木に春と書く椿はポトンと落ちてそろそろ終わりです。
歌にはよく登場する花。都はるみの「アンコ椿は恋の花」、チョー・ヨンピルの「釜山港へ帰れ」では椿咲く春なのにと歌います。
そしてオペラ「椿姫」。小説もオペラもちゃんとは知らないのですが、ヒロインのヴィオレッタはたしか高級娼婦。
何処の国にもあるんですね。お金持ちや権力を持った男達の慰み者になる女性。金のためですね。
現代は女性の職業はいろいろありますが、非正規雇用で賃金は男性より低く抑えられている。
だから借金や子育てのために夜の商売に入る人も多い。好きでやってるという人は多分いないはずです。
歌謡曲、特に演歌と言われるジャンルは夜の接客業で働く女性の心情を歌ったものが殆ど。
男のノー天気な思いこみで歌詞ができています。作詞家と言われる男達がこういう場に出入りして作る詞。
女の作詞家もいますが、男におもねた詞でないとディレクターと称する男達のOKが出ません。
シンガーソングライターの女性達はその必要はないのですが、中島みゆきの歌を聞いていると失恋や片思いの歌が多い。そんなに思いをかけるほどの男はこの世にそれほどいないと思うのですが・・・。
彼女自身がそうした思いをずっと引きずって来たのかと勘ぐってしまいます。
東京あたりは桜が満開だそうですが、春遅い信州は今は梅花、そろそろ杏、桜は4月に入ってからですね。
コロナにテポドン、中東ではまだ銃撃はやまず。世界中が穏やかに季節を迎えるのはいつになるのでしょうか。