東矢憲二の「気づきの経営」

経営コンサルタントとしての長年の経験を活かして、様々な気づきをご紹介します。
毎日読んでいただくと、心がホンワカ・・・

失敗学の薦め

2008-06-26 | 経営の気づき
畑村洋太郎著書の「失敗学の薦め」(講談社)の中に、「ある場所で起こった失敗情報は別の場所にはなかなか伝わらない」と記載されています。

人は、自分の失敗は多くを語らないから、自然と失敗情報は狭い範囲でしか行動できないのです。したがって、この失敗情報を全社員が共有できれば、生きた社員教育が出来ます。


例えば、私の記憶に間違いなければ、マイクロソフト社だったと思うのですが、同社では、大きな失敗を犯さない社員は昇進しない仕組みになっています。失敗をしないと言うことは、大きな挑戦にトライしないということですから、失敗しないことがマイナスとして評価されます。

そう言えば、失敗が評価されるのであれば、失敗情報が全社に伝わりますから、失敗情報は行動範囲が狭いという弊害も除去されますよね。

・・・ということなので、私も、これからは大きな失敗を声を大にして語っていきます。
どうか、お楽しみに・・・笑