まこの時間

毎日の生活の中の小さな癒しと、笑いを求めて。

石川国体記念弓道大会

2015-08-30 | 弓道

今日は加賀市が大会の運営当番なので、みんなで車に乗り合わせて6時50分に出発した。

石川国体から早24年経つこととなる。あの頃の仲間と立を組みたいと思ったが、県大会では県登録外のメンバーの組み合わせはダメとのこと。財政ひっ迫のおり、チームの登録料を支払ったらその大会では正式チームとして認めてもらえるという事にしたら楽しいのではないか。県弓連にお金も入って良いのではないかと勝手に考えていた。

昨夜殿に「つめがあまい」と、言われたような気がしたので、今日は1本1本詰めれますようにと引いていた。と、8射6中していて5位までの入賞争いになっていた。ここ何年か県の試合もあまり出ていなくて、その前はびくがひどくて中たりがなかったので、競射に残ったのは久々だった。遠近競射で一番先にはずれてしまったが、かろうじて5位に入賞した。

闘病生活後弓が引けるようになるまでのこと、殿の闘病に付き添っていたこと。審査にも3年行っていないこと。ようやく、弓を持ったら相棒がいない。それでも、試合でゆかりの人と出会えることが嬉しい。石川国体から24年過ぎて、その頃の仲間とこの国体記念大会で会えることが出来るということは幸せなことだと思う。

これから先は、ほのぼのと暮らしていけたらいいとおもう。


冷え取り靴下

2015-08-29 | 暮らし

夏の疲れが出る今日この頃。子供たちを合宿に連れて行って、夜は殆ど眠れず、来年は合宿はお断りしたい、朝のコーヒーも飲めない。疲れのピークだ。つらい・・と、思いながら、これって修行かもしれないと思った。

修行が足りませんわ。朝夕少し涼しくなって、布団は暑いし、かといって何も着ないのは足首が冷えるし、ぐっすり眠るには冷え取り靴下が良いような気がした。足首がほっこりするといい具合だ。

娘が、おとうさんにと言って、何枚も買ってくれて、殿は冬中これをはいて寝ていた。寒い時は何枚も重ねていた。

さて、今日は指のある絹の靴下を穿いてみようと指を入れていたら、少し大きめなので、これは殿のだなあと指を最後まで入れたとき、右の小指が何か固いものに触った。靴下の指をひっくりかえしてみると、ぼろぼろの小指の爪が出てきた。爪ごと洗ってしまって気付かなかった。

ずっぽりと、小指全部が取れたようだ。身体だけがぼろぼろではなかったのだ。わたしは泣いた。この頃、忙しくしていて殿のいないことが気にならないほどくたくたになっていた。ここで待っていたのね。物理的にもういない殿の破片がいた。生きていたら「わー、汚い。」とか言ってしまいそうなぼろぼろの爪だ。

愛しくて愛しくて泣けた。その爪を小さな骨壺に加えた。

会社の後輩の〇ちゃんが言った。「人は2回死ぬんだって聞きました。1回はその人の身体がなくなること。もう1回は、その人を思う人がいなくなった時。」

忙しくして、いないことに慣れようとしていた。へろへろになって頭をぼんやりとしたら逃げることができる。そんなふうに麻痺させていると、なんとなく日々が過ぎていく。だからと言って癒されない。

爪は言った。「おまえは、やっぱりつめがあまいなあ。」


おもてなし講座

2015-08-29 | 暮らし

娘の勧めで商工会議所の「おもてなし講座」へ出かけた。

山中漆器産業技術センターへ行って、木地挽きの体験や、漆を使って蒔絵の体験もした。

講話では、大同工業に勤めていたAさんの、山中漆器からチェーン製造につながる歴史の説明を聞く。かねがね知ってはいたが改めて初代社長が漆器の木地からリムを作ったところから、本田宗一郎がリックに札束を入れて、チェーンを買いに来たという話はやはり本当だったのか・・と、改めて認識した。

さて、蒔絵の出来上がりはどうか。作品が乾燥してからの引き渡しとのこと。なんか不細工になった。自分がとても不器用なことを知ることとなる。

弓道にしても、人一倍努力しなくては人並みに引けないのだから、鉄腕アトムは「科学の子」だが、わたしは「努力の子」だったのだと思う。努力の子はださい。実りも少ない。しかし、こつこつやっていないと気持ちが納まらない性分なのだと思う。しかし、努力の子は楽しみの幅が大きいのではないかと思う。なかなか出来ないから続くのである。

