まこの時間

毎日の生活の中の小さな癒しと、笑いを求めて。

プチ手術

2009-10-29 | 暮らし
胃の具合が悪いので病院へ行くことにした。
富士周遊旅行からこっち、ずっと胃部不快感。
何かがつまっているかんじ。
で、病院は旦那や婆さん、爺さんお馴染みの病院を避けた。
なんとなく、もし入院でも少し美しいところのほうが、という単純な考え。
そして、方角を替える事がよいのではとも考えた。
かたたがえ(方違え)ともいう。
で、小松の八幡温泉病院へ行った。

久しぶりに病院へ行ったが、今では先生は患者を診ないのだ。
殆ど、パソコンに向かってデータを打ち込んでいる。
触診もしなかった。
あとは、レントゲン、超音波、胃カメラ。
これでは、医者ロボットでも診断が出るだろう。
検査費を含むので、診察料は高かった。
「慢性胃炎ですね」とのこと。
風水を信じるわけでもないが、かたたがえのお陰かも。

主人が二泊三日で入院し、注射で腎臓の水を抜いた。
それでも、手術というらしい。
プチ手術だ。
看護婦さんたちが「お久しぶり」と、挨拶してくれたとのこと。
今回は、痛みもなく余裕たっぷりで、安静にするだけとのこと。
翌日は、朝ごはんを食べてすぐ退院し、出社していた。

病気はしたくないが、安静な時間がほしい。



懲りない爺さん

2009-10-28 | 事件簿
実家の父が、ようやくドクターストップされていた運転を許された。
選挙も自分で行けると張り切っていた。


様子を見に行くと柿がたわわになっているが、両手をあげて採るのが難儀だという。
この渋柿は種がない。焼酎でさわすと美味なのだ。
早速、長い柿採り用のはさみを使って、山の斜面を登った。
草は雨上がりで濡れていて、足元はすべる。
深窓の麗人だったわたしは、山仕事や畑仕事は向いていない。
不器用に採っていたら、父はたまりかねて登ってきた。
あーだ、こーだと茶々を入れて笑っていた。
とたんに、姿が見えなくなった。
滑る草なので、斜面をころげて二回転ほどしたのだ。
まるで、芋虫が転がった様子。
「あいたたた」と、言って起き上がる。
「また、骨折れるよー」
「一度傷めた骨は太くなるんや」
と、へらへらしていたのであきれた。

彼のDNAが引き継がれていることが、わたしの弓道人生の最後の詰めの甘さにつながっている気がしてならない。

しかし、渋柿は焼酎をつけて、クーラーボックスに寝かせ4日目。
美味でした。



落語会

2009-10-26 | 暮らし


旦那から「緊急連絡」のメールが入った。
先輩から、恒例の落語会の券が手に入ったとのこと。
本日7時からだという。
仰天。仕事は6時までなので、とにかく早く切り上げる準備と、
客先からの電話がないことを祈る。
それにしても、楽しいことが待っていると仕事がはかどる。



大聖寺の料亭たかはしでの、毎年秋恒例。
「六半とき」(むつはんとき)
今回の登場は、初音家佐吉と桂才紫で、ふたりとも二つ目だ。
交互に二席ずつで、おおいに笑った。

主催者の料亭のご主人は旦那の弓道の先輩だ。
わたしは、桂才紫が座布団について顔をあげる前に、
シャッター音なしでフラッシュもたかずに隠し撮りすることの了解を得た。
本人の気づかないように。
料亭でのうちわの会とはいえ写真撮影はご法度だろう。
と、言いつつカメラを持参するのはいやらしいか。少し気が引けた。

演目が分からないので、後でおさらいしながら題名を探した。
「たぬきの恩返し」
「厩火事」
あとふたつは・・・粗忽者の話と
夜に締め出しをくっておじさんの家へ厄介になる男女の話。

とにかく、忙中笑あり。



勤労者秋季大会

2009-10-21 | 弓道
小松の桜木町弓道場で行われた。
唯一県内の試合で20射できるので、なかなかの醍醐味。
社名をかけて戦うのでチームがロゴ入りの道着に、社名の刺繍の入った袴をつけての出場。

試合は自分を試す良い場所とはいえ、今回こんなに落ち込んだのも久々。
いつの試合もそうだが、初めの1射が決め手になる。
なかなか勢いの良い射ができたと思ったのに、ふっと11時に抜けた。
そこで、次の射のときに無意識に力の調整をしたのか、緩んで中たった。
また、気持ち悪くてしっかり引くと、11時に再び抜けた。
4射2中のスタートで内容が悪く、角番と言われて次の立ちでいいかっこをしたくなった。
そうこうしているうちに、3回目の立ちで、ビクがきてしまい、4射3中となるも恐怖で4本目が抜けた。
最終回は、過去の悪い病気を思い出すような結末。

