まこの時間

毎日の生活の中の小さな癒しと、笑いを求めて。

刈安山 車登山

2017-11-29 | 山歩き

中央公園だけでは飽き足らず、午後に思い付いて刈安山へ行くことにした。ここは車で頂上まで行けるのだ。標高547m。

山中の栢野の大杉のある菅原神社を過ぎてすぐに登り口がある。10分くらい登るのだろうかと思いつつ行くと、林道に入って一挙に薄暗くなって心細い。頂上へ行くという事は、山に入っていくという事で、走りながらカーブを何回もうねっていく。細い道で、落石があったりして少し怖い。15分すると「白山比咩神社」と書かれた石碑があって、鳥居を車でくぐってぐんぐん行くと、頂上に到着。ここまで来るのに、車にも人にも会わない。

頂上には、眺望台があって、そこを高所作業車に載った人がペンキを塗っていたので、「上ってもいいですか?」と、尋ねると、「どうぞー。」とのこと。初めて人に会った。

神社はどこにあるのだろうか?わからないまま、展望台に上ると、妙に足がすくんだ。

完全に、登山気分。車で反対側に下りるとあわら市である。高所作業車は、福井ナンバーだったので、頂上は福井県なのだ。福井県が管理しているのだ。後で聞いた話だが、福井からの道は広くて整備されているらしい。

やっぱり白山はいいなあ。うっとり。ここからだと剣ヶ峰が見える。

帰りに藪の間から見えるのは「富士写ヶ岳」だった。加賀市から見ると富士山のように見えるが、刈安山からは、双耳峰だという事がよく分かる。

帰りはゆっくり紅葉を楽しみながら帰る。

そうだ。帰りに孫たちに栢野の草団子を買って帰ろう!!

 

 


白山日和

2017-11-29 | 白山

母を連れて父の見舞いに行った後、あまりに白山が綺麗なので中央公園を通って帰る。

父は、自宅の山の後ろに中央公園が出来たとき、大きな庭が出来たと喜んでいた。出来たばかりの公園に、両親は朝早くお城の滑り台を滑ってきたと言っていたことを思い出した。随分昔のことだ。娘が生まれた年に出来たのだから。

実家からの帰りは必ず公園を通る。そこからの白山を撮る。

お城に昇って撮ると、ちょうど木が手前に来る。それも晩秋の気配でいい。

ついでに、自宅への途中は、新幹線の工事で、新幹線が開通したら白山は橋脚で見えなくなるのかもしれないという心配がある。いずれにしても、今日のように晴れると、青空の下の白山を探す。白山日和と言いたい。


久々の鞍掛山

2017-11-27 | 山歩き

父の一番下の弟であるわたしの叔父は、13歳違いなので、「おっちゃん」より「あんちゃん」と、呼ぶ方が近いのであるが、おじさんである。先日、別の用で電話をしたとき、今度鞍掛山の行ったことのない登山道を案内してくれると言っていた。

11月になって仕事の休みの日は天気に恵まれず、一度も登っていないので、朝の天気を見て矢も盾もたまらなく叔父に電話したのだった。

夏の間は、高山に登っていたので、久しぶりの鞍掛山だ。掃除をして、おにぎりを作って、熱いお茶を用意する。10時半の待ち合わせは余裕があってよい。昼ご飯を避難小屋で食べるという予定だ。

滝ケ原の駐車場で、ベテランの女性Oさんと一緒になり、3人で鉄塔コースを登ることになった。前日までの雨で、落ち葉の下は滑りやすくなっていた。

途中から「とのお新道」と合流する。

途中、紅葉が美しい。

1時間15分で頂上。叔父は早足で、わたしとOさんが、ゆっくりと歩いて登って行く。

この後、避難小屋で小宴会。

小屋の主みたいな人ばかりで、炭を熾して、取ってきたキノコをのせて焼き始めた。

各自、持ってきたものをどんどん載せていく。そのうち、ベテランの女性80才の方の登場。小屋の中は人が増えて、若者がチョコレートを分けてくれたり、年配の男性がラーメンを作り出して、北海道の山の話をしてくれたりとにぎやかな昼食を終えて、13時10分に出発。

「展望岩コースから下りよう。」と、いうみんなについていくだけのわたし。昨日も一昨日も登ったという80才のNさんは「嬉しい。わくわくする・・。」と、言って一緒に下り始めた。どこが登山道なのかよく分からない。それでも、3人は目をつぶっていても、ここがどこか分かるようだ。鞍掛山のことを熟知している。

