まこの時間

毎日の生活の中の小さな癒しと、笑いを求めて。

ハロウィン 選挙 大田楽

2021-10-31 | 暮らし
本日は、世の中はハロウィンと、選挙で盛り上がる。
今夜は選挙情報が気になり眠れない夜を過ごすかもしれない。
何かが変わればいいが、世の中はそう簡単に変わらないだろう。

山代温泉ではひそかに大田楽で、一部の人たちが盛り上がった。
この「大田楽」は、毎年真夏に行われる。
いつもならアスファルトが温かいところ、火が燃え幻想的な真夏の夜に繰り広げられる。

以下参考
「狂言師野村耕介(八世野村万蔵、1959-2004)が、学術研究者、音楽家、舞踊家と共に「田楽」を今日的に再生し創り上げた祝祭が「大田楽」です。
山代温泉では今年24回目の開催となります。 」
山代大田楽 令和2年(2020)|イベント情報|山代温泉観光協会 (yamashiro-spa.or.jp)
 
コロナ禍の為に、昨年も今年も中止になった。
ところが、この寒空のもと、山代中学1年生が大田楽で踊りを披露することになった。孫が出るので、娘家族と温かい恰好をして8時に古総湯前で待つ。

久々に大田楽を観るワクワク感。
服部神社の下で1回目の踊りを披露した後、古総湯で湯入れ式をするのだそうだ。娘は、中学生の親関係しかおらんのでは?と、言っていたが、予想外にたくさんの人だ。

久々の密である。古総湯の周りを取り囲む。







中学生はジャージだ。寒そうだ。
後ろで「かわいい・・」と、言ってくれている。
中一はまだ可愛いのだな。



暗いのでうまく撮影できない。
これを、読んでくださる方には、You Tube 2019年のダイジェスト版をご覧ください。

今回は、観客はもちろん、踊り手もマスクをしている。


実は10年ほど前に、松坂慶子さんが、服部神社の階段から舞を踊りながら下りてくるところをわくわくして観た。
そして、小さな子供達や大きな獅子、アクロバティックな動きなど盛りだくさんで、最後は演者と観客が入り乱れて踊った。
思わず涙が出そうなほど感動的だった。
その時は一人で観た。なぜか殿と行った覚えがない。

今回は、ミニ版だったが、場所を温泉旅館「葉渡莉」に移して、プロジェクションマッピングの光の中で幻想的に観えた。

移動中の生徒たち。後で孫は「オレたちも衣装着せてくれたらいいのに」と、言っていた。衣装をつけたら、それはそれは壮観で見ごたえがあるだろう。
しかし、そんなお金はないのである。
葉渡莉前の道路は、生徒と観客ですごい密になった。
掛け声の「はっ!はっ!はっ!」も、元気よくこのままマスクのいらない普通の世の中になったらいいのにと思った。







全てが終わっても、浴衣を着た観光客や観客は名残惜しく、プロジェクションマッピングが消えるまで遊んでいた。





洗濯日和

2021-10-30 | 暮らし
まぶしい光に起こされた。
まさしく登山日和。しかし、家事が優先順位を占めた。
このような日に大物を洗わない手はない。
シーツだ。
おまけに、3日間浸けてあった弓道場の矢拭きを洗わなくては。

矢拭きは、当番でもないのに、気が付くと誰かが持ち帰って洗っている。
今回は、わたしが気づいて持ち帰った。
まず砂を洗い落として、次に部分的に茶色になっているところをこすって、一晩風呂の残り湯で浸けておく。
翌日もまだある砂を流して、洗剤と少しの漂白剤に浸けておく。
傷むのでなるべく漂白剤は少なめに。仕上げは洗濯機。
そうすると、真っ白になるのだ。

さて、なんという青空。
久々に空を見た。サンルームに干せないので外に干す。
やはり、お日様に直接あたるのがいい。いい具合に風が吹く。



今日は、孫たちに昼ご飯を作ってあげる日。
その後、美容院。
夜は大田楽を観に行く。
今日も予定をつくってくれてありがとう。



コンタクトレンズを落とした?!

