ゴールデンウィークが終わったとたん風強く寒い。これからの日本の行く末を象徴するようだ。
昨日の「東京マガジン」は後見人制度の問題点を論じていた。悪徳後見人がいるようで、弁護士などの仮面をかぶっていて、資産のありそうな高齢者に近づき、巧みに不動産等の情報を聞き出し、結託して自分のところに手数料等が入るように仕組む。その時彼らが使う手口は「家族には秘密にするように」という。家族に知られると「それはおかしい」などと言われる恐れがある。実際そう指摘されるようなことをしているのだからそう言われても仕方ない。
普通は弁護士だの医師だのと言われるとつい信用してしまうが、悪徳医師とか悪徳弁護士はいくらでもいる。弁護士も医師も生活していかなければならない。ただ看板を掲げれば客や患者がくるわけではない。医師は腕が良くて対応が良ければ自然に患者は集まってくるが、弁護士は普段そうそう出入りするところではない。企業の顧問弁護士を務めたりするのだが、会社の利益になるようにするのだからつい法律に触れることをする場合もある。そういうことを要求するほうもするほうだが、「客商売の悲しさ」ではある。
私は資産はないのでその心配はない。
相変わらずの統一教会の手口。
まだ引っかかる人がいるようだ。(ミヤネ屋)。
合同結婚式に参加するのにお金がいる。70万円とか言っていた。相手を紹介するといって、信者でもない農村の貧しい男を紹介する。韓国の人はあまりひっかからないようだが、お人よしの日本人がひっかかる。どうしてこういういかがわしい詐欺にひっかかるのかと思うが、悩みを打ち明ける相手や場所がないのだろう。日本の問題点ではある。
「現代とイエス」という本を読んでいる。
イエスというと愛と犠牲の精神を説いたかのように思っていたが、決してそうではなく、イエスは律法を振り回すパリサイ人(ユダヤ教の司祭(ラビ)を批判したのだ。一種の社会運動家でもある。人々はイエスに共感し、彼の周りに多くの人が集まった。危機感を感じたユダヤ教の司祭たちは、そのころエルサレムを支配下に置いていたローマ帝国の総督にイエスを訴えたのである。