木洩れ日通信

政治・社会・文学等への自分の想いを綴る日記です。

老いは85才が岐路

2020年02月01日 | Weblog

『老~い、どん!』という樋口恵子さんの著書の広告が新聞にあった。
樋口さんは現在87才。「ヨタヘロ期」を生きている。
調理がおっくうで、近くの駅まで歩くのに息切れ、街角にベンチがほしいとのコピー。
私は身近で母の老いの進行を見ていたのでこの通りだと思う。私の母は85才までは何処も痛いとかそういうことは言っていなかった。但し町へ出かける時には車で送っていった。帰りは駅から電話をかけてくるので迎えに行き帰宅していた。
ところが85才をすぎて冬雪かきをした後突然腰が痛いと言い出した。整形外科を受診したら「骨粗しょう症」が進んでいると言われ、痛み止めを注射してもらい、それからは整形外科通いが欠かせなくなった。
そしてその整形外科で転んで骨折し入院・手術。この後急激に気力を無くし、90歳目前で亡くなった。
人の世話にならず自立できるのは例外はあるだろうが、85才ぐらいまでではないだろうか。
その後は何らかの手助けが必要だ。
認知症まではいかなかったが、最後はずっと続けていた日記も書かなくなった。でも穏やかな最後で介護の苦労はほぼないといっていい。
余り一生懸命世話しようと張り切らない方がいい。世話する方がもたなくなる。

コメント
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