トラロープがはってあり、急な坂を下りていくが、みんな速いので恐ろしい。Nさんは本当に80才なのか元気で、「緊張する・・。」とか言いながら逞しい足取り。「ここは登りに使う方がいい。」と、言いながら難なく下りていく。ロープと立木を支えに下りていく。相変わらず落ち葉の下はずるずるだ。

ようやく林道に出た。ロープをくぐって驚愕の事実。「進入禁止」がかかっていた。ここを来たのか。鞍掛山は、コースが日々変化し、鉄塔コースも正式ではないらしい。展望コースも、今まで使われていたようで、ちゃんとトラロープがあるし不思議だ。

登り1時間15分、下り1時間と短時間の山登りではあるが、結構冒険ではあった。

ベテランの方々、ありがとうございました。きのこは、毒キノコではなかったようで今も元気だ。

 

 

 

 


収穫

2017-11-23 | 暮らし

実家のみかんの木に実がなって、母に上の方が届かないので採ってほしいと言われた。酒のポリ箱をひっくり返して上の方のみかんをハサミで切る。

たわわに生っている枝ごと切り落とす。雨が今にも降りそうだ。

大きいみかんは、まるで夏みかんみたいだ。大、中、小とどれが美味しいのだろうか。

今年は、キウイの剪定を大胆にしたせいか実が少ない。それでも、あっという間に袋が一杯になった。

今日は父の見舞いに行くと眠っていて、声をかけたが起きなかったので、母とふたりでそっと帰った。いつもより早く帰ったので、山へあがって収穫をした。収穫したものを伯母の家へ持っていくと、従弟が金沢から来ていたので、つい白山の話をしてしまった。彼は山の本に執筆もするほどの山男で、会社の休みには山へ行っている。前に「新日本風土記」で、名前も紹介されて白山登山しているのが放映されたこともある。「白山は平瀬から登るのがいいなあ。」とのこと。

階段が苦手で、きつかったというと、登山道の階段はやり過ぎだなあとも言っていた。「お寺の参拝みたいや・・。」と。今まで山行きの話をしたことがなかったのに、ここへきて可笑しいねえ。小さい時、休みの日になると、実家の山へいつも歩いて遊びに来ていた。今では親戚の葬儀の時くらいしか会うことがなくなった。本当に久しぶりに会って共通の話題ができるとは。これも、収穫があってのこと。柿と、みかんと、ぎんなんを置いてきた。

自然の恵みに感謝。


厄介な出来事

2017-11-23 | 暮らし

日々の暮らしを「安穏」と、生きていくという事は、なかなか難しく、台風に見舞われた雨漏りのために、うちの外壁のいろいろな不備がみつかった。ついでに、墓の倒木も厄介なことになったが、ようやく墓の大まかな木は伐採されていた。最後に大きな根っこがでーーんと横になっていたが、それはプロにお任せするとして、みんなが協力し合えて本当に良かった。

 しかし、厄介なことは一難去ってまた一難で、何かをするにあたって我儘を言って来る厄介さんがいる。話せば分かる人ならおかしなことを言ってこないのであるが。お陰で、メールと電話で夜の穏やかな時間は無くなってしまった。生きるという事は、何人かにひとりこういう手合いに出くわして、如何にそれをかわしていくかという事となる。こういう時は、自分はこういう年寄りにならないでおこうと思うのだが、たぶん年を取るとそういう感覚がなくなって、自分が厄介さんであることを忘れるのかもしれない。怖い‥そうなりそうな自分が怖い・・。なぜなら自分もそこへ片足を突っ込んでいることの自覚がないからである。多くの年寄りが、運転免許返上の折に、自分が高齢者であることを自覚していない人が多いという。自分は大丈夫と思っているそうだ。

天災も厄介だけど、人災も厄介だし、イベント事をしなければ穏やかに暮らせるだろうけれど、そのイベントごとをみんなでやり遂げることも、大事な事らしい。面倒だと思うくせに、頼まれると役を受けてしまうのも問題だ。先日、加賀市の体育協会の理事長がわたしに何か役をしてほしいと言っていた。空耳だ。気のせいだと思っている。「役」は「厄」と、書くのだろう。首の後ろから殿がささやくのが聞こえる。「何でも引き受けんこっちゃ。」「小さいもんが、力まんこっちゃ。」と、それも空耳だろう。


