庵KM

技術屋OBの環境問題独り言

経済問題。交通問題。健康問題。そして、日本の国創り問題。快適社会問題。

いまだに核抑止力に依存している政治は令和に背く。

2019-11-25 | 核エネルギー・原子力問題

令和の時代となって、日本はこの元号の意味する国に成長していこう、との意思が明確にされた。

「令」は、命令、司令の言葉ではなく、「麗しい(うるわしい)」を意味して、「うるわしい心で平和を築いていこう」との意思である。

「平成」は激変する世界の時代において、平穏を追求し、国の平和を成り立たせる」との意向が強く、意識の転換を意味することはない。

だから、平成時代を通じて、「核武装に対する異議や、世界の平和思考への貢献や、努力をする意思表示はない。

その平穏無事の度が過ぎて、「恐怖の核武装均衡」が平和への前提条件にように決め込み、核兵器禁止への論議も思考努力もしなかった。

その結果は、国際条約違反の核武装に走る過激国家の動き、将来の平和を危うくする動きが、ますます強くなってきた。

それなのに、アメリカとロシアは、大型核兵器の矛盾である「強力過ぎて使えない」ことを、転換しようとしている。

それも、中型、小型の核兵器を開発して、中距離ミサイルでの拠点攻撃を可能にする精度を上げて「使える核兵器の開発」である。

これによって、新興国の独裁者の【跳ね返り的暴発を抑止】しようとの言い分だが、抑止できる理由は説明がつかない。

世界は、「使いやすい核兵器の軍拡競争」時代になるのに、核兵器が抑止力になるとの【旧時代の悪魔の言葉】を信じている平成ボケだ。