東矢憲二の「気づきの経営」

経営コンサルタントとしての長年の経験を活かして、様々な気づきをご紹介します。
毎日読んでいただくと、心がホンワカ・・・

気づき力

2011-07-29 | 人生の気づき
同じ事象を複数の人が同時に眺めても、感じることや考えることはそれぞれ異なる。特にその差が大きいのが、気づきだ。同じことに出合っても、気づきの有無の差があり、さらに、気づく内容が異なる。これは、その人の個性の差であるが、意識すれば「気づき」を磨くことができる。

私の場合、若い頃、極めて鈍感であったために、その反省から、気づき力を磨く意識を持つことにした。そうすると、徐々にその力が芽生えてきた。経営コンサルタントという職業柄、まさに「気づき力」は商売道具でもあり、これがなければ本物の仕事をやり遂げられない。

気づき力を磨くという意識をもつことの次に心掛けたことは、その気づきを記録することである。気づいただけでは成長は望めないため、何かに記録しなければならない。

記録することによって、もう一度、頭の回路を通るから、そのことが鮮明に、頭に刻まれる。全てを記憶するまでに至らないにしても、自分自身褒めたくなるような気付きは、記録することによって、絶対に体に残る。頭だけではなく、体にも刻まれるから、似たような出合いがあると、そのこと自体を思い出す。そして、さらに新しい気づきへと、脳の回路をフル回転させることになる。

(写真は、多くの気づきを頂いた入院中の風景)