さて、明日は弓道大会だ。


お泊り

2015-08-28 | 暮らし

孫たちが「お泊りする。」と、言ってくれた。ハンモックのせいだ。ふたりが交代で乗って、最後はダブルベットに、同じ形で寝ていた。

kou(小3)は、TVで「テストの花道、数学は面白い」の中で「理想の相手をみつける」という条件の数と、運命の人に出会う確率を計算しているのを観た。条件が多いと出会う確率はないに等しいというふうに言っていたら、彼は「おれは、料理が上手で可愛ければいいわ」であった。

「それって、一番いいんじゃない。じいじはそれで選んだんやわ。」と、言うと彼は急に無口になった。


ハンモック

2015-08-24 | 暮らし

前に、ソファを買った「ライノ」という店で、ソファのじゅうたんを購入した時に、ハンモックが店頭にあったので良いなあと思って見ていた。じゅうたんを届けるときに、一緒に持って行きますか?と、言われるくらい欲しそうな顔をしていたようだ。

ここ何日か、2階の窓を開けると、涼しい風が入ってくるようになったので、今朝矢も楯もたまらず家具屋へ行ってハンモックを買うことにした。夜のわずかな時間を楽しもう。今月は忙しかったのでご褒美、ご褒美。 

店へ行くと、「売約済」と、札に赤い表示がかかっていた。「がああーーん」と、店先で言ってしまった。ご褒美が消えた。

「オイコノミア」で、インセンティブがやる気を出させるというのをやっていた。これがインセンティブというものだと自分で勝手に納得して出かけただけにショックだった。

店員が、「少々お待ちを」というので、その辺をぶらぶらしていた。殿とよくこの店に来てはぶらぶらしていたっけ。家具を見るのが好きだった。杖をつきながらも、あちこち歩いて、ちょっといい椅子があると腰かけていた。ちょっとでも欲しいものがあると「買え、買え」と、やけくそにも思える潔さだった。そんなことを思いながら、いろんな家具に目を奪われていた。

店員が「展示品でもよければお安くしますが・・」と、言われた。よいくらいではない。お安くなるのに何の文句があろうか。ふたつ返事で買ってしまった。ほんとにお安くなった。

ちょうど娘たちが遊びに来てくれて、みんなで交代にハンモック試乗。頭の方に寄り掛かったら、ばああんとひっくり返った。これは注意。しかし、至福の時を得るしあわせ。自分を甘やかすのは大好きである。義妹がくれた岡崎のオカザえもん。ちょっと怖い。


束の間のコーヒータイム

2015-08-22 | 暮らし

このところ、朝は7時30分までに家を出て、夜は7時に帰るという日々で、コーヒーを静かに飲む時間がない。土曜には唯一ゆっくりと思うが、土曜の朝は、生ごみと資源ごみを出す日なので少し気忙しい。それを出したあとにゆっくりとコーヒーを飲むことにした。

しかし、ゆっくりしてはいられない。娘が仕事なので、孫をみていなくてはならない。おまけに、昼食とプールへ連れて行かなくてはならないという仕事と、友達が3人きたので、我が家は総勢5人のプチ学童みたいになった。

スイカとお茶を出して、勝手に遊んでいるので、合間にレースのカーテンを洗った。どういう訳か、昨年換えたばかりなのに、カビがはえているのだ。今年は湿度が高かったのか、日中家にいないので換気が不十分なせいか。

とにかく、洗ってそのままぶら下げれば完了。特に汚れていたのは、窓辺に金魚鉢があったところがひどかった。金魚は殿の後を追っていう訳ではないが死んだ。ずっと前から、お腹がぽんぽんになっていたので、長くはないだろうとは思っていたが。

子どもたちのエネルギーは、一緒にいるだけで疲れるがこれも仕事。頼られるうちが花である。しかし、どんな花だろう。紫陽花の花か・・・枯れても散らない。

日曜こそゆっくりコーヒーを。


太陽光発電

2015-08-22 | 暮らし

実家のまわりの景色がどんどん変わっていく。田んぼがどんどん太陽光発電のパネルに代わっていくのだ。

これはどういうことか。実は、先日バーベキューをしていたところの立木の右後ろに先ほどのパネルがある。なので、少し歩くと、広がる景色は暑苦しいパネル。

それでも、実家の前はまだ杉の木や竹林があるが、これもほったらかしておくと草に埋もれる。管理というのは大変で、日々の努力なのである。母が草むしりをして、小松の叔父が時折、草刈り機で刈ってくれるのと、電動のこぎりで竹や倒れた木を切ってくれるので助かる。

