なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

総胆管に結石があった

2015年09月18日 | Weblog

 昨日紹介した外科医から、総胆管にも胆石があるよ、と言われた。先週80歳代半ばの男性が2回の心窩部痛発作で受診した。昨年12月に基幹病院消化器科で総胆管結石に対する内視鏡治療を受けた後に、ラパ胆を勧められたがことわっていた。腹部エコーと腹部造影CTで当然残っていた胆嚢結石が描出された。胆嚢炎の所見はなかった。胆道系の拡張はない。今回はラパ胆を受けるというので、上部消化管内視鏡検査と術前検査を行って、一昨日外科に回していた。

 外科医は紹介された日の午後にMRCPを入れていた。昨日その読影レポートが出てきて、総胆管に2個の結石があった。陥頓はしていない。総胆管は何ごともないようなまったくの正常径だった。胆嚢結石は小結石なので、2回の心窩部痛は胆嚢結石が総胆管内に落ち込んだための症状だったのかもしれない。明日外来に来るので、総胆管の内視鏡治療をした病院にまた送るよ、ラパ胆もあっちでやってもらおうかな、と言われた。すみませんでした。

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