まこの時間

毎日の生活の中の小さな癒しと、笑いを求めて。

白銀比で夫婦和解

2012-06-22 | 弓道

1:√2を、白銀比というのだそうだ。なので、コピー用紙はまさしく白銀比だ。これは、「虚数の情緒」には載っていない。

わたしが、ぶーたれてやかましいので、だんなが調べてくれた。前にKOMEさんが、美の基準が人によって違うということもふまえて、何比でもよいのだという結論に達した。

それにつけても、美の基準というのが、ほんとうに人それぞれで、不思議なものに面白さを見つけたり、それを美しいと感じたり、いろいろではある。

休日の朝は、オープンサンドというのが最近の我が家。パンにレタス、ハム、きゅうり、たまねぎのスライス、ちょうどよい焼き具合の目玉焼き。パンにチーズ、ハム、トマトの薄切り(今回はなくてプチトマト)ブロッコリー。いろいろな味が混じると、美味なのである。

美の基準は人により違うが、美味の基準は、割と合う。いろいろなものが混ざっていると、たいがい美味になるような気がする。

話は大きくそれたが、私たち夫婦には、黄金比の美よりも、美味の追及のほうが大切なのだということに気づいた。


最近の爺さん

2012-06-19 | 暮らし

90歳になったうちの爺さんは、最近めっきりしゃべらなくなり、TVをつけることが日課になっている。

今の家を建ててから、11年経ったが、この家になってから爺さんは自分の空間も時間も、神様に預けたみたいになっている。天気が良い日は、ウッドデッキの椅子に腰掛けて、外の空気と同化している。

普通に会話は出来るが、めったにしゃべらない。そのかわり、爺さんの作品が多くを語っているような気がする。

我が家は、正面玄関より小屋のほうの玄関を通用口にしているので、その横にずらっと並んだ爺さんの過去の作品が、家とともに味わい深くなってきた。車を降りて木の間から見えると、それらに「ただ今」と言いたくなる。

そういえば、茶の間でTVを観ている爺さんに「ただ今」と、言ってもにゃっと笑ってうなづくだけだ。

爺さんの作品に似ている。

 


黄金分割で夫婦喧嘩

2012-06-18 | 弓道

以前購入した「虚数の情緒」を、数学の辞書のように活用している。難しい方程式は抜きにして、読み本として面白い。疑問があると調べてみる。中学生を対象としているが、わたしにはその実力さえないのがよく分かる。

今回は、時折弓道の講習会で登場する「4人一つ的における黄金分割」の、例えが気がかりで調べた。何回読んでも腑に落ちない。ついに、だんなに文句をぶつけるものだから、言い合いになる。

もちろん、講習会の中で使うときはさらりと聞き流してはいるが、もやもやするのである。ある先生が黄金分割と、コピー用紙を一緒に説明されたので、それを聞いた受講者が、黄金分割=コピー用紙の比率。と、言い放つ。イコールではないと言いたくなるのである。でも、それはここでは関係ないことなのだ。

講習会では、きれいな長方形を保ってねと説明されればよいのだが、黄金分割という美しい長方形を、確かに紹介したいだろうと思う。しかし、コピー用紙は、1:√2 黄金分割は、1:1.61803・・・なので、「黄金分割か、あるいは、コピー用紙かと言わなくては誤解が生じるでしょう。」と、だんなに言えば、「いちいちそういうことでこだわるから、びくがくるのだ。」と、決定的な言葉を投げ返された。確かに、今そのことに口角泡を飛ばしてまで議論すべきではないのだが、どうしても、一度ひっかかると、魚の小骨みたいにひっかかったままだ。

指導するときは気をつけよう。間違いや誤解が生じないように、へんなところでつまづいて、前へ進めない受講生もいるということを含めて。

実は、今週土曜日、再伝達講習会を加賀の道場でする。先日、受講者だった私たちが、協会員へ伝達するのである。

正しく、判りやすく。単純に。これがまた難しい。

 

 


市民スポーツ祭

2012-06-14 | 弓道

毎年行われる市民スポーツ祭。体育協会からの要請を受けて、土曜の準備と当日の開会式のお世話。

そのあと、なぜか毎年弓道体験の係りなのに、輪投げの係員になってしまった。

開会式のセレモニーは、金沢大学より、チアリーダーの方々の演技。来賓席から見たのでほとんど後姿だったけれど楽しかった。しかし、弓道仲間が正面に並んでいたので、○田さんが、終始笑顔のまま、俗に言う鼻の下を伸ばしっぱなし状態が目に入ってしまった。気持ちは分かる。

例年スポーツ祭のあとは、弓道仲間でバーベーキュー。今年は、いつもと違う場所でなんか怪しいところを借りたが、飲んでいる仲間も怪しいので、まあいいか。

ちなみに、だんなは体調不良のため、土日は臥せっていた。そのくせ、月曜はゴルフに行っていた。

 


妖怪 すいとり

2012-06-06 | 暮らし

実は「すいとり」という妖怪を考えたが、まさしくそれにとりつかれているのではないかと思う今日この頃。

なんといっても、朝から晩まで仕事でPCに向かい、家へ帰ればだんなにTVを観ることを強要される。おまけに、必ずメールのチェックをして一日が終わる。

すいとりは、画面に向かう人間の時間をどんどん吸い取る。そして、長い一生の間に、このPCやテレビ画面に吸い取られた時間と同じ分の命が削られていく。

こわーーー。今日はこのくらいにしておこう。すいとりがくる。


伝達講習会

2012-06-04 | 弓道

加賀市の武道館で行われた伝達講習会。

いつも、指導の先生方には頭が下がる。的確に、判りやすく指導してもらえることはもとより、本当にきちんと見てくれていることに感謝する。わたしは、介添え一つでも、ぼおーーっと見ているので、概ねよいと思ったらそこで終わる。

今回は、第二添えをして、そばで見ていただき、いつもは道場から見て後で指摘されるが、的前で指摘され、なるほど、いかに自分で出来ているつもりが、出来ていないことがわかるし、その場で即直しながら進むというのは勉強になる。

この講習会の2週間前に、急遽、世話係を頼まれ、(指導部の方の不在のため)、前日にお茶とお菓子、弁当の予約をして、あとはシナリオどおり進めばよいとのんきに構えていたが、いざ始まると、受講生であり世話係であるというのは割りとばたばたする。おまけに、閉会時間が押してきて、5時には道場から退出しなくてはならないので、さっさと閉会式を始めてしまい、最後のつめでずっこけた。

代理は力不足でありました。○谷先生ごめんなさい。みんなが笑って許してくれて良かったです。