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【人工国家・米中両国を歴史の記憶にするのは…】米中両国、互いに戦略的パートナーである事実は揺るがない⑫

2020-06-23 00:30:40 | 世界共通

前回からの続き)

 ということで、あれこれ綴っているうちに何だか表題からだんだんズレてきてしまったようです。もっとも、先述したように、アメリカ中国は国是(?)が「Money is power.」―――一握りのマネーリッチが資産と権力の大半を握り、大多数の非リッチの上に君臨する―――という点で同じといえます。よってそのパワー層が恐れるものも同じ、つまり、自身らの資産や権力(の一部)が大多数派の一般国民に奪われてしまう(再配分されてしまう)ことだといえるでしょう。その意味で米中両国には「アメリカ対中国」ではなく「リッチ対非リッチ」という対立の構図のほうがはるかに明瞭に存在するように思えます。であれば、リッチ層が恐れるのは自国の非リッチ層の決起、ということで、アメリカも中国も(より正確には既得権益層は)「law and order」「国家安全法」等で、その抑え込みに必死になっているといった感じでしょうか。

 そして、米中のリッチ層はじつは意外に(?)仲がいいように見受けられますね。何度も書いているように、アメリカは中国のマネー層にファイナンスしてもらっているし、中国もアメリカのドル・米国債にチャイナマネーの力を与えてもらっているわけですから、まあ当然でしょう。また、中国特権階級は米不動産を買いあさったり子息等を米大学に留学させたりすることで、アメリカの不動産業や大学ビジネスを大いに活気づかせるいっぽう、その代償として、イザとなれば、アメリカに移住させてもらうよ、という要求を暗にしているような気が。もちろんアメリカはそれWelcome、中国コミュニスト幹部の皆さん!でしょう、彼ら彼女らは巨額の私財とともにやってくるのだから。

 以上、上記のような米中・・・マネートップ層の持ちつ持たれつの関係が、他方で両国に共通する持つ者持たざる者との階層間の分断と対立をいっそう喚起し、やがて両国内では暴動やら内乱のような国家の存立を揺るがす深刻な事態が頻発することでしょう(って、すでにその兆候が続々出てきている?)。繰り返しになりますが両国は「Money is everything.」の人工国家。よって、この手の危機には非常に脆弱といえるでしょう。国民全体で団結しよう、とか助け合おう、なんて方向ではなく、われ先に&自分だけでも(そして武力行使してでも?)命とマネーを守ろう、となるからです。そんなこんなで米中両国は近い将来(勝手に・・・して)同種の人工国家だったソ連とかみたいに「そんな国があったね」と歴史の記憶になっていくのかもしれません(?)。

 本稿の最後に一言。こちらの記事等を含めて何度か書いているとおり、少なくともアメリカを今後、上記方向に不可逆的に(?)進ませる最大の原動力となっているのは、じつは「アベノミクス日本だったりする(?)ことを知っていてもよろしいかと。もちろん、そんな真の狙い(?)は口にするべきではなく、表向き(?)、アメリカ様を支えたい!という一心でアベノミクスやりました~!くらいでいいと思いますけどね・・・

(「米中両国、互いに戦略的パートナーである事実は揺るがない」おわり)

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