじゃいこりゃ」と、喜んでいた。
喜んでいた理由は、得たいの知れない物を作った犯人が来ていることを悟ったからだ。
両親はふたりきりで住んでいて、もう20年も前に金庫を盗まれて新聞沙汰になったことがある。
その頃はまだ70才にもなっていなかったのに、「老夫婦二人暮らし」と、書かれていて憤慨していたが、今は全くそのとおりになっている。
不思議と親が年老いていく姿は、日頃分からないのに、ある日妙にふけたなあ・・と、思う瞬間がある。
遊びに行くと、父はすごく喜び、読んだ本や新聞の切り抜きを見せて、感動したものや興味深いものを次から次へだしてくる。
壁にかかったカレンダーにメモが貼ってあり
「グローバルスタンダード」「ワークシェアリング」「アイデンティティ」など、つまづいたカタカナを羅列してある。
まだまだ元気で長生きしそうな気がするが、
「もうしばらくや・・長ごないわい」と、言って笑っている。
残り少ない人生が、笑いに満ち溢れていますように。
と、わたしは今日も笑いの種を持っていく。

虚数の情緒

2009-03-16 | 読書
最近めっきり読むペースが落ちてきているのに、手に入れたい本が次々と出てくる。いわゆる積ン読の傾向になるのだが、ダイヤモンドより、ブランド品より興味深い本がある。

「虚数の情緒」が、それだ。
まず、題名に惹かれてしまった。これは、一目ぼれだ。数学と情緒が結ばれるというのは、ガラスの靴がぴたりとシンデレラの足に合ったように、ロマンチックだ。
次に、一体何があるのかといろいろな紹介を読むたびに、一度お会いしたいという気になる。
数学などは、一番苦手な分野なのに、いまさら何さと思うが、苦手なタイプだからこそ惹かれたりすることがある。
しかし、「中学生からの全方位独学法」というサブタイトルを見ると、身分違いなのでごめんなさいと言いたくなる。
けれど、次の部分を読むと、またまた興味深くなる。

著者は数学を学ぶにはまず言葉を学びなさいという。言葉こそが歴史であって文化であって、人格であって君自身なのだという。青年は易きにつくな、いたずらな小我を破って「守・破・離」をまっとうせよという。それには絶対に「読書」が必要で、それも針の穴から隣人を覗き見てその全人格を了解するような読書をしなければならない。

これは、相当に高度かもしれない。中学生に・・というが、彼らは一番柔軟で海面のような優れた頭脳の持ち主だ。
石のような、それも軽石のように穴だらけのこの頭で対応できるか。
おまけに、相当に分厚い本であり、今のペースで読むとなると覚悟がいる。
その前に、借りている「阿波研造」を、読み終えなくてはならない。
そうなると、会社など行っている暇はない。おまけに、家事についやする時間も惜しい。しかし、どちらも辞めるわけにはいかないとなると、この本を買ってしまうことが一番よいかもしれない。
とはいえ、先日Amasonで、一冊申し込んだばかりだ。

我慢しているうちに、この本への興味が薄れてしまう。
誰か、読後感を教えてほしい。あんたには無理だと諦めさせてくれるか、なりふり構わず突き進むか。
ネットでは、手にとって見れないので、本を買うときには、このように相当に熟慮しなくてはならない。



食堂かたつむり

2009-03-15 | 読書
家事の中でいちばん好きなのは料理だ。
しかし、好きなことと上手というのはチョイ違う。
掃除はきれいになるので掃除をした満足感はあるが、汚れ死ぬことはないと思って後回しにしてしまう。
洗濯は洗濯機がするので、干すだけだ。干すのは好きだがたたんでしまうのは邪魔臭い。

さて、「食堂かたつむり」(小川糸)は、わたしが料理は好きだなんて言った事が恥ずかしくなるほど、食のすばらしさを語る。
はじめは、恋人に逃げられて失語症になった「わたし」から始まるので、これはわたしが読む傾向ではない本だと思った。
しかし、娘がちょいおもしろいというので、本の厚みも薄いしカバンに入れて持ち歩いても軽そうなので「軽そうやね」と、言ったら「軽いしすぐ読めるよ」と、互いに軽いの意味が違っていたが、読み始めた。


親子の確執、飼っている豚。それらがどんどん胸にくる。
意外な展開になっていて、やられた。
これは、さらっと軽く読んで、読後感はわりに重い本だった。




勢力減退

2009-03-12 | 仕事
物流コストをいかに抑えるか。
お客様と最善の方法を考えるというとかっこいいが、郵送で送ろうか、合わせ出荷しようかという話。
今の仕事をしていると、流通の無駄や価格のつけ方のノウハウが学べる。

ひとつでも多く売ろうと見積りをする。
もともとお嬢様育ちなので、じいやがお金の計算などしてはいけません。
はしたないと言われ育ったせいで、この見積もり作業が苦手だ。
高く売れば取れない。納期の遅いのは取れない。
価格表と掛け率を単純に掛ければいいが、購入転売品に運賃がつくと、頭がもやもやしてくる。気が小さいので、大きくふっかけることもできない。
おまけに、工場は休みが増えて、今ある仕事の納期が間に合わなくなっている。

