木洩れ日通信

政治・社会・文学等への自分の想いを綴る日記です。

独占企業はいらない

2021年03月21日 | Weblog

電力を一番使っているのは業務用。
反原発の闘士広瀬隆氏は政府と電力会社が一体となって宣伝する「原発維持」のウソのからくりをあばいてくれる実に痛快な存在です。
福島原発事故から10年。故郷と生活を奪われた人々は未だ浮遊しています。そういう実態が「原発事故」の結末なのに未だ原発を運転し核のゴミを増やし続ける電力会社ほど犯罪的な存在はありません。
しかもやむにやまれず原発停止を求めて裁判所に訴えても裁判官は「直ちに事故の危険はない」という木を見て森を見ない判決ばかり下します。この連中の在り方も実に問題。
広瀬氏によれば電力を一番使うのはいわゆる業務用。オフィスビルとか工場ですが、こういう所は突然停電したりすると各家庭などよりはるかに打撃が大きいですからいざという時のためにバックアップ体制が整っています。つまり自家発電設備ですね。
そして電力需要のピークは平日の昼間です。この時間帯に火力発電所からの送電を増やせば「電力が足りない。だから原発稼働だ」ということにはなりません。
私のような素人が「火力発電所」で思い浮かべるのは石炭火力ですが、今火力発電所の熱源は天然ガスです。天然ガスの二酸化炭素の排出は技術力のアップでどんどん少なくなっています。
再生可能エネルギーの開発もどんどん進んでいますし、エネルギーの地産地消をすれば遠くの発電所から送電網を使って電気を送る必要もない。やれることをどんどんやればいい。それを邪魔しているのは政府と大手電力会社です。
今まで地域独占で高い電力料金を取っていたのですからそれを他の企業に渡したくない。
大企業独占型は腐敗を生むだけです。東京電力のやる気のなさとモラルハザードは目を覆うばかりです。
東京電力という会社は解体し、現業社員と中間的統括社員だけいればいい。
関電もしかり九電もその他電力会社も。

コメント
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