わたしは自分の家の草むしりがやっとで、別のところにある宅地は、シルバー人材センターにお願いしなくてはならない。いっそ太陽光発電にすれば、地面はアスファルトで草がはえないが、どうなんだろう。

 


月例会

2015-08-20 | 弓道

仕事でくたくたになっても、道場へ行った日はしゃきんとする。県体は、チームで×を並べて非常に落ち込んで帰ったが、夜の打ち上げでは反省しながら笑い飛ばしていた。ここがおばさんたちのいいところであり、困ったところでもある。

今日の月例会ではのびのびと引けて8射6中で、男子の優勝者〇中さんと納射をした。〇中さんには、殿の弓を使ってもらえて、その弓で優勝してくれたので嬉しかった。

ところで一体、何が県体では邪魔をするのだろう。そういえば、高校野球で「甲子園はいつもの力が出せない場所でもあるし、自分の力以上のものが出せる場所でもある。」と、言っていたのを聞いて、辻褄の合わないような言葉だが、妙に納得してしまった。たかが県体であり、されど・・である。

 

 


墓参り

2015-08-19 | 暮らし

母が何年も自分の両親の墓参りをしていないというので、盆がすんでしまったが休みをとって連れて行った。

母の里は、鳥越村の山奥である。今では合併して白山市というが、白山市ではあまりにも場所の特定ができない。大日山の方へ車を走らせ1時間ちょっとで着くのだが、3件しかないその村に墓がある。母は8人兄弟なので墓には、花やろうそくが観光客が来たのかと思えるほどたくさん並んでいる。

母の姉は93歳だ。畑には猿除けの網がしてあって、買った方が安いのではないかというほどの手のかけようだ。伯母は「菊姫」を、お供えに持って行けというし、また、母の妹も近くにいるので寄ると、トウモロコシやビールまで貰って、墓参りというより、お土産をもらいに行ったような気がする。

ちなみに、母の姉は山下で、母の妹は川上だ。洒落みたいだと思っているが、長い間母にはあらためて言ったことがない。別におもしろくもないだろうが、わたしの中では何となく因縁を感じて不思議に思っている。

帰ってから孫と焼いて食べたとうもろこしは格別だった。


盂蘭盆 (うらぼん)

2015-08-16 | 暮らし

正式には「盂蘭盆」とは、浄土真宗での話で、インドのサンスクリットの「ウランバ-ナ」からきているらしい。それが中国へ入り「うらぼん」という当て字になったとか。お坊さんの説教で聞いた。

地方により、13日に墓参りをして、家へ来てもらい、16日に帰るとか。

また、キュウリの馬に乗って早く帰ってきて、なすの牛に乗ってゆっくり帰るとか。どちらにしても、16日にはあの世に帰ってしまうようだ。墓にいるわけではないとすると、墓はなんだ?♪わたしのお墓の前で泣かないでください~そこにわたしはいません・・♪

孫たちになすときゅうりを馬のように作ってもらうと、4歳の孫が「食べ物で遊んではいけません」と、言っていた。「大丈夫。じいじが帰ってくるんやから。」と、いうと「えっ!ほんとにかえってくるん?」という無邪気さに泣ける。

しかし、じぃじはしあわせだったと思うよ。小百合が最後まで手を握っていたのだから。

 

 


岩牡蠣

2015-08-16 | 料理

本日中にお召し上がりください。という「岩牡蠣」の生を食す。弟が送ってきたくれた。婆さんは牡蠣が苦手なので、ひとつだけ食べることにして、残りは娘宅へあげた。どうしても、生で食べたい。しかし、生は勇気がいる。だがそれなりの産地からのもの。

食後に、ひとりでビール片手に「うまっ!!!」しかし、ひとりだ。うまいねーーという家族がいないと半減だ。でも、味は半減しない。美味しいものは美味しい。

 

 


実家に集合

2015-08-14 | 暮らし

岡崎の弟家族が帰省してバーベキューをすることになり、娘たちも便乗。大人7人、子供5人。

大人たちは焼肉とビールで盛り上がる中、子供たちは山でのたき火に興味津々。山の上へ行ったり、バーべキューの場所へ戻ったりしていたら、へとへとになった。

山の上でのたき火は、雨の後なので火が点きにくいのだが、彼らはサバイバルに夢中。日頃ゲーム機に夢中だが、自然の魅力にはかなわない。わたしは火消し用の水バケツを持って、再び山の上まで登る。

この後、スイカの種飛ばしや、すいかの皮を遠くの杉の木に命中させるなど、山ならこそのイベントに大笑い。孫(小1と小3)が「本能寺の変」の歌と踊りを披露してくれて宴は大盛り上がり、ふたりの息もぴったりで、織田と明智がこんなにいじられていいのかと思いつつ、笑い転げた。

