庵KM

技術屋OBの環境問題独り言

経済問題。交通問題。健康問題。そして、日本の国創り問題。快適社会問題。

世界を牽引する自動車企業のリーダーの品格劣化が。

2018-11-24 | 交通問題・自動車

日産自動車のゴーン会長は、ルノー、日産、三菱の3大自動車企業の会長を務めて、世界第二の実績を持つ自動車グループのリーダーだ。

しかし、在任中の役職報酬に上乗せして、退職後のも報酬を受け取る契約書をお手盛りで作成して、消費者にも企業社員にも、秘密にした。

このお手盛りの秘密報酬を違法として逮捕され、検察官の取り調べを受けているが、本人は全く違法との認識がなく無罪だと主張する。

この是非は、裁判で争う点だが、報告書に記載しないという手法は、明らかに違法性を認識しているから、隠していたのである。

世界最大の自動車企業グループの、「フォルクスワーゲン社」では、ディーゼル排気ガスの法規制を、巧妙な手法でごまかして、規制当局の検査をくぐり抜けていた。

当局者のテスト時には、排気ガスの浄化装置が作動するようにして、一般公道を走るときには、その浄化装置を停止してしまう仕組みだ。

これでは、排ガス規制の意義をないがしろにする装置であることは、誰にでもわかるのだが、【法規制違反ではない】との言い訳だ。

これには、世界中の政府、消費者から、大きな非難を浴びで、自動車企業トップが解雇される事態に発展して、膨大な罰金刑が課せられた。

この様な自動車企業リーダーは、法規違反でなければ、何をしても通用すると勘違いするほど、品格は地に落ちて劣化している。