めぐみさんの父横田滋さん死去。
めぐみさんの生死はともかく2002年の小泉総理訪朝の後、北朝鮮との交流が始まっていたら拉致問題」は解決していた。
それを不能にしたのは当時官房副長官だった安倍晋三と彼の背後で暗躍する「日本会議」なる右翼集団である。
この8年に及ぶ政権で安倍は拉致問題を解決から遠ざけ、税金と権力の私物化に励んだ歴代最悪・最低の首相である。
これを支えたのは自公とマスコミと財界。そしてそれを見抜こうとしない多数の国民だ。
明治以来朝鮮半島を蹂躙してきた日本に北朝鮮をあれこれ批判する資格はない。日本に残されている唯一の道は「謝罪」のみである。
スマホでの現場動画が動かぬ証拠となる時代である。
アメリカのミネソタでの警察官による黒人殺害現場はどんな言い訳もできない。
アメリカは世界中のあらゆる人種、民族を集めて成り立っている国なのにそれを認めようとしない一部の白人というかアングロサクソン人種。
ご都合主義もいいところ。アメリカ人が唯一誇りとする大統領ケネディ氏も元はと言えばイギリス人から下に見られていたアイルランドからの移民であり、トランプもそうだ。
英国由来のアングロサクソン系など今どれだけいるのか。
「タクシー運転手~約束は海を越えて~」(NHKBS)を見た。
2017年の韓国映画。1980年5月18日からの光州事件をソウルからタクシーでドイツ人記者を送ったタクシー運転手の視点から描いた作品。
タクシー代をもらうことだけを考えていた運転手が次第に当事者になっていく。
私は「光州事件」を描いたドラマや映画を何作か見ている。
一番最初は軍事独裁政権下の3人の若者のの生き方を描いた伝説のドラマ「砂時計」、そして後に後パク・チョンヒ大統領の後継として軍事独裁政権を率いたチョン・ドファンがいかに新軍部を掌握していったかを描いた「第5共和国」。
映画では「光州5・18」、そして今回の「約束は海を超えて」。
二つともタクシー運転手が主たる登場人物として出て来る。
「約束は海を越えて」では軍隊が投入される前にいわゆる「保安部」、日本でいう「公安警察」がデモをしたり抗議したりする彼等からすると不穏分子を取り締まる場面が目を引いた。韓国では長くこの「密告社会」が続いたのだ。北朝鮮=共産主義と戦うというのが大義名分として使われた。
ようやくそうした社会体制から民主主義社会に移行し始めたのは90年代。
そして今ムン・ジェイン政権が目指すのは北朝鮮との融和と政治の透明性である。
そして今日本はと言うと政治の不透明。国民に諮ることなく税金を仲間内で私物化。電通などという怪しい会社は元々公安を担う謀略組織からはじまっている。今腐臭はこのあたりから広がっている。
ブルーインパルス「感謝の飛行」って頼んでません。
このところ「不要不急のもの」として軍隊=自衛隊がようやく人々の視野に入って来た感がある。
信毎の投稿欄にも「温暖化による異常気象や地震から国民の命を守るのは軍事ではなく医療の充実だ。防衛費に膨大な予算をつぎ込むより医療の充実を図ることが適切な政策」という投稿や「核爆弾を何千発と保有し強大な軍事力を誇るアメリカもたった一種類のコロナウィルスによりベトナム戦争の戦死者を上回る死者が出た。軍事力の強化で人間の命は守れない現実を改めて見せつけている」という投稿も。
そんな中でブルーインパルスの飛行は安倍政権で防衛予算を増やして来た自衛隊の無意味な税金無駄遣いのパフョーマンスだった。河野防衛大臣は決定過程について説明を避けたという。河野は勝手に「税金の無駄遣いをするな!」辞任ものだ。
アメリカは本当にひどい国になっている。トランプは「香港に対する中国の政策を批判」しているが、香港の事は香港の人にまかせろ。それより「自分の頭のハエを追え」。