そんな中で、いきなり電話がかかって「あれこれ資料を出しなさい」と、内部統制様は、わたしたちの勢いを削ぐ。
わたしたちの進むべき方向に、横槍を入れるかんじでやってくる。
これは、法律が悪いのだ。
むっときても法律を背負っている人に反抗も出来ない。

前に、たちの悪い酔っ払いなどと言ってしまったが、撤回しなくてはならない。
どうも、お酒を飲んでいるようすがない。
飲んでもいないのに、何で人の仕事にこんなに絡んでくるのだろう。

この法律は、人災だとか、会社の勢いを削ぐとか雑誌や本などに書かれている。
そのことを身をもって思うが、実行している人はもっと辛いのだろう。
少なくとも、わたし達は、資料を出す瞬間しか関わらないが、四六時中それを仕事にするのはさぞかし大変だろう。
なんといっても、お客様に喜ばれる仕事。頼まれごとを受ける仕事は楽しい。
それに反して、電話がかかるとぞっとする仕事だとつらい。
みんなにうとんじられる法は正しいのか。
障害物競走のようだ。まっすぐ走ると速いのに。

しかし、製造に納期短縮のお願いの電話をすると、相当にうとんじられているような気がする。
お互いに、電話で勢力を削いでいるのかもしれない。
せっかくいい感じで仕事が進んでいるのに・・ううっ電話かい。
あるいは、この忙しいのに、また電話かい・・。

信州旅行

2009-03-09 | 暮らし
婦人会仲間5人で毎年旅行に行く。今年も企画したが、皆仕事が違うので日程を調整するのが大変だ。申し込むと今度はバス会社から「人数が集まらなくてバスが出ません」という悲しい出来事に合い、某バス会社のだんなに八つ当たりする。
「お客の生の声が、直接聞けることをありがたいと思いなさい」と、いう妻に怯えていたようす。
「お客の生の声」など聞きたくないだろう。わたしも毎日お客の声を聞いているが、電話の声も嫌なのに、生の声なんか聞きたくもない。

かくして、やっと「信州食道楽の旅」が、決行になった。

まずは「えのき狩り」。えのきは培養工場と、成長させる工場とに分かれている。
そこで、各部屋の成長の様子を見て回る。
湿度と温度管理、光を当てて成長を抑制したり、二酸化炭素で成長を促すらしい。



さて、えのき狩りとは、ポットの青いカバーを外して、ポットにそってぼきっと手前に折るだけだ。たったそれだけなのに盛り上がるのはバス旅行ならでは。
工程の途中で雑菌がはいらないようにしているので「無菌ですからそのまま食べられます」ここでまた、ええっと驚きのざわめき。
新鮮なえのきは生で食べられるとのことで、甘味がある。
菌を培養したのに何で無菌なのだと悩むわたし。



世界の民族人形博物館では、三十段飾りの千体の雛飾り。
圧巻である。



吊り雛もかわいくて、仲間達は童心にかえってはしゃぐ。
なるべく互いの顔は見ないようにしていた。
気持ちは童心に返っても、姿は返らないことが残酷だ。



うまくカメラに収められないのがもどかしい。




貴信拝受

2009-03-03 | 暮らし
アカデミー賞をもらった「おくりびと」が、どうして英語の題名になっちまったのですか。
「ディパーチャー」副題につくのなら分かるけど。
おまけに、広末さん「コングラチュレーションの嵐の中・・ファンタスティックな・・・」と、アメリカ帰りだから仕方ないとは思うけど、日本語で話をして欲しかった。
でも、まあ世の中みんなカタカナが一杯になってしまって、お陰で海外旅行するときに、意外と役立ったりする。英語ができなくても、カタカナを拾い集めるとなんとか話ができたりする。

でも、やはり漢字はいいですね。
多くを語らなくても、それだけで分かってしまう。
また、ひらがなもやわらかくていいですね。

営業マンが外回りをしている間、携帯に電話するのは控えます。
お客さんのところへ行っているか、運転中であるかのどちらかで。
簡潔にメールするときに、漢字はいいです。

「○○組長出入りの件、至急」
とか、急ぎの用の時はすぐに電話をかけてもらえるように入れます。
先日、営業マンから依頼の件に、丁寧に答えたら
「貴信拝受。即申請。」と、返事がきて嬉しかったです。

でも、やはりカタカナは浸透してますね。
メールも営業マンも、言い換えできません。
「営業の人に携帯による電信を送付し・・」やはり、時代の波にゆだねましょう。

我輩は猫である

2009-03-01 | 暮らし


予定をメモする。毎週行事がある。
そんな予定に関係なく猫は自由気ままだ。

猫になりたい。それも、うちの猫にだ。
散歩して、特上のえさを食べて、みんなのベットに渡り歩く。
可愛がられて、えさを食べ放題。
金を運んできても、こんなに可愛がられず、酒を飲めば飲みすぎではないかとちくりと言われる旦那様。
その手帳に座り込んで、人の忙しさをせせら笑っているのでは。



2歳の孫が、うちへ遊びに来て猫と散歩をひどく喜ぶ。
可愛い声で、たどたどしい口ぶりで
「ワガハイはねこである。ナマエはまだない。」と、言ったので驚いた。
すごいねぇーというと、教育テレビで、子供達が朗読しているのを観ているのだそうだ。
宮沢賢治もやっているのだ。
NHKはよい番組をしていることが嬉しい。