私は5月に「春の花作り講習会」に参加したが、実習を織り込んだ実践的な内容だったので月~金まで飽きずに講習を受けることができた。
今回また「秋の花作り講習会」が催されるというので、今週月から金までの1週間、受講することにした。
初日の今日は、講習に先立つ開講式で、この事業は厚生労働省のシニアワークプログラムに基づく技能講習会で、北海道シルバー人材センター連合会が主催し、私の町のシルバー人材センターが主管して行うものだという説明があった。
早速、フラワーマスターの女性講師から秋の花壇の世話について講習があり、その後、駅前の花壇で花の苗と球根の植え付け実習があった。
今日の苗は、パンジーとビオラ1000株だった。この苗は6月に種を蒔き、今、花を咲かせている苗だが、冬の間雪の下で根を伸ばし、春が来たら地上部が生育して夏の終わりまで花を楽しむ事ができる花だというのだ。それでもこの花は1年草なのだ。
パンジーは黄色、赤、白、紫の4色、ビオラは2色だ。球根は水仙、ムスカリ、チューリップの3種類で11色だ。これらの花は遠目に色合いが美しく見えるようにデザインされ、すでに配置されているという。
植物の配色は、緑色の葉が花の色を緩和するため、余り失敗する事が少ないのだという。
長靴に履き替え、エプロンをして現場の花壇に行ってみたら、本当に花の苗は全部、植え付ける場所に配置されていて、合わせて1000個の球根も苗の間に置かれていた。
私達はそこで植え方を説明された通り、植え付けが済んだ場所の土を踏まないように、後ずさりしながら植え付けていった。 球根は大きさ1個分の深さになるように植えるが、水仙は1.5~2倍の深さに植える。苗は植えた後の土が平になるように、結構深く穴を掘って植えた。
人数で割ると私一人で150個位の苗と球根を移植ベラで穴を掘って植えた事になる。大きな砂利が沢山混じっている土なので掘るのが大変だったが、1時間15分位、夢中になってやった。
最後に、完成した花壇をみんなで眺めて満足感を味わった。
疲れたが、来春、開花した状態の花壇を見に来たいと思った。