会での迷いや恐怖がわくのは、普通の8射の試合と違って、回を重ねるごとに考えてしまうからだ。
理屈が分かり、現象も分析できるが、いざやろうとすると体が動かない。

3位入賞したものの、どうやって立ちなおろうか、またまた審査が近くなってきたのに。

ゴルフの日本オープンの最終戦のあの精神力は、血のにじむような努力の積み重ねの上にあるものだろうな。
前日に血のにじむようなステーキを食べても駄目だろう。

なりふり構わず

2009-10-19 | 弓道
若い頃、大きな試合でも緊張しながらも図太く中てていたように思う。
ところが、この頃は、年とともにナイーブになってきている。
あれこれ考えるので、大胆に離せない。
若い頃は、なりふり構わず、射型もひどかったけれど躊躇していなかったと思う。
それを、こうしたい、ああしたいと思いながら、深みにはまっていく。
体と気持ちが一致しなくなっている。

わかっているだけに、辛い。
身近な師である旦那に、
普段の稽古が出ればいいのに、精神力が足りないと言われ、おまけにひどいときは弓道は相撲みたいに角番がなくていいなと言われる。

ひとつ階段をあがるたびに、何かを置き忘れているような気がする。
そして、中てたいという気持ちを持たないようにと思いながら引くが、これがやっかいだ。
気持ちでは真摯に自分の射をしよう、平常心で・・と思うのに、離れの間際に悪魔がやってくる感じだ。
体が中てたいという方向に反応する。
そして、ついにはばらばらに。
三位一体というが、三位ばらばら。

禅の中に深層心理というのがある。
末那識(まなしき)とか、阿頼耶識(あらやしき)という、自分の意識でこれを改革するのは大変なことと思う。
これでは、仏門に入らなくてはならない。

うーん。今晩眠れなくなると思っていたら、娘が
「さんみいったい(三位一体)って、三味(あじ)一体って書くのかと思っていた」と、言うので、考えていたらあほらしくなって、今晩ぐっすり眠れそうだ。





富士周遊旅行  おまけ

2009-10-09 | 旅行
旅行の翌日。
買い物のために平和堂へ向かう途中、温泉駅の交番前で交通安全のセレモニーらしき人の賑わい。
警察の方と黄色のヤッケを着た一般の方が整列していた。
何気なく車から見ていたら、前で警察と肩を並べている腕章をした人が目に入った。
「しげのすけ」だっ。
窓を開けて「しげのすけ!!」と言いたい衝動にかられたが、旅から帰った後、日常に戻ると、冷静になっている。
あのときのノリは、豹柄姉さんがいないとできない。
車で通り過ぎるとき、横目でシゲノスケを見ると、神妙な顔をしている。
前のほうにいるので、しかるべき地位の人でしょう。
もしかして、名のある人かもしれない。
そういえば奥さんは、やけに上品だった。

で、ガイドさんに面の割れているだんなも、このツアーの会社の取締役で、子会社の社長だと、しげのりさんやさっちゃん達にばらしたら、きっと遊んでくれなかったと思う。
不倫の夫婦が実は、そうだったなどと。




利休にたずねよ

2009-10-08 | 読書
読後感想。

一言でいうなら、
秀吉と利休がお茶で一服
秀吉 立腹
利休 切腹

ついでに、
利休詫びれば命助かる
わびずに侘茶追求す

物語は利休切腹の日から始まる。
そして、前日、三月前、四年前、二十一年前とバックトゥ・ザ・フィーチャーさながらに時代が遡る。
特に、黄金の茶室の章では、映画のワンシーンを観るような、読んでいて色が見えてくる。
そして、秀吉と利休のことばのやりとりが、ふたりの気持ちをありありと浮かばせる。
この辺から一挙に最後まで読ませてしまう。
後半はミステリーのように引きこまれてしまう。
ちょいと最後は無理があったかなあと思うけれど、作者の想像力の素晴らしさ。

おー久しぶりに面白かった。



富士周遊旅行 完結編

2009-10-08 | 旅行
部屋へ戻ったわたしたちは、今日の出来事が可笑しくてなかなか眠れなかった。
旦那の会社の旅行は何回も来たが、このようなことは初めてだ。
豹柄の世話焼きさっちゃんは、絶対大阪出身だろう、石川県人らしくない性格だ。
石川県人なら不倫と思われる夫婦を仲間にいれるだろうか。
ももちゃんかおりちゃんも、「不倫やと雰囲気で分かるし。」とか言う。
雰囲気で分かるらしいが、分からなかったでしょうが。
この辺が、みんなの無責任な想像力だ。お互いに。

