木洩れ日通信

政治・社会・文学等への自分の想いを綴る日記です。

階級制度と人間の自由

2024年05月18日 | Weblog
イギリスはいまだに「階級社会」真っ只中。
NHKサブカルチャーシリーズ。
イギリスは第2次世界大戦の戦勝国。いまだに階級社会を引きずっている。
その点日本はコテンパンに負けたので負け惜しみさえできず、連合国側の言い分を受け入れるしかなかった。国民は塗炭の苦しみを味わったわけだが、再生するにはこれでよかった。
私たちが戦後親しんだイギリスのサブカルチャー、ビートルズやデビットボーイは労働者階級の出身。新しい文化を生むのはこうした階級の人たち。
イギリスは王制の国だが、支持する人は年々減っている。いつの日かそれもなくなるだろう。第2王子の妃はアフリカ系の貴族でもなんでもない女優だった。
日本でも敗戦までは天皇は「神」だった。そんなわけないがそういうことになっていた。このままでは皇室は持たないと考えた識者達は当時の皇太子(平成天皇、現上皇)のお妃に美智子さんを選んだ。軽井沢のテニスコートで出会ったという演出を施した。私は小学校5年生だったが、この演出に見事にはまった一人だった。華族の流れの人ではなかったが、一流企業の社長の令嬢でこれ以上はないという何もかも揃った人だった。
昭和天皇はこの流れを理解したが、皇后はそうではなかった。いわゆる「美智子妃いじめ」は皇后主導で行われた。「姑の嫁いじめ」ですね。
普通の家庭でもそうだが、息子は母の「嫁いじめ」には無力なものである。現在では「嫁いじめ」は絶滅していると私は理解しているが。逆の姑苛めというか無視の方が多いのでは。
現在皇室制度は国民の総意ということになっているから、いつの日か総意は「皇室制度は廃止」ということになるかもしれない。自由を制限された制度は人間としてどうなのかということになっていくだろう。




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