2021-10-29 | 暮らし
たいがい朝に余裕のない時に起こるコンタクトレンズ、ない・・ない・・。
そんな状態、あるある。(ややこしや)

普段排水溝に流れ止めのパットを置いて、一つずつ丁寧にはめるのだ。
ところが、寝不足の起き掛けの、弁当つくりしながら、行ったり来たりしていて、ぼんやり頭でいたりすると、このルーチンが壊れてしまう。

今朝、化粧を終えて鏡を見たら、おや?右目が見にくい。
あ!レンズが入っていない。
落ちたのだ。ハードは高いのだ。
しかし、ソフトレンズのあの目の中に指を突っ込む感の取り外しが嫌で、少し高いがハードにしている。
さて、徹底的に探さなくては、まず服についていないか?足元はどうか?
洗面台の中はどうか?
ない・・ない・・・無駄な出費となるなぁと思う。
仕方なく、左目も外して、コンタクトのケースに入れて、今日は眼鏡で出勤するか・・と、方針が決まった。

そして、ケースに入れる時に透かして見て気づいた。
まだケースに残っているではないか?
右目をはめずにいたのだ。
それを、嵌めたと勘違いして化粧したり、台所のタイマーに呼ばれてゆで卵の湯を捨てに行ったりしていたのだ。
片方だけ嵌めて、気づいたら見にくい!!と。

良かった。と、思った瞬間、友達や知人のレンズのトラブルを思い出した。
片方なくして、おまけに入れている目も見えにくいので眼科へ行ったという。
そして、診断されたのが「片方に2枚入っていますよ。こんな方は初めてです」と言われたらしい。
入れ忘れて、ない、ないと言っている私も同じかな。

また、ソフトコンタクトを落として諦めた知人。
数日後、洗面所の壁にぴったりと貼りついていたとのこと。
せっかく見つけたのに、自分が踏んでしまっていて、割れた人。
コンタクトのトラブルは、あるある・・なのだ。

それにつけても、あってよかった。
そそっかしいのは死ぬまで治りそうもない。
天国へ行って「あ!片目落としてきました!」と、神様に言うのだ。
天国へ行くのかな。
天国はお釈迦さまや神様が一緒にいるのだろうか。
西方浄土というところは静かで、つまらなそうだが。
死んだらコンタクトなどしていないので、何も見えませんね。
ごちゃごちゃ言ってないで、明日の為に早く寝ましょう。
また、朝に慌てて「ない、ない・・」と、ならないように。



クスノキ

2021-10-29 | 山歩き
昨日伐採した楠の木は、いい匂いがして、建物の中はその匂いで充満している。
楠の木は樟脳のもとになるそうだ。ショウノウといえば、タンスの中にあって、着物を取り出すと、古臭い匂いがショウノウだった。
しかし、木の匂いはいいものだ。
タンスの防虫剤の匂いとは少し違う気がする。

さて、樹齢を知るには年輪を数えるのだろうが、はっきり見えない。
中は空洞化している。何が起きたのだろう、この木の中で。
測ったら1mほどある。
まるで恐竜の口のようだ。



クルミを割ったような感じの断面である。老木がやっと立っていた感がする。


67cm。


結構上まで空洞化している。




先日、弟も杉の木を伐採したそうだ。
ひとりで伐採するというので心配したが、その後、成功したというのでほっとした。
彼は「木登り器」というので登って切っていた。
恐るべし行動力と体力。
YouTubeにアップしていた。
「杉の木伐採」




楠木伐採

2021-10-28 | 暮らし
山の文化館裏の木が建物に被ってきたので、伐採することになった。
クスノキで、樹齢80年くらいだろうか?
幹回りを測ったら185cmだった。