で、誰からともなく明日朝一番にバスに乗るとき、場所替えしようということなりみんなの意見がまとまった。
ガイドさんを驚かせたいという我らの目論見。
尼御前夫婦の席に、たみちゃんと後部座席のリーダーしげのりさんが、中間席に座る。
ももちゃん、かおりちゃんのところへ、しげいちとカミちゃんが座る。
女同士が男同士の入れ替わりになるのだ。
わたしたちの席は、ももちゃんと尼御前夫婦の旦那さん「しげのり」が座る。
わたしとかおりちゃんは、後部座席へ。
替わらないのは、総監督豹柄さっちゃん。

しげいちは、バス会社の者なのでガイドさんに顔を知られている。
はじめに乗り込んだときに、挨拶もしている。
なお更、移動したことが明らかになる。
さっちゃんに、しげいちはこの会社の者だというと、運転手かといわれたが、運転が出来ないというと、
「運転せんと、何しとんや、何しとんや」と、不思議そうだった。
「何しとるんやろねぇ」と、ぼけていた。

首尾はOK、明日朝ロビーへ集合して、結団式をしようと言って部屋へ戻ったのだ。
ガイドさんの驚く顔を想像してわくわくした。
いい年をして、いたずらをするようなわくわく感だ。

朝、ロビーで集合。玄関先で仲間の記念写真を撮り決行の意思を固めた。
ホテルから本栖湖までの30分ほどだ。
さっちゃんは、前日と違う服だがやはり豹柄をお召しになっていた。
どうしても、大阪の人と思える。

ガイドさんが人数確認に来た。
分かっているはずだが、何も言わずに戻った。
尼御前たみちゃんは、しげのりさんと座ってにこやかに会話している様子。
しげのすけさんは、ももちゃんと会話が弾んでいる。
わたしたちは、さっちゃんとかおりちゃんで、
「驚いたアクションがなかったねぇ」
さっちゃんが窓から外を見て
「ガイドさん、運転手に話してるよ。いっこく堂みたいに口を開けんとしゃべって、手を動かしてる。運転手がこっちを見てるわ」
くすくすくす・・

富士の水のペットボトルがお土産として配られた。
ガイドさんは
「場所替わりましたね」と、笑いながら言った。
たったそれだけだが、いい年をした大人たちであるからこそ可笑しかった。
そして、おかしな緊張感を味わった。
可哀想なのは、しげいちとカミちゃんだ。
本栖湖まで全く言葉を交わさない。
カミちゃんは若いので、自分から話さないだろうし、気まずかったのだろう配られたペットボトルをずっと握り締めていた。

無事本栖湖に着くと富士山は美人の前では姿を消すというらしく、全くその影も見せなかった。
そばにCMポスターがあって、誰ともなくポスターをカメラに収めた。



小入院

2009-10-07 | 暮らし
小旅行とか小休止いうのはあるが、ちょっとの入院を小入院とは言わないか。
だんなが、再び10月末に2泊の入院をすることになった。
前の入院で見つかった腎臓の袋を取り除くとか。
ほっておいてもいいそうだが、取るのだそうだ。

二泊三日でいいのか・・わたしの視察は四泊五日だったなあと思い
「妻は旅行で四泊、亭主は入院で二泊か・・」と、無意味なことをつぶやいた。
だんなは入院承諾書にわたしの名前を書きながら
「続柄に妻って書こうとしたら毒と書きそうになった」という。
わたしが、家族の体調を害していたのか。

おまけに、同居でない人の証明もいるので、実家の父の名を借りることにした。
職業欄に思わず職業を記入しそうになった。
「屋根のペンキ塗り職人」注:時々落ちる。

毒も薬となるのだから、まあ諦めて過ごすしかありませんね旦那さん。
酒は百薬の長、飲みすぎれば体に毒よとなる。
妻を薬とするか毒と見るかは、体調にもよるだろう。
少しお酒を頂きましょうか、毒が毒を以って制すというところ。

それでは、ご自愛のほど。

富士周遊旅行 その2

2009-10-05 | 旅行
豹柄姉さんに呼ばれ、躊躇したものの、迫力に負けて、わたしも主人もおろおろと中に入った。
「呑み放題2時間にしてっ!ひとり2100円!」と、ホテルの人に談判していた。というより、有無を言わさない流れだ。

わたしたちは、ひたすら飲んで歌えばいいのである。
しかし、この歳で初めての人と酒を飲むのは、緊張がある。
心底楽しくなれるか分からない。酒に頼るしかない。
互いに、性格も素性も分からないのだから。