今日の白山

2017-11-22 | 白山

山へ行けない日の天気の良い日は、平野から白山を眺めて楽しむ。

医療センターの駐車場から見る白山は気持ちがいい。でも、残念ながら、明るいとデジカメに自分の顔が写って白山の姿が確認できないまま、あたりをつけてシャッターを押す。

 

昨年の今頃は、憧れと不安な気持ちで眺めていた白山。今年は違う意味で、白山を眺める。登れない山が、近くなった。

夕方、ピンク色に染まった白山を見て、幸せな気持ちになった。


晩秋の空

2017-11-21 | 暮らし

11月2日、3日あたりの日の出が、丁度白山の上から出る。二階のベランダから11月6日に撮ったが、ちょい寝坊をしたので出過ぎた。

11月に入ってから、北陸の晩秋の空は曇天と雨ばかり。日曜は石川県内で雪があちこち降ったようで、加賀もあられが降った。実は、みぞれとあられの区別がよく分からない。地面に落ちたときに、白い粒が残っているのをあられと思っているが。

先日は、曇天の中で虹を見た。青空にかかる虹は夢があるが、曇り空にかかる虹は、何だか暗い。


幸福論

2017-11-20 | 暮らし

眠りの浅い忘年会明けに、後輩のお父様の葬儀に出て、午後には父の見舞いに母を連れて行き、夕方になって孫を学童へ迎えに行き、孫たちのおやつに好物のさつま芋の天ぷらを持っていく。夕食を終えたら、婆さんが「今日の夜はどこへも行かんでいいんか?」と、言われ思わず笑いあった。パソコンに向かって家計簿を入力していたら眠くなってきた。

Eテレの100分で名著は、「幸福論」を、やっていた。自分の内部よりも、外に目を向けると幸福はやってくるらしい。確かに、興味のあることをみんなでやると楽しい。しかし、今日は眠くなってきて、寝たままお風呂に入って全部綺麗になる器械がないだろうかと考えた。寒い日は脱衣所で服を脱ぐのも邪魔臭い。かといって、風呂に入れば気持ちがいい。寝たまま風呂に入れてもらったら幸福だろうか。いかん!介護老人状態だ。

幸福と言えば、映画を観ると幸せな気分になる。これは、いわゆる自分の外に興味を求めるという事か?最近菅田将暉が気になる。よく出ているし、「浅草キッド」を、桐谷と歌っているのがいい。

 殿が北野たけしの「浅草キッド」が好きで、よく歌っていた。「火花」を観たい。


ぼんやりタイム

2017-11-18 | 暮らし

しばしも休まず…♪と、いう歌があるが、まさしく、しばしもじっとしていなくて、口の悪い友達は「まぐろ」だという。泳いでいないと死んじゃう?いや、このままでは死んじゃう。

昨日は、仕事が終わると金沢で祝賀会があるので、電車に乗って出かけた。仕事のままの服装だが仕方がない。天皇盃を授賞した中條さんを見ても、わたしを誰も見ないだろうからと思ったが、松のテーブルで会長や来賓のテーブルに座ると気が引けた。おまけに、前に出て祝電を読まされる羽目になった。しかし、祝い事は楽しく、努力した話は感動だった。大会の決勝戦の様子をプロジェクターで映していて見入ってしまった。時間はあっという間に過ぎ、シンデレラのようにANAクラウンプラザを大急ぎで出て加賀の仲間と9時半の特急で帰った。

翌日、再び金沢の県武道館で、常任理事会が10時からあるので、朝から出かける。午後の2時からの理事会にも出なくてはならないのだが眠くなってきた。いつもは、先輩の車に便乗するのだが、今日はお休みなのでひとりで雨の中を帰るときさすがに疲れてきた。体力がないなあ。山なら平気なのに。

家へ帰ると5時近くになっていて、ゆうパックの不在票が入っている。郵便局に電話すると手元にあるというので取りに行く。明日も仕事なので、再配達してもらってもまた不在である。婆さんは耳が遠いので、不在同様だし。

ごはんは、今朝仕込んであったおでんを食べて、7時過ぎにまた公民館へお墓被害の倒木伐採の見積もりが出たそうだ。先日の町内の常会で未解決のままだったが、その後の話し合いで、見積もりが出て一歩前進。町の人たちが一緒に考えてくれたので助かった。3件の見積もりは、83万と、65万と、44万と金額の巾は何の違いなのだろう。結局、1軒あたり63000円となる。