いよいよ梯子がかけられた。


いらない枝を切っていくのだが、瓦を割らないように、窓にぶつからないように、ロープを渡して、慎重に進めていく。






隣の木の枝と絡んでいるので、そちらの方にも登って切らなくてはならない。



午前中におおまかな枝は切り落とされた。
午後にいよいよ幹にチェーンソーが入り、ワイヤーが張り巡らされる。


引っ張るがびくともしない。


中が空洞になっているので、縦にひびが入ったらしい。


う~む・・もう少し切るか・・


反応有り。傾いてきた。
館のみんなは、その瞬間を見たくて固唾を飲んで見守る。



どぉ~んと地響きがした。
そして、みんなで拍手。
林業の人はかっこいいな。


中に空洞があって、スズメ蜂が巣を作ったことがある。


何はともあれ、安全に伐採できた。
良かった良かった。



ご結婚おめでとうございます

2021-10-26 | 暮らし
眞子様の記者会見。
なんと可愛らしい美しい声。
鈴が転がるような声とはこのことだと思えた。
さて、おとぎ話では王子様と結婚出来てめでたしめでたしというところだが、王子様とご結婚された雅子様も、皇后となられ、またまたご苦労もおありなように、眞子様もご結婚後からの人生にはいろいろなことがあるだろう。
幸せでありますよう誰もが願うことである。

ラブラブで「愛しています」という会見は、聞いているほうが恥ずかしくなるのは昭和生まれだ。
殿から「愛しています」と、言われた覚えはない。
「大好き」と言われたが・・。今となっては、「幸せ過ぎて怖い」と、冗談で言っていたことが、冗談ではなかったということを知ることとなった。
それが、年を積み重ねる悲しみと苦労なのかもしれない。
その中から、小さなしあわせを見つけていけるよう。

どうかうちの主人を助けてください。
お釈迦様はおっしゃいました。
「死人を出さない家を探したら助けてあげましょう。」
妻は街中探したが、どこの家も必ず死者を出していることを知ったというお話。死が二人を分かつまで、しあわせの思い出をありがとう。

どんな困難もふたりならしあわせだ。
やはり、めでたしめでたし・・。

雨飾山

2021-10-25 | 山歩き
『山女日記』第3弾が始まった。
昨日は「雨飾山」だった。
日本百名山の番組でお馴染みの萩原編集長や、山カフェのラジオ番組でお馴染みの俳優の石丸謙二郎と、登山家である女優の市毛良枝が夫婦役で、職場の山仲間のおじさんたちは大盛り上がり。
「昨日、山女日記観たか?」
それは、日本百名山がとりあげられて、深田久弥のロマンスをさらっと原作者の湊かなえが触れていた。
「道ならぬ恋」に関して、知っていながら山仲間たちはあえて誰もが口にしなかった。
深田久弥の事を書いている人たちも、そこのところはやんわりと「初恋の人と運命の出会い」とだけ書いている。
湊かなえだからこそ単刀直入に表現し役者に語らせることが出来るのだ。
小谷温泉での、深田久弥と志げ子夫人役の俳優が誰か分からなかった。
そのことが、かえってイメージを膨らませられる。
また、山に百名山の本を持っていき朗読するところは、完全に山カフェの石丸謙二郎だった。



それにしても、雨飾山はなかなかの山だと思う。
この山に登ってロケするのは、このふたりでなくては実現しないのではないかと思えた。
ガイド役の工藤夕貴はもちろん登山のベテラン。

ところで、深田久弥は「山の小説にはロマンスを持ち込まない」と、書いていたが、ただひとつ志げ子夫人と登ろうとした雨飾山については例外だった。

ちなみに「右の耳は僕の耳 左の耳ははしけやし君の耳」の、文章は日本百名山ではなく別の本だが、山の本はたくさん書いているので、どの本に載っていたのか忘れてしまった。

ドラマの中の市毛良枝が、夫婦で下山後ビールを飲むシーンで、モンベルのストライプのシャツを着ていたのを見て、あ、わたしと同じ!と、思ったが、ひとりで観ているので、心で叫んでいた。

今回は深田久弥を知る登山家たちはおおいにこの配役に沸いただろう。


秋晴れ 外仕事

2021-10-22 | 山歩き
先週は半袖の日もあったのに、今日は朝から寒かった。
それでも空は秋晴れ。
実家へギンナンを取りに行く。
と、家の横の木が伐採されて広々と。


