まこの時間

毎日の生活の中の小さな癒しと、笑いを求めて。

心の栄養

2011-03-30 | 暮らし

中日春秋に、「心の栄養」のことが書いてあった。

余計なものは、心に必要なものでもあると。

確かに、最近は断捨離というのをよく耳にする。いらないものを捨てることは整理するには大切な要素だ。思い出の品や写真も、時の流れでいらなくなるものもあるので、見直すことも必要だ。

けれど、余分なものと思えるもの。我が家で言えば、弓の道具は家族のお腹を膨らませるものではない。しかし、夫婦の心は膨らむ。というように、数え上げたらまだまだある。娘が帰ってくるたびに言われる「物がありすぎる」と。娘にとっては、親の趣味などは、いらないものばかりだ。

昨年、食器棚を買った。家族が増えたので食器が入らなくなったのだ。娘ふたりを嫁に出したのになぜかといえば、前より多い人数で集まることが多くなったからだ。結婚前より親子で食卓を囲む率は高くなったように思う。おまけに、孫たち。

食器棚の中を整理しても、許容量は決まっている。人数が増えると皿を増やさなくてはならない。コップも同様。というわけで、棚を買ったら嬉しくなった。空間が増えたからだ。

前に、引き出しや棚の空間は、未来です。というのを聞いたことがある。いっぱいの棚には未来がない。いらないものを捨てれば、そこに、また新しいものを入れる夢がある。

失うことはつらいけれど、空っぽの中に、少しずつ物が増えていくことは、夢がある。会社の引き出しも、少し隙間をつくって、その中に未来を入れておく。わたしの会社人生も後わずかな時間しかないけれど、未来は続く。

 


義援金

2011-03-25 | 暮らし

未曾有の災害に、わたしたちの出来ることは、まず義援金を出すこと。

しかしながら、義援金は、箱を置いても集まらないということが分かった。やはり、しかるべきところへ、きちんと納めるべきだと思う。お店のレジなどでの義援金の箱は、小銭は入れても、まとまったお金は入れない。それでも、ちりも積もれば・・ではあるけれど。

会社でも、500円以上と言って封筒が回ってきた。ところが、組合は100円といって封筒が回ってきた。金額の大小を問うのではないが、仕事をもって働いている者であれば、少なくともコーヒー代以上は出したいと思う。

お賽銭ではないので、ちゃりんと音をさせるより少なくとも札を入れたい。けれど、これは強制するものでもないし、すでにまとまったお金を出している人もいる。100円でも、10円でも機会あるごとに出せたら良いと思う。

出来ることのほかに、しないことも必要だ。電気を無駄遣いしないこと。灯油やガソリンを無駄遣いしないこと。本当に必要なところへ、少しでも届くように。換気扇のつけっぱなしを止める。夜更かししないで、早く寝る。

コンビにも、そもそも朝7時から、夜11時までということで始めた「セブンイレブン」の、趣旨に戻すべきではと思う。

真夜中のコンビには、危険な上に電気も使う。ほんとは、人間は丑三つ時には寝ていなくてはならないと思う。被災地の方々は、この丑三つ時もゆっくり眠れないと思う。水を安心して飲めない。丹精こめた野菜を捨てなくてはならない。牛乳を捨てなくてはならない。そんなニュースを観るたびに、わたしたちは、欲を捨て、生活の中の余分な贅肉を捨てなくてはならないと思う。

 


自分たちにできること。

2011-03-17 | 弓道

今度の日曜に、加賀市で開設記念大会をします。

亡くなった先輩の追悼も兼ねますので、粛々と行う予定ですが、そのときに震災の義援金も集めます。自分たちに出来ることを探し、まずみんなでまとまったお金を寄付しようと決めました。

大会にこられる方のご協力をお願いします。

個々に寄付するより、まとまったほうが良いとのことでした。

いろいろなところで、寄付は始まっていると思いますが、弓を引ける喜びを、支援の心にかえたいと思います。


桃始笑

2011-03-15 | 暮らし

3/11は、暦では「桃始笑」と書いて、「桃始めて咲く」というらしい。

娘が赤ちゃんと一緒に退院するので、半日有休をとって迎えに行く。

名前も「桃ちゃん」なので、暦の話をしようと、うきうきして向かった。

しかし、道中ラジオでとんでもないニュースが入ってきた。

仙台で地震という、まず、主人のおじさんを思った。仙台へ弓道の審査へ行ったときに、主人を応援してくれたおじさんで、そのとき、主人が二次審査に皆中で合格した思い出がある。