それにしても、外は寒い。明日は仕事の後、職場の忘年会でお泊り。あぁ~、借りてきた本を読みたい。ぼんやりする時間がほしい・・・。いや、動いていないと死ぬのかも・・・。ありがたいねえ。仕事を与えられるということは。でも、ほどほどで良いけど。


威嚇

2017-11-16 | 暮らし

晩秋の空。山へ行くどころか、霰がふった。

実家の母は最近弱々しくなった。畑にある作物は、小松の叔父が来てくれて植えてくれる。大根が少し伸びたというので、畑へ見に行ったら、葉っぱにカマキリがいた。

そっとつまんで、横に置いたら、両手(いや両足か?)を上げて威嚇された。蛇とか動物に威嚇されたらビビるが、カマキリは、めちゃくちゃ滑稽で、可愛い。

さて、今週末、台風で被害を受けた墓の話で公民館へ寄らなくてはならない。先日の町の常会ではなんら解決策がなくて、がっかりしたが、今回は見積もりが出たらしい。どんな結果でも落ち着いて対応しなくては、カマキリみたいに威嚇したところで、滑稽ではあるが可愛くないのである。誰に対して威嚇するのか。天災に対して腹を立ててもしょうがない。すべてを静かに受け止めよう。

 


加賀が熱い

2017-11-15 | 暮らし

JR東日本のCMに、吉永小百合さんが加賀市の「石川県九谷焼美術館」へ訪れているところが映った。やはり素敵だった。小百合さんはその歳々の魅力を最大に引き出す人だと思う。綺麗に年を重ねるのはいいなあと思う。

鶴瓶の家族に乾杯でも、レディカガで、あいうえお順で1番の甘池さんが、加賀パフェや、加賀カニご飯を紹介していた。とても落ち着いていてキャスターのようだった。

さて、加賀市のCMがテレビで紹介され、わたしの周りの友達はこのYouTubeの、シリーズにはまっていた。加賀市新幹線対策室 室長「加賀停太郎」

https://www.youtube.com/watch?v=D05nIj57bfU

おまけに、そのYouTubeの出演者は、娘の友達や、市の関係の人が出ている。

たまらん・・そして、新幹線は止まらん・・?止まる?

 


鴨を学ぼう

2017-11-14 | 暮らし

「平成29年度第2回おもてなし講座」ということで、鴨池観察館で講座を受けた。いつも家の事でお世話になっているHさんのお誘いを断るわけにはいかない。庭も造ってもらって、雨漏りも直り、婆さんはついでに庭木の剪定まで頼んでいたし。

13時30分より鴨池観察館で受付が始まった。片野の鴨池は、石川県天然記念物で、越前加賀海岸国定公園 第一種特別地域で、国指定鳥獣保護区 特別保護区で、東アジア・オーストラリア地域 フライウェイ パートナーシップ参加地で、ラムサール条約 登録湿地だそうだ。レンジャーと言われる方が、早口で説明をしてくれた。要するに、渡り鳥である鴨(トモエガモ)や、ヒシクイ、コハクチョウ、クマタカ、オオタカが住んでいるので、保護をしなくてはならない。

坂網猟法は江戸時代から行われ、武士が修行を兼ねて行っていた。勘と、経験と、知識と、集中力、体力が必要だ。鴨は夜行性で、夕方からエサを求めて群れで移動するときに、坂網を8~10m、まっすぐに上げて、1羽か2羽捕るのである。

講座でレンジャーと、名人の話を聞いた後、いざ猟場へ。鴨池の周りの小高い山に登り、息を潜めて待つ場所を見る。 

その後、順番に実際に坂網を上げてみる。構えてからまっすぐに起こして・・

足のバネを使って立ちあがると同時に放り上げる。ふんっ!!鴨には到底届きそうもないね。

背筋を鍛えて、出直そう。また、趣味を増やすんかい。ちなみに女性の猟師はいない。

体験後、鴨池観察館へ戻ってお土産を頂いた。鴨のために観察館で作ったお米だそうだ。今年でこの銘柄はなくなるそうだ。「ともえ」800g。勉強して、体験して、米まで頂いてありがたや。

坂網は5本くらいは用意していくのだそうだ。玄関にあった坂網は、閉じたままで、実際はYの字に広げるので、このように運ぶとは知らなかった。狭い加賀市なのに、知らない事ばかり。発見加賀市である。

