花好き・旅好き80代の北国女性の日記(ブログ開設18年目)

趣味はガーデニングと家庭菜園、外国旅行だったが、新型コロナ禍と膝の不調、円安が重なり外国は見合わせている。

「2度目のオーストラリアの旅」(11)

2017年12月11日 | 海外旅行「オセアニア」オーストラリア
≪7日目は「エアーズロック」空港へ飛行後、「カタジュタ」ハイク≫
朝7時半にホテルを出て空港に向かった。「メルボルン」発9時半の国内線で内陸部の「アリス スプリングス」まで1時間20分で到着。そこは時差が-1時間35分なので時計を戻した。昼食は弁当だった。「アリススプリングス」発13時45分の飛行機に乗り継ぎ「エアーズロック」に14時35分に着く。気温は37℃、猛烈な暑さだ。

まず宿泊するホテル「エアーズロックリゾート」の「セイルズ イン ザ デザート」に着き、大きな荷物を置いてハイキングの準備をした。水を1本貰い、50km離れた「カタジュタ国立公園」へ向った。
15時35分、2.2kmのほぼ平坦な「風の谷」の道を出発し、往復約1時間のハイキングをした。バスにも水が積んであり、ペットボトルの水が減ると足してくれた。その時間は、「風の谷」の名前に反して風はほとんど無く、私達は15分置きに水を飲むように指示された。

35k㎡の大地に広がる「カタジュタ」もかっては「エアーズロック」の様な一枚岩だったそうだが、風雨にさらされている内に36個の岩に分かれてしまったのだそうだ。一番高い岩は546mもある。
ここもアボリジニーの「ビチャンチャチャラ族」の聖地で、天地創造の時代からの物語が伝えられていた。特に男性の聖地である東側地区には、アボリジニーの女性も入られないそうだ。
鉄分の多い砂岩が酸化して赤色になった「カタジュタ」の景色は独特だった。



            

その後、「エアーズロック」に戻り、「エアーズロック」(アボリジニーの言葉では「ウルル」)の夕日鑑賞場所に行った。
この岩山は、周囲9.4km、高さ348mある世界最大の一枚岩の山だ。しかも目にできる地上部分は全体の10%に過ぎないというのだから驚く。
この岩は、今から6億年以上前に海底に堆積した花崗岩質の砂岩層が、造山運動で隆起した後、浸食と風化で表面の固い部分が残ったものだと考えられているそうだ。何という地球の現実だろうか。

観賞場所は、既に多くの人達で賑わっていた。グループごとにテーブルが用意されていて、「スパークリングワイン」や「オレンジジュース」またチーズやキューリ、人参をスティック状に切った「スティックサラダ」「チーズ」「ポテトチップス」などが並んでいた。
そして張られたロープの内側から数百m先に見える「エアーズロック」が、日没と共に刻々と色を変えていく様子を鑑賞しながら写真を写した。凄い迫力と存在感を感じた。
バスに戻ったのは19時40分だった。


  (日没前に友人の持つワイングラス越しに写した)

  (日没後の姿)


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「2度目のオーストラリアの旅」(10)

2017年12月11日 | 海外旅行「オセアニア」オーストラリア
≪「グレートオッシャンロード」観光≫

旅の6日目は、「オーストラリア」大陸の東南端、「メルボルン」から235kmの距離を「グレートオーシャンロード」と名付けている海岸線に沿って、片道3時間半バスが走った。
この海岸は、かってオーストラリア大陸と南極大陸が一つの大陸だったのが、今から5000万年前頃、二つの大陸が徐々に離れ、オーストラリア大陸が北へ移動した時にできた時の裂け目を今に伝える海岸なのだ。
現在の位置に落ち着く迄移動したオーストラリア大陸は、徐々に乾燥が進んで砂漠化し、乾燥に強い「ユーカリ」などの樹木が茂る大地になったと言われている。
晴天だったので真っ青な海と空、陸側には「ユーカリ」の林が続いていた。



ある場所に真っ黒い「ユーカリ」の林があった。ガイドが「油分が30%と多いユーカリは、常に油の多い水蒸気を蒸散している。気温が高い時に葉が触れ合うと、発火して森林火災が起きる。しかしユーカリは根まで燃える事はなく、やがて根元から新芽が出て来て、若木が立ち並ぶのです。」と説明してくれた。「コアラ」は消化しにくいこの葉や茎を消化するために、1日13時間も眠っているのだそうだ。また子供は暫くの間、母親が腸で消化して作った独特の乳液を食用にするのだとか…。



目的の観光場所「12人の使徒奇岩」に行く途中の「ケネットリバー」で、野性の「コアラ」探しをした。
背が高い「ユーカリ」の並木が道の両側を埋めていた。
先ず綺麗な色の「インコ」を発見。探すと他の木枝にも止まっていた。新しいカメラはズームが効くので拡大して撮れた。
誰かが「コアラ」を見つけた。木のかなり高い場所の枝にしがみ付いていた。これも拡大して撮った。

  



                

最後にバスが止まった所は「12人の使徒奇岩」がある場所だった。
キリスト教で最初の信者12人が、キリストの使徒となって布教したという話に因み名付けられていた。
美しい海岸だったが、狭い遊歩道には観光客がぶつかり合うほど多くいて、写真撮影もままならなかった。





またバスで20分程走った場所に、美しい入り江「ロック・アード・ゴージ」があった。小高い駐車場から木製の階段を海岸まで78段降りると、静かな美しい入り江で多くの観光客がはしゃいでいた。
この沖合いで1878年6月1日ヨーロッパの移民船が座礁して沈没、若い2人だけが助かったそうだ。



帰路、内陸の道を通り「メルボルン」に帰ったが、途中で広大な牧草地で草を食みながらのびのびと飼育されている「オージービーフ」の牛を見た。

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