殿がいたときも、ここで何度かやったよね。と、語りつつ初盆を迎える。「きっと来ているね。」と、娘はいう。

楽しければ楽しいほど悲しいとは。半分しか幸せになれないような気がする。

 

 


県体開会式 七尾

2015-08-08 | 弓道

体育協会の常任理事として県体の開会式に役員のみんなで出かけた。早朝5時に市役所に集合して出かけたら、会場の七尾サンライフプラザに団体として1番早く到着した。

殿が開会式後の功労賞の受賞者に選ばれたので、代わりに賞を受け取るため、「受賞者受付」で名前を言うと、すでに受け付けは済んでいると係りの人が言う。確かに殿の名前には黄色のマーカーが引かれていた。しかし、受賞者に代わって受付をする人がいるとは思えない。体育協会のTさんが七尾に泊まっているので、もしや早く来て受け付けた??電話してみると、まだホテルにいるのだった。加賀の受賞者はまだ誰も来ていない。一度電話確認したので、もう一度受付へ行くと、受付のおじさんは「誰かに聞いてみろ。」と言う。「代わりに受付した人の心当たりがありませんが。」というが、相手にされない。

他のスタッフに、「受付でリボンももらえないし、座席もどこか分からないのですが・・」と、言ったら、座席表とリボンを持ってきてくれた。腑に落ちないので、一緒に来た加賀の仲間に訴えると「旦那さんが自分で受付したのではないですか。」そうか。ついに、出ましたね。初盆だしね。

明日の弓道競技にも、応援に出てくれないかな。それとも、出てきて「へたくそ!」と、言われるだけか?


夏休み

2015-08-07 | 暮らし

夏休みに入って初めて金曜に休みをもらえた。孫を連れて小松のサイエンスヒルズへ連れて行った。入るなりロッククライミングのところで、他の学童の団体と一緒になってしまい、地獄からはい上がる蜘蛛の糸を想像させる図となった。これは危ない。カメラを構えている場合ではない。登っている人の下に入らないよう、飛び降りないよう注意しなくてはならなかった。引率者はどこかいなと思ったら注意した後にやってきた。先生も大変だと思う。とてもよその子を引率して出かける勇気はない。勇気はないが、どこも行事ごとは、こなさなくてはならないようだ。

サイエンスヒルズは金曜のせいか、先の団体が帰った後は貸切状態になって、どこへ行っても待ち時間もなく、クイズを解いたり、実験をしたりと満喫できた。

孫たちは満足で、無重力の体験や触ると変わる地球儀、宇宙の問題を解きながらの迷路なども楽しんでいた。いつも、殿と孫を連れて行くのが楽しみだったが、今年はひとりなので近場を選んで正解だった。

 


将棋

2015-08-06 | 暮らし

小さい時父が教えてくれた将棋が今頃役立っている。

一度も父に勝てなかった。父はわたしの待ったも容赦しなかったし、時折、「飛車くれといく。」と、言って気を飛車に向けて、他のものをぱくっと取ったりと、心理作戦を使っていた。たぶん、そううまくないのである。しかし、さほどうまくない父に勝てなかったのだから、わたしもへぼである。

ところが、ここへ来て子供たちと将棋をすると負けらられない。彼らは、こちらを値踏みしている。まず誘い言葉が「先生って将棋できるん?」「出来るよ。」「うまい?」「どうかなあ。」というところから入る。そして、学童一うまいというS君と対戦したのである4年生だ。コワーーイ。負けそう。それで、真剣に頑張って勝ったら、以来しわくちゃ婆さんと言わなくなった。

真剣にやらなくてはいけない。そして、まず勝たなくてはいけない。その後の人間関係に響くのである。そして、そのうえで駒を回すのを教えてもらったりすると、バカにせずていねいに教えてくれる。お蔭で、生まれて初めて駒をひもでまいて回せるようになった。ついでにけん玉も。

楽そうに思うかもしれないが、気ままな子供たちと付き合うのはなかなかのものだ。おまけに、体育館でドッチビーなどさせられたら命がけである。熱中症と怪我に自分が気をつけなくてはならない。朝8時から夕方7時ころまでしばしも休まず。

今日は原爆の話と「かわいそうな象」を、読み聞かせたら、子供たちはわたしの椅子の周りを囲んで静かに聞いていた。そして、読んだ後、読後感を言っているので、子供は怖いけど素直なのだと思った。一生懸命話を聞くと、一生懸命話してくれる。

話は戻るが、父が将棋を教えてくれたことに感謝する。