すごい。シュロとかアジサイや、古い梅の木がなくなっていた。
藪になっていたのを、ビニルハウスにするらしい。
ギンナンは足の踏み場もないほど落ちている。
ビニル袋に入れて、種を出して洗う。


豆柿。熟したものは食べられる。
小さな渋柿という感じ。
へたを取って干すと、ミニュチュア干し柿みたいになる。


秋の草を刈る。



草刈り機に絡まったのが、生け花のようになった。
晴れた日は外遊びがいい。


大きなアマガエルを義妹とみつけた。
寒いのか固まっている。






期日前投票

2021-10-22 | 暮らし
今回ほど、総裁選にこんなに興味を持ったのは初めてだ。
それはコロナがあって、常に政治的な指導と不安があったからだろうか。
そして、今、衆院選。

安部さんの匂いのする新内閣。
それぞれの党首の考えがどうもピンとこない。
公約に18歳未満に10万円をばら撒きます!と、また言っている党がある。
どこからお金が出るのか?
日本の赤字は1166兆円という。
財政悪化を、誰がどう負担するのかと思う中、新聞を何回も読んでも良く分からない。
最高裁裁判官の考え方も載っていた。
夫婦別姓についての判断。裁判官女性が2名は妥当か?とかの質問について、意見は控える、という答えが多い。質問が悪いのだろうか?
分かり易い質問ではあるけれど、答えは分かりにくい。
裁判官としての信条などは、どの方も優等生な答えだし。
その人の人格など、新聞を読んだくらいで分かるはずがないと思うが。
その中で、×をつける理由など見当たらない。
これはいつもスルーする。ダメだ!!という人もいるのだろうか。

投票日が出勤なので、買い物のついでにアビオで期日前投票をしてきた。
それなりに考えて投票したが、果たして思いは届くだろうか。








今日、用のある人は・・・

2021-10-19 | 暮らし
もう何年も前のこと高校の同窓会で、1回生の方がスピーチをした。
「毎日が日曜日になると、今日、用のある人は教養のある人・・・・」と、言っておられて、つまらんダジャレと聞き流していた。
しかし、覚えているということは、聞き流さなかったということだ。
今、そういう年になって、日々やることがあるということはありがたいのだと思う。何年も時を経て納得した。
父の病院へも行かなくてよくなり、母の世話もしなくてよくなると、自分の時間が増えて、ぼや~っとしてしまうのではないかと危惧していたが。

芸能人なら聞かれるだろう。「オフの日は何をなさっていますか?」
小百合なので答えなくてはならない。

朝から畑の草刈りをした。小百合に草刈り機は似合わないが。
婆さまから弓道の審査が終わったら草刈りをしてほしいと頼まれていた。
別に何分とかからないので、いつでもするよと言ったが、
「草刈りをしたせいで中たらなくなったら困る」と言われた。
草を刈らなくても中りは来ないのだが、耳が遠いので、それ以上の会話は止めて草刈りも保留にしていた。
コスモスが木のように太くなっていた。
わたしの背丈より高い。コスモスジャングルだ。



畑周りの草やショウブも全部刈った。草刈り機の威力は大したものだ。
ものの20分で完了した。
その後、JAへ玉ねぎの肥料を買いに行く。
午後は、今週日曜に講演会があるのでリモートのテストをする。
職場の上長とやりとり。
zoomをつなげる時にIDとか入れずにアドレスをクリックするだけで良いようにしたのをテストした。
講演者は作家で女性史研究家の門玲子さん。
昨年、深田久弥のことを書いた『玉まつり』という本を出版された方である。

その後、18時から体育協会の常任理事会があるので、買い物と夕食の支度を早めにする。
ところが、会議の添付資料の新規の「定款」を読んでいないことに気づいた。審査のことばかりでうっちゃっていたのだ。
分からないところに印をつけて完了。

おや?オンというのは仕事で、オフが自分の時間となると、これはオンの一日。
もしや、これから先は会社へ行かなければ、全部オフの日となり、自分が予定を作ってオン、オフを切り替えることになるのだ。

