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【ガソリン代4年ぶりに150円超へ上昇!】ガソリン代高騰にどう対処すべきか真剣に考えよう①

2018-07-15 00:01:17 | 日本

 「はぁ~、こんなに高値になっているのに皆さんはよく『インフレ万歳!?』でいられるなぁ・・・」ここのところガソリンを給油するたび、いつもそんなことを思いますが・・・

 ガソリン価格が上昇しています。足元のレギュラー1リットル当たりの価格は150円あまりと年初来の最高付近、そしてほぼ4年ぶりの高値水準に達しています。ではその原因は?ですが、産油国の生産調整の継続、そしてアメリカとイランの対立に起因する中東情勢の不安定感の高まりがもたらした国際原油価格の上昇、といったあたりが一般的な見方。実際そのとおりなのでしょうが、さらに加えると、これらによってその先高観が強まり、投機マネーが市場に流入したためでもあるはずです。べつに原油の需給がいまの価格に見合うほどタイトになっているわけではありませんからね(?)。

 以下はここ4年間のガソリン価格(レギュラー実売価格/リットル)の推移をみたものです。これによると同価格は、こちらの記事に1リッター170円!と嘆いて見せたように、いまから4年前の2013年の夏あたりに直近の最高額をつけていたことが分かります。当時は原油価格が100ドル/バーレルを超えるハイレベルに達していたためにガソリンなどのエネルギー価格全般が高騰していました。ところが同年秋に、いわゆる「逆オイルショック」が起こって原油価格が急落、これを反映してガソリン価格も2015年にかけて大きく値下がりし、2016年初頭には100円少々と、直近のボトムをつけています。ですが・・・それ以降は、価格の低下に危機感を募らせたサウジアラビアやロシアなどの産油国が減産調整に動き、さらに上記中東情勢が・・・となって原油価格は一転して上昇し、これを受けてガソリン代もじりじりと上がって現在に至る、といった感じです。

 上記において見逃せないのは、それぞれの節目におけるマネーの動きでしょう。たとえば「逆オイルショック」がなぜ起こったのか、といえば当時・・・FRB(米の中銀)のQE(量的緩和策)の終了が近いとの観測から、原油を含む国際商品市場からQE由来の低利マネーが一斉に抜け出たため(?)。これによって金利先高観が高まれば、キャリートレードは手仕舞いにしなければならないし、金利を生まない商品投資は不利になるでしょうから原油は売り、となって価格が下落に向かった、ということなのでしょう(?)。実際にQEは同年10月末に終了し、原油価格はそこから2015年にかけて転がり落ちたわけです。

(続く)

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