東矢憲二の「気づきの経営」

経営コンサルタントとしての長年の経験を活かして、様々な気づきをご紹介します。
毎日読んでいただくと、心がホンワカ・・・

たこ壷人間

2008-06-15 | 経営の気づき
生体内の細胞は、普通は、ある時期までくると細胞分裂をやめて死に、全体としての細胞の量を調整しているそうです。しかし、ガン細胞は、勝手に増殖を続けます。ガン細胞は自己死がなく、生だけしかありません。

要するに、ガン細胞は、他の世界と情報交換をしないで、自分達の世界だけで生きている、「タコ壷社会」なのです。人間社会にもこういう人達がいますが、業界においてもこういう業界があります。あるいは、タコ壷型の企業もあります。完全に自分の世界内でしか、生きようとしません。情報社会といわれる現代においてさえです。


したがって、正しく経営を行うためには、多くの様々な業界、様々な企業と交流、情報交換することが必要です。

ビジネスマンとしての一個人においても、同様の考え方が必要です。仕事だけの世界では、交流の幅が狭くなります。旅・芸術・スポーツなど様々な世界に遊びを求めることによって、タコ壷から抜け出すことが出来ます。

タコ壷にいると、タコ壷に住んでいる感覚がなくなるから怖い。
常に自らを戒めましょう。