毎日、ご飯を作り、掃除洗濯をしている主婦は、ずっとオンではないか。
女性が長生きするのは、今日、用のある人…毎日オンの人。

小百合は思った。
オフの日が欲しい!と、思える毎日に感謝。





富山といえば

2021-10-18 | 料理
富山と言えば「鱒ずし」「ブラックラーメン」「しろエビ」
美味しいものがたくさんある。
さて、富山の帰りに一緒に行ったTさんと小矢部SAに寄り、ソフトクリームを食べて、審査の反省会をして鱒の寿司を買った。
小矢部SAは殿が若い頃そこのレストランを立ち上げるためにしばらく出向していた。結婚前の事である。
SAの裏で大根を作ったこともあると言っていた。
それは上りなのか、下りなのか、今となっては分からない。
まったくもって適当に聞いていたのだ。
鱒ずしを買ったレシートがFsmilyMartだったので、今ではもう会社の手が離れたのだなと思った。
イクラの鱒ずしもあった。イクラがどのように入っているのだろうと興味津々だったが、普通の鱒ずしを買った。
「竹勘」というところの鱒ずしだった。



鱒ずしは翌日も美味しい。
翌朝、弁当に少し切り分けて持っていくことにした。
婆さんも久しぶりに食べて「美味しかった・・・」と、喜んでくれた。
県外へ出るのは、久しぶりなのでお土産も久しぶりだ。
これは開いていく途中経過も楽しい。
何だか的枠みたいだ。




切り分けま~す。
誕生日にはケーキよりこっちのほうがいいかな。
あ、若干ずれた。意図的にか・・・。






最後までワクワク感と久々の鱒ずしのおいしさで満足。
富山へ行った目的が、いつの間にか「鱒ずし購入」にすり替わった。
熱いお茶が欲しい・・・。
鱒ずしを殿は手放しで喜ぶだろうな。
どうせSAに並んでいる代物で、もっと老舗の美味しいのがあるなどと蘊蓄をたれたりはしない。
いや、元気なら一緒に審査を受けているだろう。
そして、帰りに言うだろう「イクラ入りも買え、買え」

またまた不合格

2021-10-17 | 弓道
昨日、富山での中央審査に、またまた不合格となった。
石川県勢の吉報は届いてこない。
今日受けた錬士の部も、道場仲間からのラインで全滅と聞いた。
残念だった。

今日は仕事だった。
県民文化の日で石川県民は無料なので入館者が多くそれなりに忙しかった。
少々疲れも残って今晩は弓を引くのをやめて休むことにした。
長い間、殆ど毎日少しずつだが引いていたが、結果が出ない自分に愕然とした。
少しずつ良くなってきていると思ったのは勘違いだった。
いや、そう思うことで稽古を続けることが出来たのだと思う。
しかし、相当手首に力が入ったのだろう。
2本しか引いていないのに、朝起きたら両の手頸が痺れていた。
日頃の稽古で、何本引いてもこうはならない。
緊張に負けるとは、なんとか弱いハートだ。

高校の時から弓道をして、ついに足抜けできなくなって現在まで至る。
まるで新興宗教のような、はたからみたら不要不急の、しなくてよいことの積み重ねで生きてきたような気がする。
芸術なら作品が残るが、弓は穴を空けて、また的張りをして、また穴を空けて。

稽古の積み重ねは裏切らないのか?
いや、稽古の積み重ねの上に年齢も積み重なっていき、そこが大きな落とし穴である。
年を取ると 努力は裏切らないが、努力し過ぎると身体を壊す。

しかし、ここで逃げたら今までの苦労は何だったのかと思う。
そう思ううちに人生の終わりが来るのかもしれない。
それでも、道場の仲間や石川県の仲間と一緒に目指しながら、向こうにある小さな光に向かう喜びもある。健気な歩みに生きがいを感じている。

