まこの時間

毎日の生活の中の小さな癒しと、笑いを求めて。

祖国とは国語 第2弾

2008-04-28 | 暮らし
藤原氏が、第2弾を出版したのではない。
わたしが、またテレビのニュースを見てショックを起こした。
朝のニュースで、みのもんた氏も、
「きずな」は、新聞ではひらがななんですか。と、反応していた。
「きずな」は、「絆」と書いてほしい。
ついでに、「しつけ」も、「躾」と、書いて欲しい。
躾などは、美しい字ではないか。身を美しく・・と。
この漢字がなくなることが、自然にその言葉すら無くなっていくようで怖い。
読み書きそろばんという基本が、崩れていけば、どうなるのだろう。
そういえば、この頃若い娘の注文書に「すいません」と、書いてある。
すいませんでは、すみませんだろーと。ちくちく思う。
もちろん、お客様なので静かに流しているが。

ついでに言うならば、漢字が廃れていくと、言葉遊びもできなくなる。
例の爺は「わしは、後期高齢者じゃない。高貴なお方の高貴高齢者や。」と、凄んでいた。そう言われて、とっさに「げっ」とか、「ぶっ」とか、言えなくなるのでは、会話が繋がらないではないか。
と言いつつ、げっと、ぶっでは会話にならないが。

スローフード

2008-04-23 | 料理
父の自慢の蕗畑で、大きい蕗を選りすぐって採る。




ファーストフードのようにすぐに出来るものではない。
とにかく、口に入るまでに手間がかかる。


筍も掘る。ぬかと鷹の爪で茹で上げる。
わらびを採るのも、楽しい。
にょきにょきと生えているのを採り、これはさっとゆがいた後に、灰をふってそのままにしておく。


蕗は、スジを取ると指先が真っ黒になる。
一度ゆでてからスジをとると指先が黒くならないのだが、大きい鍋を筍とわらびに占領されてしまったので、仕方なく先にスジを取る事にした。
こうやって収穫から灰汁だしまでして、ようやく調理にかかる。
この手間のかかることが、結構のんびり楽しいのだ。
日曜の午後はすっかり山菜に取り組んでしまった。

爺の替刃事件

2008-04-22 | 事件簿
日曜に、筍と蕗とわらびを採りに実家へ行った。
父は、いよいよ筍を掘るのがきつくなってきたようだ。
しかし、口は達者である。掘りあがるまでの指南がやかましい。

たくさんの収穫のあと、お茶をした。
またまた、失敗話が登場した。
このところ、訪問するたびに失敗話を披露する。
本人は昔話で、いよいよ時効がきたので語りだしたのか。

○皮膚病院はやぶ医者や。と、語りだした。
車を運転していると右側の皮膚がひりひりする。
太陽にかぶれるようになったのだと思い、皮膚病院へ行ったら、
「少し取って見てみましょう」とのこと。
顕微鏡を眺めながら「ばい菌がいますね」と、言われ、塗り薬をもらったが、一向によくならない。
母は、父が髭を剃るたびに顔が赤くなるので不審に思った。
かみそり負けかと思ったが、そうではない。
どうも髭剃り器の刃がひっかかるということが判明。
髭をそるたびに、顔中傷だらけなのだ。
では、あのばい菌は何だったのだ。もしや、体中ばい菌が・・。
父は「替え刃を早く買えばよかった・・・」ふぁっふぁっ・と、つまらん駄洒落を言って笑っていた。



祖国とは国語

2008-04-18 | 読書
ずっと前に「祖国とは国語」を読んだが、改めて読み始めた。
藤原正彦、数学者にして華麗なる文章家。
「国家の品格」を書いた人だ。
また、父は新田次郎(「八甲田山」など著)で、母は藤原てい(「流れる星は生きている」著)の次男様。
改めて読んだのは、テレビのニュースで最近漢字を書かずにひらがなが多くなったことで、すごくいらいらしてきたからだ。漢字の重要性を藤原氏は熱く語る。教養の源は、語彙を身につけることで、英語より、まずは日本語からと。
で、「国語は論理的思想を育てる。」と、言うことに同感だ。
小中学生までの読書は、情緒を養い、頼りない論理を補完し、人間のスケールが大きくなるとのこと。利害損得以外の部分がスケールとなるという。

