木洩れ日通信

政治・社会・文学等への自分の想いを綴る日記です。

事件後の家族を支える制度が必要

2023年05月10日 | Weblog

銀座強盗事件。高級時計は海外に需要があるとか。
高齢者になった私には不思議である。なんでそんなに物や金を欲しがるのか。イエスは言っている。
「空を飛ぶ鳥をみよ。野のユリを見よ。撒かず刈らず、それでもさわやかにさえずり、美しく花を咲かせる」正確ではありませんが、このような意味のことを言っている。これは現代にも通じる哲学だ。

石川県珠洲市の地震。この地域は超高齢社会。片づけが大変。しかも2年連続で地震に襲われている。
民宿は廃業、七輪が産業。旅館に泊まるとお膳に必ずついているあれもここで作っているのか。
ゴミの処理も免許返納の高齢者にはままならない。どうすればいいのか。これからは集住して住むのがいいのか。その一方で「ポツンと一軒家」などと言う人気番組が、一軒家で暮らす家族を取材したりして、まだ幼い子供のいる家族の様子を紹介して、私もよく見る。ほっこりした気分になるけれど・・・。

NHKに「事件の涙」と言う番組がある。事件のその後、特に家族のその後をドキュメントする番組だ。
パリで女性を殺害しその遺体の一部を食べたという佐川一政の弟純氏。
裕福な家庭だったが、兄は虚弱。一方純氏は有名私大を卒業後、広告代理店に勤め、フィアンセもいたが、それも破談。会社は辞め、76歳の今は生活保護を受けて暮らしている。
兄はその時「心神喪失」の状態だったと判断され収監されることはなかった。兄は昨年亡くなったが、亡くなる前脳梗塞で倒れ、数年間介護をした。家族が事件を起こすと一家の生活は暗転するのだ。西村賢太氏もそうだった。専門家はこうした犯罪者家族の相談に乗り支える機関が必要と言っていた。日本には民間でそういうことをしている人はいるが、なかなか政府の機関としては確率していない。保護司などの制度はあるが、ボランティア精神で支えている場合が殆ど。
マスメディアはウクライナのことばかり特集するが、ウクライナのことはウクライナの人にまかせ、自国の問題解決を報道するべき。

コメント
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