リーダー格のおっちゃんが、ひょうきんで盛り上げ方が尋常でない。爆笑だ。
「納豆売りの歌」などは、笑い転げた。完璧なスペイン語に聞こえる。
こんな唄があったのだと、旦那と感動。
もうひと組の尼御前から乗った夫婦は、奥さんが運動会で声を出しすぎてかすれたので歌えないと言いながらも歌いだした。
ハスキーで色っぽい。
宴会で丸め込まれたか、この乗りに吸い寄せられたか。
そのだんなさんが、古い田端義夫を歌いだし、マイクを浴衣に挟むと、すかさず奥さんが入り口の洋服掛けのところから、ハンガーを持ってきて、だんなさんに持たす。息もぴったりの夫婦だ。

飲み屋風の女性ふたりも、さすがに慣れているようでいい声だ。
豹柄の姉さんは、何かとこまめにウーロン茶割などを作っては持ってきてくれる。
どこかのスナックに来たようなサービス。
豹柄姉さんは、納豆売りのおっちゃんに「しげのりぃ。やるう」と、声をかける。
旦那だという。8才違うのだとのこと。
他の姉さんとは、5月の旅行で知り合って、今回は一緒に来たのだという。
「あの子らは4才下。」こちらが何も聞かないのに、次々と話してくれる。
「うちは、しげいち」とわたしが言うと、
「あはは・・しげいち、しげのり、しげのすけ」
と、それぞれを指差した。しげのすけと呼ばれたのは、尼御前夫婦の旦那さん。
ほんとは違う名前だが、語呂合わせにしげのすけと呼ばれる羽目に。

このあたりで、酒の力も加わり全員が意気投合してきた。
瞬く間に2時間は過ぎて、豹柄の姉さんの部屋で三次会となった。
わたしたちは、缶ビールやワインを持って、部屋へ訪ねた。
5人の部屋だ。

互いの名前を名乗りあった。
勝手にしげのすけと名づけられた人は、ほんとは「てつじ」で、奥さんがたみちゃん。
かおりちゃんとももちゃんは、「わたしら、ばついちや」とのこと。
子供もいるらしい。二人合わせて、ももいかおり・・とか、茶化していた。
豹柄の姉さんは、さっちゃんで、しげのりと夫婦。
一緒にいるちょい若い男性は、しげのりの会社の後輩で、かみちゃん。
とても、人の良さそうな大人しい人で独身。

心の中で、想像と違うことが可笑しかった。

もっと可笑しいのは、みんながわたしたち夫婦を不倫だと思っていたらしい。
「絶対不倫やわ、それにだんなさん酒呑まん人かと思ったら、しなっと午後にワンカップふたりで呑んで」
と、観察されていた。
考えたら、前の席というのは、無意識に観察しているものだ。
私自身、前と後ろにいろいろ想像を巡らせていたのだから。

本当の夫婦だというと、やたら受けた。
わたしが若く見られたか、旦那が怪しく見られたかのどちらかだ。
しかし、ふたりでつまらん冗談を言って笑っていたからかもしれない。
いい年して、夫婦でくすくす小声で笑っていたら、傍から見たら気持ち悪いかも。

かくして、三次会の時間も過ぎ、ここまでは普通の出来事。

この後、わたしたちは何回も旅行したが、かつてない体験をすることになった。
さっちゃんの提案で、綿密に打ち合わせ、各自部屋へ戻ったが可笑しくて眠れない。

次へ行く前に、復習。

登場人物
金沢5人の男女グループ。後部席とひとつまえの左側。
わたしたち加賀温泉夫婦。後部よりひとつ前の右側。
尼御前夫婦。中間の左側席。

続く


石川成年男子遠的、近的入賞

2009-10-01 | 弓道
新聞を広げると、飛び込んできた国体の弓道「成年男子遠的 3位入賞」の吉報。
(新聞社が名前を間違えていたのは残念だった。)
金沢で北信越の大会があって、見事国体出場権を獲得した、お馴染みの彼らの吉報が嬉しい。
翌日の近的の応援に、会社を休んで新潟まで行きたい気持ちだった。
またまた、6位入賞。

本人達は、もっと上を目指していて「残念・・次は優勝したい」とのコメント。
彼らなら優勝できる実力はあると思う。
しかしながら、他の県の選手も充分実力のある人が来ているのだから、すばらしいと拍手したい。

普段的中していても、大会で平常心で臨めないこともある。
その難しさを知っているからこそ、今回の活躍にひたすら拍手を送ります。
他に送るものもないので(やんや、やんや)
金一封は、県連からもらってください。