発見加賀市といえば、今日、鶴瓶の家族に乾杯の放映は加賀市だった。会社の上司や先輩が出ていた。婆さんと大盛り上がりでTVを観ていた。古九谷の杜から温水さんと鶴瓶さんが保育園のほうへ行った時、園児の中に孫のnanaを見つけた。またまた大盛り上がり。NHKさん、ありがとうございました。


中庭

2017-11-13 | 暮らし

玄関から見える中庭をなんとかしようとH氏に相談し、低価格でするには、自分たちでできることをすることに決まった。まず、育たない木を切り、敷いてあるレンガを取る。

H氏に習って、防草ネットを張り巡らす。

数日後、業者に隣の塀の境に竹もどきの塀を取り付けてもらう。人工芝を敷いて、人口竹を植える。

ホームセンターで買ってきた白い石を敷き詰め、飛び石も置く。ついでに、照明も買ってきた。玄関に立ってガラス越しに見る。夜の廊下を通るのが嬉しい。

夕方から趣がでる。

灯篭を置く。ついに完成。10月から少しずつ作っているあいだに、台風で雨漏りして中庭どころではない時があったが、ようやく完成。

 

夜、自動で点く明かりにぼんやり浮かび上がる。殿に見せてあげたかったなあ。婆さんとふたりで出来栄えに満足する。玄関で庭見酒でもしようか。寒い・・・・

 

 

 

 


明治神宮 その2

2017-11-10 | 弓道

長い弓を持っている人がちらほら、駅の構内で見つけると安心する。明治神宮に7時50分に到着した。早い方だろうと思ったが、道場の入り口からずらっと列ができていた。まだ、道場は開かないのである。本日の「教士」の審査は、4射場で行われ、約700人ほどの受審者がいる。この中で合格するのは、ほんの一握りの人だけなのだ。

出番は午後の3時頃なので、巻き藁をした後に喫茶店へ行って、明治神宮の中を歩いた。

ちょうど七五三で、親子連れが多かった。ひとりの子供に4人の大人の割合。両親と爺婆。

至誠館の第4控えで待ちながら、緊張を味わっていた。ここから一歩。長い山を目指すような感じだ。1本目はやや後ろに抜けた。それでも、2本目は次の自分につながるようにと、力を抜いて引いたら、気持ちよく離れた。緊張の中で、余分な力を抜くことの難しさを思う。

引き続き挑戦を続けていくことを自分に言い聞かせ審査会場を後にする。長い弓を持っての移動は結構きついが。

 


昇格審査 明治神宮

2017-11-09 | 弓道

先日は視察で明治神宮中央道場へ行ったが、今回は審査受審のために出かけた。前は、皆にはぐれないように歩いていれば良かったが、今回は最初からはぐれている状態から始まるので心配だ。

金沢で新幹線に乗ったとたんホッとしてお腹がすいた。加賀温泉駅で買った白峰村の「焼きいなり弁当」を食べる。油揚げの中に、ちらし寿司が入ったものと、もうひとつは、鶏ごぼうの炊き込みご飯が入っている。こんがり香ばしい大きな油揚げは、ちょうどいい塩梅に味付けされていて、中の寿司も、優しい酢飯の味がする。

 2009年に東京で審査を受けてから8年も経っていた。その間にいろいろな事があったけど、今回は今までと違って、緊張と気合が入り混じった気持ちだ。

前日はリラックス。神田の古本屋へ友達に案内してもらって行った。若い頃、ずっとこの場所に憧れていた。古本屋がずらっと並んでいるのを見て、そわそわワクワク。別段、何を買うという事もないのだが、本屋の中へ入って、懐かしい映画の本や、落語の本、山登りの本、読むというより本に囲まれる快感もたまらない。提灯が店の前の歩道にずっと並んでいて、「古本祭り」という旗が並んでいた。人々が群がっていて、本当に東京は、人が地面から次々と生えてくるんだと思った。

1冊、薄い本を買った。今の気持ちにぴったりの本だったので嬉しかった。「必ず思っている方向へ人は向かうのだ」と、言うこと。良いことを考えればよい方へ・・目標を持てば目標に近づく。そして、呑みたいと思ったら「エビスバー」

エビスビールとワインですよ。ウインナーと、アヒージョと、ロールキャベツと、「ほどほどにして明日に備えましょう。」そんなわけで、酔いもせずに、静かにぐっすり眠った。良い子の夜は程よい眠りで清々しい朝を迎えた。