すぐに、主人にメールしたが、おじさんと電話が通じるはずもなく、ニュースでは津波の放送が流れてくるわ、とんでもないことになったと思う。

幸い、昨日の夜に、おじさんと家族の無事を知らされて、ほっとしたものの、多くの方が亡くなり、辛い思いをしていることを知るたび、胸が詰まる思いがする。

わたしたちに出来ることは、今のところ、義援金という形で協力するほかはない。

ただひたすら、多くの人が助かることを祈り、避難所の方たちが、なんとか元気になるように祈るばかりだ。


予選トップ通過の決勝崩れ

2011-03-10 | 弓道

久々に山中の道場へ行きました。

年が明けてから、加賀の連盟の月例会が雪のために1月、2月と中止になったのです。1月の時は、早くに到着して「この雪では、的もまともに見えんし・・」という、先輩の駄洒落に無理して笑いながら、戻ろうとしたら雪の中に車を突っ込んで、動かなくなりました。

2月は、前日に中止の連絡が入りました。的のところだけほじくって練習をしているとのことでした。

ようやく、3月ということで行きましたが、寒さが違います。雪は外灯に照らされて綺麗に舞い落ちてきますが、それでも、8射7中で、トップで予選通過しました。

この会は、男子5中以上、女子4中以上で予選通過です。この日は、男子の通過者はひとり。

女子は4人いました。4中ふたり、6中と7中、計4名で、競射します。

不吉な予感はしました。日頃から中たっている人は、ここでも中てることができますが、日頃そうでもないものが、中たると、「そろそろ外れるべ・・」と、有名な某先生の言葉が思い出されます。

えてして、トップ通過の決勝崩れということばは、的を射ています。矢で的を射なくてはならないのに、言葉で射ていてどうすんだと思います。

中て気になったせいか、久々のびくがきましたわ。予選では、手の内が悪くて弓が回らないことばかり気にして淡々と引いていたせいか、2回目は皆中しましたが、決勝では結局、寒い道場から早めの退場を余儀なくされました。ストーブにあたって観戦。

反省を兼ねて翌日の早朝稽古。

脳天だめ押しの的中模様。ふっふ・・。誰も見ていないところでは、いい中りなんですけどね。

 


再入院

2011-03-08 | 暮らし

娘は、ホテルのような綺麗な病院を退院して1週間経ちました。

ところが、2週間検診で少し具合が悪く、再入院しました。

赤ちゃんはどうするのと思ったら、親子ともども面倒を見てくださるということ。でも、急にふたりともいなくなったので、我が家が寂しくなりました。会社から帰って沐浴の手伝いをして、食事の用意をしてと、忙しいことがいかに楽しく、活気にあふれることかと思います。

でも、4、5日とのことなので、しばしの休息と思って回復を待ちましょう。

いつも、つつがなく無事であることがあたりまえと思ってしまいますが、何か事があると無事であることに、あらためてありがたいと思います。

孫のために飾ったお雛様が、玄関先で帰りを待っています。3月いっぱいは雛飾りをするので、かたずける頃には桜も近いと思います。

ちなみに、お供えした生菓子は、日曜にママとママのママがお茶して食べました。


晴耕雨読

2011-03-06 | 暮らし

バレンタインデーに、実家の父にチョコレートの替わりに、焼酎を贈った。

「坂の上の雲」全七巻を一週間で読んでしまった父にふさわしいと思った通り「晴耕雨読」という銘を大変気に入ってくれた。

あまり美味しそうに飲むので、自分も欲しくなって買ってしまった。

確かに、旨い。癖がなく、さらりと飲める上品な味だ。味もしかりだが、ラベルが良い。

人生中年過  戴仕事重貴  

一時忘浮世  人生最高楽

非栄達贅沢  齧煎豆罵倒

歴天下英雄  呑晴耕雨読

これがラベルに貼ってある。読んでいるうちに、納得してしまう。

これに、加えたい。

仕事辟易苦  客無理難題

静弓忘娑婆  喜笑為生活

甘菓子酒好  落語抱腹倒

こうなると、どんどん漢字が増えていってしまいそう。


おばけのQ

2011-03-02 | 暮らし

普段何も考えずに使っているが、ふと思った。

仕事上注文ナンバーというのを確認し合う時、アルファベットのQと、数字の9を区別するため、

「アルファベットのQ」と、言わずに、多くの人が「オバケのQ」と、言う。わたしも、そういう。

これが、通じるのは何歳くらいまでなのだろう。

また、PとTが分かりにくく、「TシャツのT。プリンのP」という、隣では「ピーナッツのP」と、言っている。うちの婆さんは、Tシャツをピーシャツと言っているので、怪しげだが彼女の生活に支障はない。仕事では、TとPを間違えると困ることになる。

 住所では、まだ「いろは」が残っている。ほ257とか、への3番とか製品の棚番に使うと不便だろう。会社ではいつからアルファベット中心になったのだろう。おまけに、日常の作業や品質その他に、略号はちらばっている。略さなくてよいものまで略していたりして。

CMの「TNP」低燃費みたいに。