極めつけは、「きょうだい」と、ニュースのテロップが出たときに、思わず
「なんで、ひらがなや!!」と激情するわたしに、主人が
「三人兄弟で、上ふたりが男で下が妹やから、兄弟では、女性蔑視になるんやろ」
なんと、ややこしい世の中になったものだ。

ひらがなで書かれると、かえって読みにくい。
気持ち悪い。すぐに判読できない。
だから、三人兄弟なら「兄弟妹」と、書いたらどうか。
四人姉妹なら「四姉妹」とか書くので、五人兄弟では「兄弟姉弟妹」と、書くと分かる?八人兄弟では、いらいらするかもね。これでは、かえって読みづらいか。

大学生の国語力が低下してきている。難しい漢字などは排除されていく。
新聞にも拉致、破綻、残骸を、「ら致」「破たん」「残がい」と、書かれるようになった。PCでは、かえって打ちにくい。読めても書けない漢字がたくさんあっていいのだと藤原氏はいう。
漢字には力がある。「危」と貼ってあれば、一字で理解できる。

しかし、どうだ。若い親がつける子供の名前の難しいこと。
読めない。これは、やはり漢字への憧れがあるのではないか。

後期高齢者医療制度

2008-04-16 | 暮らし
今世の中で大騒ぎのこの制度。
保険証が届いてきた時点で、我が家の年寄りは大騒ぎしていた。
今まで、息子の健康保険証に扶養で入っていたから、保険料を納めていなかった。今まで、取られていないものが取られるのは悔しい。
しかし、我が家のように同居の場合、年寄りはなんとか暮らしていける。
問題は年寄りだけの家だ。年金はうやむやで貰えないわ、引き落としはちゃんとするわで、この辺が、怒りを買うところでもある。

でも、もっと大きな問題は、医療が危機に陥っていることだ。
ご存知のように、この加賀市に産婦人科医がいない。
子供が生めない。公立病院に先生がいなくて、救急ではたらいまわし。
このところを何とかしなくてはならないことも考えなくてはならない。

今、年寄りが大騒ぎしているが、私たちがそこへ行く前に、もっといろいろあることだろう。その為に、正しい政治家を選び、正しい意味を理解できるようにしなくてはならない。

それにしても、いきなり引き落としでは、おれおれ詐欺より悪いではないか。

大堰宮園遊会

2008-04-13 | 暮らし


散歩コースである大堰宮で園遊会をしていた。
(Mちゃんに正式名称をならいました。)
真っ先に目に入ったのが竹とんぼ作り。



作ればただと聞いて、夫婦で作り方を習い持ち帰ることにした。
普通は受講料と材料費を取るのだろうが、楽しく丁寧に教えてもらえて無料。
但し、周りは子供ばかりだった。

わたしも、初挑戦でなんとか出来上がり、ためしに飛ばし、主人の様子を見ると手が血だらけ。
小刀の先で指先をついたという。げげげ・・危ないおやじだ。
彼の竹とんぼは確かにわたしのより薄く軽量のようだが、持ち手に血がついている。
子供達より危ないではないか。
おまけに、歩いてきたからビールを飲むと言う。
何故かポケットから千円を出してきて焼き鳥もゲット。
小刀は使えないわ、ビールは飲むわ。
琴の音を聞きながらござに腰を下ろそうとしたら、またまた主人が腰痛のため、
うぐぐ・・と、ビールと血のついた竹トンボを持って、奇妙な座り方をした。
動作が緩慢なのである。