今回、久々に富山の道場へ行った。能登の地震の時に講習会があった。
富山の道場も窓ガラスがガタガタ揺れた。
あの日以来行っていないので、懐かしかった。
感染防止の為に時間差で入場するため、外のテントで待っている間、富山の方たちと話をしながら、一緒に目指す弓仲間がまた増えていくことを実感した。
何回も顔を合わせてるうちに同士という気がしてくる。
しかし、過去にも経験したことだが、同士と思っていた仲間が合格し、次の段
階へ行ってしまうのだ。わたしの立ち番は最後の立であることがそれを証明している。

そこで、わたしの頭の中にセカオワの歌が聞こえてくる。
「サザンカ」である。
♪ 夢を追う君へ 思い出して つまづいたなら
  いつだって物語の主人公は笑われる方だ・・
  人を笑う方じゃないと 僕は思うんだよ・・・♪

♪ いつだって物語の主人公が立ち上がるたびに
  物語は続くんだ・・・♪

そう物語は続く。
しかし、今日はやっぱり弓を引かないぞ―――。
そして「山女物語」を、観よう。

  



サボテン整列

2021-10-10 | 
婆さんのサボテンが増えて外にたくさん出してある中で、新しく芽が出たのが可愛いいので分けてもらった。
窓辺に並べたら、たいそう喜んでくれたが、大きく育つのが怖い。
前からあるサボテンは、小さくて手の上にのせるくらいだったのに大きくなり鉢が倒れるので植え替えた。
しかし、また鉢を替えなくてはならないほどになった。
子供の成長と植物の成長は早い。
成長と老化はどちらが早いのか。考えたくない。



しかし、今日は10月10日というのに暑い。
窓から入る風が、まるで浜茶屋にいるような温風。
あ、、、、今日は結婚記念日だった。
結婚記念日って、二人そろっていての記念日だよね。
サボテン眺めていてもなあと思いつつ、今日も元気でいることを感謝しよう。
殿が言っていたことを思い出した。
「唯足るを知る」ないことを数えない。
植物も笑う気がする。
これらに口がないことがありがたい。
うるさいだろうなあ、しゃべったら。
たぶんサボテンたちは声を揃えて言うだろう。
「しゃべりやまないねぇ、女は・・」








鞍掛山

2021-10-07 | 山歩き
爽やかな朝で、起き掛けに思い立って鞍掛山へ。
娘達と市民登山へいくために、少しでも歩いてみないと心配になってきて、先日からザックは用意してあった。
しかし、暑い日が苦手で躊躇していたのだった。
今日はいいね。天気予報も朝のうちは20℃前後。
昼には27℃になるというが、休みの日は今日しかない。
駐車場に9時半に着いて登り始める。
久々なので、急坂をやめて「行者岩コース」を、ゆっくり歩くことにした。
駐車場には車が10台ほど停まっていたので安心だ。
ところが、誰もいる気配がない。
森の中は涼しいが、熊鈴を持ってこなかったことが気になった。
この木はなんだろう。この名前の人の所有なのだろうか。
同じ名前の同級生がいたな。字は違うが。


木漏れ日と秋の空気のシャワーをふんだんに浴びて。


行者岩コースは「頂上まで2200m」との表示。
中谷は急騰で「頂上まで1000m」


鞍掛山は変化にとんだコースがいくつもあってトレーニングには最適だ。
スポーツジムより向いているかもしれない。
ひとりで登れるところもいい。
少し勾配が出てきた。



ロープ登場、わくわくアスレチックっぽい。


行者岩の下には観音さま。ご挨拶「おひさ~~」お久しぶりです。
千手観音は、すべてに対して救済するというありがたい観音さまだ。
千の手を一斉に動かしたら忙しかろうなあ。
わたしは、二本の手ですら思うように動かない。
手の内がどうの、妻手がどうの。だれも救済できないどころか、自分自身も救えないという情けなさ。



観音様に手を合わせた後、行者岩の上に出る。


この辺りまで来ると、空が開けてくるので楽しい。

もうあと少し。ひとりで登ると殆ど休憩をとらないので、カメラを持ってくると丁度良いのである。ほんの少し足を止め、水筒のドリンクを飲む。
下りる人と二人すれ違い、若い人に追い越され、一人ではないことに安心。



ベンチがやたら増えていた。


避難小屋に到着。
カエル?!




10月末の市民登山にここ3年連続で娘達と登る。
今年も10月1日からの募集に、早速10月3日月曜にFAXを送った。
コースは一昨年の塔尾新道と鶴ケ滝のコースだ。
鶴ケ滝コースはひとりでは怖くて行けないので楽しみである。
(熊の出没が多いというので)
ひとりの道は遠く感じるけれど、みんなとならあっという間だ。


あと一息っていうとこがちょいつらい。小一時間でこんなんで、よくも白山に登れたものだ。自分の力ではないと思う。
この5倍以上を歩けたのは、気持ち的に友達に押され、引っ張られて登ったのかもしれない。





高い山も低い山も頂上はいいもんだ。
頂上では人が多く入れ替わり立ち替わり通り過ぎていく。


今回は急いで出かけたのでコーヒーを持たずに来た。
でも、アンパンを持ってきたので、麦茶とアンパンでおやつ。
さて、元気で下りよう。今度は西谷登山道。
急こう配なのでロープがいたるところに張られている。
下からてっぺん禿げのじいちゃんが登ってくる。
わたしは背が低いので、大概の人の頭を上からみることはない。

すれ違うとき道を譲って待っていると
「どこのおばちゃんかと思ったがい」
と、声をかけられた。てっぺん禿げのじいちゃんである。
ひとまわり年上の叔父だった。父の一番下の弟である。
そっくり返って笑うと落ちそうなので上品に対応した。
急坂で立ち話をして別れた。
「そんなら」と。
さようならば・・というのと同じ、方言に対し
「では、また」ごきげんようと、続けたい上品さはないが。



西谷に11時50分に到着。


車は倍に増えていた。
人はどこにいたのだろう。


家に帰ると市のスポーツ課から電話が入っていた。
掛け直したら、「残念ですが、先着15名に入らなかったので・・」と、断わりの電話だった。残念だったがバスの送迎があるので仕方がない。
まあ、個人で登れないことはないので。
しかし、10/1からの受付で1日は土曜で、2日は日曜なので、月曜がいいかなとFAXしたのが遅かったのだ。
加賀市民はみんなせっかちだなあ。

プレッシャーは成長の薬

2021-10-06 | 弓道
9月の審査前、いつになく緊張していて半端なかった。
その緊張のため、寝ても覚めても、気になってベットの横に教本と過去問を置いていた。
足踏みを改めて測り直し、手の内が今一つなので、先輩や他の先生に見てもらったり、弓道教本の4巻を読み直し、中途半端な考えを捨ててやり直したが、そう簡単に結果は出ない。
結果どころか合格は無理だろうと言われ、自分でビデオを観ても難しいなあと思うところが多い。
それでも、おや?これかな?と思える場面がたまに出来てくるので、その数少ない希望のみで審査を受ける。
しかし、審査を終えたら変に緊張感が取れてしまって、これまたどうなんかなと思った。緊張は続かないのだということも分かった。

プレッシャーは次の段階へ行くために欠かせないものだと思う。
学び直すと、勘違いやモノの見方が変わっていることに気づくのだ。

さて、TVでインカレ優勝を目指す女子大生の番組をやっていた。
日本大学女子弓道部だ。日本大学の射形は素晴らしいなと思う。
また、筑波大学の取り組みは、弓の動きを測るために弓にセンサーをつける。
日々の稽古量も大学生は桁違いに多いと思う。

的中率6割に落ちて、選手から外される場面があった。
「頑張ったのに・・」という場面もあった。
そうそう、頑張り過ぎたら変に力が入るんだよ。
稽古で20射20中しても、本番での緊張にほんの少し違って離れていく。

インカレで男子の優勝は立命館で、このことを殿が知ったら大喜びで、グーをして「おっし!!」と、言って、大学弓道部に寄付をするだろう。
長い間一緒にいると、ここでどんなセリフを言って、どのような行動にでるかが分かる。残念なのは、現実に見ることが出来ないということだ。

しかし、わたしの弓を見て、言うだろうなあ。
「相変わらず下手くそやなあ」と。