置いて帰るわけにも行かず、時間をかけて立ち上がるのを待って、もと来た桜の道を昼までに帰る。
なんとも世話のやけることではあるが、一人ではやはりつまらないので、まあよしとしよう。




爺の自慢

2008-04-13 | 暮らし

実家へ行ったら、たくさんの花が咲いていて父は
「畑へあがると白山は見えるは、中央公園の桜は一望できるわ、天守閣にいる殿様みたいなもんや。」と、豪語する。
そんな父は何故かKCのマークの入ったジーンズのエプロンをしていた。
どこで手に入れたのか、とても殿様の様子ではないが、確かに花は咲いているし、高いところから、公園は見下ろせる。


ここで、桜を見て花見。白梅も満開。ぼけの花、菜の花、水仙と・・確かにすばらしい。


日本画遺作展

2008-04-13 | 暮らし
前の職場でお世話になった方の旦那さんが日本画を描いていた。
朝の3時から起きて描いて、そのまま会社へ行ったこともあるという。
熱中したら一生懸命の旦那様が、昨年3月に急逝。

個展を開きたかった旦那様の遺作展だった。
奥さんは「ようきてくれて、ありがとう」と、喜んでくださった。



全74点。大作もたくさんある。すばらしい桜の絵や鯉の絵が印象に残った。
鯉の絵はあまりにすばらしくて撮らせてもらったが、ガラスにこちらが映ってしまって、まるで水族館のようになってしまった。この絵は市役所に飾られるそうだ。




しかし、すばらしい作品だ。定年を迎え今からゆっくり描くことが出来たであろう矢先のことで、本当に残念であろうと思うが、残された作品は生き生きしていた。

つばめ

2008-04-11 | 暮らし
今年もつばめがやってきた。
毎年、うちの車庫に巣を作り、その時期は車庫の中に車を止められない。
糞害にみまわれるからだ。
つがいで、せっせと前の巣の補強をしたようで、ちょこんと顔を出している姿がかわいい。
「今年もようこそ」という気になる。子が孵るのが待ち遠しい。
我が家に、えさをやらなくてもよいペットが増えたきがする。
自立ペットだ。


同窓会準備

2008-04-07 | 暮らし
オリンピックの年は、中学の学年同窓会が行われる。
当時8クラスあり、その8組の役員にさせられた。
第1回の会合が、先週金曜にあり、クラス役員男女2名と学年役員事務局で、20名が集まるので、すでにここから同窓会並みの状態。
あの人だれ?と、おっさんになった男性がわからず、隣の友達に聞く。
その友達は、あの人誰?と、入室するたびに聞いてくる。
「お久しぶり!!」と、挨拶できる懐かしい顔もあれば、同じクラスにならなかった人は、全くわからない。たぶん、むこうも分からないだろう。
8年前に違うクラスの男性に「こんな人いたっけ?」と、言われ、邪魔くさいので
「3年の3学期に東京から転校してきた」と、言ったら本気にされた。
ようするに、どうでも良いのだ。
しかし、同じ小さな町にいながら、全く何十年も合わない人がいるとは。

加賀市弓道大会

2008-04-02 | 弓道
毎年加賀の武道館弓道場で、開設記念大会を催します。いつも約160名くらいが集まりますが、今年は30回目の記念大会ということで、県下の高校生にも声をかけました。
480名の申し込みがあり、そのため道場では足らなくて、体育館に仮設の弓道場を作りました。



協会員お手製です。建築士の先輩の設計と大工なみの実力者たち。
1ヶ月前から、毎日のようにみんなで道場に集まり、打合せや、調達係り、運営の相談で、みんな寝不足気味の毎日でした。
土曜の朝から夜の9時までかかっての設営。
うどんやカレーを500名分ふるまってくれた係りのおかあさんがたは、へとへとになったことと思います。
とにかく無事終了しましたが、数の多さにおもわぬトラブルがありました。
反省が一杯ですが、みなさん喜んでくださって良かったです。